1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
西武 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 0 | 4 | 3 | 0 | 1 |
ソフトバンク | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 5 | 0 | 1 |
勝利投手:森脇 亮介(6勝1敗1S) (セーブ:増田 達至(5勝0敗29S)) 敗戦投手:モイネロ(2勝3敗1S) 本塁打 |
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◆西武が逆転勝利。西武は1点ビハインドで迎えた8回表、3四球で1死満塁とする。この好機に中村のグランドスラムが飛び出し、試合をひっくり返した。投げては、5番手・森脇が今季6勝目。敗れたソフトバンクは、救援陣がリードを守れず、連勝は12でストップした。
◆西武十亀剣投手(32)はソフトバンク戦通算5勝14敗。特に松田宣と相性が悪く、通算対戦成績は53打数29安打、10本塁打で、被打率は5割越え。 今日は天敵の松田宣を抑えて白星を挙げられるか。
◆西武中村剛也内野手が、自身21本目の逆転満塁弾を放った。 1点を追う8回1死満塁。カウント2-1からの4球目。148キロの高め直球を左中間席へ運んだ。満塁男の面目躍如。「打ててよかったです!!」と語気を強めて喜んだ。 プロ野球史上最多を更新する21本目の満塁アーチで、12連勝中のソフトバンクに強烈なパンチをを見舞った。
◆ソフトバンクが2回、2死走者なしから牧原の1号ソロで先制。西武は3回まで東浜の前に1安打無得点に抑えられた。 ソフトバンクは6回、柳田、グラシアルの連打などで1死二、三塁の好機をつくったが後続が倒れ無得点。西武は6回まで無得点。 西武が8回、中村の8号満塁弾で逆転勝ちした。森脇が6勝目。増田が29セーブ目。ソフトバンクの連勝は12でストップした。
◆7番二塁で先発出場したソフトバンク牧原大成内野手が先制弾を放った。 2回2死走者なしから西武先発十亀の138キロのチェンジアップを右翼テラス席に運んだ。「少し抜かれてしまいましたが、うまく反応するうまく反応することができました」。今季1号アーチに気を良くしたが、チームは逆転負け。喜びも半減となった。
◆西武中村剛也内野手が8回に岩崎から逆転満塁本塁打。19年9月6日楽天戦以来で、自身が持つプロ野球記録を更新する通算21本目の満塁弾となった(2位は巨人王の15本)。ちなみに、この試合前までの対岩崎の通算成績は40打数6安打(2本塁打)の打率1割5分で、通算40打席以上対戦した投手では最も低い打率。苦手投手からの逆転満塁弾となった。
◆ソフトバンク 先発東浜巨投手が9勝目を逃した。立ち上がりから快調な投球で7回1安打無失点に西武打線を封じ込んだ。 150キロ超の直球とカーブ、シンカーの変化球を駆使して8奪三振の快投だったが、降板後の8回に中村の満塁弾でチームは逆転負け。「調子はすごくよかったです。自分らしい投球をすることができました」。89球と余力を残しての降板だっただけに、悔しさも募っただろうが自身の連勝は途切れず「次の登板も頑張ります」と気持ちを切り替えた。
◆ソフトバンク周東佑京内野手がリーグトップの44盗塁を決めた。3回、右前打で出塁。 次打者の中村晃の2球目にあっさり二盗に成功した。16日楽天戦から8試合連続で、月間18盗塁とし、96年5月に記録した村松(現外野守備走塁コーチ)に並んだ(球団記録は64年5月広瀬叔功の19)。村松コーチは「警戒されながらの成功率が素晴らしいと思う。本多コーチとの研究も怠らず、しっかり実践できている」と称賛した。
