日本ハム(★2対11☆)ソフトバンク =リーグ戦22回戦(2020.10.20)・札幌ドーム=
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ソフトバンク
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日本ハム
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勝利投手:笠谷 俊介(4勝3敗0S)
敗戦投手:上沢 直之(8勝6敗0S)

本塁打
【ソフトバンク】松田 宣浩(11号・5回表3ラン)
【日本ハム】中田 翔(29号・9回裏2ラン)

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◆ソフトバンクが9連勝。ソフトバンクは3回表、グラシアルが適時二塁打を放ち、2点を先制する。その後は、5回に松田宣の3ランが飛び出すなど、終わってみれば16安打で11得点を挙げた。投げては、先発・笠谷が6回無失点の好投で今季4勝目。敗れた日本ハムは、投打ともに振るわなかった。

◆ソフトバンク周東佑京内野手(24)はここまでリーグ最多の39盗塁。40盗塁すると、ソフトバンクでは11年本多(60個)以来。 また、育成出身の40盗塁は11年岡田(ロッテ=41個)だけで、史上2人目になる。

◆日本ハムのブライアン・ロドリゲス投手(29)が今季初めて1軍昇格した。 来日3年目の右腕は6月中旬に左膝軟骨除去手術を受け戦列離脱。リハビリを経て、13日イースタン・リーグのヤクルト戦(鎌ケ谷)で実戦復帰。そこから2軍戦で3試合に登板し、防御率3・38という成績を残していた。 本拠地での試合前練習を終えたロドリゲスは「結果はどうなるか分からないですけど、ここに戻って来られたことに関してはすごく興奮している。シーズン終盤に入ってきて、試合数も少ないですけど、自分のやるべきことはしっかりやって、いい形でシーズンを終われるようにしたい」と話した。

◆試合前に鈴木直道北海道知事が登場し、日本ハムと日本ハムスポーツ&エンターテイメント(FSE)並びに、シーズンシート契約者で購入代金を寄付に充てた契約者の方へ、感謝の思いを伝えた。 鈴木知事は「新型コロナウイルスと日夜、最前線で戦ってくださっております医療従事者の方々にご寄付をいただいたこと。このことを心から感謝いたします。本当にありがとうございます。今シーズン、開幕の延期、観客数も制限を受けるなど、ファイターズ、そしてファンのみなさんにとって大変な1年でした。大変厳しい、厳しい状況にある中で、シーズンシートの返金分を寄付しようと取り組んでくださったみなさんに心から感謝をしております」とあいさつした。 球団は新型コロナウイルスの影響で観戦スタイルが変更となったことから、シーズンシート契約者に対し、購入代金の全額返金、または来季シーズンシートへの振替などを提案。シーズンシートの契約者で購入代金を球団への寄付に充てることを希望したシート総数が84席(法人28件、個人9件)、2334万9540円になったと19日に発表していた。この金額は北海道庁、北海道高野連などへの寄付金としたほか、FSEが行う少年野球大会の運営費など、スポーツ振興活動に役立てていた。 鈴木知事は最後に「みなさんから頂いたこの寄付を、みなさんの思いとともに、しっかりと届けたいと思います。新型コロナウイルスとの戦いは、まだ続いております。感染拡大の防止と社会経済活動の両立をする、元気な北海道を取り戻していく。そのためにはファイターズのみなさんの素晴らしいプレー、そして何より勝利が、道民のみなさん勇気を与えてくれると思います。本日も勝利に向かって、頑張れ! ファイターズ!」とチームにエールを送った。

◆ソフトバンク周東佑京内野手(24)が、育成出身としては2人目となる40盗塁をマークした。 6回2死走者なしで左前安打で出塁すると、中村晃の初球にスタート。二盗に成功し40盗塁の大台に乗せた。育成出身としてはロッテ岡田以来、2人目だが、41盗塁だった岡田の記録にあと1つと迫った。 チームとして40盗塁は、11年の本多(60盗塁)以来となる。

