中日(☆1対0★)DeNA =リーグ戦21回戦(2020.10.22)・ナゴヤドーム=
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DeNA
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中日
10000000X1400
勝利投手:大野 雄大(10勝5敗0S)
敗戦投手:平良 拳太郎(3勝5敗0S)
  DAZN
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◆中日が投手戦を制した。中日は1回裏、無死満塁の好機からビシエドの犠飛で先制する。投げては、先発・大野雄が9回無失点9奪三振の快投。初回の1点を守り抜き、今季10勝目を挙げた。敗れたDeNAは、先発・平良が7回1失点と好投するも、打線が援護できなかった。

◆中日大野雄大投手(32)は9月15日広島戦の2回から36イニング連続無失点中。連続イニング無失点のプロ野球記録は58年金田(国鉄)の64回1/3だが、中日では56年大矢根の40回1/3が最長。今日DeNA戦で球団記録を更新できるか。

◆DeNA佐野恵太内野手(25)が、背中の張りの治療のためチームを離れ、横浜へ帰った。 ラミレス監督が試合前、オンライン取材に対応。佐野の状況について「今日も治療が優先。横浜に帰して、明日、状態がよければ試合に出てもらいたい」と説明した。 佐野は、20日同戦前の練習中に背中に軽い張りを訴えた。試合には出場したが3打数無安打で6回の守備から途中交代。21日は、今季初の欠場となっていた。

◆日米通算2000本安打にあと1本と迫っているDeNAホセ・ロペス内野手(36)が、ベンチ外となった。 ラミレス監督が試合前にオンライン取材に対応。「ロペスは今日はラインアップに入らず、上がりです。投手2人(エスコバー、パットン)を入れようと思います」と話した。 中日先発は左腕の大野雄。ロペスは今季、右投手に対して打率2割8分。左に対しては同1割8分9厘と、左腕を苦手としている。 記録達成は23日広島戦(横浜)以降に持ち越しとなった。

◆DeNA大和内野手のスイングが守備妨害と判定された。1回無死一塁、1ボール2ストライクから一塁走者の神里がスタート。中日の捕手・木下が二塁に送球しようとした際、大和の振り切ったバットがすねに当たった。木下はボールを落とし、送球できなかった。 球審から守備妨害のアナウンスがあり、二塁に達していた神里は戻された。 続くソトの2球目に神里は再びスタートを切ったが、二塁で刺されアウトとなった。

◆中日の大野雄大投手(32)が、連続イニング無失点の球団記録を64年ぶりに更新した。36回連続無失点で先発したDeNA戦は、5回2死も無失点でクリア。56年に大矢根博臣が記録した40回1/3を超えた。 初回、いきなり神里に右前打を許した。だが、2番大和を三振。二盗失敗もあり、3人で抑えた。2回は4番オースティンをフォークで空振り三振、蝦名からはツーシームで3球三振を奪うなどペースが上がり、3回も2奪三振。序盤は打者9人で封じた。 4回、先頭の神里に再び右前打を許すものの、大和を投ゴロ併殺。続く3番ソトに初球を捉えられ、右翼へ大飛球を運ばれた。場内がどよめく中、打球はわずかにポールの右を通過。マウンドで苦笑いを浮かべた左腕は結局、投ゴロに仕留めて40回に到達した。 迎えた5回。先頭オースティンに右前打を許すが、5番宮崎を投ゴロ併殺。この瞬間、球団記録を更新した。続く蝦名も三振。5回まで3安打で無失点を継続した。 登板前、連続無失点記録に対する考え方を明かしていた。 大野雄 だれかがそういう記録に挑戦しているときはかわいそうだな、と思って見ていた。いい記録なのは間違いないので周りがいろいろ言うのは当たり前だけど、本人としてはそんなに意識していない。そこにこだわりはない。1点を怖がって複数失点がアカンというのがすべて。チームが勝つことの方が大きい。意識すると落とし穴がある。今まで通りの投げ方をすれば、結果がついてくると思う。 初回に4失点して敗戦投手となった9月15日広島戦の2回から、記録は始まった。以降、4試合中3完封。相手に得点を与えない投手として1カ月以上、マウンドに立ち続けた。この間、奪三振に加えて、防御率でもリーグトップに躍進。チームをAクラスに浮上させるだけではなく、リーグを代表する左腕としても存在感を発揮した。

