1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
広島 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 3 | 9 | 0 | 0 |
中日 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 7 | 1 | 0 |
勝利投手:森下 暢仁(10勝3敗0S) (セーブ:フランスア(2勝3敗18S)) 敗戦投手:柳 裕也(5勝7敗0S) |
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◆広島が5連勝。広島は2回表、大盛の適時打で先制する。そのまま迎えた7回には、坂倉の適時打に相手失策が絡んで2点を挙げ、リードを広げた。投げては、先発・森下が8回無失点の快投で今季10勝目。敗れた中日は、打線が無得点と振るわず、泥沼の6連敗を喫した。
◆広島森下暢仁投手(23)が5回1/3を投げ、今季の規定投球回(120回)に到達した。 球団では14年の大瀬良大地以来6年ぶり。初回に2死三塁のピンチを切り抜け、2回以降は危なげない投球で中日打線をねじ伏せた。防御率も5回終了時点で1・96と、同1位の中日大野雄(1・91)に迫る勢いをみせている。
◆広島は2回1死満塁で1番大盛が中日先発の柳から中前適時打して1点先制。先発の森下は3回まで5三振を奪い3安打無失点。 柳は5回、6回と得点圏に走者を背負うが要所を締める。森下は6回2死一、三塁も高橋を遊ゴロに抑え1-0で終盤に入った。 広島は7回、坂倉の適時打と敵失で2点を追加。森下は8回無失点で10勝目。広島は5連勝。中日は6連敗。柳が7敗目。
◆広島森下暢仁投手が10勝目。新人の2ケタ勝利は18年東(DeNA=11勝)以来。 広島では14年大瀬良(10勝)以来、球団9人目となった。防御率は1・91。このまま1点台をキープすれば、規定投球回到達の新人では12年野村(広島=1・98)以来、2リーグ制後8人目になる。99年上原(巨人)以来となる新人の最優秀防御率にも可能性を残した。
◆中日は6連敗で8年ぶりAクラスへ正念場を迎えた。 4位DeNAと3日から3連戦を迎える与田剛監督は「この6連敗は細かいミスが多い。(原因が)精神的なものなのか技術的によるものなのかを検証して...。特に何かを変えるというわけではなく、これまでやってきたように最後まで戦う」。
◆中日柳裕也投手が7回途中3失点で7敗目を喫した。明大の後輩、広島森下との2度目の投げ合い。「(森下)暢仁に投げ負けたくない一心で投げました」と悔しそうに振り返った。 11三振を奪うなど先輩の意地を見せたが、打線の援護もなく初対決からの連勝はならなかった。チームの連敗は今季最長を更新し「6」に。8年ぶりAクラスに、最後の試練が訪れた。
◆新人王いただきます! 広島森下暢仁投手(23)が8回7安打無失点で、悲願の10勝目を挙げた。5回1/3を投げた時点で、規定投球回(120回)に到達。文句なしの投球内容でタイトルに"当確ランプ"をともした。森下が、誰よりも「共闘」を楽しみにしている男がいる。ドラフトで1位指名されたトヨタ自動車・栗林良吏投手(24=名城大)だ。栗林は1学年上で、森下が明大2年時にともに大学日本代表に選ばれ、チームメートだった。森下は先発、栗林は救援で、日米大学野球、台北ユニバーシアードで力を合わせて戦った。 大会中の宿泊先では、森下が栗林、辰己(楽天)、宮本(ヤクルト)の部屋に"居候"するなど、寝食を共にして打ち解け合えたという。当時の森下について栗林は「自分は無名というか、地方から参加したのに、近づいてきてくれるのはありがたかった」と感謝する。栗林が広島に1位指名された際には、森下が「おめでとうございます。また一緒にやれますね」とLINEを送った。3年間の時を経て、プロで再びタッグを組む。ドラフト1位コンビの「共闘」が楽しみだ。【広島担当 古財稜明】
