広島(2対2)巨人 =リーグ戦22回戦(2020.11.03)・MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島=
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巨人
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広島
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勝利投手:-
敗戦投手:-

本塁打
【広島】菊池 涼介(10号・9回裏2ラン)

  DAZN
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◆巨人は4回表に丸の適時二塁打で1点を先制すると、6回には陽の適時打でリードを広げる。一方の広島は2点を追う9回、2死一塁から菊池涼の2ランが飛び出し、土壇場で同点とした。試合はそのまま延長戦に突入するも決着はつかず、規定により引き分けに終わった。

◆腰の張りで離脱していた大竹寛投手(37)が、約1カ月ぶりに1軍に合流した。 9月27日に1軍選手登録を抹消され、10月28日にイースタン・リーグで実戦復帰。今季は勝ちパターンの一角として26試合に登板し、防御率1・64。2年連続優勝の立役者の1人だっただけに、日本シリーズに向けても明るい材料になった。 原監督は2軍での再調整を決めた際に「ちょっと張りがある。投げられる状態ではあるけど、時間を与える」とシーズン終盤での復帰を期待していた。

◆巨人坂本勇人内野手(31)が、第1打席で二ゴロ併殺打に倒れた。「3番遊撃」でスタメン出場。1回1死一塁、広島九里に対し、1ストライクからの2球目をとらえたが、打球は二塁正面だった。 2000安打へは残り4本。マツダスタジアムは17年8月13日の広島戦で阿部2軍監督が達成した球場で、1年目オフのグアム自主トレから弟子入りした師匠と同じ地での達成を目指す。

◆巨人坂本勇人内野手(31)が中前打を放ち、2000安打へ残り3本とした。4回1死、広島九里の直球を中前にはじき返した。 マツダスタジアムは17年8月13日の広島戦で阿部2軍監督が達成した球場で、1年目オフのグアム自主トレから弟子入りした師匠と同じ地での達成を目指す。

◆1日のヤクルト戦で左手甲に死球を受けて途中交代した陽岱鋼外野手が、先発戸郷翔征投手を援護する適時打を放った。 1点リードの6回2死一、三塁から左前に運び、貴重な2点目を奪った。 陽岱鋼は1軍復帰後初打点。今季は開幕から調子が上がらず、8月10日に登録抹消になり、1日に1軍復帰。この日は4回の守備から途中出場していた。

◆巨人坂本勇人内野手(31)が、4打数1安打で交代した。 第2打席の4回1死、広島九里の直球を中前にはじき返し、2000安打へ残り3本としたが、3打席目は空振り三振、4打席目は右飛に倒れ、8回の守備からベンチに退いた。 マツダスタジアムは17年8月13日の広島戦で阿部2軍監督が達成した球場で、1年目オフのグアム自主トレから弟子入りした師匠と同じ地での達成を目指す。

◆序盤は両先発による投手戦。広島九里は毎回走者を背負いながら無失点。戸郷は1回1死一、二塁を切り抜けるなど無失点。 巨人が4回1死一、二塁から丸の右翼線二塁打で先制。6回2死一、三塁から途中出場の陽が左前打で加点した。 広島が9回2死一塁から菊池涼の10号2ランで同点に追いついた。両先発ともに9回2失点。延長戦に突入した。 広島は10回、2番手フランスアが巨人打線を3人で抑えた。その裏、巨人も田口が広島を無得点。試合は引き分けに終わった。

◆広島菊池涼介内野手(30)が2点ビハインドの9回2死一塁から、起死回生の10号同点2ランを放った。チームメート森下が新人王を争う巨人戸郷の勝ち星を消す1発で5年連続2桁本塁打とした。 試合終了まであとアウト1つとなった9回2死一塁。菊池涼は8回まで無失点投球の戸郷の初球、144キロの外角球を捉えた。コースに逆らわない打撃で打ち上げた飛球は本拠地のファンの声援に押されるように、右翼席に飛び込んだ。「九里が本当に頑張って投げていた。何とか同点につながるホームランになってよかった。風にも助けられました」。9回2失点と好投した九里の黒星を消すとともに、森下の新人王獲得を後押しする1発となった。

◆広島が土壇場で追い付いて引き分けた。0-2の九回2死から菊池涼の2ランで同点とした。巨人は四回に丸の適時二塁打で1点を先制するなど優位に試合を進めたが、戸郷がプロ初完封まであと1死としながら痛恨の一発を浴びた。 巨人坂本勇人は1安打で2000安打達成まで残り3本とした。

◆巨人戸郷翔征投手のプロ初完封が、あと1人で消滅した。 2点リードの9回2死一塁からの139球目。144キロの外角直球を広島菊池涼介内野手に右翼席に運ばれた。プロ入り後最多の146球を投げたが、9回2失点。 9勝目を逃し、新人王を争ってきた広島森下暢仁投手との勝利差は2のまま縮まらなかった。

