巨人(☆2対0★)ヤクルト =リーグ戦22回戦(2020.11.01)・東京ドーム=
このエントリーをはてなブックマークに追加

 123456789
ヤクルト
0000000000320
巨人
00001001X2400
勝利投手:畠 世周(4勝4敗0S)
敗戦投手:スアレス(4勝4敗0S)
  DAZN
チケットぴあ 巨人戦チケット予約 ヤクルト戦チケット予約
◆巨人は0-0で迎えた5回裏、2死二塁から相手失策の間に1点を先制する。そのまま迎えた8回には、代打・中島の適時二塁打が飛び出し、貴重な追加点を挙げた。投げては、先発・畠が9回無失点の快投。プロ初完封で今季4勝目をマークした。敗れたヤクルトは、攻守に精彩を欠いた。

◆今季の開幕スタメン候補だった高卒3年目の巨人湯浅大内野手(20)が1軍に合流した。 キャンプ中から猛アピールを続け、開幕1軍入り。坂本勇人内野手が開幕直前に新型コロナウイルス陽性判定を受けて入院したことで、坂本が欠場した場合は遊撃手の開幕スタメン候補の1番手だった。 坂本が開幕からスタメンで出場したことで出番は限られ、湯浅は5試合で5打数無安打に終わり、6月25日に1軍登録を抹消。2軍での調整を続けていた。

◆ヤクルト上田剛史外野手(32)、藤井亮太内野手(32)、西田明央捕手(28)が1軍の出場選手に登録された。試合前練習から合流した。 上田は、9月16日のDeNA戦(神宮)9回2死から左邪飛をネットに激突しながら捕球し、右足を痛めて出場選手登録が抹消されていた。 藤井は、9月以来今季2度目の1軍となる。 西田は10月22日に抹消となっており、最短10日での再昇格となった。 投手陣では、大下佑馬投手(28)が登録された。今季2度目の1軍となる。 高卒ルーキーの長岡秀樹内野手、武岡龍世内野手と、古賀優大捕手の3人が抹消となった。

◆2000安打へ残り4本に迫る巨人坂本勇人内野手(31)が、ヤクルト戦のスタメンを外れた。 3番にはこの日昇格した陽岱鋼、遊撃手には吉川尚輝が入って、二塁は田中俊太がスタメンに名を連ねた。

◆1軍復帰したばかりの巨人陽岱鋼外野手が、5回2死三塁から、左手甲に死球を受けて負傷交代した。 今季は開幕から調子が上がらず、登録抹消になった8月10日時点で、30試合の出場で打率2割2分9厘、1本塁打、5打点と苦しんでいた。 ようやく再昇格のチャンスをつかみ「3番左翼」で先発。第1打席、第2打席は連続三振に倒れていた。

◆巨人坂本勇人内野手(31)が、四球で出塁した。8回無死、湯浅の代打で出場。フルカウントから外角の直球を見送って、一塁に歩き、代走に増田大が送られた。 2000安打へは残り4本で、偉業達成は3日の広島戦(マツダスタジアム)に持ち越された。

◆序盤は両チーム無得点。巨人先発の畠は3回まで2安打無失点。ヤクルトのスアレスは3回まで1安打無失点に抑えた。 巨人は5回2死二塁から敵失の間に1点を先制。先発畠は6回まで3安打無失点。ヤクルト・スアレスは5回1失点で降板した。 巨人は8回、代打の中島の適時二塁打で1点を加えた。畠はプロ初完封で4勝目。ヤクルトは打線が沈黙し、連敗を喫した。スアレスが4敗目。

◆セ2連覇の巨人が最下位ヤクルトと対戦し2-0で勝利。通算2000安打へ残り4本の巨人坂本勇人内野手は8回に代打で登場し四球。本塁打ランキングで単独トップの巨人岡本和真内野手は3打数無安打だった。

