広島(☆3対2★)ヤクルト =リーグ戦22回戦(2020.10.28)・MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島=
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ヤクルト
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広島
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勝利投手:遠藤 淳志(4勝6敗0S)
(セーブ:フランスア(2勝3敗17S))
敗戦投手:石川 雅規(2勝8敗0S)

本塁打
【ヤクルト】村上 宗隆(25号・4回表ソロ),村上 宗隆(26号・8回表ソロ)

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◆広島は1回裏、堂林の2点適時打が飛び出すなど、幸先良く3点を先制する。投げては、先発・遠藤が7回1失点9奪三振の好投。その後はケムナ、フランスアの継投でリードを守り抜き、遠藤は今季4勝目を挙げた。敗れたヤクルトは、村上の2本塁打で追い上げるも、及ばなかった。

◆ヤクルト4番村上宗隆内野手が、セ打撃2冠へ望みをつなぐ今季25号を放った。 3点を追う4回1死。広島遠藤の高め139キロを豪快に右翼席へ運んだ。「高めのボールでしたが、しっかりと打ち返すことが出来ました。良い角度であがってくれてホームランになってくれて良かったです」という一撃で打点も81点に伸ばした。

◆広島堂林翔太内野手が21打席ぶりとなる適時打で2点を呼び込んだ。 初回2死から会沢の押し出し死球で先制し、なおも満塁。カウント2-1から石川の4球目、変化球を引っ張って左前へはじき返し、2者を迎え入れた。「チャンスで良い対応ができました。遠藤の援護点になってよかったです」。安打も4試合、14打席ぶりだった。

◆広島が1回に会沢の押し出し死球と堂林の左前適時打でヤクルト石川から3点を先制。先発遠藤は3回まで2安打の立ち上がり。 ヤクルトは4回に村上の25号ソロで反撃。先発石川は4回3失点で降板。広島は5回1死二、三塁の好機で中軸が2者連続三振。 ヤクルトは村上が8回に26号ソロを放つも、広島が逃げ切り月間勝ち越しを決めた。先発遠藤が4勝目。フランスアが17セーブ目。

◆広島堂林翔太内野手が5試合ぶりに打点を挙げた。1回2死満塁から押し出し死球で先制した直後の打席。石川のシンカーを引っ張って三遊間を破り、2人の走者を迎え入れた。 「低めを打たされるといい結果にならない投手なので、目つけを高くした。浮いてきた変化球にいい対応ができました」。プロ11年目で初めて50打点を超え、51打点とした。

◆ヤクルト村上宗隆内野手が右に左に今季初の1試合2発を放った。まずは4回。広島遠藤の139キロ高め直球をとらえ「良い角度で上がってくれた」と右翼席へ25号を運んだ。 8回にはケムナの150キロ直球を左翼スタンドの看板にぶち当てた。振り切った瞬間に柵越えを確信し、ゆっくり見送ったリーグ2位タイの26号に「コースに逆らうことなく逆方向に強い打球を打ち返すことが出来ました」と納得の表情を浮かべた。 昨季は8、9月に2度、マルチ本塁打をマーク。9月16日の2発は、この日と同じマツダスタジアムで、いずれも左翼方向だった。右翼より1メートル遠い左翼フェンスもまるで苦にしない主砲に、高津監督も「ケガをしないで、ずっと4番に座ってこの数字を残しているのは素晴らしいこと」と言った。打点もリーグ2位タイの82に伸ばした。チームは今月いまだ5勝と泥沼から抜け出せないが、打撃2冠の個人タイトルは、射程圏内だ。【千葉修宏】

◆広島遠藤淳志投手が7回5安打1失点と好投し、自身3試合ぶりとなる4勝目を挙げた。 140キロ台前半の球威ある直球と変化球を低めに制御。課題の立ち上がりを3人で切り、7回まで先発の役割を全うした。2試合連続で自己最多に並ぶ毎回の9奪三振で、チームを連勝と月間勝ち越しに導いた。右腕は「真っすぐを低めに集めることができて、変化球がよく効いていた」と胸を張った。 高卒3年目。九里とともに開幕ローテーションを1度も離れずにきたシーズンは完走が目前だ。26日のドラフトで広島は即戦力投手が上位指名3人を占め、遠藤は「来年は高橋昂也さんも山口も上がってくると思うし、毎日が勝負。即戦力の3人にも負けてられない。ガンガンやっていくしかない」と引き締めた。今季の登板は残り1試合の見込みで、最後までがむしゃらに投げ抜く。

◆ヤクルト・村上宗隆内野手(20)が0-3の四回に右翼越えの25号ソロを放った。  広島先発・遠藤が投じた139キロ直球を完璧に捉えた。21日の巨人戦(神宮)以来6試合ぶりの一発となった。「高めのボールでしたが、しっかりと打ち返すことができました。いい角度で上がってくれて本塁打になってくれてよかったです」と振り返った。

