西武(☆4対3★)楽天 =リーグ戦20回戦(2020.10.27)・メットライフドーム=
このエントリーをはてなブックマークに追加

 123456789
楽天
0102000003410
西武
10003000X4601
勝利投手:髙橋 光成(8勝8敗0S)
(セーブ:増田 達至(5勝0敗30S))
敗戦投手:則本 昂大(5勝6敗0S)

本塁打
【西武】森 友哉(9号・5回裏3ラン)

  DAZN
チケットぴあ 西武戦チケット予約 楽天戦チケット予約
◆西武は初回、外崎の適時打で先制する。その後逆転を許すも、5回裏には森の3ランが飛び出し、再びリードを奪った。投げては、先発・高橋光が7回4安打3失点の力投で今季8勝目。敗れた楽天は、先発・則本昂が中盤につかまり、打線も5回以降無安打と振るわなかった。

◆楽天浅村栄斗内野手(29)は現在99打点で、自身3度目、楽天移籍後では初の100打点にあと1。 楽天で100打点以上挙げたのは、07、09年の山崎武司だけ。最近5試合は打点0だが、球団2人目の100打点となるか。

◆西武は1回2死一、二塁から外崎の左前適時打で1点を先制。楽天は2回2死二塁から渡辺佳の中前適時打で同点とした。 楽天は4回、下妻の2点適時打で勝ち越した。2点を追う西武は5回1死二、三塁で、森の9号3ランで逆転した。 西武は8回から平良、増田とつないで1点リードを守りきり勝利。高橋光が8勝目を挙げた。楽天は今季30度目の逆転負けで連勝を逃した。則本昂が6敗目。

◆楽天のエース則本昂大投手が1球に泣いた。2点リードの5回1死二、三塁。西武森に150キロ直球をバックスクリーンへ運ばれた。 逆転3ランに両膝へ手をつき、うなだれた。今季最多130球で7回4失点(自責3)。6敗目で自身6戦白星がない。「悔しい1発になってしまった。火曜を取りたかったので何とかしたかった」。チームは両リーグワーストとなる30度目の逆転負けとなった。 ▽楽天三木監督(今季30度目の逆転負けに)「緊迫した状況では1つのプレーが大きな意味を持ってくる。しょうがないですまさずに原因を突き詰めていかないといけない」

◆西武辻発彦監督が就任4年目で史上6人目となる通算300勝を挙げた。537試合目での達成は、前身の西鉄・三原脩監督の530試合に次ぐ球団史上2番目の早さ。 辻監督は「今日、選手が監督のために300勝だという話をしてくれて、本当に選手に恵まれて、活躍してくれた数字なんで本当に感謝しています」。2位ロッテに再び2ゲーム差に迫り「1つ上のチームを追い越すことを目標に頑張ります」と誓った。 ▽西武高橋光(7回4安打3失点で16年以来4年ぶり楽天戦白星で8勝目) ずっと勝てていない相手だった。9連戦の頭だったし、勝ててよかったです。エースって呼ばれるようにもっと結果出して頑張ります。 ▽西武森(楽天則本昂から5回に9試合ぶりとなる9号逆転3ラン) それまで失投が1球もこなかったですけど、その1球だけ甘くきたんでしっかりとらえることできてよかった。

◆西武増田達至投手が2年連続30セーブ達成した。1点リードの9回のマウンド。無失点で抑え節目のセーブを記録した。増田は「自分ひとりで達成できるものではないので、監督はじめ打者の皆さん、先発投手、中継ぎ陣に感謝したいです。残りシーズンわずかですが、これからもチームに貢献していきたいです」と、2ゲーム差に迫った2位浮上に全力を尽くす。

◆楽天が痛恨の逆転負けを喫し、2位ロッテと3・5ゲーム差は変わらずも、3位西武とは1・5差に広がった。  三木監督は「うーん。悔しい試合になった」と言葉を絞り出した後、「野球にミスは付き物だが、先頭打者の出塁はやはり得点に絡みやすい。こういう競った展開では、一つのプレーが大きな意味を持ってくる」と続けた。  指揮官が指摘したのは3-1の五回。先頭木村の遊ゴロを小深田が一塁へ悪送球。この失策をきっかけに先発・則本昂が1死二、三塁のピンチを招き、森に逆転3ランをバックスクリーンに運ばれた。  楽天にとって逆転CS進出に向け、西武、ロッテとの運命の6連戦。その初戦で敗れて、再び借金2。残り10試合、厳しい状況に追い込まれた。