◆日本ハム上沢直之投手(26)が、ソフトバンク打線の猛攻を浴び7失点で降板した。 3回2死一、三塁からグラシアルに右翼フェンス直撃の2点二塁打を打たれ先制点を献上。5回には1死二塁から中村晃に右前適時打、柳田、グラシアルの連打で1死満塁とされると、続く栗原に中犠飛を打たれた。さらに2死一、二塁から松田宣に中越え3ランを浴び、一挙に5失点を喫した。 5回101球、1本塁打を含む8安打を打たれ、今季ワーストの7失点。ここまでチームトップの8勝を挙げるなど先発投手陣を引っ張っている右腕も、強力打線の勢いを止めることはできなかった。「無駄なフォアボールが失点に絡んでしまい、2試合続けて結果を残すことができず悔しい気持ちです」と話した。

◆日本ハムのブライアン・ロドリゲス投手(29)が今季初めて1軍のマウンドに上がった。 7回から3番手として登板。先頭の柳田に左前打を打たれ出塁させると、続くグラシアルに右中間フェンス直撃の適時二塁打を打たれ失点を許した。 栗原を152キロの球で空振り三振、松田宣を遊ゴロに打ち取り2死を奪ったが、続く代打明石に一塁への適時内野安打を許しさらに失点した。 6月中旬に左膝軟骨除去手術を受け戦列を離れていた右腕の1軍復帰戦は1回29球を投げ3安打2失点1奪三振。最速は153キロを計測した。

◆日本ハム上沢、ソフトバンク笠谷の先発。ソフトバンクは3回グラシアルの適時二塁打で2点先制。笠谷は3回まで1安打無失点。 ソフトバンクは5回、中村晃の適時打と栗原の犠飛、さらに松田宣の3ランで一挙に5点を挙げた。笠谷は6回まで2安打無失点。 ソフトバンクは11得点と圧勝し連勝を9に伸ばした。笠谷は4勝目。日本ハムは9回に中田が29号2ランも空砲。 ソフトバンク笠谷4勝目。日本ハム上沢は6敗目。

◆日本ハム中田翔内野手が9回に2ランを放ち、今季101打点。中田のシーズン100打点以上は18年以来5度目。5度以上記録したのは史上12人目となったが、日本ハムで5度は中田が初めて。

◆先発マウンドに上がったソフトバンク笠谷俊介投手が日本ハム打線を6回2安打無失点に抑える好投で4勝目を挙げた。 成長著しい6年目のサウスポーの快投でチームは今季初の9連勝だ。 「チームが連勝していたので、自分が崩すわけにはいかないと思っていた」。140キロ後半の直球にナックルカーブ、チェンジアップの変化球など緩急を織り交ぜハム打線を牛耳った。2回1死一、二塁のピンチも清宮、清水を連続三振。4回1死から5者連続三振を奪うなど計8奪三振だ。6回94球。自身プロ最長イニングを投げ、Vロードを突き進むチームをさらに加速させた。「試合をつくりたいという気持ちが一番。とにかく回の先頭打者を取ろうと思って投げました」。有言実行、イニング先頭打者を1人も出すことなく投げきった。これで先発登板は10試合目。オープナーとしてのマウンドが多かったが、ここ2試合は5イニング以上を投げ連勝。若きサウスポーの存在感が増してきた。

◆ソフトバンク周東佑京内野手がリーグトップの40盗塁を決めた。6回の3打席目に左前打で出塁。2番中村晃の2球目にあっさり二盗を成功させた。 育成出身で40盗塁到達は11年ロッテ岡田の41盗塁以来、2人目。「まだまだ大事な試合が続きますし、チームの勝利につながる出塁や盗塁を明日からもやるだけです」と残り15試合でさらに数字を伸ばすつもりだ。この日は打撃でも3安打を放ち2戦連続の猛打賞。快足男がVロードをひた走る。

◆日本ハムは首位ソフトバンクの勢いにのまれて大敗した。先発上沢を始め、投手陣が炎上。 打線もソフトバンク先発の笠谷を攻略できず、投打に完敗した。21日は引き分け以下で4年連続のV逸が決まる。栗山監督は「本当に申し訳ない。責任はこちらにある。そういう状況になって、どんな試合をしたのかが意味があると信じて、やっていくしかない」と話した。

◆日本ハム中田翔内野手が意地の1発で2年ぶりとなる100打点の大台に乗せた。 11点を追う9回1死一塁で3番手松本の変化球を左翼ポール際へ運ぶ29号2ラン。「打った瞬間はファウルだったのですけど、最後よく(フェアゾーンへ)戻ってきてくれた」。打点王を争う楽天浅村に一時並ばれたが、101打点とし2打点差。15年以来となるシーズン30本塁打に王手をかけた。