◆ソフトバンクが逆転負けを喫し、連勝は12でストップ。3年ぶりリーグVへ足踏みとなった。 2位ロッテが敗れ優勝マジックは3に減ったが、優勝は27日ロッテ戦以降に持ち越された。モイネロ、岩崎の勝ちパターンで試合をひっくり返され、工藤公康監督(57)は「すみません。申し訳ない...」と悔しそうに声を絞り出した。 1点リードの8回だった。工藤監督は「次の戦略的にも考えて、100球いく前くらいでと考えていた」と、7回まで89球で1安打無失点と好投していた東浜から救援陣につないだ。2番手モイネロが3四球で1死満塁のピンチ。18日楽天戦から登板がなかったセットアッパーの乱調に、工藤監督は「モイネロがあまり投げていなかったというのもありますし、栗山君が(東浜に)一番タイミングが合っていた。考えすぎでした」。スイッチした3番手岩崎がその直後、西武中村に満塁弾を浴びた。指揮官は「厳しい場面でいかせてしまった。打たれたピッチャーというよりはぼくですね」と、敗戦の責任を背負った。 2位ロッテと勝率1厘差でぶつかった10日から勝ち続けていた。21日にマジック8が点灯し、そこから2日で4減らした。息つく間もない勢いで優勝が近づいてきていたが、思わぬ形で小休止となった。工藤監督は「自分たちの戦う試合の中でということはずっと言っている。今日のことは切り替えて、また明日」。目の前まで来ているゴールまで、もう1度進み出す。【山本大地】
◆西武が中村剛也内野手(37)の21本目となる満塁弾で、12連勝中だった首位ソフトバンクを食い止めた。1点を追う8回1死満塁、左中間へ逆転の8号満塁アーチ。自身の持つプロ野球記録を更新する21本目のグランドスラムで、今カードでのソフトバンク優勝とチームの3連覇完全消滅を阻止した。2位ロッテと2ゲーム差に迫る勝利を呼び込み、辻発彦監督の62歳の誕生日に花を添えた。西武辻監督(誕生日プレゼントにウイニングボールを受け取り)「この時期に試合は日本シリーズぐらいしかなかったからね。(中村は)ボール球を見逃して、ストライクを仕留めるところがベテランの経験だろうし、そういうところが数多く修羅場を抜けてきたバッターだと思いますよ」
◆西武が中村剛也内野手(37)の21本目となる満塁弾で、12連勝中だった首位ソフトバンクを食い止めた。 1点を追う8回1死満塁、左中間へ逆転の8号満塁アーチ。自身の持つプロ野球記録を更新する21本目のグランドスラムで、今カードでのソフトバンク優勝とチームの3連覇完全消滅を阻止した。2位ロッテと2ゲーム差に迫る勝利を呼び込み、通算300勝に王手をかけた辻発彦監督の62歳の誕生日に花を添えた。主役は満塁が大好物のおかわり君だった。8回1死満塁。中村は4球連続の直球が、高めに浮いたのを見逃さなかった。左中間へ逆転満弾。打線はソフトバンク投手陣の前に沈黙が続いたが、3四球で訪れた絶好機に回ってきたのが、昨季の満塁成績が32打数17安打4本塁打、打率5割3分1厘という千両役者。「少し打つゾーンを高めに設定してたんで、ちょうどきたんで打てました」。21本目の満塁弾が持つ意味は、両チームにとって大きかった。 負ければ3連覇が完全消滅する危機だった。相手は12連勝という勢いに乗るソフトバンク。しかも敵地3連戦。3連敗すれば宿敵の胴上げを見届ける可能性があった。計り知れない重圧を背負っているのかと思いきや、百戦錬磨の中村は「わかんなかったっす。あんまり知らなかったですね」とどこ吹く風。代名詞の本塁打で主役となり、ライバルの足を食い止めた。 最高の舞台を演出したのは、62歳の執念が凝縮された采配だった。辻監督は1失点で粘る先発十亀を3回で早々と交代。平井を投入し、5回2死でワンポイントに左腕小川を送った。短期決戦のように次々と継投を刻み、1点差で食らいついて迎えた8回の攻撃で逆転に成功した。7人の投手を送り込んだ辻監督はこの日が誕生日。でも中村は「まあ、そんなことをバッターボックスで何も考えてなかったですけど。良かったです」。最高のプレゼントになった。 これで2位ロッテと2ゲーム差。主演・中村、演出・辻監督で、逆転の西武が終盤力を発揮。個人としてもチームとしても勢いに乗る勝ち方に「どうっすかね? わかんないけど、明日起きてから考えます」。いつものおかわり君が戻ってきた。【栗田成芳】 西武平井(4回から登板し1回2/3を完璧の内容)「感覚がよかったので自信を持って投げようと。僕自身、久しぶりにチームに貢献できたと思います」 西武森脇(7回に登板し3者凡退に抑え6勝目)「ここ最近いい内容ではない中でも、結果的に抑えることができた試合もありましたが、今日はよかった。チームが勝ったことがうれしい」