◆巨人岸田行倫捕手(24)が、爆笑のお立ち台を披露した。先発した畠のプロ初完封に貢献し、2日連続でお立ち台に呼ばれたが、ベンチではなく、右翼フェンス奥の扉からダッシュで登場。「2日連続、きちゃいました~」とあいさつし、拍手を浴びた。 完封目前の9回、マウンドに駆け寄った場面について「ノーアウトからフォアボールで出て、次のバッターを2ストライク追い込んで、低めのボール球を投げてほしかったんですけど、高めに浮いてきて、『おい、何してんねん、畠さん』と思ったんですけど、結果的に丸さんが好プレーしてくれて良かったです」と笑わせた。

◆巨人畠世周投手(26)が、プロ初完封で今季4勝目を挙げた。 150キロを超える直球を軸に、フォーク、スライダーを織り交ぜ、ヤクルト打線に的を絞らせず。5回以降は無安打でスコアボードにゼロを並べた。お立ち台では「うれしいで~す!最高で~す!」と第一声。岸田の爆笑のお立ち台は、そばで正座しながら見守った。

◆巨人は畠世周投手がプロ初完封を達成し、2年連続のリーグ優勝を決めて以降、2連勝とした。 畠の投球について、原辰徳監督は「非常に何と言うか、成長の跡というのは見られますね。何かを自分のものに1つ、2つ、3つと積み上げているように見えますね」と評した。岸田行倫捕手とのバッテリーで完封し「お互いが遠慮がなくね。素晴らしいバッテリーだと思いますね」。 日本シリーズに向けては「最大限チーム力を上げる。それといいコンディションをつくる。まだまだ先ですから。戦いそのものを、そこはあまり意識する必要はないと思います。徐々にというところで。それよりもチーム内の競争が激しいということでいいと思います」と締めくくった

◆巨人坂本勇人内野手がスタメンから外れ、代打で四球を選んだ。 8回無死、フルカウントから外角の直球を見送って、代走が送られた。2000安打へは残り4本で、偉業達成は3日の広島戦(マツダスタジアム)に持ち越された。原監督は「お互いの中で今日はスターティングメンバーは外れていこうと」と説明した。

◆身長186センチ、体重82キロ。スラッとしたモデル体形の巨人畠世周投手が、スポットライトを独占した。 「東京ガールズコレクション」ではなく、今季5度目となった東京ドームのステージ。9回113球3安打無失点。プロ4年目にして初の完封勝利を飾り、ショーを彩った。ヒーローインタビューでは「うれしいで~す! 最高で~す!」と声高らかに喜びを口にした。 スタイル抜群の26歳。別名は「首下モデル」。宮本投手チーフコーチによれば「中学時代にモデルにスカウトされたことがある」という逸話を持つ。9回でも150キロを計測する直球を軸に、さっそうと「0」の"ランウエー"。それでも、原監督は「もう焼きごてで忘れないようにしてほしい」と継続したパフォーマンスを期した。 "オーディション"を勝ち抜き、さらなる舞台の切符を手にする。日本シリーズの先発候補は菅野、サンチェスが当確。試合中、宮本コーチがテレビインタビューに答えた。2人に続く存在として戸郷、今村などの名前を挙げ「畠が何戦目に来るかというところ」と争いを期待した。畠は「これからの試合もしっかりアピールして、投げられるように頑張って行きます」。次回も首脳陣、ファンを魅了する「ポージング」を決める。【栗田尚樹】

◆ヤクルトの先発アルバート・スアレス投手(31)は5回を被安打2の1失点(自責0)と好投したが、4敗目を喫した。 3回1死から陽、岡本、4回は丸、田中俊、岸田と来日後初となる5者連続三振をマークするなど、4回まで無失点とした。 しかし5回2死二塁で、若林の打球を三塁手村上が悪送球し、適時失策で先制点を失った。 「すべての面において自分が思っているように投球ができた。嶋のリードもよく、バッテリーでの呼吸もしっかり合っていた」とコメントした。