◆日本ハムのブライアン・ロドリゲス投手の1軍復帰戦は、ほろ苦いものとなった。 6月中旬に左膝軟骨除去手術を受け、戦列離脱していた右腕が今季初昇格し、7回に3番手として登板。グラシアルに右中間フェンス直撃の適時二塁打を打たれるなど、1回3安打2失点を喫した。 栗山監督は「見切り発車的なところも、ちょっとあったけれど、強いボールは投げられていた」と今後に期待した。

◆ソフトバンクに敵はない。打線爆発で今季最多の9連勝を飾った。四球をきっかけに3回、5回に「5Gつながる打線」が火を噴き、日本ハム上沢を5回でノックアウトした。2戦連続11得点で工藤ホークス4度目の9連勝を果たした。ロッテが敗れたためゲーム差は6・5。21日は工藤ホークス初の10連勝、優勝マジック8点灯に挑む。優勝への気持ちがバットに乗り移った。ソフトバンクのつながる「5G打線」が、北の大地でもサクサクと点を奪った。今季、対戦打率1割台だった日本ハム上沢から、5回までに8安打7得点。「無敵」にさえ見える鷹打線の勢いは止まらず、今季最多9連勝を決めた。 3回は2死走者なしから中村晃の四球で始まった。柳田が安打でつなぎ4番グラシアルが先制の2点適時二塁打。5回も先頭の9番牧原が四球で出塁してから犠打を挟んで3連打、さらに犠飛から、松田宣の11号3ランで試合を決めた。 3番柳田はすべて単打で、18年9月12日5打数5安打以来の4安打で3得点。「つなぎ」に徹した結果に「チームの勝ちに貢献できるように明日からも1本1本打っていきたい」と言葉を弾ませた。4番グラシアルは3安打3打点。先制打に「甘く入ってきた球をとらえることができた。チャンスでランナーをかえせて良かった」と勝負強さを発揮。中軸が文句ない仕事を果たした。 工藤ホークスとしては4度目の9連勝。17年から毎年1度づつマークしてきたが、シーズン終盤は初だ。工藤監督も「みんながしっかりつないでくれた。選手が残り20試合となってエンジンをかけてくれたおかげ」と「つながり」を強調した。開幕から猫の目のように変えてきた打順は、105試合目のこの日ついに「100パターン目」。まさに"熟成"されて出来上がった作品のように得点を生み出すようになった。2戦連続で今季最多の11得点は、今季初の2戦連続2ケタ得点でもあった。 宿敵ロッテがサヨナラ負けを喫した。21日のロッテ次第では、工藤ホークス初の10連勝でマジック8点灯となる可能性がある。昨年、西武の前に屈辱を味わって誓ったV奪回。いよいよゴールが視界に入ってきた。【浦田由紀夫】 ▽ソフトバンク中村晃(5回の右前タイムリーに)「打ったのはカットボール。何とか粘ってつなげられたのはよかったです。(二塁走者の)マッキー(牧原)がいい走塁をしてくれたお陰です」 ▽ソフトバンク松田宣(5回11号3ランに)「しっかり芯で、自分のスイングで打てました。いい流れで回ってきたし、追加点になってくれて良かった」 ◆工藤ホークス9連勝 15年から指揮を執る工藤監督としては4度目の9連勝。<1>17年8月31日日本ハム(札幌ドーム)~9月10日ロッテ戦(ZOZOマリン)、<2>18年8月17日オリックス戦(京セラドーム大阪)~8月26日西武戦(ヤフオクドーム)、<3>19年6月23日巨人戦(東京ドーム)~7月6日オリックス戦(ほっともっと神戸)と、毎年1度づつマークしているが9連勝が最多。10連勝となれば11年5月18日~6月1日(10連勝)以来で、工藤ホークスとしては初。

