中日(☆7対5★)DeNA =リーグ戦22回戦(2020.11.03)・ナゴヤドーム=
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DeNA
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中日
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勝利投手:福谷 浩司(8勝2敗0S)
(セーブ:祖父江 大輔(1勝0敗2S))
敗戦投手:大貫 晋一(10勝6敗0S)

本塁打
【中日】木下 拓哉(6号・6回裏ソロ)

  DAZN
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◆中日は同点の5回裏、京田の適時打などで3点を挙げ、勝ち越しに成功する。その後5-4となって迎えた8回には、木下拓と大島の適時打で2点を追加した。投げては、先発・福谷が7回途中3失点の好投で今季8勝目。敗れたDeNAは、打線が終盤に追い上げを見せるも及ばなかった。

◆中日根尾昂内野手(20)が今季2度目の1軍昇格を果たした。 今季は8月4日に昇格して、同11日広島戦でプロ入り初安打を放ったが、6試合15打数1安打、打率6分7厘で8月13日にファーム落ちしていた。今季2軍では71試合に出場し、打率2割3分8厘ながら5本塁打と長打力の向上を見せていた。根尾はスタメン出場を逃したが「ファームでやってきた通りがんばります」と抱負を語った。 根尾とともに、桂、清水も1軍昇格。今季2度目の昇格を決めた清水は「気負うことなく、自分の力を発揮すればチームのためになると思って頑張ります」と意気込んだ。今季初昇格の桂は「チャンスが来たらしっかりできるように頑張ります」と話した。

◆中日先発福谷はDeNA打線を3回を1安打無失点に抑えた。DeNA先発大貫も得点圏に走者を許したが、3回無失点と好投。 DeNAは4回に1点を先制。中日は同点の5回1死一、二塁から京田の三塁打などで3点を勝ち越し、6回にも1点を追加した。 終盤に1点差まで詰め寄られた中日は、継投で逃げ切って6連敗を止めた。福谷は8勝、祖父江は2セーブ。DeNA大貫は6敗。

◆DeNAは終盤の反撃も及ばずナゴヤドーム9連敗を喫した。8回に1点差に迫ったが、その裏に2点を奪われた。9回にも1点を返したが、届かず。 ラミレス監督は「数字はうそをつかない。いつもベストは尽くしているが...」と悔しそうな表情も、3安打1打点と気を吐いた伊藤裕を「すごくよかった。ボール球を我慢して打つべき球を打っていた」と評価した。

◆中日は木下拓哉捕手がが5号ソロを含む3安打2打点、リードでもリリーフ陣を支え、連敗を6で止めた。 これまでのお立ち台で、ゴミや4つ葉のクローバー、ドングリなどを拾ったことをネタにしてきたが、この日はアンパンマンのぬいぐるみ。「昨日、長女とゲームセンターのクレーンゲーム機で大きいのを取りました。パパはヒーローと言われました」。娘の笑顔がパワーになったという。チームは6年ぶりのDeNA戦勝ち越しを決め、ナゴヤドームでは同カード9連勝。Aクラス死守へ、4位DeNAとの差を1・5に広げた。

◆中日19年ドラフト1位の根尾昂内野手が8月12日以来、今季2度目の昇格を果たした。 1点リードの8回1死一塁で代打で出場。パットンに三ゴロに打ち取られたが、一走の大阪桐蔭の先輩・平田を二進させ、続く木下拓の中押し適時打をアシストした。「使ってもらったところで、しっかりプレーするだけです」。8月11日広島戦以来のプロ入り2安打目は次戦に持ち越された。

◆中日木下拓哉捕手が5号ソロを含む3安打2打点、リードでもリリーフ陣を支え、連敗を6で止めた。 これまでのお立ち台で、ゴミや4つ葉のクローバー、ドングリなどを拾ったことをネタにしてきたが、この日はアンパンマンのぬいぐるみ。「昨日、長女とゲームセンターのクレーンゲーム機で大きいのを取りました。パパはヒーローと言われました」。娘の笑顔がパワーになったという。 チームは6年ぶりのDeNA戦勝ち越しを決め、ナゴヤドームでは同カード9連勝。Aクラス死守へ、4位DeNAとの差を1・5に広げた。

