DeNA(☆5対2★)巨人 =リーグ戦23回戦(2020.10.29)・横浜スタジアム=
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巨人
0100000102701
DeNA
11000030X5900
勝利投手:平良 拳太郎(4勝5敗0S)
(セーブ:三嶋 一輝(1勝1敗18S))
敗戦投手:サンチェス(8勝4敗0S)

本塁打
【巨人】丸 佳浩(26号・2回表ソロ)

  DAZN
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◆DeNAが4連勝。DeNAは1-1の2回裏、戸柱の適時打で勝ち越しに成功する。そのまま迎えた7回には、梶谷、オースティン、ソトの適時打で3点を奪い、リードを広げた。投げては、先発・平良が6回途中1失点で今季4勝目。敗れた巨人は先発・サンチェスが好投するも、打線が援護できなかった。

◆巨人エンジェル・サンチェス投手(30)が、優勝マジック2で迎える29日DeNA戦に先発する。 同戦に勝利し、2位中日が敗れるか引き分けでリーグ連覇が決まる一戦。「もうひと踏ん張り。チーム全員で勝利を目指します」と力を込めた。DeNA戦は3戦3勝、防御率1・71と好相性を誇る。自身5連勝でリーグ優勝を呼び込む。

◆巨人坂本勇人内野手(31)が左前打を放ち、通算2000安打へ残り6本とした。 1点を追いかける6回1死一塁、DeNA平良の外角のスライダーを左前にはじき返した。試合開始前の時点で優勝マジックは「2」。リーグ2連覇とともに、自身のメモリアルへと着実に安打を積み上げる。

◆巨人坂本勇人内野手(31)がマルチ安打を放ち、通算2000安打へ残り5本とした。 6回の第3打席で左前打を放つと、4点を追いかける8回1死一塁から、DeNAパットンの高めの直球を中前にはじき返し、この日2本目の安打を放った。 試合開始前の時点で優勝マジックは「2」。リーグ2連覇とともに、自身のメモリアルへと着実に安打を積み上げる。

◆巨人丸佳浩外野手(31)が通算200本塁打を放った。1点ビハインドの2回1死、真ん中付近の変化球を右翼スタンドへ運ぶ26号ソロとした。 「早めに追いつくことができて良かったです。次の打席へしっかり準備をしたい。(200号は)プロ入りした時はここまで打てるとは思っていなかったのでびっくりしていますし、うれしいです」と話した。 この時点で本塁打数は、リーグトップの巨人岡本に1本差に迫り、阪神大山、ヤクルト村上と並んだ。 この日勝利を収め、2位中日が負けるか引き分けで2年連続38回目の優勝が決まる。   ▼通算200本塁打=丸(巨人) 29日のDeNA23回戦(横浜)の2回、平良から今季26号を放って達成。プロ野球109人目。初本塁打は広島時代の11年4月19日の横浜1回戦(横浜)で大家から。

◆DeNAは1回、ソトの内野ゴロの間に1点先制。2回に丸の26号ソロで同点とされたが、その裏、戸柱の適時打で1点勝ち越し。 DeNA平良は、丁寧な投球で6回途中1失点で降板。巨人先発サンチェスも3回以降は立て直し、6回まで2失点に抑えた。 DeNAは7回に梶谷の適時打などで3点を追加して4連勝。平良が4勝目を挙げた。巨人は反撃及ばず今季最長の5連敗。

◆首位巨人がDeNAに敗れた。優勝決定は30日以降に持ち越した。

◆優勝へのマジックが2の巨人がDeNAに敗れた。中日が敗れたため優勝へのマジックは1となり、優勝決定は30日以降に持ち越した。 <巨人の優勝条件> 巨人●、中日●の結果、巨人のマジックは1に減った。巨人は阪神と中日に勝ち越しているため、最終的に両球団と勝率、勝利数が同じ場合は巨人の優勝となる。巨人が今日のヤクルト戦で優勝を決める条件は次の通り。(1)巨人○の場合は無条件(2)巨人△の場合は阪神が△か●(3)巨人●の場合は阪神が●で、中日が△か●。なお、巨人●で決定した場合、プロ野球史上初の「6連敗V」となる。