◆広島の堂林が5試合ぶりに打点をマークした。一回に1点を先制してなおも2死満塁で石川の甘く入った変化球を逃さず左前へ2点適時打を放ち「チャンスでいい対応ができた」と胸を張った。  プロ11年目で初めて50打点を超え、自己最多を更新中。2012年以来となるシーズンの規定打席にも到達しており、正三塁手として充実したシーズンを送っている。

◆広島の遠藤は直球の走りが良く、7回を5安打1失点で4勝目を挙げた。課題の一回を三者凡退で立ち上がると、投げっぷり良くストライク先行で勝負し、毎回の9三振を奪った。村上の一発を除けば三塁を踏ませず「真っすぐが低めに集まっていたから変化球が効いていた」と安堵した。  3年目の21歳。昨季は救援として34試合に登板し、今季は開幕ローテーションに入った。2カ月以上白星のない時期もあったが、一度もローテーションを外れることなく、シーズン完走が目前。「毎回経験だと思ってがむしゃらにやっている」と汗を拭った。

◆広島は遠藤-ケムナ-フランスアで逃げ切り、2連勝を飾った。10月は13勝9敗2分で今季初の月間勝ち越し決定。佐々岡真司監督(53)の主な一問一答は以下の通り。  --遠藤が7回5安打1失点で今季4勝目  「立ち上がりが課題のなかで先頭への入り、球の持ち、フォーム的に体重が乗っていたので、いいのかなという印象を受けた。真っすぐもスピードガン以上の切れ、速さがあった。良いフォームで投げている」  --先発陣は11試合連続でクオリティスタート(6回以上を投げ自責3以内)の好投  「先発が試合を作っていい戦いができている。打線はチャンスを作ったがあと一本がでない。打線が打てれば勢いが付くでしょう」  --堂林が一回に2点打と活躍  「(一回に)3点を取れたのは遠藤にとっても大きい。七回までフォアボールもあったが、ナイスピッチングだった」  --試合序盤にはバックスクリーンの大型ビジョンに山本浩二元監督が登場  「それを見て、エールを送ってもらった。電話でがんばれといってもらっている。残り試合、少ないが、がんばりたい」

◆ヤクルト・村上宗隆内野手(20)が昨年9月16日以来、自身3度目となる1試合2本塁打をマーク。本塁打、打点ともトップの岡本(巨人)に迫るリーグ2位タイとした。試合に敗れ、笑顔はなかったが「コースに逆らわず逆(左)方向に強い打球を打ち返すことができた」と26号ソロを振り返った。  0-3の四回に右越えの25号ソロ、続いて1-3の八回には左翼席にほうり込んだ。前日27日は2度のチャンスで空振り三振を喫したが、2日連続で沈黙はしなかった。  12球団でただ一人、全試合に4番で出場。文句のない個人成績を残すが「4番が打てばチームも勝つと思う。最下位という状況なので、もっとやることがあったんじゃないかなと思う」と改めて責任を実感している。  20歳シーズンで本塁打王を獲得すれば最年少タイ記録。打点王も2リーグ制以降では最年少タイ記録となる。残り11試合。来季も視野に、村上はチームの勝利につながる結果を追い求める。(横山尚杜) 村上についてヤクルト・高津監督 「まだまだなところもあるが、けがをしないで4番に座って、この数字を残しているのは素晴らしい」

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
63406 0.612
(↓0.006)
M2
(↑1)
11495
(+6)
385
(+10)
125
(+1)
72
(+3)
0.255
(↓0.001)
3.380
(↓0.03)
2
(-)
中日
56505 0.528
(↓0.005)
8.5
(-)
9401
(+1)
441
(+9)
64
(-)
30
(-)
0.251
(↓0.001)
3.740
(↓0.04)
3
(-)
阪神
54506 0.519
(↑0.004)
9.5
(↑1)
10455
(+9)
428
(+1)
104
(-)
72
(+1)
0.246
(↑0.002)
3.450
(↑0.03)
4
(-)
DeNA
53535 0.500
(↑0.005)
11.5
(↑1)
9483
(+10)
432
(+6)
125
(-)
28
(+1)
0.267
(↑0.001)
3.700
(↓0.01)
5
(-)
広島
465410 0.460
(↑0.005)
15.5
(↑1)
10470
(+3)
505
(+2)
101
(-)
59
(-)
0.260
(↓0.001)
4.240
(↑0.02)
6
(-)
ヤクルト
38638 0.376
(↓0.004)
24
(-)
11430
(+2)
543
(+3)
103
(+2)
60
(+2)
0.245
(↓0.001)
4.660
(↑0.02)