◆広島森下暢仁投手(23)が8回7安打無失点の快投で、悲願の10勝目を手にした。 5回1/3を投げた時点で、規定投球回(120回)に到達。巨人戸郷と争ってきたタイトル獲得へ"当確ランプ"をともした。防御率はリーグ1位の中日大野雄に0・002差に肉薄する2位の1・907。球団では史上初、99年上原(巨人)以来の新人で最優秀防御率の獲得も見えた。チームは中日相手に同一カード3連勝。引き分けを挟んで今季初の5連勝を飾った。-悲願の10勝目。今の気持ちは 森下 本当に勝ててよかったです。 -2桁は目標の1つだった 森下 しっかりシーズンを通して投げきることができていますし、本当にうれしいです。 -初回は1死から連打を浴びてピンチを招いた。立ち上がりを振り返って 森下 あそこで相手がミス(中日阿部の走塁ミス)してくれたので最後の1人をしっかり抑えるという意識を持って入りました。 -1点差の攻防が続く中、6回2死一、三塁のピンチを見事に抑えた 森下 1点差だったので勝ちたいという気持ちでしっかり投げました。 -7回に坂倉の適時打などで2点の援護点が入った 森下 点取ってくれたので自分もしっかりゼロで抑えるという気持ちと、ありがとうございますという気持ちでマウンドに上がりました。 -明大の3学年先輩だった中日柳と2度目の対戦。投手戦を繰り広げた 森下 しっかりいい投げ合いができたと思いますし、またこれからも対戦すると思うので、これから頑張りたいと思います。 -球団新人では14年大瀬良以来、6年ぶりに規定投球回に到達した 森下 規定投球回もあと何回で行くのはわかっていたので、今日はしっかりとそこまでは絶対投げるという気持ちと、しっかりゲームを作るという気持ちでマウンドに上がりました。 -2桁勝利で、新人王もぐっと近づいた 森下 2桁勝ててうれしいです。 -防御率1点台。最優秀防御率のタイトル獲得も見えてきた 森下 ここまで来たら取りたいなという気持ちもあるんですけど、自分が任されたところでしっかりと投げたいと思います。 ◆新人王の決定方法 全国の新聞、通信、放送各社に所属し、5年以上プロ野球を担当している記者の投票によりセ、パ両リーグで1人ずつ選出。最優秀選手(MVP)やベストナインも同じ方法で選出される。
◆新人王いただきます! 広島森下暢仁投手(23)が8回7安打無失点で、悲願の10勝目を挙げた。5回1/3を投げた時点で、規定投球回(120回)に到達。文句なしの投球内容でタイトルに"当確ランプ"をともした。球団新人では14年大瀬良以来の2桁勝利に「しっかりシーズンを通して投げきることができていますし、本当にうれしいです」と喜んだ。 落ち着いて2度のピンチを切り抜けた。初回2死三塁は、A・マルティネスを低めのカットボールで空振り三振。1点リードの6回2死一、三塁は高橋を150キロ直球で遊ゴロ。快投で、チームを今季初の5連勝に導いた。佐々岡監督は「言うことない。素晴らしい」と絶賛。「これで新人王は"確定"。森下以外を投票する記者はいないでしょう」とえびす顔だ。 学生時代に背中を追い続けた先輩に、2度目の対戦で初めて投げ勝った。中日柳は明大の3学年先輩で、1年間は同部屋で過ごした。森下の武器の1つで縦に鋭く曲がるカーブは柳から投げ方を教わり、アレンジしたものだ。4年時には、柳と同じエースで主将の立場に。「そんなに考えすぎず、普通にやればいいんじゃない」と柳に励まされ、悩みが消えたこともあった。この日は投手戦を繰り広げ、森下に軍配。「しっかりいい投げ合いができたと思いますし、またこれからも対戦すると思うので」。2人の熱い戦いは続く。 新人王にとどまらない。防御率はリーグ1位の中日大野雄に0・002差に肉薄する2位の1・907。球団では史上初、99年上原(巨人)以来の新人で最優秀防御率の獲得も見えた。次回の登板は未定ながら、右腕は「ここまで来たら取りたいなという気持ちもある。自分が任されたところでしっかりと投げたい」。黄金ルーキーが快挙に挑む。