◆DeNA平良拳太郎投手が7回を96球、4安打1失点と好投した。1回にいきなり無死満塁のピンチを招いたが、ビシエドの犠飛による1点で食い止めた。 「まずは試合を作れるように、ランナーを出しても粘り強く投げたいです」と話していた通り、2回以降は持ち味の制球力で要所を締め、ゲームを作った。

◆中日は1回無死満塁からビシエドの犠飛で1点を先制。先発大野雄はDeNA打線を3回まで1安打無失点に抑えた。 大野雄は4、5回と先頭打者に安打を許すが後続を打ち取り、6回まで3安打無失点。DeNA先発平良も6回まで1失点の好投。 中日大野雄大は2戦連続完封で10勝目を挙げ、チームは3連勝で2位堅守。DeNAは3連敗で先発平良7回を1失点ながら5敗目。

◆中日の大野雄大投手(32)が連続イニング無失点の球団記録を64年ぶりに更新した。36回連続無失点で先発したDeNA戦は5回2死も無失点でクリア。56年に大矢根博臣が記録した40回1/3を超えた。試合は初回の1点を最後まで守り抜き、今季6度目の完封で自身5年ぶりの2ケタ10勝目。連続無失点は45回まで伸びた。 初回いきなり神里に右前打を許した。だが、2番大和を三振。二盗失敗もあり3人で抑える。2回は4番オースティンをフォークで空振り三振、蝦名からはツーシームで3球三振を奪うなどペースが上がり、3回も2奪三振。序盤は打者9人で封じた。 4回先頭の神里に再び右前打を許すものの大和を投ゴロ併殺。続く3番ソトに初球をライトへ大飛球を運ばれる。場内がどよめく中、打球はわずかにポールの右を通過。マウンドで苦笑いを浮かべた左腕は結局、投ゴロに仕留めて40回に到達した。 そして迎えた5回。先頭オースティンに右前打を許すが、5番宮崎を投ゴロ併殺。この瞬間、球団記録を更新した。続く蝦名も三振。5回まで3安打で無失点を継続した。8回2死から連打を許し一、三塁と初のピンチを迎えたが代打楠本を三振。9回は2死一塁でソトを中飛に打ち取り、2試合連続完封。6安打無四球9奪三振。圧巻の大野劇場だった。 登板前に連続無失点記録に対する考え方を明かしていた。 大野雄 だれかがそういう記録に挑戦しているときはかわいそうだな、と思って見ていた。いい記録なのは間違いないので周りがいろいろ言うのは当たり前だけど、本人としてはそんなに意識していない。そこにこだわりはない。1点を怖がって複数失点がアカンというのがすべて。チームが勝つことの方が大きい。意識すると落とし穴がある。今まで通りの投げ方をすれば結果がついてくると思う。 初回に4失点して敗戦投手となった9月15日広島戦の2回から記録は始まった。以降、4試合中3完封。得点を与えない投手として1カ月以上、マウンドに立ち続けた。この間、奪三振に加えて、防御率でもリーグトップに躍進。チームをAクラスに浮上させるだけでなく、リーグを代表する左腕としても存在感を発揮した。 ▽中日木下拓(初回、二盗を阻止するなど大野雄の完封をサポート)「しっかり準備できていたのでアウトにすることができました。強力打線なので最後まで気を抜けなかったのですが、攻める気持ちを忘れずにいけてよかった」

◆DeNAは好投の平良を援護できず、大野雄に完封負けを喫した。 8回2死から代打攻勢で二、三塁の好機をつくったが、代打楠本が空振り三振。ラミレス監督は「本当にアンビリーバブルなパフォーマンスだったと思います」と相手左腕に脱帽した。ナゴヤドーム8連敗となり借金3。 23日にも優勝の可能性が消滅する。