◆西武が逆転勝ちした。1-3の五回に森が9号3ランを放った。高橋光は力のある直球を軸に7回3失点にまとめて8勝目。九回を抑えた増田が2年連続30セーブをマークした。楽天は則本昂が踏ん張れず6敗目を喫した。

◆楽天・則本昂が今季最多の130球を投げたが、7回4失点で6敗目を喫した。  8月28日の西武戦で挙げた5勝目を最後に勝利から遠ざかっている右腕は、3-1の五回に森にバックスクリーンに突き刺さる逆転3ランを被弾。「悔しい一発になってしまった。火曜日(今週の西武、ロッテとの6連戦初戦)を取りたかったので、何とかしたいという気持ちは強かったが...」と唇を噛んだ。  四回に一時勝ち越しとなる2点適時打を放った女房役の下妻も「あの場面はカウント(1ボール2ストライク)もまだ余裕があったので、もう少し時間をかけてもよかった。悔しい1球になった」と振り返った。

◆パ・リーグ3位の西武は27日、楽天20回戦(メットライフ)に4-3で逆転勝利。森友哉捕手(25)が五回に9号3ランを放って試合をひっくり返した。辻発彦監督(62)に通算300勝目をプレゼントし、2位・ロッテに2ゲーム差に迫った。クライマックスシリーズ(CS)進出に向け、最後まで諦めない。  豪快なフルスイングで仕留めた。2点を追う五回。森が則本昂の150キロの直球を捉え、バックスクリーンに飛び込む逆転の9号3ラン。辻監督に監督通算300勝目をプレゼントした。  「手応えばっちり。完璧でした」  10月15日の日本ハム戦以来の一発。レオ党の大声援を浴びながらダイヤモンドを一周した。昨季の首位打者は今季、厳しいマークがあり、打率・253と低迷。打席ごとにバットを変えるなど、試行錯誤を重ねる。  「一日一本、出したいという気持ちで、打席や調子によって変えています」。この日、アーチをかけた3打席まで違うバットを使用。チームを救う一打に指揮官は「3ランはこれ以上ない結果でした」とたたえた。  ソフトバンクの優勝が決まり、リーグ3連覇は途絶えた。それでも4位楽天に1・5ゲーム差をつけ、2位のロッテには2ゲーム差まで迫った。残りは12試合で2位浮上の可能性は十分。一時は不振で先発落ちも経験した正捕手は「これからもチームに貢献したい」と気合を入れ直した。  「CSにいけるチャンスもあるので一戦一戦、頑張っていくだけです」と森。残り12試合。逆転でのCS進出を狙う。 (樋口航)

DAZN

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
66405 0.623
(↑0.004)
優勝
(-)
9496
(+5)
367
(+1)
119
(+1)
93
(+1)
0.251
(-)
2.960
(↑0.03)
2
(-)
ロッテ
56512 0.523
(↓0.005)
10.5
(↓1)
11423
(+1)
446
(+5)
82
(-)
79
(-)
0.237
(↓0.001)
3.900
(-)
3
(-)
西武
53523 0.505
(↑0.005)
12.5
(-)
12431
(+4)
480
(+3)
99
(+1)
72
(+2)
0.237
(-)
4.240
(↑0.01)
4
(-)
楽天
51536 0.490
(↓0.005)
14
(↓1)
10509
(+3)
479
(+4)
106
(-)
62
(-)
0.259
(↓0.001)
4.190
(-)
5
(-)
日本ハム
48575 0.457
(↑0.005)
17.5
(-)
10456
(+5)
493
(+3)
86
(-)
70
(+1)
0.249
(-)
4.080
(↑0.01)
6
(-)
ORIX
41627 0.398
(↓0.004)
23.5
(↓1)
10411
(+3)
461
(+5)
83
(+1)
85
(+3)
0.250
(↑0.001)
4.000
(-)