◆意地の1発で節目の大台に乗せた。日本ハム中田翔内野手(31)が20日、ソフトバンク戦(札幌ドーム)の11点を追う9回に左翼席に29号2ランを放ち、今季101打点をマークした。シーズン100打点以上は18年以来5度目で、プロ野球史上12人目、球団では初となった。これで15年以来となるシーズン30発に王手をかけた。やられっぱなしでは終わらせなかった。中田が最終回に意地の1発を放った。2年ぶり5度目となるシーズン100打点の大台に「ホームランどうこうよりも、やっぱり100打点というのは毎年打ちたい数字でもあるし、そこを目標に毎年やっている。そこに関してはまあひと安心ですけど」と話す一方で、チームが大敗を喫したことを悔しがり「こういうゲーム展開をつくってしまったということに関してまず反省をしなければいけない」と口にした。 完全劣勢の場面でも打席で集中していた。11点差の9回1死一塁で、3番手松本の6球目、129キロの変化球を振り抜いた。「打った瞬間はファウルだったんですけど、最後よく(フェアゾーンへ)戻ってきてくれた」。高々と上がった打球は左翼ポール近くで着弾。打点王を争う楽天浅村に一時並ばれたが、29号2ランで2打点差をつけた。 本拠地での前カード、西武戦から登場曲を「マイヒーロー」に変更。「特に意味はないんだけど、『翔タイム』のところで、ファンのみんなが声をそろえて言ってくれていたなと思い出して」と気分転換も行っていた。過去、シーズン100打点到達が最も早かったのは18年の125試合目だったが、自己最速の104試合目で大台に乗せた。 栗山監督は「翔の場合は自分が打ちまくれば1番勝ちやすくなるんでね、チームは。突っ走って欲しいなと思いますけれども」。本塁打、打点の打撃2部門でトップを争う中田は「今は、別に何も考えてない。まだシーズンが終わったわけではないですし。最後まで、しっかりケガなく戦いたい」と前を見据えた。【山崎純一】 ○...中田が球友をねぎらった。親交のあった西武高橋朋がこの日、引退を発表。数日前には高橋朋から電話で今季限りでユニホームを脱ぐことを伝えられていたという。「トモミン(高橋朋)は、精いっぱいやったという言葉を電話の中でも言っていた。本当にお疲れ様でしたという感じです。コロナが落ち着いていたら、またゆっくり飲もうという話をした」と明かした。

◆ソフトバンク・千賀滉大選手(27)がランニングなどで調整。21日の日本ハム戦(札幌ドーム)での先発登板に向けて「自分のピッチングをすることを心掛けて。自分のペースに持っていけるように。それだけです」と意気込んだ。  今季の日本ハム戦は2試合に登板して0勝2敗、防御率3・07。「余計な走者を出さないように、ストライク先行でいけるように」と力を込めた。20日の試合結果によってはマジック点灯の可能性があるが「一切気にならない」ときっぱり。エースとして、チームを勝たせるだけだ。  前回登板は14日のオリックス戦(京セラ)。今季初の水曜日での登板だったが、6回無失点で8勝目をつかんだ。チームトップの9勝目へ「自分のやるべきことをやるだけ」と繰り返した。

◆プロ野球パ・リーグは20日、首位のソフトバンクが日本ハムに11-2で快勝して連勝を9に伸ばし、西武に1-2で敗れた2位ロッテとのゲーム差を6・5に広げた。21日にも、優勝へのマジックナンバーが8で今季初めて点灯する。  21日はソフトバンクが勝ってロッテが引き分けるか負けた場合、ソフトバンクが引き分けてもロッテが敗れた場合にマジックがともる。

◆ソフトバンクが圧倒して今季初の9連勝。三回にグラシアルの2点二塁打で先制し、五回は松田宣の3ランなどで5点を加えた。以降も攻撃を緩めず2戦連続の2桁得点。笠谷が6回無失点で4勝目。日本ハムは精彩を欠き、完敗した。

◆日本ハムの上沢は5回を投げて8安打2四球を許した。球威、制球とも本来の出来にはほど遠く、ピンチでも粘れずに痛打され今季ワーストの7失点で6敗目。「無駄な四球が失点に絡んでしまい、2試合続けて結果を残せず悔しい」と肩を落とした。  近藤や吉田正(オリックス)と首位打者を争う柳田には3安打されるなど、タイトルを狙う味方を後押しできなかった。自身も早い回での降板で2年ぶりの規定投球回到達が難しくなり、散々な登板だった。 栗山監督(21日にも優勝の可能性が完全に消滅) 「本当に申し訳ない。責任はこちらにある」

