オリックス(★1対10☆)ロッテ =リーグ戦23回戦(2020.10.25)・京セラドーム大阪=
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ロッテ
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ORIX
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勝利投手:岩下 大輝(6勝7敗0S)
敗戦投手:張 奕(2勝3敗0S)
  DAZN
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◆ロッテが連敗を6で止めた。ロッテは初回、菅野が適時打を放ち、1点を先制する。その後は、5回表に中村奨と福田秀の適時打が飛び出すなど、終わってみれば14安打で10得点を挙げた。投げては、先発・岩下が5回無失点で今季6勝目。敗れたオリックスは、攻守に精彩を欠いた。

◆ロッテ鳥谷敬内野手(39)がプロ野球史上46人目の通算350二塁打を達成した。 8回1死二、三塁で、2番荻野の代打で登場。オリックス鈴木優の3球目の直球を右中間に運ぶ2点適時二塁打とした。 チームメートの清田が記念パネルを鳥谷に贈呈した。

◆ロッテ鳥谷敬内野手が25日のオリックス23回戦(京セラドーム大阪)の8回、鈴木から右中間へ二塁打を放って通算350二塁打達成。 プロ野球46人目。初二塁打は阪神時代の04年4月14日の広島2回戦(甲子園)で沢崎から。

◆オリックス先発の張奕投手(26)は5回7失点と振るわなかった。 1回に1点を先制され、3回にもピンチを背負った。無死二、三塁で中村奨にフォークをとらえられ、中前に2点適時打を許した。さらに1死二、三塁で福田秀のゴロを二塁福田がはじき、カバーした遊撃安達も一塁悪送球。2失策の間に2者の生還を許し、4点を失った。この日は浮いた変化球をとらえられ、精彩を欠いた。「今日はボールが甘く入ってしまうことが多かったと思います。結果として力不足ですし、ゲームを作ることができず申し訳ないです」。前回登板の17日西武戦は6回無失点の快投で今季2勝目を挙げていたが、勢いを持続できなかった。

◆ロッテは1回に菅野の左前適時打で1点先制。3回は中村奨の中前2点適時打などで4点追加。オリックス先発張奕を攻め立てた。 ロッテは5回、中村奨と福田秀の適時打でさらに2点を追加。先発岩下は5回無失点で降板。主導権を握ったまま継投に入った。 ロッテは8回、藤原と鳥谷の適時打で加点し、連敗を6で止めた。岩下が6勝目。オリックス張奕は3敗目を喫した。

◆ロッテ鳥谷敬内野手(39)がプロ野球史上46人目の通算を達成した。 8回1死二、三塁のチャンスに2番荻野の代打で登場。オリックス鈴木優の直球を右中間へ運び、節目の一打は2点適時二塁打となった。 「個人的な記録に関しては特にこだわりもないですし、これは積み重ねなので、自分がどうこうしたいという思いはなかったですけれど、ロッテに拾ってもらわなければこの記録はなかったので、1年続けてきたことがこの結果につながったと思います」とコメントに感謝を込めた。 笑顔の清田育宏外野手(34)が、二塁上の鳥谷のもとへ記念パネルを運んできた。7月25日の西武戦で二塁打を放ち、残り1本となってから3カ月近くが過ぎた。「遠征でどこへ行くにも、ボードを常に持っていってもらったみたいなので、だいぶ時間かかってしまったので」と恐縮しながらも、自分の記録以上にチームの勝利を喜んでいた。

◆オリックスは大敗で6年連続のBクラスが確定した。先発張奕が浮いた変化球を何度も痛打され、3回までに5失点。 ワンサイドゲームに持ち込まれた。中嶋監督代行は「決めの球が高い。球自体の走りは別に悪くない。精度の問題。(前回好投の17日西武戦から)1回でこんなに変わるものかという気はしますけど、これが経験のなさ」と振り返った。打線は9回に1点をかえすのが精いっぱいだった。

◆ロッテ岩下大輝投手(24)が復活の白星を挙げた。オリックスに5回4安打無失点で今季6勝目。球威があり、カーブで強い緩急を入れる必要もなかった。チームの連敗を6で止め「悪い流れが来ていたので、少しでもいい投球ができるように頑張りました」とホッとした表情を見せた。 新型コロナウイルス陽性判定で療養し、10月1日以来の登板だった。隔離され、1週間以上キャッチボールもできなかった。肘の手術などでの療養経験を生かし「うまいこと生活できたと思います」。74球、離脱前と変わらない球威と気迫でチームに戻った。 拍手と歓声が染みた。名前入りの応援タオルや「待ってたぞ」のボードも、スタンドにあった。「すごくありがたかった。応援されていることも改めて感じ、力になったと思います」。感謝を込めての1球1球。仲間の好守には何度も手をたたいた。 剛球健在を示し、CS出場をかけたシーズン佳境であと2試合の先発が見込まれる。「しっかり自分の投球をした上で、チームに勢いがつけばさらにいいことだと思います」。野手陣も14安打と復調。いよいよ役者がそろい、ソフトバンクとの直接対決へ向かう。【金子真仁】

