1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
楽天 | 0 | 0 | 0 | 2 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 10 | 0 | 0 |
ソフトバンク | 0 | 0 | 2 | 0 | 2 | 0 | 0 | 7 | X | 11 | 14 | 1 | 1 |
勝利投手:モイネロ(2勝2敗1S) 敗戦投手:牧田 和久(1勝2敗1S) 本塁打 |
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◆ソフトバンクが8連勝。ソフトバンクは2-4で迎えた5回裏、グラシアルの適時打などで2点を挙げ、同点とする。そのまま迎えた8回には、真砂が3ランを放つなど、打者10人の猛攻で7点を挙げ、相手を突き放した。投げては、5番手・モイネロが今季2勝目。敗れた楽天は、投手陣が精彩を欠いた。
◆巨人から9月末に金銭トレードで楽天に加入した田中貴也捕手(28)が移籍後、1軍に初合流した。 練習前にチームメートに囲まれ、あいさつ。ベンチ前でのウオーミングアップでは「田中! 声出していけよ!」との声に「はい!」と元気よく返していた。 9月28日に巨人から金銭トレードで加入し、イースタン・リーグでは10試合に出場。打率4割5分、2打点を記録している。 三木監督は「ガッツ、元気のある選手なので、プレーも含めて持っているものを出してもらえば」と期待を込めた。
◆ソフトバンクが先手を取った。3回、周東、柳田の適時打で2点を先制。楽天は先発和田の前に3回まで1安打無得点。 楽天は4回に同点とし、5回に2点を勝ち越した。ソフトバンクもその裏、グラシアルの適時打など2点を挙げ追いついた。 ソフトバンクは8回に大量7点を挙げ大勝。同カード3連勝でチームは今季2度目の8連勝。2位ロッテと5・5ゲーム差とした。モイネロが2勝目、楽天牧田は2敗目。
◆楽天がソフトバンクに同一カード3連敗を喫し、勝利5割を切った。 同点の5回、浅村の勝ち越し適時打で2点をリード。だが、直後の5回に2番手ジョンソンが同点とされ、8回に7失点と救援陣が崩れた。 最短で22日にもリーグ優勝の可能性が消滅する。三木監督は「選手たちはみんなで必死に戦ってくれている。ファンの方に申し訳ないという気持ちです」と悔やんだ。
◆ソフトバンク先発和田毅投手が8勝目を逃した。2-2同点で迎えた5回、1死一、三塁のピンチを招いて浅村を迎えた場面で高橋礼にスイッチ。立ち上がりから快調な投球を続けたが、4回に同点とされた場面を反省した。 「4回の先頭打者の打球でのベースカバーを反省したい。基本的なことをもっとしっかりしないといけない」。鈴木大の打球は一塁ライナー。一塁手の中村晃が打球をはじいたが、和田のカバーが遅れた。チームは終盤に大量7点で逆転勝ち。自身の連勝も止まらなかっただけに気持ちを切り替えた。
◆ソフトバンクの4番ジュリスベル・グラシアル内野手が2安打2打点で主軸の役割を果たした。 5回にはバットを折りながら同点に追いつく左前タイムリー。「打ったのはカーブ。勝ち越しされたすぐのチャンスだったし、いい当たりではなかったけど走者を返せてよかった」。8回にも中前へ適時打を放ち、1イニング7得点に一役買った。楽天3連戦はすべて打点を挙げる勝負強さを発揮した。
◆ソフトバンク7年目の真砂勇介外野手が3年ぶりアーチとなる今季1号3ランを放った。 リードを4点に広げた8回、なお2死一、二塁。宋家豪のスライダーを左翼へかっ飛ばした。「前の打席が悔しい結果(空振り三振)だったので、あの打席で打ててよかった。チームのいい流れに乗せてもらいました」。途中出場の26歳が1イニング7得点の猛攻を完結させ、存在感を見せた。