◆巨人丸佳浩外野手が思い出の地で、メモリアル弾を放った。1点を追う2回1死。DeNA先発平良のカットボールを完璧に捉えた。右翼スタンドに着弾した1発は、ヤクルト村上、阪神大山に並ぶリーグ2位の26号。通算200号本塁打だった。「プロ入りした時はここまで打てるとは思っていなかったのでびっくりしていますし、うれしいです」と笑顔を見せた。 プロ1号も、横浜スタジアムだった。4年目。広島時代の11年4月19日。横浜大家から、この日と同じカットボールを、やはり同じ右翼へ運んだ。「初めてのホームランもそうですし、1000本(安打)も150号も200号もこの球場なので、なんかやっぱり特別な、僕にとっては縁起のいい球場なのかもしれないですね」と笑った。「明日勝って決めたいですね。本拠地ですから。すぐに決められるように、悔しい負けですけど引きずることなくやっていきたいと思います」と東京ドームで連覇を決める。

◆順風満帆に見えた連覇の道に、思わぬ生みの苦しみが待っていた。優勝マジック4でDeNA3連戦を迎えた巨人が、今季2度目の同一カード3連敗を喫し、今シーズンワーストの5連敗。中日も3連敗でマジックは1となり、優勝は30日ヤクルト戦(東京ドーム)以降に持ち越しになった。2回に丸佳浩外野手(31)のプロ通算200号となる26号ソロで追い付いたが、投手陣も粘れず敗戦。切り替えて、本拠地で決める。肌寒さが増した横浜で、最後まで1点が遠かった。2回に丸の同点ソロで追い付いたがすぐに勝ち越され、1点ビハインドの5回は無死一、二塁のチャンスで炭谷が併殺打に倒れて無得点。続く6回は1死満塁から丸、中島が連続三振に打ち取られた。 好機で1本が出ない展開に、重苦しいムードが漂う。原監督は「ちょっとこういう展開が多いね。ちょっと我慢だね」と切り出した。先発サンチェスが1回に先制を許し、連敗中は5試合連続で先制点を与えた。指揮官は「それもあるだろうし。ピッチャー陣は頑張って、頑張って、頑張っているんだけど、その前にバッター陣が点を取らないとね。リリーフもプレッシャーのかかる場面でずっといくからね」と続けた。 9月は月間19勝6敗1分けとハイペースで勝利を積み上げたが、10月に入って9勝14敗2分けとペースダウン。この日は1番吉川尚、2番松原の並びを3試合ぶりに復活させた。9月22日以降、31試合中28試合を任せたコンビに「試行錯誤しているというところでしょう。原点に戻ったというか。あの1、2番でチームは勢いを付けたわけだからね」と託した。 吉川尚は1四球、松原も1安打で出塁したが、結果にはつながらず。それでも中日の3連敗で、マジック1として東京ドームに戻る。2年連続で横浜スタジアムでの胴上げとはならなかったが、本拠地のファンが待っている。原監督は「果報は寝て待て、という心境にはなりたくないね」と自力の勝利を待ち望んでいる。【前田祐輔】

◆巨人の丸が26号ソロを放ち、通算200本塁打を達成した。0-1の二回1死で、平良の内角高めの変化球をコンパクトに振り抜き、右越えへ運んだ。ベンチに戻ると記念のボードを受け取り、ヘルメットを取って祝福に応え「プロ入りした時はここまで打てるとは思っていなかったのでびっくりしているし、うれしい」と実感を込めた。  千葉経大付高から2008年に高校生ドラフト3巡目で広島に入団し、昨季巨人に移籍した。プロ初本塁打、通算150号、通算1000安打を全て横浜スタジアムでマークしており「特別な縁起のいい球場なのかもしれない」と話した。  これが10月に入って9本目の本塁打と調子を上げてきた。チームは今季ワーストの5連敗を喫したが、優勝へのマジックナンバーは「1」となり「悔しい負けだけど引きずることなくやっていきたい」と努めて気持ちを切り替えた。(横浜)