◆巨人坂本勇人内野手が通算2000安打へあと3本。 2000安打達成試合で猛打賞は15年和田(中日)まで過去7人いるが、7人の前日までの安打数は1999本3人、1998本3人、1997本1人。前日終了時の1997本から一気に3本打って決めたのは03年立浪(中日)だけ。立浪は7月4日巨人戦で2本打って1997本とし、同5日巨人戦で3本放って達成した。

◆広島九里亜蓮投手(29)が9回138球の熱投を見せた。2桁勝利に望みをつなぐ9勝目を手にすることはできなかったものの、自身初めてシーズン規定投球回を達成。開幕から先発ローテーションを守る右腕が、先発として新たなステージに上がろうとしている。 最後の138球目まで力を込めた。2点ビハインドのまま迎えた9回2死一塁で戸郷を143キロで空振り三振。劣勢の展開でも大崩れすることなく9回まで投げ抜いた。プロ初の2桁勝利をたぐり寄せる9勝目は手にすることができなかったものの、9回2失点の力投が9回裏の同点劇を呼んだ。 「結果的には粘り強く投げたように見えるんですけどね...。2アウトから失点だったり、(失点に絡む)四球があったりした。ゾーンの中で勝負する自分の投球スタイルができないところがあった」 試合後は反省の弁を並べた。本調子ではない中でも丁寧な投球を心がけた。序盤は毎回走者を出しながら粘り、4回は巨人の中軸3人で1点を先制されるも、後続は断った。6回も四球から連打で1失点。佐々岡監督が「苦しい投球になりながらも最少失点で抑えて、試合をつくってくれた」と振り返ったように、九里の粘りが打線に伝わった。 2点ビハインドの7回1死一塁でも代打が送られることなく打席に立った。首脳陣からの期待に応え、直後の8回は先頭坂本を右飛に打ち取り、プロ入り初の規定投球回をクリア。さらに続く巨人の中軸岡本、丸も抑え、9回まで投げきった。 昨季までは器用さとタフさが買われ、先発だけでなく中継ぎとしても起用された。先発にこだわり、投球だけでなく、不得意な打撃への意識も変わった。この日も巨人戸郷に対し、3回の打席は粘って8球を投げさせ、5回には止めたバットで弾んだゴロを全力疾走で内野安打とした。7回もきっちりと犠打で走者を進めた。 プロ初の2桁勝利に望みをつなぐ9勝目は手にできなかったものの、プロ初の規定投球回はクリアした。「自分の中ではシーズンに入る前からひとつのノルマとしてやってきた。越えられたのは良かったと思います」。先発陣に離脱者が相次ぐ中、開幕からローテーションを守り、積み重ねた数字に達成感はある。ただ、満足はしていない。「シーズンが終われば、その年は終わり。1年だけではだめなので、しっかりこれを続けていけるようにやっていきたい」。先発投手として新たなステージに上がるためにも、次回の最終登板で有終の美を飾りたい。【前原淳】

◆広島菊池涼介内野手が起死回生の1発で今季12度目の引き分けに持ち込んだ。 チームメート森下と新人王を争う巨人戸郷の前に、広島は8回まで得点機をつくりながら0行進が続いた。0-2のまま迎えた9回も、2死一塁。「九里が本当に頑張って投げていた」と打席に入った菊池涼は戸郷の初球144キロの外角球を力強く振り抜いた。打球は本拠地のファンの声援に押されるように、右翼席へ。「何とか同点につながるホームランになってよかった。風にも助けられました」。5年連続2桁本塁打となる同点2ランが、9回2失点と好投した先発九里の黒星を消すとともに、戸郷の9勝目も消した。 森下の新人王獲得を後押しする引き分けとなり、佐々岡監督も「(新人王を争う戸郷が)完封を狙ってきたが、みんなで阻止する気持ちが、ああいう形になった」と喜んだ。

◆新人王を目指す巨人戸郷翔征投手が9回2死一塁から同点2ランを浴び、プロ初完封を逃した。 8回を終えて127球。「ライバルは(広島)森下選手ですし、そこを倒すためには僕も身を削って投げないといけない」と続投を志願。すでに10勝を挙げる広島森下を強烈に意識したが、9勝目を逃した。プロ最多の146球を投げて9回2失点。「もう1回投げられると思うので、日本シリーズの先発切符をつかめたら」と言った。

◆巨人坂本勇人内野手が1安打を放ち、2000安打へ残り3本とした。4回1死、広島九里の直球を中前にはじき返し、大きな拍手を浴びた。「1本1本、1打席ずつ打ちたいという気持ちはずっと変わらない。あと1、2本出たら意識するんじゃないですか」。右打者では史上最年少の偉業に周囲の盛り上がりは高まる中、淡々と安打を重ねる。 三塁側ベンチから目に焼き付けたあの1本が忘れられない。17年8月13日の広島戦(マツダスタジアム)。9回1死、阿部(現2軍監督)が右前打を放った瞬間、敵味方関係なく、大歓声と大きな拍手が胸に響いた。花束を手に一塁ベースに向かって、ガッチリと握手。師匠と同じ地で達成する可能性が見えた。 広島の地で、メモリアル達成を報告したい恩人がいる。試合前練習中に倒れ、10年4月7日に亡くなった木村拓也さん。現役時代は二遊間を組み、グラウンドを離れれば食事にも誘ってくれた優しい先輩。10年からコーチと選手の関係に変わっても、「拓さん」と頼った。広島では残り2試合。師匠、恩人の思いも胸に打席に入る。【久保賢吾】