◆ソフトバンク・工藤公康監督(57)が試合前に取材に対応。2005年の15連勝以来の13連勝に向けて「全てがいい方向にいっているのは日々の試合でも感じています」と意気込んだ。 前日23日は先発・石川が7回1失点で9勝目。柳田が28号2ラン含む4打点と投打がかみ合った。この日の先発は9月以降、6戦6勝の安定感を誇る東浜。指揮官も「1週間の中での自分のリズムができてきているのがいい要因のひとつかなと思います。いい緊張感の中でできている」と期待した。 西武時代の1982年から94年まで7度の2桁勝利など、エースとして黄金期を築いた。当時と比較しながら「(西武時代にも12連勝は)ありましたよ。まだ若かったときに15連勝くらいしたんですかね。野手は勝つほどに比例してよくなっていきますね。投手は誰が負けるんだという話が出るようになります」と笑顔で振り返っていた。
◆ソフトバンク・大竹耕太郎投手(25)がキャッチボールなどで調整。25日の西武戦で1軍登録され、先発登板する。「2軍でやってきた投球から変えることもない。平常心を心がけたい。変な重圧を感じずにやっていきたい。今年の集大成だと思って」と意気込んだ。 今季は2試合に登板して1勝0敗、防御率2・53。8月19日のロッテ戦(ZOZOマリン)以来の1軍マウンドで「自分の中で足りないからそうなった(1軍定着できなかった)。前回上がってきたときよりも自信を持っていけると思う」と力を込めた。 24日の結果次第では、リーグ優勝がかかる一戦。早大時代にも胴上げ投手を経験しているといい「そういうのに強いと思い込みたいですね」と笑った。工藤監督も「ファームから推薦をいただいた。その先(CS、日本シリーズなど)も含めて考えていきたい」と期待していた。
◆ソフトバンクが13連勝に向け、先制に成功した。二回2死、牧原大成内野手(28)が右翼テラスに1号ソロを放った。 第1打席に向かう中、ドームに流れたのは16日に公開されたアニメ映画「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」の主題歌でもあるLiSAさん(33)の『炎』。その2球目、138キロを振り切り鷹に勢いをもたらした。 牧原の本塁打は昨年8月25日のロッテ戦(ZOZOマリン)以来だった。チームは12連勝中で、そのうち先制したのは10試合。先行して逃げ切るという流れの中で、この日も先手を取った。
◆西武・中村剛也内野手(37)が1点を追う八回に、左中間席に飛び込む起死回生の満塁本塁打を放った。 通算21本目となる満塁弾に「打ったのは真っすぐ。打ててよかったです」と笑顔で振り返った。24日は辻監督の62歳の誕生日。負ければ3年連続のリーグ優勝の可能性が消滅する一戦で、プロ19年目のベテラン主砲の存在感が光った。
◆西武は0-1の八回1死満塁から中村の8号本塁打で4点を挙げ、逆転勝ちした。7投手でつなぎ、森脇が6勝目、増田が29セーブ目。ソフトバンクは東浜が7回1安打無失点と快投したが、八回の継投が裏目で連勝が12で止まった。
◆ソフトバンクは西武に逆転負けを喫し、連勝が「12」で止まった。2位のロッテがオリックスに敗れたため優勝へのマジックナンバーは「3」に減った。 10月10日のロッテ戦(ペイペイ)から2週間負けナシでVへ突っ走ってきた鷹が、まさかの形で逆転負けだ。二回に伏兵・牧原の今季1号&プロ通算7号となる右越えソロで先制すると、先発の東浜は7回1安打無失点の二塁も踏ませぬ準完全投球を見せ、この日もゲームはソフトバンク優勢で進んだ。 しかし、1-0の八回に2番手で送り出したモイネロが誤算だった。先頭の栗山から犠打も挟み3連続四球。塁が埋まった状態でマウンドに上がった岩崎が中村に逆転満塁弾を浴び、一気に1-4とひっくり返された。 モイネロは今季、試合前時点まで47試合に登板し、2勝2敗1セーブ、36ホールド、防御率1・18という数字を残してきた。抜群の安定感でチームの試合終盤を支えてきたが、優勝を目前にしまさかの黒星となった。 約2週間ぶりの敗戦は喫したが、ロッテがオリックスに敗れたため、試合前時点で「4」としていた優勝へのマジックナンバーが、「3」に。最短での優勝は27日のロッテ戦(ペイペイ)となった。
