広島(3対3)ヤクルト =リーグ戦23回戦(2020.10.29)・MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島=
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ヤクルト
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広島
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勝利投手:-
敗戦投手:-

本塁打
【広島】長野 久義(7号・7回裏2ラン)

  DAZN
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◆ヤクルトは初回、青木と村上の適時打などで幸先良く3点を先制する。一方の広島は3点ビハインドの7回裏、會澤の適時打と長野の2ランで3点を奪い、試合を振り出しに戻した。試合はそのまま延長戦に突入するも決着はつかず、規定により引き分けに終わった。

◆ヤクルトは初回に1番塩見からの4連打など計5安打で3点を先取した。プロ初先発の17年ドラフト5位、金久保をアシストした。 同年ドラフト1位の4番村上も初打席で右越え適時打。「打ったのはカーブ。良い流れで来てたので積極的に打ちにいきました。初球の球をしっかり捉えることができ追加点をとれてよかったです」と喜んだ。

◆ヤクルトが1回、1番塩見から4者連続安打などで3点を先制。プロ2度目の登板の先発金久保は3回まで無安打の滑り出し。 中盤は投手戦。ヤクルト金久保は5回1安打無失点で勝ち投手の権利を得て降板。広島薮田は2回から5回までは無失点に抑えた。 広島が7回に会沢の二塁打で1点を返すと、代打長野の7号2ランで同点に追いついた。8、9回は両軍無得点で延長戦に突入。 ヤクルトは延長10回2死満塁のチャンスに山崎が一ゴロ。広島もその裏、得点できず。試合は引き分けに終わった。

◆ヤクルトの3年目金久保優斗投手のプロ初先発初勝利はお預けとなった。 1年目にトミー・ジョン手術を受けた右腕は、最速148キロの直球を武器に5回を1安打無失点。 勝ち投手の権利を得て交代したが、3番手清水が長野に同点2ランを浴びた。試合はそのまま引き分け。高津監督は「(金久保は)ここまで投げてくれると思ってなくて、と言ったら失礼だけど、ファームでの練習の成果や経験が生きている。勝たせてあげたかったけどそれはしょうがない。また次回」と評価した。 ▽ヤクルト金久保(プロ初先発で5回1安打無失点)「少し緊張はしましたが、初回から落ち着いて投げることが出来ました。ストレートと変化球も自分が思っているようにコントロールができましたし、リズム良く楽しんで投げることが出来ました」

◆広島の2年目田中法彦投手(20)がプロ初登板を1回無失点で飾った。ヤクルト戦の6回にマウンドに上がり、3者凡退。2軍では抑えを務め、今季はウエスタン・リーグで13試合連続無失点など防御率1・73を誇り、リーグ最多の12セーブを挙げる。本拠地で成長ぶりを示した右腕が、来季に向けてアピールを重ねる。試合は7回に追い付き、引き分けに持ち込んだ。待ちに待ったプロ初登板で持ち味を存分に発揮した。16日に1軍初昇格から2週間。背番号「57」。田中法がマツダスタジアムのマウンドに上がった。6回。先頭広岡を2球続けた真っすぐで左飛に打ち取ると、古賀も全球直球勝負だ。打者有利な3-1から144キロで詰まらせて再び左飛に仕留めた。代打長岡には変化球を交えながら最後は144キロで遊ゴロに打ち取った。肌寒い初のナイターで、若さを前面に押し出した投球。延長10回の中、唯一3者凡退のイニングをつくり、太い眉がトレードマークの右腕が頼もしく見えた。 「ブルペンの方が緊張したんですけど、ベンチからグラウンドに出たときには、気持ち的には大丈夫でした。変化球を低めに投げ切れた。やってきたことが出せたのかなと思います」 デビュー戦の最速は145キロだった。菰野高時代は3年夏に152キロを計測したこともある速球派。プロでは球速ではなく、球質を磨いたことで、140キロ台でも2軍打者を抑え込んできた。1年目はカーブとスライダー、チェンジアップで組み立てていたが、今年は高校時代に持ち球にしたスプリットを解禁した。この日1軍で対戦した長岡にも2球見せた縦の変化が、凡打を呼び込んだ。 同期の同学年は野手ばかり。小園や林、羽月と、すでに1軍の舞台を経験していた。「刺激というか、僕もそうならないといけないと思った」。昨秋はフォームに思い悩む時期もあったが、同学年唯一の投手として1人、コツコツと取り組んできた。 1年目は2軍から外れ、基礎体力強化やフォーム固めに重きを置く"3軍"で多くの時間を過ごした。そして高卒2年目に1軍デビューするのは、広島伝統の育成システムでもある。中崎や遠藤も同様だった。1年目の「基礎」から2年目の「実践」。そして3年目の「応用」で飛-。 早期1軍昇格から1軍定着の道を歩んだ先輩たちと同じ道のりを、田中法も目指す。【前原淳】 ▽広島佐々岡監督 しっかり3人で抑えてくれた。緊張感があったと思うけど、いいスタートを切れた。経験を積んでどんどん成長してほしい。 ▽広島横山投手コーチ 投げるチャンスがなかったけど、登板出来たことは大きい。物おじしない性格。いつ行くか分からない中、緊張もあった中で来季につながる。