◆広島が土壇場で追い付いて引き分けた。0-2の九回2死から菊池涼の2ランで同点とした。巨人は四回に丸の適時二塁打で1点を先制するなど優位に試合を進めたが、戸郷がプロ初完封まであと1死としながら痛恨の一発を浴びた。

◆巨人は先発の戸郷翔征投手(20)がプロ初完封目前の2-0の九回2死一塁で、菊池に右越え同点2ランを浴びた。  通算2000安打にあと4としていた坂本は四回の第2打席に九里から中前打を放ち、偉業まであと3とした。

◆巨人の坂本が四回に中前打を放ち、通算2000安打へあと3本に迫った。1死無走者で外角低めの速球をたたきつけ、高いバウンドで二遊間を破った。  シーズン残り6試合だが、この広島3連戦での達成に期待が懸かる。「一本一本、一打席一打席、打ちたいという気持ちはずっと変わらない。あと1、2本出たら(大台を)少し意識するんじゃないですか」と話した。

◆広島の九里が9回を8安打2失点、9三振と好投した。四回に丸の適時二塁打、六回に陽岱鋼の左前適時打で先行を許し「ゾーンの中で勝負するのが自分の投球スタイルだけど、できていないところがあった」と反省したものの、粘りの投球で菊池涼の同点2ランを呼び込んだ。  プロ7年目で初めてシーズンの規定投球回をクリア。今季は先発ローテーションを全うし「シーズンに入る前から一つのノルマとやってきた。越えられたのは良かった」と相好を崩した。

◆油断はなかった。しかし、最後に痛恨の一打を許してしまった。戸郷が、139球目の外角直球を菊池涼に捉えられた。2-0の九回2死から右翼席へ同点2ラン。初完封が目前で幻となった。  「目標だった優勝もして、タイトルに向かって、もう一段階レベルアップしようと思って臨んだ試合。悔しさが一番です。一球の慎重さ(の重要性)を改めて痛感させられた」  初めて岸田とバッテリーを組み、八回まで無失点。既に127球を投げながら「僕が行かせてくれと。ライバルの森下選手を倒すためには、僕も身を削って投げないといけないので」と首脳陣へ続投を志願し、九回のマウンドに上がった。  宮崎・聖心ウルスラ学園高出身の2年目右腕は、10勝、防御率1・907と数字で先をいかれている明大出身のルーキー、広島・森下との新人王争いを強烈に意識していた。しかし、自己最長の9回、自己最多の146球の熱投は実らず。球団では1987年の桑田真澄以来となる高卒2年目までの2桁勝利も絶望的となった。  それでも日本シリーズでの先発枠入りへ、大きなアピールを果たした。試合後、戸郷の肩に腕を回して慰めた原監督は「ナイスピッチング。糧としてくれるでしょう。いろんな意味で戸郷らしい投球ができた」と高く評価。菅野、サンチェスに続く先発3番手にほぼ当確のランプを灯した。  1年目の昨季、シーズン終盤で1軍に加わった戸郷は、10月22日の第3戦(東京ドーム)で日本シリーズに初登板。同点の四回にマウンドに上がり、2/3回を3安打2四球4失点と踏ん張れず敗戦投手になった苦い思い出がある。雪辱の機会を逃すわけにはいかなかった。  次回登板は10日の阪神戦(甲子園)が予想され「全力で日本シリーズの先発の切符をつかめたら」と戸郷。リーグ2連覇を決めても、それぞれの戦いは終わっていない。(谷川直之)

DAZN

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
65418 0.613
(-)
優勝
(-)
6510
(+2)
399
(+2)
130
(-)
79
(-)
0.255
(↓0.001)
3.340
(↑0.02)
2
(-)
阪神
56527 0.519
(↓0.004)
10
(↓0.5)
5480
(+1)
447
(+4)
106
(-)
79
(-)
0.248
(↓0.001)
3.440
(-)
3
(-)
中日
57545 0.514
(↑0.005)
10.5
(↑0.5)
4415
(+7)
478
(+5)
68
(+1)
32
(+1)
0.251
(↑0.001)
3.880
(↓0.01)
4
(-)
DeNA
55556 0.500
(↓0.005)
12
(↓0.5)
4507
(+5)
462
(+7)
133
(-)
29
(-)
0.267
(↑0.001)
3.810
(↓0.04)
5
(-)
広島
495412 0.476
(-)
14.5
(-)
5504
(+2)
516
(+2)
107
(+1)
61
(-)
0.261
(-)
4.140
(↑0.03)
6
(-)
ヤクルト
396510 0.375
(↑0.006)
25
(↑0.5)
6444
(+4)
558
(+1)
106
(+2)
68
(+1)
0.244
(-)
4.580
(↑0.03)