◆中日の大野雄大投手(32)が連続イニング無失点の球団記録を64年ぶりに更新した。 36回連続無失点で先発したDeNA戦は5回2死も無失点でクリア。56年に大矢根博臣が記録した40回1/3を超えた。試合は初回の1点を最後まで守り抜き、今季6度目の完封で自身5年ぶりの2ケタ10勝目。連続無失点は45回まで伸びた。 お立ち台でのコメントは以下の通り -記録のことから聞かせてください 大野雄 投げる前から4回1/3で新しい記録が生まれるというのも知ってましたし、あまり意識したくなかったのですが、意識してました。でも、それよりもチームが勝ったのがうれしいですね。 -記録は併殺で更新しました 大野雄 これで超えたなあ、と思ってました。記録は気にしたらシンドイので頑張って投げたら(記録は)ついてくる、と思って投げているので。 -8回のピンチは三振で脱して、ガッツポーズが出ました 大野雄 あそこ抑えても最後まで行くという気持ちでしたし、ガッツポーズの中に冷静さというか、あと1イニングという気持ちでした。 -ファンのみなさんに 大野雄 記録はいつ途切れるかわからないし、次の登板で初回に取られたい(笑)。それはおかしいんですけど、それぐらいのプレッシャーの中でやってますので。きょうはいろんなことが詰まって、と言いますか、自分が投げきることでチームにプラスが生まれると思って投げてました。きょうだけは褒めてください!  ▽中日木下拓(初回、二盗を阻止するなど大野雄の完封をサポート)「しっかり準備できていたのでアウトにすることができました。強力打線なので最後まで気を抜けなかったのですが、攻める気持ちを忘れずにいけてよかった」

◆中日の大野雄大投手(32)が連続イニング無失点の球団記録を64年ぶりに更新した。36回連続無失点で先発したDeNA戦は5回2死も無失点でクリア。56年に大矢根博臣が記録した40回1/3を超えた。試合は初回の1点を最後まで守り抜き、今季6度目の完封で自身5年ぶりの2ケタ10勝目。連続無失点は45回まで伸びた。 ▼大野雄が今季6度目の完封で9月15日広島戦の2回から45イニング連続無失点。45イニング以上無失点を続けたのは11年ダルビッシュ(日本ハム=46回)以来で、大野雄の45回はプロ野球12位となり、中日では56年大矢根の40回1/3を抜く球団新記録。左腕では64回1/3のプロ野球記録をつくった58年金田(国鉄)に次いで2位の記録だ。また、シーズン6完封以上は18年に8完封した菅野(巨人)以来で、中日では87年小松6完封以来になる。大野雄は14日阪神戦も完封しており、2試合連続完封が今季3度目。シーズンに連続完封を3度もやったのは71年江夏(阪神=2試合連続3度)以来、49年ぶりの快挙。

◆中日ダヤン・ビシエド内野手が、初回無死満塁で決勝点となる先制犠飛を放った。「初回からいい流れでチャンスを作ってくれたので、とにかくランナーをかえしたかった。最低限の仕事ができたね」と今季80打点にニンマリ。 21日に通算100号を放ち、単独トップに立った打点王争いは1日で巨人岡本に抜き返されたが、主砲のバットが2日続けて勝利を呼んだ。

◆中日大野雄大投手(32)が2試合連続完封勝利で、連続イニング無失点を45に伸ばした。56年大矢根博臣の40回1/3の球団記録を、64年ぶりに更新。プロ野球歴代12位、左腕では国鉄金田正一に次ぐ歴代2位の記録となった。 8回2死二、三塁のピンチで、代打楠本を139キロのフォークで空振り三振に打ち取った。9回1死では、神里の投ゴロを背面で捕球。ミラクルプレーで球場をわかせた。2時間27分の雄大劇場を終えたばかりのお立ち台で、声が上ずった。 「今日だけは、ほめて下さい」 連続イニング無失点記録でも、5年ぶりの2ケタ勝利でもない。「ライデルがいなくなって、祖父江さんと福が2連投していた。野手のみんなもしんどい。何とかしたいとマウンドに上がった」。守護神R・マルティネスが離脱し、救援陣の台所が苦しい中、福、祖父江に連投を回避させた。6連戦の3戦目。1点を守っての完封勝利で、エースの責任を果たした喜びが口をついた。 ナゴヤドームでの年間5完封は、01年野口茂樹を抜き球団トップ。連続イニング無失点も継続中だ。「(記録を続けるのは)ほんまにしんどい。(巨人)菅野君も13連勝でしんどかったやろな」。防御率1・79、137奪三振で、そのライバルを突き放した。チームの8年ぶりAクラスと個人タイトル、記録更新への注目はいっそう高まった。【伊東大介】 ▼中日与田監督(大野雄の投球に)「雄大につきる。もう、すごいの一言。勝負どころで絶対点をやらないと、気持ちが伝わった」