◆ソフトバンクが2試合連続の2桁得点で9連勝。工藤公康監督(57)の就任以降、最長タイとなった。試合後の工藤監督の主な一問一答は以下の通り。    --打線がしっかり上沢を攻略した  「しっかりつなげて、グラシアル選手がそこで打ってくれてというところで。しっかりとつなげて得点できているのは大きいなと思います」  --思い描いている打線のつながりになってきた  「僕らがどんな打線を組んでも、やっぱり選手が答えを出してくれないと、というのはありますけど。ここ1週間とか3日とか、僕がデータをお願いし始めてからの打率とか得点圏であったりというものも、頭の中に入れた中で打線を組むようにはしています」  --笠谷は六回まで無失点というのは期待以上か  「本当ね、期待以上というか、相手が上沢投手という中で、自分のピッチングをしてくれたというふうにも思いますし。とにかく一イニング一イニング、一人一人しっかりと抑えていくと。たとえ出しても次のバッター、次のバッターというね。やっぱりそういう、ピッチャーとして大事なものを少しずつ学んできているんじゃないかと思いますしね。きょうも6イニングでというふうにはなりましたけど。まだまだ行けるピッチング内容だったとは思います」  --信頼は深まってくる  「毎回深まっていますね、はい。これだけのピッチングをされたらね。深まらないことはないですね、はい。やっぱりあの腕の振りと、ボールの切れというかね、ああいうものが、なかなかバッターが合わせようと思っても合わないのかなというふうには、見ていてそう感じます」  --この大事な時期に9連勝  「いやもう本当、選手たちがね、残り20(試合)といったところでエンジンをしっかりかけて戦ってくれているおかげでこういう結果になっているので。それはもう、選手がよくやっているというふうに思います」

◆冬が近づいてきている札幌で、福岡から乗り込んだホークス打線が熱く燃えた。今季最長の9連勝。ソフトバンク・工藤監督は理想的な展開に胸を張った。  「(各選手が)打つべき球と、打ってはいけない球を、自分のイメージを持ちながら打席に立っているのが、いい結果につながっているのかな」  相手先発は今季13イニングで1点しか取れていなかった上沢。その右腕から5イニングで7点を奪った。三回2死一、三塁のグラシアルの2点二塁打で猛攻が始まった。五回は松田宣の11号3ランなどで5点を加えた。  今季初の4安打を放った柳田は「あしたからもチームの勝ちに貢献できるように」と笑顔だ。105試合で100通りの打順。「打率とか得点圏であったりというものも、僕の頭の中に入れた中で打線を組むようにはしています」と工藤監督。探してきたつながりが、大事な時期に来て形になってきた。  2戦連続で今季最多タイの11得点。2試合連続の2桁得点は2016年8月26、27日のロッテ戦(ヤフオクドーム)で11、14得点を挙げて以来4年ぶりだ。  昨年6月23日の巨人戦(東京ドーム)から9連勝して以来となる、連勝街道。所沢で西武にサヨナラ負けした2位・ロッテに6・5ゲーム差をつけた。21日にも優勝へのマジックナンバー「8」が点灯する。  3年ぶりのリーグ制覇へ、指揮官は「目の前の試合に集中すること」と足元を見つめたが、ゴールはもうすぐだ。  「選手たちがエンジンをしっかりかけて戦ってくれている。よくやっているというふうに思います」  残り15試合。鷹の炎は、秋に入って燃え盛るばかりだ。(竹村岳)

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
61395 0.610
(↑0.004)
-
(-)
15462
(+11)
356
(+2)
115
(+1)
83
(+1)
0.249
(↑0.002
3.060
(↑0.01)
2
(-)
ロッテ
55462 0.545
(↓0.005)
6.5
(↓1)
17405
(+1)
421
(+2)
80
(-)
78
(-)
0.236
(↓0.001)
3.880
(↑0.02)
3
(1↑)
西武
49503 0.495
(↑0.005)
11.5
(-)
18411
(+2)
456
(+1)
95
(-)
67
(+1)
0.238
(-)
4.290
(↑0.04)
3
(-)
楽天
49505 0.495
(-)
11.5
(↓0.5)
16474
(+2)
453
(+2)
102
(-)
59
(-)
0.257
(↓0.001)
4.210
(↑0.02)
5
(-)
日本ハム
46544 0.460
(↓0.005)
15
(↓1)
16435
(+2)
456
(+11)
80
(+1)
65
(-)
0.251
(↓0.001)
4.010
(↓0.07)
6
(-)
ORIX
38597 0.392
(-)
21.5
(↓0.5)
16388
(+2)
433
(+2)
77
(+2)
82
(+1)
0.248
(↓0.001)
3.980
(↑0.03)