1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ロッテ | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 4 | 10 | 1 | 0 |
西武 | 1 | 0 | 0 | 2 | 3 | 0 | 0 | 1 | X | 7 | 10 | 3 | 2 |
勝利投手:ニール(5勝7敗0S) (セーブ:平良 海馬(1勝0敗1S)) 敗戦投手:小島 和哉(7勝8敗0S) 本塁打 |
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◆西武が同一カード3連勝。西武は1-1で迎えた4回裏、スパンジェンバーグの2ランで勝ち越しに成功する。続く5回には外崎の3ランが飛び出し、リードを広げた。投げては、先発・ニールが5回1失点で今季5勝目。敗れたロッテは、先発・小島が試合をつくれなかった。
◆初球からリクエストとなった。ロッテ藤原恭大外野手は1回、西武ニールの外角ツーシームをとらえて右中間へ。快足を飛ばして二塁を蹴った。 三塁にヘッドスライディングしクロスプレー。間一髪アウトの判定に対し、井口監督がリクエストし、リプレー検証となった。しかし、判定は覆らず、藤原は二塁打。積極果敢な走塁は実らなかった。
◆ロッテ藤岡裕大内野手が秘打を放った。 3回先頭で打席に立つと、西武ニールの内角高めカットボールを左前へ。鋭い回転のかかった打球は、左翼を守る外崎の前ではずむと、左翼線方向に急激にバウンド。ジャンプした外崎のグラブの先をかすめるようにフィールドを転々とした。 藤岡は一気に三塁まで進み、1死後、藤原の左犠飛で同点のホームを踏んだ。
◆西武は1回に4番栗山の左犠飛で先制。ロッテは1点を追う3回1死三塁から、藤原の犠飛で同点に追いついた。 西武は4回、スパンジェンバーグが13号勝ち越し2ラン。5回には外崎が6号3ラン。ロッテは6回、3点を返し2点差とした。 リードを守りきった西武が4連勝を収め、84日ぶりに貯金1とした。敗れたロッテは今季初の4連敗を喫した。 西武ニールが5勝目、平良は1セーブ目。ロッテ小島は8敗目。
◆西武外崎修汰内野手が6号3ランで試合を決めた。2点リードの5回一、三塁で左翼席へ運び、突き放した。 9月13日以来、39日ぶりの本塁打。3回、左翼守備で失策し同点に追いつかれていたが、3安打3打点の活躍。「どうにかしてチームに勢いをつけないといけないと思っていたので、いい結果になってよかった」。ミスを帳消しにしてあまりあるパンチ力を発揮した。
◆ロッテが105試合目で今季初の4連敗を喫し、振り向けば3位西武が3ゲーム差に迫った。 角中と田村がコンディション不良となり、思い通りの打線には組み替えられなかったが、2ケタ安打で4得点と復調の兆しは見えた。井口監督は「何とかヒットが出るようになった。ここまでみんな頑張ってきた結果でまだ3ゲーム(差)あるんでね、切り替えてやるしかない」とCS切符死守に注力する。
◆ネットに身を預け、打球に食らいついた。8回の守備、無死一塁で西武のセカンド山野辺翔内野手は、一塁ファウルゾーンネット際への打球に、フェンスの上に乗っかりながら捕球。すかさずネットの反動を使って着地すると、タッチアップを狙う一塁走者を二塁送球でタッチアウトとした。2点差とされ、傾きかけていたムードを再び引き寄せたビッグプレー。辻監督は「ラッキーボーイ。あのプレーは大きいよ。ホント助けた」と同一カード3連勝の立役者をたたえた。 4連勝。1カ月前は遠く離れていた2位が、くっきりと見えてきた。9月14日に2位ロッテと最大9ゲーム差の5位から、最終盤に入って3ゲーム差に詰めてきた。貯金生活も7月30日以来84日ぶりで、辻監督は「昨日勝った意味をさらに大きくする試合だった」。昨季最大8・5ゲーム差から逆転優勝した"終盤力"が出てきた。 2位を見据えつつも、壁が立ちはだかる。11連勝で首位独走のソフトバンクと敵地3連戦。辻監督は「(ソフトバンク)状態いいね。あと楽天に、ファイターズでしょ。大変だと思います」。地に足つけて福岡に乗り込む。【栗田成芳】 ▽西武山野辺(8回に好プレー)「うまく(ネットに)引っかかった感じです。一塁走者をどのように刺したかはあまり覚えていないです。監督の言うように、しっかり一日一善をやっていけたらと思います」。
◆西武の外崎が3-1の五回2死一、三塁で小島の変化球を思い切って引っ張り、左翼ポール際へ6号3ランを放った。三回の左翼の守備では左前に落ちた打球を後ろへそらし、失点につながる失策を犯していたが、9月13日以来のアーチで取り返し「何とか挽回したいという気持ちで打席に入った」と胸をなで下ろした。 一回には二塁への内野安打、四回には左中間への二塁打と固め打ち。不振で打率は2割3分台まで落ち込んでいたが、これで4試合連続安打と復調を印象付けた。
◆西武が4連勝した。1-1の四回にスパンジェンバーグの2ランで勝ち越し、五回に外崎の3ラン、八回に代打山川の犠飛で加点。ニールは5回1失点で5勝目、平良は今季初セーブを挙げた。ロッテは小島が5回6失点と崩れ4連敗。