◆中日大野雄が2試合連続完封勝利を決め、連続イニング無失点を45に伸ばした。ピンチは8回2死二、三塁。代打楠本を139キロフォークで空振り三振に仕留めるとグラブをたたきほえた。9回1死では神里の投ゴロを背面捕球。ミラクルプレーで球場を沸かせた。 お立ち台では声が上ずった。「今日だけは、ほめて下さい」。ほめて欲しかったのは、連続イニング無失点記録でも、5年ぶりの2ケタ10勝目でもない。「ライデルがいなくなって、祖父江さんと福が2連投していた。野手のみんなもしんどい。何とかしたいとマウンド上がった」。守護神R・マルティネスが故障離脱した中で中継ぎ2人の連投を回避させた。1点を守りきるエースの大役を果たした喜びが口をついた。 ナゴヤドームでの年間5完封は01年野口茂樹を抜き球団トップ。「(記録を続けるのは)ほんまにしんどい。(巨人)菅野君も13連勝でしんどかったやろな」。チーム8年ぶりAクラスとタイトル&記録への注目が、さらに高まる126球となった。【伊東大介】 ▼大野雄が今季6度目の完封で9月15日広島戦の2回から45イニング連続無失点。45イニング以上無失点を続けたのは11年ダルビッシュ(日本ハム=46回)以来で、大野雄の45回はプロ野球12位となり、中日では56年大矢根の40回1/3を抜く球団新記録。左腕では64回1/3のプロ野球記録をつくった58年金田(国鉄)に次いで2位の記録だ。また、シーズン6完封以上は18年に8完封した菅野(巨人)以来で、中日では87年小松6完封以来になる。大野雄は14日阪神戦も完封しており、2試合連続完封が今季3度目。シーズンに連続完封を3度もやったのは71年江夏(阪神=2試合連続3度)以来、49年ぶりの快挙。

◆背中の張りを訴えているDeNA・佐野恵太内野手(25)が、治療に専念するため、中日戦を戦うチームを離れ、一足先に横浜へ戻った。  ラミレス監督は「きょうも治療を優先してもらうということで、先に横浜に帰して、あす(23日、広島戦=横浜)状態が良ければ出てもらう」と説明した。  佐野は4年目の今季、米大リーグ・レイズに移籍した筒香の後を受け、4番&主将を任され、ここまで全試合に4番で出場。リーグトップの打率・328、131安打の成績を残していたが、21日に試合前から感じていた背中の張りが強まり、六回の守備で途中交代。翌22日は今季初欠場となった。

◆中日・大野雄大投手(32)が先発し、連続イニング無失点の球団新記録を達成した。  9月15日の広島戦(マツダ)の二回から、試合前時点で36イニング連続無失点。四回までゼロを並べると、五回は先頭・オースティンに右前打を浴びたが、続く宮崎を投ゴロ併殺打に打ち取った。1956年に大矢根博臣氏が記録した40回1/3を超え、球団史に新たな1ページを刻んだ。  「記録のことは意識せずに、チームが勝てるように頑張ります」と向かったマウンドで、きっちり結果を残した。