◆ソフトバンクが逆転負けで連勝は「12」でストップ。ロッテがオリックス戦(京セラ)で敗れたため、優勝マジックは「3」となった。試合後、工藤公康監督(57)が取材に応じた。主な一問一答は以下の通り。 --東浜が好投 「良かったですねえ。良かったです。すべてのボールが良かったと思うし...うん」 --モイネロは登板の間隔も空いていただけに投げさせたい思いもあったか 「投げさせたいという思いもあったんですけど、次のちょっと...戦略的に。ちょっと考えて、はい。きょうは(東浜が)100球、まあどれくらい行けるかというのもあったんですけど。100球行くくらいまでというのはちょっと考えていました...。すみません!」 --ここまで勝ってきたチームの形で、打つべき手を打った 「打ったつもりではいるんですけどね。結果がこうであれば、はい、僕が交代をさせて次のモイネロを行かせたのでね、そこは、自分の責任かなと思います」 --モイネロは登板間隔が空いていたとはいえ、珍しい荒れ方だった 「そうですね、まあちょっと、ええ...張りもあるという話もちょっと、疲労があるので張りもあるということもあったので少し空けて。毎日トレーナーとも確認を取ってやってきたんですけど、問題はないということだったので。きょうはいい形であれば行ってもらおうと思ってはいたんですけど。はい...申し訳ないです」 --連勝は止まったが自力で勝っていくだけ 「そうです。自分たちのね、戦う試合の中で勝っていくというのを常に言ってやってきていますので。またきょうの試合は試合でしっかりと切り替えて、またあした、というところをね。しっかりとみんなで全力で戦っていきたいと思います」
◆西武の辻監督は執念の采配で、62歳の誕生日を白星で飾った。1失点ながら球数がかさんでいた先発の十亀を3回で交代。四回から1回2/3を無安打に抑えた平井ら救援投手を6人つぎ込んで追加点を与えず、逆転勝ちにつなげた。辻監督は「粘り強く、勝つためにこういう野球をしないといけない。本当に頑張ってくれた」とたたえた。 攻撃でも山川に代打を送るなど、積極的に動いた。九回を締めた増田からウイニングボールを手渡され「この時期は(例年なら)レギュラーシーズンはない。複雑な気持ちだね」と言いながらも笑みを浮かべた。
◆辻監督は執念の采配で、62歳の誕生日を白星で飾った。先発の十亀を3回で交代させるなど、計7投手の継投策でしのいだ。「(投手陣が)1点で踏ん張ってくれたので、逆転勝利できた」。さらに「俺の誕生日だったからね。いいプレゼントをもらいました」と笑顔を見せた。
◆託した必勝のバトンは、獅子の満塁男によって砕かれた。ソフトバンクが痛恨の逆転負けで、連勝は「12」でストップ。工藤監督も悔しい表情だった。 「僕が交代をさせて次のモイネロをいかせたので、自分の責任かなと思います」 先発した東浜が7回無失点。89球で交代させたが、1-0の八回に投入したモイネロが誤算だった。3四球などで1死満塁。岩崎にスイッチするも、中村に148キロ直球を左中間スタンドへ。中村自身が持つ日本記録を更新する通算21本目のグランドスラムを浴びて、マウンドでうなだれた。 2週間ぶりの敗戦で連勝は止まったものの、ロッテが敗れたためマジックは「3」。最短優勝は週明け、27日のロッテ戦(ペイペイドーム)となった。福岡で歓喜を見せるためにも、着実に数字を減らすつもりだ。 「自分たちの戦う試合の中で勝っていくというのを常に言ってやってきていますので。しっかりと切り替えて。しっかりとみんなで全力で戦っていきたいと思います」 投手陣への信頼は揺らがない。止まったのなら、また歩き出せばいい。(竹村岳)