◆高卒3年目のヤクルト・金久保優斗投手(20)がプロ初先発して5回を1安打無失点、6奪三振の好投を見せた。3点リードを保ったまま、初勝利の権利を持ってマウンドを降りた。  「緊張していますが、落ち着いて先輩方に迷惑をかけないような投球がしたい」と話していた右腕。一回は1死から田中広に四球を与えたが後続を打ち取った。二回、無死一塁から4者連続三振。四回まで無安打投球で、五回に先頭の会沢に左中間への二塁打を浴び、その後1死一、二塁のピンチを背負ったが、代打・坂倉を二ゴロ併殺打とした。  千葉・東海大市原望洋高からドラフト5位で入団したが、1年目に右肘を痛め、右肘内側側副靱帯(じんたい)再建術(通称トミー・ジョン手術)を受けた。2年目のシーズン途中までリハビリをこなし、今季はイースタン・リーグで14試合に登板して1勝2敗、防御率4・02の成績。22日の巨人戦(神宮)でプロ初登板を果たすと2回無失点と好投し、先発のチャンスをつかんだ。

◆広島の2年目の田中法が六回にプロ初登板し、1回を三者凡退に抑えた。制球がばらついたものの、力強い直球を軸に押し込んだ。16日に昇格してからなかなか出番に恵まれなかったが「先頭打者に気を付けながら1人ずつ打ち取れるように心掛けてやってきた。やってきたことをしっかり出せるように頑張る」と言葉通りの投球だった。  三重・菰野高から入団した右投手。ウエスタン・リーグでは防御率1・73、リーグ最多の12セーブを挙げている成長株が本拠地で上々のデビューを果たした。

◆ヤクルトの金久保がプロ初先発し5回1安打無失点と好投した。四回に中軸の鈴木、松山を連続三振に仕留めるなど140キロ台中盤の直球を軸に6三振を奪った。初勝利はならなかったが「直球と変化球も自分が思っているように制球ができたし、リズム良く楽しんで投げることができた」と手応えを語った。  千葉・東海大市原望洋高からドラフト5位で入団して3年目の右投手。22日の巨人戦で救援としてプロ初登板し2回無安打無失点とアピールし、先発に抜てきされた。「今後も成長できるように努力します」と前向きに話した。

◆広島が終盤に追い付き、引き分けに持ち込んだ。0-3の七回に会沢の適時二塁打と代打長野の7号2ランで同点とした。ヤクルトは一回に3点を先制したが、二回以降は無得点。金久保が5回無失点と好投したが援護できなかった。

◆ヤクルトは一回に3点を先制したが、二回以降はわずか3安打で追加点を奪えず、引き分けに持ち込まれた。高津監督は「初回の攻撃がすごく良かっただけに、二回以降どこかで1点を取りたかった」とため息をついた。  それでも3年目の金久保がプロ初先発で5回無失点と好投したことは収穫だ。高津監督は「本当によく投げたと思う。ファームでやってきた練習の成果や経験が生きていると思う」と目を細めた。