◆中日・大野雄大投手(32)が6安打無四球9奪三振で今季6度目の完封。5年ぶりの2桁となる10勝目を挙げた。45回連続無失点は1956年に大矢根博臣が残した40回1/3の球団記録を更新。セ・リーグ歴代5位となった。  「(連続イニング無失点の記録は)投げる前から分かっていましたし、しかも(残り)4回2/3で新しい記録が生まれるのも知っていた。意識したくなかったけど、どうしても意識していた。それよりもチームが勝ったことがうれしい」  試合前の時点で、9月15日の広島戦(マツダ)の二回から36イニング連続無失点。球団新記録にも期待は高まった。立ち上がりから直球とフォークボールのコンビネーションがさえ、ベイ打線を圧倒。四回までゼロを刻んだ。注目の五回。先頭・オースティンに右前打を浴びたものの、続く宮崎を投ゴロ併殺打。ピンチを脱し、球団の歴史に名を残した。  その後も快投を続け、七回までは二塁を踏ませなかった。唯一のピンチは八回2死から連打で招いた二、三塁。代打・楠本には7球粘られたが、マウンド上も「粘るしかない」と腹をくくり、最後はフォークで空振り三振に仕留めた。大きなガッツポーズを作り、九回への弾みにもなった。  「自分が投げ切ることによって、チームにとってプラスに生まれるものがあると思って投げていた。今日だけは、ほめてください!!」  守護神のR・マルティネスが体幹のコンディション不良で離脱した。自身も決して楽ではないが、連戦、シーズン最終盤において、救援陣を助ける完封劇。126球の熱投だった。

◆DeNAは中日・大野雄に2登板連続で完封を許し、ナゴヤドームで8連敗となった。先発の平良は7回4安打1失点と粘りの投球を見せたが、打線は6安打9三振で無得点。四、五回と続けて併殺でチャンスをつぶした。今季チーム最短試合時間に並ぶ2時間27分で、同一カード3連戦3連敗を喫した。23日にもリーグ優勝の可能性が完全に消える。以下、ラミレス監督の主な一問一答  --平良の投球は  「素晴らしい投球だった。戸柱とのコンビも、球種のコンビネーションもよかった。一回に失点したが、尻上がりに良くなっていって、素晴らしい投球だった」  --大野雄を打ち崩せず  「何も言えることはないというか...、素晴らしいパフォーマンスだった。ここ数試合素晴らしい投球をしていて、またその試合をもう1試合されてしまったかなと。本当にアンビリーバブルなパフォーマンスだった」

◆DeNAはあまりに無策だった。背中に張りがある佐野と梶谷を先発から外したオーダーで連続無失点中の大野雄に正攻法で挑み、散った。先頭打者を3度出したが一回は盗塁死で、四回と五回はともに続く打者が投ゴロ併殺。七回まで二塁すら踏めず、0-1のまま完封を許した。  ラミレス監督は「大野はアンビリーバブルなパフォーマンスだった」と脱帽した。ナゴヤドームでは8連敗。小技も機動力も乏しい重量打線は、一発頼みのもろさを今季も改善できなかった。

◆DeNAの平良は7回1失点の好投も報われず、5敗目を喫した。一回無死満塁のピンチをビシエドの犠飛のみで耐えた。二回以降は球を低めに集め、好調の打線を封じた。試合は0-1のまま敗れ「相手が大野投手で先に点を与えないよう心掛けたが、先取点を許し悔しい」と唇をかんだ。  背中の故障からの復帰戦となった15日のヤクルト戦は、2回KO。中6日の調整で本来の投球を取り戻した。ラミレス監督は「尻上がりに良くなった。素晴らしい投球だった」と奮闘をたたえた。

◆前日に来日通算100本塁打を達成した中日のビシエドが、唯一の得点をたたき出した。一回無死満塁から先制の右犠飛を放ち「いい流れでチャンスをつくってくれたのでランナーをかえしたかった。最低限の仕事ができた」と話した。 3試合連続で打点を挙げ、この一打で今季80打点もクリアした。昨季まで2年続けて90打点を超えており、頼れる主砲として2位に躍進したチームを支えている。

