西武(★2対11☆)ソフトバンク =リーグ戦22回戦(2020.10.31)・メットライフドーム=
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ソフトバンク
330020102111500
西武
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勝利投手:石川 柊太(10勝3敗0S)
敗戦投手:十亀 剣(1勝2敗0S)
  DAZN
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◆ソフトバンクは初回、明石が走者一掃の適時打を放ち先制する。続く2回表には牧原の適時打、5回には長谷川の適時打が飛び出すなど、終わってみれば15安打で11得点を挙げた。投げては、先発・石川が6回1失点の好投で今季10勝目。敗れた西武は、先発・十亀が乱調だった。

◆ソフトバンク周東佑京内野手(24)の連続盗塁試合の記録が13試合でストップした。 1番二塁でスタメン出場。5打席で2安打を放ったが、盗塁を狙う機会が1つもなかった。 8回に投手ゴロで終わり、8回裏の守備からベンチに退いた。

◆ソフトバンクが1回に明石の適時打、2回に牧原の適時打などで大量6点をリード。西武の先発十亀は苦しい立ち上がり。 ソフトバンクは5回にも3安打を集めて追加点。西武は6回まで4安打1得点。十亀は5回8失点で降板した。 ソフトバンクが6連勝でプロ野球新記録の月間22勝目を挙げた。石川は6回1失点で10勝目。西武は3連敗で借金1に転落、十亀が2敗目を喫した。

◆ソフトバンクが勝ち、10月は22勝4敗1分け。53年9月の巨人、54年8月の中日、02年8月の西武がマークした月間21勝を上回るプロ野球新記録となった。月間の貯金18も54年8月の中日(21勝4敗)、60年6月の大毎(20勝3敗1分け)、68年8月の阪神(19勝2敗)の各17を更新するプロ野球新記録。

◆西武は投壊で3連敗を喫した。先発十亀が2回までに6失点。5回11安打8失点でKOされ「大事な試合と分かっていましたが、試合をつくることができなった」とうなだれた。CS圏内の2位ロッテと2ゲーム差に広がり、借金1に転落。 辻監督は「見ての通りですよ。そこが一番まずいパターン。(1回の)四球、四球じゃ。2死までいったのに。そこを粘らないと」と指摘した。

◆世界新をマークしたソフトバンク周東佑京内野手(24)の連続試合盗塁が「13」でストップした。1番二塁で出場し2回に右前打、5回に一塁内野安打と2度出塁したが、いずれも前に走者を置いた場面で盗塁の機会はなかった。 「正直、少しだけホッとした気持ちはあります。今日は2本(ヒットを)打てましたし、まだ試合も続く。大事な試合もあるので、明日からも自分の仕事をしっかりできるようにしていきます」。10月は計23盗塁で快進撃をけん引。11月も全力疾走を誓った。

◆昨季は故障で2試合登板にとどまったソフトバンク石川柊太投手が、2年ぶり2度目の10勝を挙げた。6回95球で4安打1失点。 「早い回に点を取ってもらって、楽に投げることができました」。連打を許さず、テンポ良く投げ込んだ。18年の13勝は中継ぎを含めてのもの。今季は全17試合先発で2桁勝利をつかんだ。「野手や中継ぎのみなさんに感謝したい」。10月は無傷4連勝。チームの月間最多勝利も呼び込んで笑顔だった。

◆慶大出身のソフトバンク・ドラフト5位ルーキー柳町達外野手がプロ初安打&初打点を記録した。 途中出場の9回無死三塁。西武田村の外角へ沈む初球のシュートを左翼線に運んだ。「初球から積極的に打ちにいきました。ヒットゾーンに落ちてくれてよかった」。一塁上で記念球を手渡されると笑顔を見せた。新人野手としては松田宣以来、14年ぶりに開幕1軍入りしたが7月に2軍落ち。前日の10月30日に再昇格し、プロ6打席目で結果を出した。「出場のチャンスがあれば、もっとアピールできるように頑張ります」と引き締めた。

◆ソフトバンクのベテラン明石健志内野手が3年ぶりの4安打で存在感を見せた。 6番一塁で4試合ぶりの先発出場。初回2死満塁から走者一掃の左翼越え二塁打を放って波に乗った。「打ったのはスライダー。いい感じで打てたけど、抜けるとは思わなかった」。5回は右前打、7回は右二塁打、さらに9回無死二塁から右中間を破るタイムリー三塁打。4打点をたたき出す活躍で大勝に一役買った。

