楽天(☆6対3★)オリックス =リーグ戦21回戦(2020.10.22)・楽天生命パーク宮城=
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ORIX
0000030003701
楽天
11003001X6902
勝利投手:岸 孝之(5勝0敗0S)
(セーブ:牧田 和久(1勝2敗2S))
敗戦投手:田嶋 大樹(4勝6敗0S)

本塁打
【オリックス】ジョーンズ(12号・6回表3ラン)
【楽天】ロメロ(22号・5回裏3ラン),ロメロ(23号・8回裏ソロ)

  DAZN
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◆楽天は初回、島内が適時打を放ち、幸先良く先制する。続く2回裏に下妻のスクイズで加点すると、5回にはロメロの3ランが飛び出し、リードを広げた。投げては、先発・岸が7回3失点の好投で今季5勝目。敗れたオリックスは、先発・田嶋が試合をつくれなかった。

◆楽天岸孝之投手(35)は通算2000投球回まであと6回2/3。通算2000投球回は過去89人が達成しているが、岸が通算299試合で到達すれば、54年黒尾(近鉄)の298試合に次ぐ歴代9位のスピード記録となる。

◆最下位オリックスが楽天に敗れ、クライマックスシリーズ(CS)進出が完全消滅した。 今季ここまで106試合を戦い、39勝60敗7分けの借金21。12球団最速で60敗に到達した。

◆楽天は1回、島内が先制適時打。2回には下妻のセーフティースクイズで追加点。先発岸は3回まで2安打無失点。 楽天は5回にロメロの2戦連発となる22号3ランで加点。オリックスは6回にジョーンズの12号3ランで2点差に詰めた。 楽天は8回にロメロの2打席連発の23号ソロで加点。引き分けを挟んでの連敗を4で止めた。オリックスはCS進出が完全消滅。 楽天岸は5勝目、牧田が2セーブ目。オリックス田嶋は6敗目。

◆オリックスが追い上げ及ばず、クライマックスシリーズ(CS)進出が完全消滅した。 西村前監督の事実上の解任を受け、8月21日から指揮する中嶋監督代行は「来年が始まっているつもりでやるしかない。シーズン最後まで、前を向いて『どうやったら勝てるのか』を全員で考えないといけない」と現実を受け止めた。 12球団最速で60敗に到達し、借金21で最下位のまま。CSは14年を最後に6年連続で進出できていない。

◆楽天岸孝之投手がメモリアル白星で、チームの連敗を4で止めた。 6回2/3を投げ、史上90人目の通算2000投球回を達成。7回3失点で5戦連続クオリティースタートを達成し、無傷の5勝目を挙げた。「ずっと健康ではなかったので、トレーナーさん、コンディショニングコーチ、家族やチームメートなどに感謝したい」。負ければ優勝の可能性が完全消滅する一戦をもぎ取った。   楽天ロメロ(2戦連発の22、23号で4打点)「岸が頑張っているので援護できてよかったよ」   楽天三木監督(通算2000投球回を達成した岸に)「素晴らしいこと。通過点としてこれからも頑張ってもらいたい」

◆メモリアルな1勝で負の連鎖をせき止めた。楽天先発の岸孝之投手(35)が、オリックスを相手に7回3失点で5勝目を挙げ、通算2000投球回を達成した。味方の援護にも背中を押され、5試合連続でクオリティースタートを記録。志願の力投で7回を投げきり、記念ボードを掲げた。負ければリーグ優勝の可能性が消滅する一戦をもぎ取り、引き分けを挟んだ連敗を4で止めた。CS圏内の2位ロッテとは4ゲーム差とした。こん身の1球で「2000」を決めた。2点リードの7回1死、オリックス大城を2球で追い込み、直球で3球勝負をかけた。青色のグラブを振りかぶり、しなやかに、力強く右腕を振る。狙いの内角から、中へ入ったが見逃し三振。6回2/3を投げ、通算2000投球回に到達した。「今日達成したいなと思って頑張りました」。この回を3者凡退に抑え、渡辺直選手兼コーチから渡された記念ボードを誇らしげに掲げた。 プロ14年間で積み上げた「2000」を支えるサポートに頭を下げる。今季は変則日程の影響もあり、思うように調整が進まなかった。今季初登板は7月4日ロッテ戦。3試合に登板後、再び2カ月間ファーム調整に入り、キャンプさながらに一から体を作り直した。「よくここまで投げてきたなと。ずっと健康で投げてきたわけではないので、トレーナーさん、コンディショニングコーチ、もちろん家族、チームメートも含めて感謝したいと思います」。特に、コロナ禍で時間を共有した妻、子どもには重ねて言葉を贈った。「一緒にいて気持ちも落ち着きますし、いつも変わらずに接してくれる。そばにいてくれるだけで心の支えになりました」。 先発投手としてのプライドも「2000」を裏付ける。西武時代、簡単にはマウンドを譲らない涌井と切磋琢磨(せっさたくま)した。「ワクに続いて自分も負けじと目標にしてやっていました」。6回を投げ終え101球。この回にジョーンズに3ランを浴びたが「僕の中ではここでは降りられない。あと1イニング投げて達成したいという気持ちもあった」と続投を志願。きっちり0を並べ、役割を全うした。 逆転CSへ流れも引き寄せる。一昨日は守護神ブセニッツ、昨日は松井が被弾。負の連鎖が続いたが、引き分けを挟みチームの連敗を4で止めた。「まだ諦めていないですし、残り試合チーム一丸となってたくさん勝っていきたいです」。メモリアルな1勝を潮目とする。【桑原幹久】