◆巨人が今季ワーストの5連敗。ただ、2位中日が敗れたため、優勝へのマジックナンバーは1つ減って「1」となった。30日にもリーグ2連覇が決まる。  先発のサンチェスは一回1死満塁のピンチを迎えると、ソトの三ゴロの間に先制点を献上。二回に丸の26号ソロで試合を振り出しに戻したが、その裏、戸柱に右前適時打を浴び、再び勝ち越しを許した。  巨人打線は六回、1死満塁のチャンスを作るが、2番手・砂田に対し、丸が空振り三振。続く中島も3番手・平田の前に見逃し三振に倒れ、好機を逃した。すると、七回に登板した2番手・田口がつかまり、この回に5-1と一気に突き放された。  巨人は八回にも再び1死満塁の好機を作ったが、丸の犠飛で1点を返すにとどまった。

◆DeNAの先発、平良が来季に向けて頼もしい安定感を発揮した。  今季は序盤から中盤にかけて一時は防御率1点台を維持し、リーグトップにも君臨していた右腕。背中の張りで8月中旬に離脱し、復帰初戦となった15日のヤクルト戦(神宮)は2回3失点も、22日の中日戦(ナゴヤドーム)では敗戦投手になったものの7回1失点と本来の姿を取り戻した。  「平良に関しては開幕から先発ローテに入ると言い続けていた。残念ながらけががあったが、なければ10勝していてもおかしくない」  試合前にラミレス監督は平良の能力の高さを力説。変化球の精度や試合展開を見ながら相手打者への投球術がたけていると解説した。  「胴上げは目の前で見たくない。しっかりといい投球をしないといけない」  優勝へのマジックナンバーを「2」としている巨人戦へ向け、好投を誓った右腕は巨人打線に立ち向かった。1-0の二回に丸に同点弾を許したが、四回には坂本、岡本を連続三振。五回は無死一、二塁とされたが炭谷を三ゴロ併殺。続くサンチェスを空振り三振で無失点で切り抜けた。高卒7年目右腕は先発陣の中心へと成長した。(湯浅大)

◆昨秋のドラフトでDeNAに1位指名されたルーキー、森敬斗内野手(18)=桐蔭学園高=が、代打での安打と俊足を生かした生還で、勝利に貢献した。  2-1の七回、先頭打者に代打で登場。左腕の田口から中前打を放った。犠打で二塁に進み、梶谷の右前打で一気に生還。際どいタイミングだったが、スピードに乗ったスライディングで捕手をかわしながら、左手でホームベースに触れた。  この回の駄目押しの3得点の口火を切る好走塁に見えたが、試合後の森は「あれでギリギリになるようじゃダメだとコーチと話しました。打球がライナーじゃなかったし、右方向だった。もう少し早く判断すればよかったと思いました」と、わずかなスタートの遅れを反省。走塁への高い意識をのぞかせていた。

◆DeNAは投打がかみ合い、3連戦3連勝で巨人の目の前での優勝を阻止した。昨季は優勝を争った末に横浜スタジアムで胴上げを見せられていただけに、ラミレス監督は「とてもハッピー。巨人はすぐ優勝すると思うが、ホームでしっかり勝てたことは大きい」と笑った。  継投が決まった。2-1の六回1死満塁で、球数がまだ90球だった平良から左腕の砂田にスイッチ。丸から三振を奪うと、中島に対しては平田を送り、三振で切り抜けた。「回の始まる前から用意していた。プラン通りに選手を使い、打ち取ってくれた」と鼻を鳴らした。