【古財稜明】 ◆新人王の決定方法 全国の新聞、通信、放送各社に所属し、5年以上プロ野球を担当している記者の投票によりセ、パ両リーグで1人ずつ選出。最優秀選手(MVP)やベストナインも同じ方法で選出される。 ▽広島坂倉(森下をリードし、7回には援護の適時打)「持っている球種の中で偏らずに、緩急をうまく使えたと思います。森下さんが頑張っているので、援護点になってよかった」 ▽中日与田監督「球種であったり、コースであったり対策はとって臨んだのですが、うまく裏をかかれた。もともと投げているボールはいい。低めにもコントロールされていた」 ▽中日村上打撃コーチ(森下を攻略できなかったことに)「立ち上がりを崩しきれなかった。チャンスを作ったが、あと1本が打てなかった。皆で何とかしていかないと」 ▽中日阿部(森下から2安打)「いい投手なので、積極的にいった結果がヒットになりました」
◆広島大盛穂外野手が決勝打で、先発森下の2桁勝利をアシストした。両軍無得点の2回、1死満塁のチャンスで「投げミスをしっかりたたけた」と中日柳の甘く入った変化球を中前へはね返し、貴重な先制点をたたき出した。 これが決勝点となり、大盛は「(森下が)10勝をかけた大事な試合だったので、なんとかかえすつもりだった」と振り返った。
◆中日は広島・森下を攻略できず今季ワーストの6連敗。10度目の零封負けを喫した。与田剛監督(54)の主な一問一答は下記の通り。 --森下を打ち崩せなかった 「対策は取って臨んだんですけど、うまく裏をかかれたり、もともといいボールは投げるんですけど、低めにもコントロールされていた」 --柳の投球は 「いいピッチングをしましたよ。先に点を取られましたけど、それ以降もよく頑張ったし、その後も点は取られましたけど、いかせたのは僕の判断」 --次のカードにつながる試合になったのでは 「負けると雰囲気が悪いと必ず言われますけど、ビシエドも加藤も福田もけがをしたり、そういう中で京田がビシエドのテーマソング(登場曲)を使っていたり、負けていてもチームの中はまとまっていると思う。今はうまくいかなくても、次の試合で何とかしようとするのが僕らの仕事」 --DeNA戦は順位の面でもプレッシャーのかかる試合になる 「特に何かを急に変えるということよりも、これまでやってきたことを最後までやって戦っていく。今できることをしっかりとやっていくというのが、われわれの考えでもある。この6連敗は細かいミスが非常に多いので、そういったところが精神的なところからきているのか、技術的なところが足りないのか、しっかりと検証していって、次の試合に向けていきたいと思います」
◆広島の新人森下が8回無失点の好投で10勝目を挙げた。チームは1分けを挟み今季初の5連勝。打線は二回に大盛の適時打で先制。七回に坂倉の適時打などで2点を加えた。中日は一回の拙攻で流れをつかめず、今季初の6連敗。
◆広島の大盛が二回に先制打を放った。四球と連打でつくった1死満塁から、柳の変化球を中前へはじき返した。ルーキー森下の2桁勝利を後押しし「10勝を懸けた大事な試合。何とか(走者を)かえすつもりだった」と大粒の汗を拭った。 育成出身で昨オフに支配下契約を勝ち取り、今季はプロ本塁打もマークするなど飛躍した。この日は他の打席で3三振を喫し、「(ボール球を)見逃すとか、意地でもファウルにする技術を高めていきたい」と課題を挙げた。(ナゴヤドーム)
◆広島が今季初の5連勝を森下-フランスアの零封リレーで飾った。佐々岡真司監督(53)の主な一問一答は以下の通り。 --D1位・森下(明大)が8回無失点で今季10勝目を挙げた 「言うことない。素晴らしい。プレッシャーがかかった中、1-0で相当にきつい投球。何も言うことない。素晴らしいピッチングです」 --完封も狙えた 「前回(登板のDeNA戦、横浜)130何(135)球投げてこういう展開で踏ん張ったので無理をしてもね。前回完投したので十分。今年1年だけではないので十分です」 --森下の今後の登板予定は 「どうしようか決めていない。これで新人王は確定。森下以外に投票する記者はいないでしょう」 --セ・リーグ2位の防御率1・907とし、最優秀防御率も狙える 「今終わったばかり。また考えます」 --打線は大盛、坂倉が活躍 「チャンスで一本が出なかったが、坂倉が大きかった。1-0でしんどいところであの2点は大きかった。この3連戦は打線がよく打ったし、ピッチャーがよく投げた。最後までこれを続けられるように頑張ります」