◆ソフトバンクがスピードスターの活躍で、今季2度目の8連勝を決めた。1番の周東佑京内野手(24)が、先制&中押し打を含む4安打2打点、プロ初の3盗塁に3得点のおまけつきで逆転勝利を呼んだ。 俊足の活躍に引っ張られ、8回に一挙7得点など、今季最多の11得点で3位楽天を圧倒し、11ゲーム差をつけて引導を渡した。敗れた2位ロッテとの差も5・5に広げ、最短あす20日にも優勝マジック9が点灯する。ペイペイドームが周東の足に魅了された。先制打、セーフティーバント、三塁打、中押し二塁打で、今季2度目の4安打で2打点。打つだけでなく、5回は二盗、三盗、暴投でホームを踏むなど、ほぼ自慢の快足だけで得点を生み出すなど3盗塁3得点。ファンは拍手を惜しまなかった。 逆転されて2点ビハインドで迎えた5回。球場の視線を独り占めにした。楽天が投手をジョンソンにスイッチ。先頭の周東は「前回対戦した時に、チャンスがあると思っていた」とセーフティーバントで出塁すると、初球に二盗し、3球目には今季2度目の三盗に成功した。「三盗はあまりしてなかったし、足を上げたらいこうと思った」。最後は暴投でホームを踏み、この回の同点劇につなげた。 3回、先制打後に成功した二盗を加え、1試合3盗塁はプロ初。「覚えていませんが、学生時代を含めても、ないかもしれません」。この日1個決めて34盗塁としたリーグ2位の日本ハム西川を突き放す39盗塁とした。「ここまできて抜かされたくない。最終的には50はしたい」。昨年は主に代走だけで25盗塁だった韋駄天(いだてん)は、今季1番打者として倍増を狙う。「大事な終盤で1番で使ってもらっていることを意気に感じ、楽しみながらやってます」と胸を張った。 8回に代打で牧田から決勝の右中間二塁打を放った明石は、「打てたのはラッキーでした。若手の活躍は頼もしいです」と周東らの若手に引っ張られての殊勲打に声も弾んだ。工藤監督も周東にホレ直した。「足が速いって、いいなと思いました。投手のリズムを崩して得点するうちの強みが出ました」。チームは今季最多の11得点。2位ロッテが敗れ、ゲーム差は5・5まで広がった。最短あす20日、優勝マジック9が点灯する。3年ぶりV奪回ロードのゴールが見え始めた。【浦田由紀夫】 ▽ソフトバンク柳田(3回にタイムリー二塁打)「打ったのはカットボール。詰まりましたが、いいところに飛んでくれました」 ◆ソフトバンクは早ければ20日にも優勝マジック9が点灯する。20日点灯の条件はソフトバンクが20日日本ハム戦に○、ロッテが19日日本ハム戦、20日西武戦に●●か△●。ソフトバンクは△でもロッテ●●なら点灯。
◆楽天がソフトバンクにねじ伏せられた。首位とのレギュラーシーズン最終戦で逆転負けし、敵地福岡で3連敗。 11ゲーム差をつけられ、最短で22日にもリーグ優勝の可能性が完全消滅する。三木監督は「選手たちはみんなで必死に戦って勝ちにいっていることは事実。でも、プロとしていろんなものが求められる中で負けてしまった。本当に悔しい。申し訳ない気持ちです」と悔やんだ。 継投策が裏目に出た。4回2失点の先発滝中を代え、2点リードの5回からジョンソンが登板。だが周東の二、三盗で崩され2失点。同点の8回には牧田が代打明石に勝ち越し適時打、宋家豪が真砂に3ランを浴びるなど7失点。左翼席のファンから「やる気あんのか」などと書かれたボードが掲げられた。指揮官は「今日は総力戦で何とかというところもあった。僕の責任」と背負った。残り17試合でCS圏内の2位ロッテに5・5ゲーム差。1つも落とせない。【桑原幹久】
◆ソフトバンクがスピードスターの活躍で、今季2度目の8連勝を決めた。1番の周東佑京内野手(24)が、先制&中押し打を含む4安打2打点、プロ初の3盗塁に3得点のおまけつきで逆転勝利を呼んだ。俊足の活躍に引っ張られ、8回に一挙7得点など、今季最多の11得点で3位楽天を圧倒し、11ゲーム差をつけて引導を渡した。敗れた2位ロッテとの差も5・5に広げ、最短あす20日にも優勝マジック9が点灯する。 ◆ソフトバンクの最短M点灯は20日 ソフトバンクは早ければ明日20日にも優勝マジック9が点灯する。20日点灯の条件はソフトバンクが20日日本ハム戦に○、ロッテが19日日本ハム戦、20日西武戦に●●か△●。ソフトバンクは△でもロッテ●●なら点灯。