◆楽天・島内宏明外野手(30)が「4番・DH」で先発出場し、2試合連続で先制タイムリーを放った。0-0、一回2死二塁。相手先発、田嶋の直球を右前に弾き返した。球団広報を通じて、「黒川のバットを借りました。練習でいつも使っているんですけど、相当グッドなバットです。試合ではグッしなりで打つことができました。"フミヤ(黒川)打法"です」とコメントした。

◆楽天のロメロが2打席連続本塁打で4打点を挙げ、勝利に貢献した。2-0の五回2死一、二塁で田嶋の内角球を左翼席へ運ぶ2試合連発の3ラン。5-3の八回にも先頭打者で左越えへ23号ソロを放った。  昨季まで在籍した古巣オリックスを相手に連日のアーチ。4位から逆転でのクライマックスシリーズ(CS)進出に向け「集中してしっかり捉えることができている。毎日勝てるようにやる」と力強く語った。

◆楽天が連敗を4で止めた。一回に島内の適時打で先制し、二回に下妻のスクイズで加点。五回にロメロの3ラン、八回にもロメロのソロで差を広げた。岸は7回6安打3失点で無傷の5連勝。オリックスはCS進出が完全になくなった。

◆楽天・岸孝之投手(35)が先発し、7回6安打5三振3失点で5勝目を挙げた。六回1死から、前夜に決勝弾を放った大城を見逃し三振に仕留め、通算2000投球回に到達した。プロ野球90人目。初登板は西武時代の2007年3月30日の日本ハム戦。  球団広報を通じて、「立ち上がりから状態は良くなかったです。六回の3失点はもったいなかったです」と振り返り、大台到達には「自分がよくここまで投げられたと思います。ここまで使ってくれた監督、コーチ、トレーナー、スタッフの皆さんに感謝したいです」とコメントした。

◆オリックスは追い上げも及ばず、クライマックスシリーズ(CS)進出の可能性が消えた。中嶋監督代行は「シーズン最後まで前を向いてどうやったら勝てるのか全員で考えないといけない。目標がなくなったわけではない」と努めて前向きに話した。  先発の田嶋は0-2の五回無死一塁から相手のバントミスで併殺を奪った後、2四球を与えてロメロに一発を浴びた。踏ん張れず「チームに流れを持ってくる投球ができていなかった」とうつむいた。

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
63395 0.618
(↑0.004)
M6
(↑2)
13475
(+4)
359
(+2)
115
(-)
88
(+1)
0.250
(-)
3.020
(↑0.01)
2
(-)
ロッテ
55482 0.534
(↓0.005)
8.5
(↓1)
15410
(+4)
430
(+7)
80
(-)
78
(-)
0.237
(↑0.001)
3.890
(↓0.03)
3
(-)
西武
51503 0.505
(↑0.005)
11.5
(-)
16420
(+7)
461
(+4)
97
(+2)
70
(+2)
0.239
(↑0.001)
4.250
(↑0.01)
4
(-)
楽天
50515 0.495
(↑0.005)
12.5
(-)
14485
(+6)
462
(+3)
105
(+2)
61
(+1)
0.258
(↑0.001
4.210
(↑0.01)
5
(-)
日本ハム
46564 0.451
(↓0.004)
17
(↓1)
14438
(+2)
469
(+4)
81
(+1)
67
(+2)
0.250
(↓0.001)
4.030
(↑0.02)
6
(-)
ORIX
39607 0.394
(↓0.004)
22.5
(↓1)
14397
(+3)
444
(+6)
80
(+1)
82
(-)
0.249
(-)
4.010
(↓0.02)