◆ロッテが14安打10得点で大勝し、連敗を6で止めた。 10月に入って16試合連続1けた安打と、打線が湿りがちだった。24日のオリックス戦も4安打完封負け。一夜明けたこの日は1番藤原、2番荻野、3番中村奨がいずれも3安打を放ち、理想的な展開を作った。 3打点の中村奨は「ミーティングでも『日々新たな気持ちでやっていこう』と話していたので、しっかりつながって良かったです」と久しぶりの勝利を喜んだ。 藤原は18年、荻野は09年、中村奨は14年のドラフト1位でロッテに入団した。この日1安打の4番安田(17年1位)も含めれば、上位打線4人がドラフト1位というオーダー。ドラフト前日に"ドラ1打線"が本来の力を発揮し、チームに活気を戻した。

◆ロッテの2桁得点は8月14日の日本ハム戦以来。マーティンが左足首の捻挫で離脱し、得点力不足が苦戦の原因となっていた。2本の適時打を放ち、3打点の3番中村奨は「しっかりつながってよかった」と責任感を漂わせた。  一回に菅野の適時打で先制すると、三回は4連打と打線がつながって4点を奪い、序盤で優位に立った。藤原、荻野、中村奨の1~3番はそろって3安打。井口監督は「一回からベンチの雰囲気が良かった。本来の形というか、戻ってきたなと思う」と満足そうに話した。

◆ロッテの鳥谷が通算350本目の二塁打を放って2打点を挙げた。八回1死二、三塁で代打出場し、鈴木の速球を右中間に運んだ。7月25日以来の二塁打で節目に到達し「だいぶ時間がかかってしまった」と照れくさそうに話した。  16年間在籍した阪神を昨季限りで退団し、今年3月にロッテに加入した39歳の大ベテラン。「個人的な記録にこだわりはないが、ロッテに拾ってもらわなければ、この記録はなかった」と感謝を口にした。

◆新型コロナウイルス感染から回復したロッテ・岩下大輝投手(24)が復帰登板を果たし、5回4安打無失点で自己最多の6勝目。チームの連敗を「6」で止めた。  「悪い流れが来ていたので、少しでもいいピッチングができるように頑張りました」  一回を三者凡退で切り抜けると、その後は毎回安打を浴びながらも無失点で粘った。最速は150キロ。復帰戦は投球数70の予定だったが、五回を74球で投げ切り、救援陣にバトンタッチした。  今月3日夜に発熱。4日にPCR検査で陽性と診断され、出場選手登録を抹消された。チームでは選手、スタッフで計13人に感染が広がり、自身は約2週間の隔離期間にキャッチボールができなかった。「体調的にきつい場面もあったけれど、感覚は鈍っていなかった」。1日の日本ハム戦(札幌ドーム)以来のマウンドで勝利をつかんだ。  3位・西武とは3ゲーム差。残り2度と予想される先発登板へ「自分の投球をした上で、チームに勢いを付けたい」と奮起を誓った。(石井孝尚) 岩下の勝利にロッテ・井口監督 「ゲームを作ってくれた。いろんな思いがあったと思うがしっかり放ってくれた」

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
65405 0.619
(↑0.004)
M2
(↑1)
10491
(+7)
366
(+2)
118
(+1)
92
(+1)
0.251
(↑0.001)
2.990
(↑0.02)
2
(-)
ロッテ
56502 0.528
(↑0.004)
9.5
(-)
12422
(+10)
441
(+1)
82
(-)
79
(-)
0.238
(↑0.001
3.900
(↑0.02)
3
(-)
西武
52523 0.500
(↓0.005)
12.5
(↓1)
13427
(+2)
477
(+7)
98
(-)
70
(-)
0.237
(-)
4.250
(↓0.02)
4
(-)
楽天
51526 0.495
(↑0.005)
13
(-)
11506
(+13)
475
(+4)
106
(-)
62
(-)
0.260
(↑0.002)
4.190
(↑0.01)
5
(-)
日本ハム
47575 0.452
(↓0.004)
17.5
(↓1)
11451
(+4)
490
(+13)
86
(+2)
69
(-)
0.249
(↓0.001)
4.090
(↓0.07)
6
(-)
ORIX
41617 0.402
(↓0.004)
22.5
(↓1)
11408
(+1)
456
(+10)
82
(-)
82
(-)
0.249
(-)
4.000
(↓0.04)