◆野球はより多くの点を取る競技であり、いかに少ない失点でしのぐか、の競技でもある。ソフトバンクはこの日、終盤の猛攻で大量7点を挙げて大勝した。中盤まで追いつ追われつの展開。同点で終盤戦に入ってから力の差がまさった。3年ぶりリーグVに向けて快進撃の8連勝。敗戦のロッテとは5・5ゲーム差とした。正念場の残り16試合。チームにとってさらに戦いを盤石にする布陣が整った。 この日、7回1イニングをピシャリと3人で斬った岩崎の存在だ。先頭鈴木大を143キロのフォークで空振り三振。浅村を右飛に仕留めると、最後は島内も142キロのフォークで空を切らせた。モイネロ、森の必勝リレーに加え、17年には40ホールドを挙げて最優秀中継ぎ賞に輝いた背番号「17」の完全復調と言っていいだろう。 2度の右肘手術を経験し、復活を誓った今季は開幕直後に2本の痛恨弾を浴びファーム調整となった。今月2日に1軍再登録されてから6試合に登板。計5回1/3を投げ、1安打無失点、9奪三振の安定感を見せている。 炎暑の夏は福岡・筑後市のファーム施設で徹底的に投球フォーム固めに努めた。「(腕を)縦に振る意識を強くして、(球を)上からたたけるように、高い位置から一気に投げるイメージで取り組んだ」。横振りになっていた投球フォームを修正。日焼けした顔に自信という2文字も胸に刻んで1軍マウンドに戻ってきた。 ペナントレース最終盤を迎えたチームにとって盤石化した「勝利の方程式」ほど頼もしいものはない。【ソフトバンク担当 佐竹英治】
◆ソフトバンク・工藤公康監督(57)が試合前に取材に対応。8連勝を狙い、先発を託した和田毅投手(39)に「彼の中で一番最適を考えてやってくれているのが、いい結果につながっている。いけるところまでいってくれたら」と期待した。 前日17日は今季12度目の0封勝利。全て先発投手に白星がついての7連勝は工藤政権でも最長となった。「そのうちリリーフ陣から文句が出るかも」と笑いつつ、「年間を通して、リリーフで(勝つ時期)というところもある。勝たないといけないというのをみんなが考えて過ごしてくれているおかげ」と分析した。 監督就任6年目の今季。現在チーム防御率3・07は、2016年の3・09を上回っている。「先発に勝ちがつくというのは、自分が投げているときに勝っているということ。(リリーフも)報告を聞いて、考慮して使ってあげないと」と油断はなかった。
◆ソフトバンクが今季最多の11得点で8連勝とし、リーグ一番乗りで60勝に到達した。4-4の八回に代打の明石、周東の連続適時二塁打などで一挙7点を勝ち越した。5番手のモイネロが2勝目。楽天は3連敗で勝率5割を切った。
◆3位・楽天が同一カード3連敗し、借金1となった。三木肇監督(43)が試合後にオンライン取材に応じた。一問一答は以下の通り。 --同一カード3連敗 「選手は頑張って、何とか食らいついて終盤まで行ったが、結果、負けてしまった。イーグルスを応援してくださった方々の期待に応えられず、申し訳ないです」 --先発・滝中の球数は100球に到達していなかったが、五回からジョンソンを登板させた 「いろいろな見解があると思いますが、こちらの判断で決めました。(84球で終えた)滝中はよく粘って投げてくれた。結果的に、うまくいかなかったのは僕の責任だと思います」 --20日から本拠地・仙台で試合を行う 「週末にこういう形になって悔しい。また、あさってからホームなので、しっかり一戦一戦、戦えるように準備したいと思います」 --五回の守備で、周東に二、三盗を許し、ジョンソンの暴投で失点された 「よくない点の取られ方だった。選手も、チームとしても、同じことがないように、進めていきたいと思います」
◆ソフトバンクが今季2度目の8連勝。周東佑京内野手(24)がプロ初の1試合3盗塁を決めるなど、勝利に貢献した。試合後、工藤公康監督(57)が取材に応じた。主な一問一答は以下の通り。 --八回の集中打 「あそこで、代打で出た明石君が打ってくれたことで一気にいい流れになってね。素晴らしい攻撃だったと思います」 --周東が4安打3盗塁 「はい。いやぁ、足が速いっていいなと思いました。長打だけでなくて、足を使った攻撃の中で投手のリズムを崩して。得点を取れるのはうちの強みじゃないかなと思います」 --リリーフ陣も盤石 「投げる投手はほぼほぼ決まっているので。彼らがしっかりいい仕事をしてくれたと思います」 --ロッテと5・5ゲーム差。来週に向けて 「僕らは目の前の試合をやっていくことだけを考えてやっているので。あさってからも北海道で日本ハムと戦いますので。一戦一戦を大事に、そして勝てるように力を合わせて頑張っていきたいと思います」