◆ヤクルト先発スアレスが好投したが守備のミスが響き、7戦勝ちなしとなった。5回、三塁手村上の悪送球が適時失策となり、先制点を献上。記録に残らないミスもあった。 今季東京ドームでは7敗1分け。高津監督は「巨人との力の差は本当に感じる。エラーや四球で負けているんだろうなという感じがする」と話した。

◆巨人が5連敗後に2連勝した。五回に失策で1点を先制し、八回に代打中島の適時二塁打で加点。畠は3安打2四球で7三振を奪い、プロ初完封で4勝目を挙げた。ヤクルトは打線が5回1失点のスアレスを援護できず5連敗を喫した。

◆巨人・岸田行倫捕手(24)が「7番・捕手」でフル出場した。前日10月31日にプロ1号を放った3年目捕手は、好リードで畠の完封をアシスト。「一球一球受けるのに必死だった。こういう結果につながってよかったです」とほっとした表情で振り返った。  連日の活躍でこの日もお立ち台に呼ばれ、運動会でおなじみのBGM(『天国と地獄』)が流れる中、右翼方向から走って登場した。「2日連続で来ちゃいました!」。元気印として親しまれる人柄をいかんなく発揮し、最後は「日本一になるぞーっ!!」と叫んで締めくくった。

◆巨人の陽岱鋼が出場選手登録され即先発出場したが、五回の打席でスアレスの投球を左手付近に受け代走が送られた。  球団によると病院で検査を受けたという。原監督は「本人は『大丈夫だ』と言っているようなんですけど」と心配していた。(東京ドーム)

◆巨人・畠世周投手(26)が1日のヤクルト21回戦(東京ドーム)で自身初完封で4勝目を挙げた。東京ドームで今季初のお立ち台で満面の笑顔で声を張った。  「うれしいです。最高です!」  9回を3安打無失点、113球で投げ切った。制球に苦しむことなく最速151キロの直球を主体に強気に押した。五、八回には宮本投手チーフコーチから「(完封を)狙っていけ」と声をかけられてさらに奮起。「0点を目指して狙っていきました」とうなずいた。  お立ち台には今季初バッテリーを組んだ岸田も登場。リードの要求と異なる球になった場面を「何してんねん畠さんって思ったんですけど」とイジられる一コマも。2学年差の後輩に正座で頭を下げ、場内を和ませていた。  着々とステップを上がっている畠の姿に原監督は「今日は何も言うことはない」と満足げ。エース・菅野に次ぐ日本シリーズでの先発候補としても「もちろんそうですね」と期待を寄せた。  「しっかりアピールして(日本シリーズで)投げられるように頑張りたいです」。2012年以来の日本一へ、右腕の成長が頼もしい。(箭内桃子)

DAZN

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
65417 0.613
(↑0.003)
優勝
(-)
7508
(+2)
397
(-)
130
(-)
79
(+2)
0.256
(-)
3.360
(↑0.03)
2
(-)
阪神
56517 0.523
(↓0.005)
9.5
(↓1)
6479
(+5)
443
(+6)
106
(-)
79
(+2)
0.249
(↑0.001)
3.440
(↓0.01)
3
(-)
中日
56545 0.509
(↓0.005)
11
(↓1)
5408
(-)
473
(+3)
67
(-)
31
(-)
0.250
(↓0.001)
3.870
(↑0.02)
4
(-)
DeNA
55546 0.505
(↑0.005)
11.5
(-)
5502
(+6)
455
(+5)
133
(+3)
29
(-)
0.266
(-)
3.770
(↓0.01)
5
(-)
広島
495411 0.476
(↑0.005)
14.5
(-)
6502
(+3)
514
(-)
106
(-)
61
(-)
0.261
(↓0.001)
4.170
(↑0.03)
6
(-)
ヤクルト
386510 0.369
(↓0.004)
25.5
(↓1)
7440
(-)
557
(+2)
104
(-)
67
(-)
0.244
(↓0.001)
4.610
(↑0.03)