中日(☆4対2★)DeNA =リーグ戦20回戦(2020.10.21)・ナゴヤドーム=
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DeNA
10100000021200
中日
10000030X41102
勝利投手:谷元 圭介(1勝1敗0S)
(セーブ:福 敬登(5勝3敗1S))
敗戦投手:エスコバー(1勝4敗0S)

本塁打
【中日】阿部 寿樹(11号・1回裏ソロ),ビシエド(16号・7回裏3ラン)

  DAZN
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◆中日は1点を先制された直後の1回裏、阿部のソロで同点とする。その後は再びリードを許すも、7回にビシエドが3ランを放ち、試合をひっくり返した。投げては、2番手・谷元が今季初勝利。敗れたDeNAは、5番手・エスコバーが誤算で、打線も11残塁とつながりを欠いた。

◆ここまで全試合に4番で先発出場していたDeNA佐野恵太内野手(25)が、スタメンを外れた。 ラミレス監督が試合前、オンライン取材に対応。佐野の状況について「今日はホテルで治療を優先させます。まだ(患部に)硬さが残っているので」と説明した。今後については「1日1日、様子を見てということになる」と話した。 佐野は、20日の練習中に背中に軽い張りを訴えていた。試合には定位置の「4番左翼」で出場したが3打数無安打で、6回の守備から退いていた。ここまで打率3割2分8厘、131安打でリーグ2冠。チームではただ1人、全試合出場を続けていた。 20日の同カードを背中の張りで欠場した梶谷は、試合前練習を行ったが、この日も先発を外れた。佐野に代わる4番にはオースティンが入った。

◆来日初の4番に座ったDeNAタイラー・オースティン内野手(29)が、2打席連続適時打を放った。 ここまで全試合に4番で先発してきた佐野が背中の張りのためスタメンを外れ、代役として打線の中心に。まずは1回2死三塁、中日先発勝野の7球目を捉えて先制の左前適時打をマーク。「打ったのはスライダーだと思います。コンパクトなスイングで捉えることができました。強くコンタクトすることを心掛け打席に入りました」と笑顔で話した。 同点とされた3回2死三塁では、同じく勝野から右前に適時打。「当りとしてはあまり良くなかったですが、いい所に落ちてくれました。タイムリーになり良かったです」と話した。 新助っ人は出場52試合目で50打点に到達した。

◆DeNAドラフト2位ルーキー坂本裕哉投手が、5回を6安打1失点と好投した。 毎回のように走者は許したが要所を締め「ボールが走っていなかったので、1球1球、丁寧に投げることを心掛けました。光(伊藤)さんのリード、そして野手の皆さんの守備に助けられました」と話した。勝利投手の権利を持って2番手伊勢にマウンドを譲った。

◆中日のダヤン・ビシエド内野手(31)が通算100号本塁打を達成した。7回、エスコバーから逆転となる16号3ランを放った。プロ野球298人目。初本塁打は16年3月25日の阪神戦で鶴投手から記録している。ビシエドは「打った瞬間、ホームランになると思ったよ」とコメントした。 球団在籍期間で100本塁打以上の中日外国人選手としてはマーチン161本、ウッズ155本、ゴメス153本、ブランコ111本、パウエル107本に続いて6人目。

◆DeNAは1回、オースティンの適時打で先制。阿部の11号ソロで同点とされるが、3回、オースティンの適時打で勝ち越した。 DeNAは6回から、1失点の先発坂本に代えて継投策。伊勢、砂田、国吉と1イニングに3投手を起用して1点リードを守った。 中日は7回、ビシエドが16号3ランを放ち逆転勝ち。2番手谷元が今季初勝利。福が初セーブ。DeNAエスコバーは4敗目。

◆中日のライデル・マルティネス投手(24)が21日、体幹のコンディショニング不良のため、出場選手登録を抹消された。 今季は抑えに定着し、40試合で防御率1・13と安定した内容で2勝0敗21セーブ。阪神スアレスとトップで並び、セーブ王を争っていた。24イニング連続奪三振を継続するなど絶対的守護神として勝利の方程式を支えてきた。与田監督は今季中の復帰の可能性について「それはまだわからない」と話した。