◆中日・根尾昂内野手(20)が1軍に昇格。ベンチスタートとなった。  今季は8月4日に初昇格を果たし、同11日の広島戦(マツダ)でプロ初安打をマーク。同13日に2軍降格となったが、ウエスタン公式戦ではリーグで2番目に多い307打席に立って経験を積み、打率・238(282打数67安打)、5本塁打、33打点で終えた。  試合前ノックでは右翼、二塁で体を動かし、ベンチ前での円陣では声出しを担当し、大声を張り上げた。

◆中日は連敗を6で止め、6年ぶりにDeNA戦の勝ち越しを決めた。同点の五回に京田の2点三塁打などで3点。木下拓が六回にソロ、八回も適時打を放った。福谷が6回2/3を3失点で8勝目。14安打のDeNAは反撃が届かなかった。

◆DeNAは今季25度目の逆転負けで、なんとナゴヤドーム9連敗。3位・中日とのゲーム差が1・5に広がった。八回に3番手・福を攻め立て、中井、伊藤裕の2者連続三塁打で1点差まで迫ったが、1死三塁の同点機を生かせず、その裏にパットンが決定的な2失点。相手を上回る14安打を放ちながら敗れた。以下、ラミレス監督の一問一答  --ナゴヤドームで苦戦  「間違いなく、数字は嘘をつかない。いつもベストを尽くしてやっているが、かなり接戦になって、ものにできずにいる」  --伊藤裕が3安打  「すごくよかった。ボール球をしっかり我慢して、打つべき球をしっかり捉えられていた」  --1点差の八回1死三塁で代走・宮本を起用  「伊藤裕のままだったら打球が抜けてからスタートになるが、宮本に代えたことでギャンブルスタートにできる。だが、残念ながらそうはならなかった」  --先発の大貫は  「最初の3回は無難にこなしていたが、六回あたりから球数が増えて、ストライクゾーンに残り過ぎて捉えられてしまった」

◆中日・木下拓哉捕手(28)が「8番・捕手」で出場。本塁打を含む3安打2打点で勝利に貢献した。  「(ホームランは)完璧に打つことができました」  4-1の六回2死、真ん中に入ってきた142キロのツーシームを一閃。打球は左翼席上段に飛び込む、手応え十分の一発となった。5-4の八回2死二塁では、三遊間を破る適時打で貴重な援護点をつかみ、勝利へと突き進んだ。  チームは6連敗中。先週もすべての試合で先発マスクを任されただけに責任を感じていた。それでも家族と過ごす時間が大きなリフレッシュ。久々に名古屋で過ごすオフとなった前日2日はまな娘と、ナゴヤドームのすぐ隣にあるショッピングモールへ出かけた。バッティングゲームのほか、クレーンゲームに挑戦。アンパンマンのぬいぐるみをゲットし「(娘は)すごく喜んでいました。『パパがヒーロー』って妻に自慢していました」。翌日は本拠地で打の主役になった。  「週も変わりましたし切り替えてあと3試合、全部勝って、先週の連敗をなかったことにしましょう!!」  今季は正捕手級の活躍を見せる背番号35。8年ぶりのAクラスへ、最後のひと踏ん張りだ。

◆中日は0・5ゲーム差の4位・DeNAに勝利し、連敗を「6」でストップ。今季の対DeNAの勝ち越しを決めた。与田剛監督(54)の主な一問一答は下記の通り。  --1点差に迫られた八回は2死三塁で又吉を投入。よく抑えた  「福が2死目を取ってくれたことが非常に大きかった。そのあと又吉を代打が出るか確認しながらだったんですけど、本当によく抑えてくれたと思っています」  --又吉を起用した理由は  「いまの又吉の状態であれば、ああいう場面でも安心して抑えられると思っていましたし、福も疲労がかなりたまっているな、という感じは見受けられるので、1イニングを2人、あるいは3人、そういう継投も残り試合はしていこうと思っています」  --チーム一丸で連敗を止めに行く雰囲気が感じ取れた  「日々、プレッシャーのかかる場面でわれわれは戦っていますし、一つでも順位を上げたいという思いは変わらない。こういう経験の中でやれていることというのは必ず将来、生きてくると思うし、何とか結果を残させてあげないといけないと思っています」  --緊張感は感じる  「前回の阪神戦から、苦手としている投手たちがくる中での戦いが続いてきて、何とかしようという思いがある。時には強いプレッシャーになりすぎてしまったという感じもあるんですけど、それはみんなで何とか、経験を生かしていかないといけない、払拭していかないといけないので」  --根尾ら3選手が昇格  「勝つために彼らを戦力として呼んだことは一番。残り試合の中で、ファームの状態も含めて、桂なんかも徐々に調子も上がってきていましたし、そういうところを期待しての入れ替えです」  --監督としてもプレッシャーは感じている  「もちろんそれは一番、私が感じないといけないことだし、そのなかで戦略を日々、練ってコーチたちとも相談しながらやっていることですけどね。でも、これはシーズンを通して、いつが楽だということではないですけど、この6連敗というのは、ちょっとまた特別な意識があるところですね」