◆西武は24日、ソフトバンク19回戦(ペイペイドーム)に4-1で逆転勝利を飾った。中村剛也内野手(37)が1点を追う八回に逆転の8号満塁本塁打。負ければ優勝の可能性が完全消滅する一戦で、通算21本目の満塁弾を放った。2位・ロッテに2ゲーム差の3位。逆転でのクライマックスシリーズ(CS)進出が現実味を帯びてきた。 無心で振り抜いた打球が、大きな放物線を描いた。1点を追う八回。中村が岩崎の直球を左中間席へ運んだ。 「何も考えずに打てる球を打とうと、自分のバッティングをしようと考えて打席に入りました」 起死回生の8号グランドスラム。勝たないとリーグ3連覇が完全消滅する一戦で逆転に導いた。 満塁本塁打は昨年9月6日の楽天戦以来通算21本目で、自身が持つプロ野球記録を更新(2位は巨人・王貞治の15本)。昨季は満塁で打率・531(32打数17安打)、4本塁打、49打点と驚異的な成績を残した。 今季、満塁時の打率は試合前まで・143(7打数1安打)。チャンスで走者をかえせなかったが、昨季までの勝負強さを発揮し、12連勝中のソフトバンクを止めた。 鷹の優勝は目前。だから、西武は上位2チームが出場できるCS進出を狙う。自力でのCS進出の可能性が1日で復活し、2位・ロッテに2ゲーム差の3位。優勝した2018、19年はCSでソフトバンクに敗退しており、短期決戦は借りを返す絶好の機会だ。 37歳の中村は打率・196と低調だが「この感覚をいい方向に結びつけていきたい」と前を向く。残りは14試合。「目の前の試合に勝っていったら、いい結果につながると思う」と一戦必勝を掲げた。(樋口航)
◆ソフトバンクは序盤の猛攻で西武を圧倒し、7-2で勝利。2位のロッテはオリックスに勝利したが、優勝へのマジックナンバーを自力で1つ減らし「2」とした。 前日24日には工藤ホークスとなって最長まで伸びていた連勝が「12」でストップ。だが、今のソフトバンクナインが、そのムードを引きずることなどなかった。 突破口を開いたのは、やはり周東だった。一回先頭でいきなり中前打。すぐさま9試合連続、リーグトップを快走する45個目の盗塁を決めると、1死二塁となって柳田が中前適時打。これを中堅・金子が後逸したことで、打者走者の柳田も本塁に生還し、いきなり2点を先制した。 8月19日以来の先発だった大竹も、二回までに大量6点の援護をもらい5回3安打1失点と奮投。五回には松田宣に12号ソロも飛び出し、3位から逆転でのクライマックスシリーズ(CS)進出を目指す西武を寄せつけなかった。 2位のロッテはオリックスに勝利したが、優勝マジックは「2」となった。27日のロッテ戦(ペイペイ)に勝利すれば、いよいよ3年ぶりリーグVの瞬間が訪れる。
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ソフトバンク |
64 | 40 | 5 | 0.615 (↓0.006) | M3 (↑1) |
11 | 484 (+1) | 364 (+4) | 117 (+1) | 91 (+1) |
0.250 (-) | 3.010 (↓0.01) |
2 (-) |
ロッテ |
55 | 50 | 2 | 0.524 (↓0.005) | 9.5 (-) |
13 | 412 (-) | 440 (+3) | 82 (-) | 79 (+1) |
0.237 (↓0.001) | 3.920 (↑0.01) |
3 (-) |
西武 |
52 | 51 | 3 | 0.505 (↑0.005) | 11.5 (↑1) |
14 | 425 (+4) | 470 (+1) | 98 (+1) | 70 (-) |
0.237 (↓0.002) | 4.230 (↑0.03) |
4 (-) |
楽天 |
50 | 52 | 6 | 0.490 (↓0.005) | 13 (-) |
12 | 493 (+4) | 471 (+5) | 106 (+1) | 62 (+1) |
0.258 (↑0.001) | 4.200 (↑0.01) |
5 (-) |
日本ハム |
47 | 56 | 5 | 0.456 (↑0.005) | 16.5 (↑1) |
12 | 447 (+5) | 477 (+4) | 84 (+2) | 69 (-) |
0.250 (-) | 4.020 (↑0.01) |
6 (-) |
ORIX |
41 | 60 | 7 | 0.406 (↑0.006) | 21.5 (↑1) |
12 | 407 (+3) | 446 (-) | 82 (+1) | 82 (-) |
0.249 (↓0.001) | 3.960 (↑0.04) |
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