◆DeNAが逆転負けでナゴヤドーム7連敗となった。ロペスが2安打を放ち、日米通算2000安打にあと1本と迫ったが、1点リードの7回、エスコバーがビシエドに逆転3ランを浴びた。 ラミレス監督は「ロペスは非常に良かった。エスコバーは左バッターにチャンスを作られたのが(大島、京田に連続被安打)キーポイントになってしまった」と振り返った。

◆DeNA・佐野恵太内野手(25)が今季初めて欠場となる見込みとなった。試合前、ラミレス監督が明かした。これでチームは今季全試合出場選手がゼロとなる。  佐野は4年目の今季、米大リーグ・レイズに移籍した筒香の後を受け、4番&主将を任され、ここまで全試合に4番で出場。リーグトップの打率・328、131安打と堂々の成績を残していたが、前日に試合前から感じていた背中の張りが強まり、六回の守備で途中交代となっていた。  ラミレス監督は「まだ硬さがあるということで、きょうはホテルで治療を優先してもらう。(今後は)日々、様子を見ながら判断する」と説明。4番にはオースティンの起用を明言した。  また、同じく背中の張りで前日の試合を欠場した梶谷の出場については「練習の様子を見て判断する」とした。

◆中日のダヤン・ビシエド内野手(31)が「4番・一塁」で出場。七回の第4打席に右翼へ3ランを放ち、史上298人目となるNPB通算100号本塁打を記録した。  「打った瞬間、ホームランになると思ったよ」  1-2の七回2死一、二塁だ。左腕・エスコバーが2ボール1ストライクから真ん中高めに投じた151キロ直球を一閃。打球は一瞬にして右翼席へと吸い込まれていった。100号本塁打は球団では2019年7月20日のDeNA戦(横浜)での平田以来。外国人選手に限れば09-12年に在籍したブランコ以来、8年ぶり。

◆中日がDeNAに勝利し、6カード連続の勝ち越しを決めた。与田剛監督(54)の主な一問一答は下記の通り。  --ビシエドが見事な一発  「打った瞬間に入ると思った。逆方向でしたけど、当たった瞬間の勢いがすごかったので」  --福を九回に送り込んだ  「ライデルが抹消になって、とにかくいまの選手をどう使っていくかというところ。プレッシャーはあったでしょうけどよく頑張ってくれました」  --今後の八、九回は  「いろんなことを考えて使います。いまは当然、チームが勝つことを優先していくので、そのために相手チーム、相手打者、そういったところを(考える)。あまり調子でコロコロ代えようとは思っていない。疲労が蓄積しているということであれば考えないといけないですけど、そうでなければ常に信頼して送り出しているので」  --タイトルも取らせたいのでは?  「それはまだ先の話ですよね。いまの目標はチームが勝って、順位をしっかりと上に上にっていう、一つでも多く勝つということなので、その結果、タイトルが取れればベストですし、日々、いろんなことは変わっていくんじゃないかな、と思います」  --基本的には祖父江、福のどちらかが抑え?  「試合なので、数学とちがうので、すべて固定できるわけではない」  --ライデルはシーズン終了に間に合う?  「それはまだ分からない。早く治る場合もあるし、診断よりも長くなる場合もある。ここで明言できることはないです」

◆新型コロナウイルスの影響でジェット風船を使用した応援ができない中、新たな演出としてクラッカーを使用した応援演出を23日の広島戦(横浜)でテスト実施すると発表した。対象席の約500人に配布し、七回の攻撃前に球団歌「熱き星たちよ」に合わせて打ち上げる。

◆開幕から全て4番で先発していた佐野が、今季105試合目で初めて欠場した。前日20日の中日戦で背中の張りを訴えて途中交代し、この日はホテルで治療に専念。ラミレス監督は「だいぶ良くなったみたい。(22日の出場は)新しい情報をもとに判断する」とした。既に規定打席をクリアしてリーグトップの打率・328、131安打を記録。この日2安打だった中日の大島に安打数では並ばれ、打率は5厘差に縮まった。