◆中日の福谷は9安打されながらも6回2/3を3失点でまとめ、自身6連勝となる8勝目を挙げた。直球を軸に、スライダーを織り交ぜて試合をつくり「よく打たれてしまったが、仕方ないと思って気持ちを切り替えた。勝ててよかった」と4位転落を免れる勝利に安堵の表情を浮かべた。  最近調子を落としていた救援陣は、失点しながらも粘って逆転を許さなかった。与田監督は「このところの終盤はボールカウントが先行し、ファウルが多かった。果敢に向かっていくことを残り試合もやってもらいたい」と力を込めた。

◆DeNAの伊藤裕が今季2度目の先発起用に燃えた。福谷から四回に今シーズン初安打となる右前打を打ち、七回は左前打。ともに課題の変化球を快打した。八回も福から左翼フェンス直撃の適時三塁打。自身2度目の1試合3安打に「とにかく後ろにつなぐことを心掛けた」と必死さを強調した。  長打力が売りの2年目。目標の定位置奪取はかなわず、同じ内野手はルーキー森が存在感を発揮している。存在感をアピールし、ラミレス監督は「とても良かった。ボール球を我慢し、打つべき球を打った」と成長を認めた。

◆大卒2年目のDeNA・伊藤裕季也内野手(24)が1軍に昇格し「7番・三塁」で即先発出場。4打数3安打で、自身2度目の猛打賞を記録した。  四回に右前へ今季初安打。続く打席で左前打を放ち、3-5の八回1死三塁では福の低めの変化球を巧みにすくい上げて左翼フェンス直撃の適時三塁打とし「とにかく後ろにつなぐことを心掛けた」と拳を握った。  立正大から昨季D2位で入団。来季は今年2位指名された中大・牧らと定位置を争うことになる。高卒新人の森(桐蔭学園高)もこの日1安打を放ち、内野陣の争いは激化しそうだ。  チームはナゴヤドーム9連敗。3位・中日とゲーム差は1・5に広がったが、大砲候補の成長にラミレス監督は「我慢して、打つべき球をしっかり捉えられていた」と目を細めた。(浜浦日向)

DAZN

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
65418 0.613
(-)
優勝
(-)
6510
(+2)
399
(+2)
130
(-)
79
(-)
0.255
(↓0.001)
3.340
(↑0.02)
2
(-)
阪神
56527 0.519
(↓0.004)
10
(↓0.5)
5480
(+1)
447
(+4)
106
(-)
79
(-)
0.248
(↓0.001)
3.440
(-)
3
(-)
中日
57545 0.514
(↑0.005)
10.5
(↑0.5)
4415
(+7)
478
(+5)
68
(+1)
32
(+1)
0.251
(↑0.001
3.880
(↓0.01)
4
(-)
DeNA
55556 0.500
(↓0.005)
12
(↓0.5)
4507
(+5)
462
(+7)
133
(-)
29
(-)
0.267
(↑0.001
3.810
(↓0.04)
5
(-)
広島
495412 0.476
(-)
14.5
(-)
5504
(+2)
516
(+2)
107
(+1)
61
(-)
0.261
(-)
4.140
(↑0.03)
6
(-)
ヤクルト
396510 0.375
(↑0.006)
25
(↑0.5)
6444
(+4)
558
(+1)
106
(+2)
68
(+1)
0.244
(-)
4.580
(↑0.03)