◆中日・大野雄大投手(32)が今季6度目の完封で1点を守り抜き、5年ぶりの10勝目。チームはナゴヤドーム8連勝を飾った。  与田剛監督(54)の主な一問一答は下記の通り。  --大野雄が1点を守り抜いた  「雄大に尽きる」  --投球はどう見ていた?  「もう『すごい』の一言。こんな緊張感のある試合はなかなかないのでね。初回に1点を取っての完封ゲームというのは、そう見られるものではない。ベンチで非常に緊張しながら見ていました」  --八回に111球に到達。交代させるか迷いは  「とにかく体調だけは正直に伝えてくれ、と。本人から力強く『いきます』という言葉が、投手コーチにあったので。そこは任せました」  --八回はギアを上げたように見えた  「勝負どころの力というか。他のところを抜いているわけではないですけど、絶対に点をやらないというのは伝わってきますよね」  --10完投6完封  「個人の成績もいい数字が並びますけど、チームのためによく投げてくれて、リリーフ投手を休ませられたり、そういった部分で感謝しています」

◆中日・大野雄大が9月15日の広島戦の二回から45イニング連続無失点(3→9→9→6→9→9)。2011年の日本ハム・ダルビッシュ有(46回)以来9年ぶりでプロ野球歴代12位。中日では1956年の大矢根博臣の40回1/3を上回る球団新記録を樹立した。プロ野球記録は58年に国鉄・金田正一がマークした64回1/3。セ・リーグで45回は62年の阪神・小山正明の47回に次ぐ5位で、66年の巨人・堀内恒夫の44回を抜いた。  大野はこれで今季6度目の完封。シーズン6完封以上は、18年の巨人・菅野智之(8度)以来2年ぶり。中日では87年の小松辰雄以来33年ぶり。左腕では57年の中山俊丈(8度)以来63年ぶり。

◆中日の大島が打撃タイトル獲得に向けて安打を量産中だ。この日は2本の右前打を放ち、安打数でリーグ単独トップに立った。2位の打率も3割2分4厘まで上げ、DeNAの佐野とは4厘差に縮めた。  今月に入って無安打に終わったのはわずか1試合と、シーズン終盤にさらに状態を上げてきた。「まだ終わっていない」と意に介さなかったが、2年連続の最多安打と初の首位打者を射程に入れている。

◆中日の大野雄大投手(32)が連続イニング無失点を45に伸ばし、1点を守り切り今季6度目の完封。1956年に大矢根が樹立した2リーグ制以降の球団記録、40回1/3を更新した。2015年以来、自身4度目の2桁勝利を収めてともにリーグトップの防御率は1・79、奪三振は137とした。  米大リーグやプロ野球の巨人で投手として活躍した上原浩治氏(45)は同日、自身のツイッターで「ほんまに凄いわ」と絶賛。「いまの時代で完投...沢村賞に完投の項目があるのをちゃんと評価してこれから判断ほしいね」と願っていた。

DAZN

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
62366 0.633
(↑0.004)
M6
(↑1)
16479
(+6)
356
(-)
121
(+2)
68
(+1)
0.258
(-)
3.290
(↑0.04)
2
(-)
中日
54475 0.535
(↑0.005)
9.5
(-)
14385
(+1)
415
(-)
61
(-)
28
(-)
0.252
(-)
3.700
(↑0.03)
3
(-)
阪神
50496 0.505
(↓0.005)
12.5
(↓1)
15432
(+5)
418
(+9)
101
(+1)
69
(-)
0.244
(↓0.001)
3.560
(↓0.05)
4
(-)
DeNA
49525 0.485
(↓0.005)
14.5
(↓1)
14458
(-)
422
(+1)
122
(-)
26
(+1)
0.267
(-)
3.800
(↑0.02)
5
(-)
広島
435210 0.453
(↑0.006)
17.5
(-)
15463
(+9)
497
(+5)
101
(+1)
52
(+1)
0.263
(↑0.001)
4.380
(↓0.01)
6
(-)
ヤクルト
37598 0.385
(↓0.004)
24
(↓1)
16415
(-)
524
(+6)
100
(-)
55
(-)
0.247
(↓0.001)
4.710
(↓0.02)