◆10個目のウイニングボールを手にさわやかな笑みを浮かべた。広島のルーキー、森下は7安打を浴びたものの要所を締めて8回を零封し、自身4連勝の今季10勝目。チームを今季初の5連勝に導き、目標の新人王に当確ランプを灯した。 「点を取ってくれたので、自分もゼロに抑える気持ちと、ありがとうございますという気持ちで、マウンドに上がった。本当に勝ててうれしい」 一回は2死三塁、1点リードの六回も2死一、三塁と得点圏に走者を背負ったが、本塁は踏ませなかった。最速151キロの直球に多彩な変化球を織り交ぜ、明大の3学年上の柳に2度目の対戦で初めて投げ勝った。 六回、先頭の大島を遊ゴロに打ち取って投球回120に達した。1年目での2桁勝利&シーズン規定投球回到達は2014年の大瀬良以来。18試合で1完封&2完投含む10勝3敗、防御率1・907の森下に対し、巨人・戸郷は17試合で8勝6敗、防御率2・92。プロ野球の取材経験5年以上の記者の投票で決まる新人王について、佐々岡監督は「これで新人王は確定。森下以外投票する記者はいないでしょう」と猛プッシュだ。 1点台に突入した防御率は、巨人・菅野、阪神・西勇を抜いて、リーグトップの中日・大野雄の1・905に大接近。「ここまで来たら取りたいという気持ちもある。任されたところでしっかり投げたい」と森下。1999年の巨人・上原浩治以来の新人王&最優秀防御率のダブル受賞も見えてきた。(柏村翔)
<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
巨人 |
65 | 41 | 7 | 0.613 (↑0.003) | 優勝 (-) |
7 | 508 (+2) | 397 (-) | 130 (-) | 79 (+2) |
0.256 (-) | 3.360 (↑0.03) |
2 (-) |
阪神 |
56 | 51 | 7 | 0.523 (↓0.005) | 9.5 (↓1) |
6 | 479 (+5) | 443 (+6) | 106 (-) | 79 (+2) |
0.249 (↑0.001) | 3.440 (↓0.01) |
3 (-) |
中日 |
56 | 54 | 5 | 0.509 (↓0.005) | 11 (↓1) |
5 | 408 (-) | 473 (+3) | 67 (-) | 31 (-) |
0.250 (↓0.001) | 3.870 (↑0.02) |
4 (-) |
DeNA |
55 | 54 | 6 | 0.505 (↑0.005) | 11.5 (-) |
5 | 502 (+6) | 455 (+5) | 133 (+3) | 29 (-) |
0.266 (-) | 3.770 (↓0.01) |
5 (-) |
広島 |
49 | 54 | 11 | 0.476 (↑0.005) | 14.5 (-) |
6 | 502 (+3) | 514 (-) | 106 (-) | 61 (-) |
0.261 (↓0.001) | 4.170 (↑0.03) |
6 (-) |
ヤクルト |
38 | 65 | 10 | 0.369 (↓0.004) | 25.5 (↓1) |
7 | 440 (-) | 557 (+2) | 104 (-) | 67 (-) |
0.244 (↓0.001) | 4.610 (↑0.03) |
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