◆広島の長野が代打で同点2ランを放った。0-3の七回に1点を返してなおも2死二塁で清水の外角のスライダーを流し打った。右翼席へ起死回生の7号アーチを描き「風に乗ってくれた。同点に追い付くことができて良かった」と息をついた。  劣勢ムードを吹き飛ばした一発で、通算150本塁打にあと1本とした。プロ11年目の35歳のベテランが勝負強さを発揮した。

◆広島が3点のビハインドを追いつき、延長戦の末に引き分けた。佐々岡真司監督(53)の一問一答は以下の通り。  --3点ビハインドの六回に、高卒2年目の田中法が1回無失点でデビュー  「初めての登板で3人をしっかり抑えてくれた。ファームから調子が良いと聞いて初めて上がってきて(登板)機会がなかった。緊張感はあったと思うが、良いスタートを切れた」  --3-3の九回に登板した塹江は3試合連続無失点  「調子を一回は落としたが立ち直った。立ち直ったことで自信を取り戻している。この1年自信にしていい」  --九回2死一塁のサヨナラ機で一走・会沢に代走を出さなかった  「無理だった。捕手が1人しかいない。いろいろ考えたなかで十回だったらあったと思う」

◆見事な先発デビューだった。高卒3年目で初先発のヤクルト・金久保優斗投手(20)は5回1安打無失点。救援陣が追いつかれ、初勝利は逃したが、先発陣の未来に光を照らす好投だった。  「少し緊張しましたが、一回から落ち着いて直球、変化球ともに自分が思っているように制球できた。リズムよく楽しんで投げられました」  最速148キロの直球を軸にスライダー、フォークボール、チェンジアップを丁寧に低めに投げ込んだ。二回無死一塁から4者連続三振を奪うなど四回まで無安打投球。五回先頭の会沢に左中間二塁打を浴び、1死一、二塁のピンチを背負ったが代打・坂倉を二ゴロ併殺打に仕留めた。  2018年に東海大市原望洋高からドラフト5位で入団した本格派右腕。4番に定着した村上は同期だ。1年目に右肘を痛め、右肘内側側副靱帯(じんたい)再建術(通称トミー・ジョン手術)を受けたが、苦しいリハビリを乗り越えて、1軍の先発マウンドにたどり着いた。  2軍監督時代から指導してきた高津監督は「本当によく投げたなと思います。2軍のコーチも喜んでくれていると思います」と目を細めた。状態に問題がなければ次戦も先発予定。投手陣再建へ、1年目の奥川、D1位指名の木沢(慶大)より一足早く、頼もしい若手がアピールを開始した。(横山尚杜) 一回に適時打を放ってリーグ2位の83打点としたヤクルト・村上 「積極的に打ちにいきました。初球をしっかり捉えることができた」

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
63416 0.606
(↓0.006)
M1
(↑1)
10497
(+2)
390
(+5)
126
(+1)
72
(-)
0.255
(-)
3.400
(↓0.02)
2
(1↑)
阪神
55506 0.524
(↑0.005)
8.5
(↑1)
9458
(+3)
429
(+1)
104
(-)
72
(-)
0.247
(↑0.001)
3.430
(↑0.02)
3
(1↓)
中日
56515 0.523
(↓0.005)
8.5
(-)
8402
(+1)
444
(+3)
65
(+1)
30
(-)
0.251
(-)
3.740
(-)
4
(-)
DeNA
54535 0.505
(↑0.005)
10.5
(↑1)
8488
(+5)
434
(+2)
125
(-)
29
(+1)
0.267
(-)
3.690
(↑0.01)
5
(-)
広島
465411 0.460
(-)
15
(↑0.5)
9473
(+3)
508
(+3)
102
(+1)
60
(+1)
0.260
(-)
4.230
(↑0.01)
6
(-)
ヤクルト
38639 0.376
(-)
23.5
(↑0.5)
10433
(+3)
546
(+3)
103
(-)
62
(+2)
0.245
(-)
4.640
(↑0.02)