◆節目の記録に迫った。DeNAのホセ・ロペス内野手(36)が2安打をマークし、日米通算2000安打に、あと1本とした。  三回に中前打を放つと、逆転を許した直後の八回には三遊間へのゴロで一塁まで全力疾走して内野安打。得点に結びつかず、試合にも敗れたが、現役時代に同じく大台に到達しているラミレス監督は「2本目はチャンスの起点にもなった。非常にいい働きをしてくれたと思います」と目を細めた。  22日は中日の先発が大野雄。ロペスは今季、対左腕打率・189と苦戦しており、指揮官はスタメン起用の明言を避けた。ただ、外国選手史上初の日米各1000安打にも、あと6本と迫っており、2つの偉業達成は目前だ。(浜浦日向) 5回1失点で勝敗はつかなかったDeNAのD2位・坂本(立命大) 「ボールが走っていなかったので、一球一球、丁寧に投げることを心掛けた」

◆これが主砲だ、ビシエドだ。劣勢の中日を救う弾道は逆方向へと伸び、そのまま右翼席に消えた。一塁ベース付近で着弾を見届けると、右手を高々と掲げ、喜び爆発。記念すべき来日100号が値千金、逆転で決勝の3ランとなった。  「とにかくチャンスだったのでランナーをかえそう、同点にしようと思っていた。神様のおかげ、ファンの皆さんのおかげで素晴らしいホームランになった。本当にうれしい!」  1点ビハインドの七回2死一、二塁だ。エスコバーが真ん中高めに投じた151キロ直球を一閃。とらえた瞬間にスタンドインを確信する当たりで試合をひっくり返した。  思うように打球が上がらず、2日のDeNA戦(横浜)で節目に王手をかけてから15試合ぶりのアーチだっただけに「自分自身も苦しんでいるなかでの、いいホームラン。100号は一番、うれしい」としみじみ。来日後、最高の手応えが残っていた。  セ・リーグの打点ランキングは、し烈を極めている。試合前時点ではヤクルト・村上と並ぶ2位。2差で巨人・岡本を追う展開だった。村上は巨人戦(神宮)で2ランを放ち、岡本に並んだ。だが、V砲はひと振りで3打点。2人の和製大砲を一気に抜き去り、リーグトップに躍り出た。  「きょう(21日)の時点でトップに出たことはうれしい。今年はいろいろなことで難しいシーズンだったけど、沖縄から一生懸命頑張って、きょうまで来た。最後の最後まで頑張っていきたいと思っているよ」  チームは6カード連続の勝ち越しで、8年ぶりの貯金6となった。ビシエドは勝利に直結する数字として、打点にはこだわりを持つ。ここから、さらに荒稼ぎする。(須藤佳裕)

DAZN

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
61366 0.629
(↓0.006)
M7
(-)
17473
(+1)
356
(+2)
119
(+1)
67
(-)
0.258
(↓0.001)
3.330
(↑0.01)
2
(-)
中日
53475 0.530
(↑0.005)
9.5
(↑1)
15384
(+4)
415
(+2)
61
(+2)
28
(-)
0.252
(-)
3.730
(↑0.02)
3
(-)
阪神
50486 0.510
(↑0.005)
11.5
(↑1)
16427
(+2)
409
(-)
100
(+1)
69
(+1)
0.245
(↓0.001)
3.510
(↑0.04)
4
(-)
DeNA
49515 0.490
(↓0.005)
13.5
(-)
15458
(+2)
421
(+4)
122
(-)
25
(-)
0.267
(-)
3.820
(↓0.01)
5
(-)
広島
425210 0.447
(↓0.005)
17.5
(-)
16454
(-)
492
(+2)
100
(-)
51
(-)
0.262
(↓0.001)
4.370
(↑0.02)
6
(-)
ヤクルト
37588 0.389
(↑0.006)
23
(↑1)
17415
(+2)
518
(+1)
100
(+1)
55
(-)
0.248
(-)
4.690
(↑0.04)