◆3位・西武が、2位・ロッテとのゲーム差を「3」に縮めた。 「8番・三塁」で先発出場したスパンジェンバーグが、一振りで球場の雰囲気を変えた。同点で迎えた四回。勝ち越しとなる13号2ランを放ち、本拠地に詰めかけたレオ党を沸かせた。 「勝ち越しの場面で回してくれたから、何とか生かせるように打席に入った」 小島が投じた124キロのスライダーを完璧に捉え、右中間席へ。10月1日のオリックス戦(京セラ)以来、3週間ぶりとなる一発に「いい感じで打つことができた」と笑顔を見せた。チームとしても、6試合ぶりのアーチだった。 助っ人の一発に外崎も続いた。第1打席は二塁内野安打、第2打席は左中間を破る二塁打と2安打を放って迎えた五回の第3打席。小島の131キロのカットボールを振り抜き、レオ党の待つ左翼席に6号3ラン。「左翼」で出場したこの日は、三回に藤岡の左前打を後逸。その後の失点に結びついてしまった。「何とか挽回したいという気持ちで打席に入った」とミスをバットで取り返した。(樋口航)
◆2位ロッテは3位西武に3連敗して3ゲーム差と迫られ、クライマックスシリーズ(CS)進出への雲行きが怪しくなってきた。井口監督は「3連敗すればゲーム差が縮まるのは当然。みんなが頑張ってきた結果でまだ3ゲームある。切り替えてやるしかない」と強調した。 打線が中盤に追い上げたが、あと一歩及ばなかった。先発予定だった田村と角中がコンディション不良で欠場。代わりに先発した不振の井上が無安打でブレーキとなった。
◆12球団で今季唯一4連敗のなかったロッテが、シーズン大詰めで4連敗を喫した。首位・ソフトバンクの背中はもはや遠く遠くにかすみ、振り向けば、3位・西武と3ゲーム差。レオの足音がひたひたと迫ってきた。 「打つ方は何とかヒットも出るようになって、何名かを除いては良い感じで上がってきている」。敗戦にも、井口資仁監督(45)は10安打を放った打線に少しだけ安堵の表情を浮かべた。 チームトップの25本塁打、65打点をマークしていた主砲マーティンが「左足関節捻挫」で戦線離脱。この日は不振の井上を先発から外す予定が、角中と田村のコンディション不良で苦渋のオーダー編成となった。そして皮肉にも、10月に入って17試合目でようやく2桁安打を記録した。 しかし、投手陣が10月ワーストの7失点。投打の歯車がかみ合わず、眼下の敵となった西武に3連戦3連敗。それでも、指揮官は「(西武とは)まだ3ゲームあると考えて、切り替えてやるしかない」と必死に前を向いた。(東山貴実)
◆西武の平良が今季初セーブを挙げた。連投していた抑えの増田を休ませるため、7-4の九回に登板。1死で四球を与えたが、藤原を空振り三振に、荻野を一直に仕留め「いつもと変わらない気持ちでマウンドにいった。力で押し切ることができた」とうなずいた。 昨年8月のプロ初セーブは、北海道釧路市での試合に中継ぎで投げ、八回途中に日没コールドゲームとなって転がり込んだ。九回を抑えてセーブを挙げるのは初めてで「最終回を締めてゼロで終えられて良かった」と安堵した。
◆いよいよクライマックスシリーズ(CS)進出が現実味を帯びてきた。西武・外崎修汰内野手(27)が、3-1の五回に9月13日以来の6号3ラン。2死一、三塁で小島の変化球を捉えて左翼席へ。チームを2位・ロッテとの3連戦3連勝に導き「自分がどうにかしてチームに勢いをつけていかないといけないと思ったので、いい結果になってよかった」と拳を握った。 汚名返上の一発だ。三回に左翼の守備で藤岡の左前に落ちた打球を後逸。失点につながる痛恨の失策を犯し「何とか挽回したいという気持ちだった」という。この日は一回に二塁内野安打、四回に左中間二塁打を放ち3安打3打点。七回は死球でサイクル安打こそ逃したが、4試合連続安打で好調ぶりを示した。 チームは4連勝。7月30日以来の"貯金生活"に突入した。CS圏内の2位とのゲーム差は3。背番号5は、23日からの首位・ソフトバンクとの3連戦へ「一試合一試合、何としても勝ちにいく」と腕を撫した。(樋口航)
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ソフトバンク |
63 | 39 | 5 | 0.618 (↑0.004) | M6 (↑2) |
13 | 475 (+4) | 359 (+2) | 115 (-) | 88 (+1) |
0.250 (-) | 3.020 (↑0.01) |
2 (-) |
ロッテ |
55 | 48 | 2 | 0.534 (↓0.005) | 8.5 (↓1) |
15 | 410 (+4) | 430 (+7) | 80 (-) | 78 (-) |
0.237 (↑0.001) | 3.890 (↓0.03) |
3 (-) |
西武 |
51 | 50 | 3 | 0.505 (↑0.005) | 11.5 (-) |
16 | 420 (+7) | 461 (+4) | 97 (+2) | 70 (+2) |
0.239 (↑0.001) | 4.250 (↑0.01) |
4 (-) |
楽天 |
50 | 51 | 5 | 0.495 (↑0.005) | 12.5 (-) |
14 | 485 (+6) | 462 (+3) | 105 (+2) | 61 (+1) |
0.258 (↑0.001) | 4.210 (↑0.01) |
5 (-) |
日本ハム |
46 | 56 | 4 | 0.451 (↓0.004) | 17 (↓1) |
14 | 438 (+2) | 469 (+4) | 81 (+1) | 67 (+2) |
0.250 (↓0.001) | 4.030 (↑0.02) |
6 (-) |
ORIX |
39 | 60 | 7 | 0.394 (↓0.004) | 22.5 (↓1) |
14 | 397 (+3) | 444 (+6) | 80 (+1) | 82 (-) |
0.249 (-) | 4.010 (↓0.02) |
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