◆ドラフト1位ルーキーのDeNA・森敬斗内野手(18)=桐蔭学園高=が、代打安打&激走で3連戦3連勝となる勝利に貢献した。  「(左打者として体が開いてしまう)左投手への悪い癖が出ないよう、裏で素振りしていました。準備ができていたと思います」  2-1の七回先頭、左腕・田口から代打で中前打を放って出塁。犠打で二進し、梶谷の鋭い当たりの右前打で本塁へ走った。際どいタイミングだったが、捕手のタッチをかわす巧みなスライディングで生還。左翼フェンス直撃の二塁打で記録した27日の初打席安打に続き、得点を演出した。  「打撃のテクニックは素晴らしい。しっかり体重移動ができている。スピードもあって、スペシャルな選手だと思う」とラミレス監督が目を細めた。森は3打席全て代打での出場だが、指揮官は30日からの阪神3連戦のどこかで先発起用する考えを示している。優勝の可能性は消えても、18歳が来季に向けた明るい話題を提供している。(湯浅大)

◆セ・リーグ首位の巨人は29日、DeNA23回戦(横浜)に2-5で敗れ、今季初の5連敗。それでも2位・中日が敗れたため、優勝へのマジックナンバーはついに「1」となった。30日からはヤクルト3連戦(東京ドーム)。2012年以来、8年ぶりとなる本拠地優勝を勝利で決める!!  昨季は涙の胴上げとなった横浜スタジアムでも停滞ムードを変えることはできなかった。投打がかみ合わずに今季初の5連敗。原監督は7安打2得点に終わった攻撃陣に奮起を求めた。  「投手陣は頑張って、頑張って、頑張っているんだけど、その前に打者陣が点を取らないとね」  優勝へのマジックナンバー「2」で迎えた試合は一回に先制を許し、終始追いかける展開だった。二回に丸が通算200本塁打となる26号ソロで同点。通算2000安打目前の坂本が2安打を放つなど元気だが、全体的に下降気味の打線がつながらない。  前日28日の試合でスタメンを外した吉川尚&松原の1、2番コンビを「原点に戻った。あの1、2番で(今季の)チームは勢いをつけたわけだから」と復活させ、一時の勢いを取り戻そうとしたが、試行錯誤が結果に結びつかなかった。  1点差の六回2死満塁、3点差の八回2死一、二塁で、ともに中島が三振。指揮官は「ちょっとこういうゲームが多い。我慢だね」と悔しさを押し殺した。  10月はこれで9勝14敗2分け。失速は明らかだが、2位・中日が敗れ、いよいよ優勝マジックは「1」となった。30日からは東京ドームに戻って、ヤクルトとの3連戦に臨む。  「果報は寝て待て、という心境にはなりたくないね」と原監督。本拠地Vは日本一となった2012年が最後だ。勝てば優勝-。G党がスタンドをオレンジ色に染める本拠地で喜びを分かち合う。(谷川直之)

DAZN

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
63416 0.606
(↓0.006)
M1
(↑1)
10497
(+2)
390
(+5)
126
(+1)
72
(-)
0.255
(-)
3.400
(↓0.02)
2
(1↑)
阪神
55506 0.524
(↑0.005)
8.5
(↑1)
9458
(+3)
429
(+1)
104
(-)
72
(-)
0.247
(↑0.001)
3.430
(↑0.02)
3
(1↓)
中日
56515 0.523
(↓0.005)
8.5
(-)
8402
(+1)
444
(+3)
65
(+1)
30
(-)
0.251
(-)
3.740
(-)
4
(-)
DeNA
54535 0.505
(↑0.005)
10.5
(↑1)
8488
(+5)
434
(+2)
125
(-)
29
(+1)
0.267
(-)
3.690
(↑0.01)
5
(-)
広島
465411 0.460
(-)
15
(↑0.5)
9473
(+3)
508
(+3)
102
(+1)
60
(+1)
0.260
(-)
4.230
(↑0.01)
6
(-)
ヤクルト
38639 0.376
(-)
23.5
(↑0.5)
10433
(+3)
546
(+3)
103
(-)
62
(+2)
0.245
(-)
4.640
(↑0.02)