◆球界一のエンジンを乗せた鷹特急は、もう止まらない。スタートを切るだけで、スタンドがどよめいた。ソフトバンク・周東がプロ初の1試合3盗塁。今季2度目の8連勝&リーグ60勝一番乗りに貢献した。 「(3盗塁は)忘れているだけかもしれないですけど、記憶にないですね。疲れました」 2点を勝ち越された直後の五回先頭。三塁前へのセーフティーバントで出塁すると、次打者・中村晃の1球目に二盗に成功し、3球目に三盗。「思ったより足が進まなくて、ベースが遠かった」と笑ったが、雰囲気は一変。暴投でホームを踏み、反撃ムードを高めた。 今季2度目の4安打。三回にも先制の中前打のあと二盗を決めており、リーグトップの39盗塁。試合後に盗塁王を争う日本ハム・西川(34盗塁)について問われると、「(きょう)1盗塁ですよね。気にして見ていますよ」とにっこりだ。2011年の本多(内野守備走塁コーチ)以来の盗塁王へ、塁上で心掛けていることも明かした。 「『セーフにならないと』とか、余計なことを考えないことです。普通にいって、普通に走る。そういう感覚です」 チーム盗塁数も「82」となり、オリックスを抜いてリーグトップに立った。このままトップでシーズンを終えれば、144盗塁を記録した12年以来で工藤政権では初となる。30年以上プロの世界に身に置いてきた工藤監督も「足が速いっていいなと思いました」と目を丸くするしかなかった。日本ハムに敗れたロッテとは5・5ゲーム差。20日にも優勝マジック「9」が点灯する。最短Vは25日だ。 「45(盗塁)から50(盗塁)くらいまでいけたら。状況を見ながらやっていきたいです」 残り16試合。加速した終着点は、盗塁王とリーグVだ。(竹村岳)
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ソフトバンク |
60 | 39 | 5 | 0.606 (↑0.004) | - (-) |
16 | 451 (+11) | 354 (+4) | 114 (+1) | 82 (+3) |
0.247 (↑0.001) | 3.070 (-) |
2 (-) |
ロッテ |
55 | 45 | 2 | 0.550 (↓0.006) | 5.5 (↓1) |
18 | 404 (+2) | 419 (+5) | 80 (-) | 78 (+1) |
0.237 (-) | 3.900 (-) |
3 (-) |
楽天 |
49 | 50 | 4 | 0.495 (↓0.005) | 11 (↓1) |
17 | 472 (+4) | 451 (+11) | 102 (-) | 59 (-) |
0.258 (↑0.001) | 4.230 (↓0.07) |
4 (-) |
西武 |
48 | 50 | 3 | 0.490 (↑0.005) | 11.5 (-) |
19 | 409 (+3) | 455 (+2) | 95 (-) | 66 (-) |
0.238 (↓0.001) | 4.330 (↑0.02) |
5 (-) |
日本ハム |
46 | 53 | 4 | 0.465 (↑0.006) | 14 (-) |
17 | 433 (+5) | 445 (+2) | 79 (-) | 65 (+1) |
0.252 (-) | 3.940 (↑0.02) |
6 (-) |
ORIX |
38 | 59 | 6 | 0.392 (↓0.004) | 21 (↓1) |
17 | 386 (+2) | 431 (+3) | 75 (-) | 81 (-) |
0.249 (-) | 4.010 (-) |
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