◆ソフトバンクが西武を15安打11得点で圧倒し、新たなプロ野球記録を樹立した。10月6連勝締め。月間22勝(4敗1分け)で西武、中日、巨人の月間21勝を更新。工藤監督は「投手陣は前半で失点しない。打線が早い回で先制し追加点も取れる。相手が勝ちパターンの投手を出せない展開が多く、投打のバランスが良かった」と言葉も弾んだ。 10月は打率2割7分6厘、142得点、チーム防御率1・82で、今季チーム月別トップの数字。10日から12連勝で24日に1敗後は再び6連勝。27日の優勝決定後も負けなし4連勝だ。「優勝が決まっても日本一に向かって気を緩めることなくやってくれているし、若手もアピールしてくれている」。工藤監督は高い意識を持ち続けるナインをたたえた。両リーグ70勝一番乗りで貯金は30。勝負の10月を最高の形で終えた無敵のホークスが、仕上げの11月に挑む。【浦田由紀夫】 ▼ソフトバンクが勝ち、10月は22勝4敗1分け。53年9月の巨人、54年8月の中日、02年8月の西武がマークした月間21勝を上回るプロ野球新記録となった。月間の貯金18も54年8月の中日(21勝4敗)、60年6月の大毎(20勝3敗1分け)、68年8月の阪神(19勝2敗)の各17を更新するプロ野球新記録。

◆ソフトバンクが6連勝で両リーグ最速の70勝。一回に明石の3点二塁打で先制し、二回は牧原の2点三塁打などで3点、五回は長谷川の2点適時打で加点した。石川が6回1失点で2年ぶりの10勝目。西武は3連敗で勝率5割を切った。

◆西武の十亀は5回8失点と大きく崩れた。一回に2四球が絡んで2死満塁とすると、明石に走者一掃の二塁打を許す。二回も3連続長短打などで3点を奪われ、五回にも2失点と立ち直れなかった。  逆転でのクライマックスシリーズ(CS)進出へ向けて大事な一戦で、序盤で大量リードを許して2敗目。「カットボールを思うように操れなかった。試合をつくることができなかった」とうなだれた。(共同)

◆ソフトバンクの周東はプロ野球記録を更新していた連続試合盗塁が13で止まり「正直少しだけ、ほっとした気持ちはある」と個人の記録に注目が集まっていた複雑な胸中を口にした。  二回と五回に安打を放ったが、いずれも味方の走者が前の塁におり、盗塁できる場面が訪れなかった。「2本打てたし、まだ試合は続くし、大事な試合もある。自分の仕事をしっかりできるようにしていきたい」とポストシーズンへとつながる戦いを見据えた。

◆ソフトバンクのドラフト5位新人、柳町が途中出場して迎えた九回無死三塁で左前に運び、プロ初安打で初打点を挙げた。初球、ボール気味の低めをうまく拾った。記念のボールを受け取り「積極的に打ちにいった。ヒットゾーンに落ちてくれて良かった」と白い歯をのぞかせた。  慶大出身で左打ちの外野手。30日に1軍に再昇格したばかりだが、チーム内の競争は激しいだけに「出場のチャンスがあれば、もっとアピールできるように頑張る」と背筋を伸ばした。

◆西武は拙守が続き、3連敗で再び勝率5割を切った。一回は2死満塁から明石の左飛と思われた打球をスパンジェンバーグが捕れず、3点二塁打に。二回は1死一、二塁から右翼の外崎が牧原の飛球の目測を誤って前進し、頭を越される2点三塁打とされ、さらに森の捕逸で失点。辻監督は「反省します。みんな分かっているので」と言葉を絞り出した。  残りは8試合。ソフトバンク戦は9勝12敗1分けで2年連続の負け越し決定。2位ロッテとは2ゲーム差に広がり、正念場を迎えた。

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
70405 0.636
(↑0.003)
優勝
(-)
5517
(+11)
375
(+2)
122
(-)
97
(-)
0.251
(↑0.001
2.920
(↑0.01)
2
(-)
ロッテ
57542 0.514
(↑0.005)
13.5
(-)
7433
(+6)
457
(+3)
84
(-)
83
(+3)
0.235
(↓0.001)
3.870
(-)
3
(-)
西武
54553 0.495
(↓0.005)
15.5
(↓1)
8445
(+2)
511
(+11)
101
(-)
80
(-)
0.236
(↓0.001)
4.330
(↓0.05)
4
(-)
楽天
53556 0.491
(↓0.004)
16
(↓1)
6530
(+3)
495
(+6)
111
(+1)
63
(-)
0.258
(↓0.001)
4.180
(↓0.01)
5
(-)
日本ハム
51585 0.468
(↑0.005)
18.5
(-)
6469
(+6)
500
(+1)
86
(-)
72
(-)
0.250
(↑0.002)
3.990
(↑0.02)
6
(-)
ORIX
42657 0.393
(↓0.003)
26.5
(↓1)
6418
(+1)
474
(+6)
84
(-)
87
(-)
0.247
(↓0.001)
3.980
(↓0.02)