DeNA(☆10対6★)巨人 =リーグ戦20回戦(2020.10.18)・横浜スタジアム=
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巨人
10202000161311
DeNA
00000064X101212
勝利投手:エスコバー(1勝3敗0S)
敗戦投手:高梨 雄平(1勝1敗2S)

本塁打
【巨人】吉川 尚輝(8号・1回表ソロ)
【DeNA】梶谷 隆幸(18号・7回裏満塁),梶谷 隆幸(19号・8回裏2ラン)

  DAZN
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◆DeNAが逆転勝利。DeNAは5点を追う7回裏、梶谷のグランドスラムなどで一挙6点を奪い、試合をひっくり返す。続く8回には、戸柱の適時打と梶谷の2ランで4点を加え、相手を突き放した。投げては、4番手・エスコバーが今季初勝利。敗れた巨人は、投手陣が5点のリードを守れなかった。

◆DeNA上茶谷大河投手(24)は4番に注意。今季は10試合で被打率2割5分7厘だが、4番打者に23打数11安打、被打率4割7分8厘と相性が悪く、最近2試合は本塁打も献上。今日は相手4番の岡本を抑えて勝利できるか。

◆巨人田口麗斗投手(25)が1軍に昇格する。 今季ここまで全て先発で14試合に登板し、5勝5敗、防御率4・58。7日のDeNA戦で6回途中5失点で5敗目を喫し、8日に1軍選手登録を抹消されていた。15日の試合後、宮本投手チーフコーチは「(桜井を含めた)2人がリリーフ陣を助けてくれればなと。いっぱいいっぱいのリリーフ陣を支えてほしい」と話していた。 代わって香月一也内野手(24)が降格する。13日に1軍昇格したが、2打数無安打だった。

◆岐阜羽島の忍者・巨人吉川尚輝内野手(25)が、先頭打者弾を放った。 初回、初球。上茶谷のカットボールを右翼スタンドへ運んだ。「結果を恐れずに思い切って振っていきました。最高の結果になって良かったです」と8号ソロをマーク。 原監督は「バッター陣はいい感じだと思いますよ。集中力があった」と打線にリズムをつくった1番打者を評価した。

◆巨人坂本勇人内野手(31)が、3試合ぶりに安打を放った。 1点リードの1回1死、DeNA上茶谷の142キロ直球を右前にはじき返した。10打席ぶりの安打で、通算2000安打まで残り20本とし、3回の中前打で残り19試合で19本とした。

◆DeNAネフタリ・ソト二塁手の守備が「故意落球」の判定を受けた。 2回無死一、二塁。大城の打球が二塁への小飛球となり、ソトがグラブに当てボールを前に落とし、二塁へバックトスした。 二塁の長井塁審は「故意落球とし、打者走者をアウトとします」と場内アナウンスで説明。1死一、二塁で再開された。

◆DeNA上茶谷大河投手(24)が、3回3失点(自責2)で降板した。 1回、吉川尚に初球を打たれ先頭打者本塁打とされると、その後も制球が定まらず、3回には遊撃大和の適時失策などで2点を追加された。 ここ3試合連続で5回までにマウンドを降りることになり「早いイニングで降板することになり中継ぎ陣、野手の皆さんに申し訳ないです」と話した。

◆DeNA梶谷隆幸外野手(32)が、18号満塁本塁打を放った。 7回、3点差に迫り、なお無死満塁。巨人2番手高梨の2球目、内角低め142キロを捉え、ベイ党が陣取る右中間席に突き刺した。 一気に試合をひっくりかえす、通算4本目のグランドスラム。「打ったのはシュートです。ここ数試合、あまり打てていなかったので、何とかチームのために貢献したいと思い打席に向かいました。逆転することができうれしいです」と興奮気味に話した。

◆巨人田口麗斗投手(25)が、昇格即リリーフで登板した。 1点を追う7回1死一塁、打席には6試合連続本塁打がかかるDeNA佐野。1ボールからのスライダーで一ゴロ併殺に抑え、拳を握った。 今季は開幕ローテ入りし、5勝5敗、防御率4・58。再調整で8日に登録を抹消されたが、セットアッパーの中川が故障で離脱し、中継ぎに回った。

◆DeNA佐野恵太外野手の連続試合本塁打が5で止まった。7回1死一塁の第4打席で併殺に倒れるなど、すべて内野ゴロに終わり球団記録の更新はならなかった。 ラミレス監督は「状態は問題ない。ちょっとプレッシャーもあったと思う。リフレッシュして、また火曜から打ってくれれば」と仕切り直しに期待した。

◆巨人は1回、吉川尚の8号先頭打者本塁打で先制。3回にも敵失と田中俊の適時打で2点を加えた。先発畠は3回まで無失点。 DeNA上茶谷は3回3失点で降板。2番手京山も5回、畠のスクイズなどで2点を失った。打線も6回まで無得点に封じられた。 DeNAは7回、梶谷が18号逆転満塁弾。継投で逃げ切って2連勝とした。巨人は2番手高梨が誤算だった。DeNAエスコバーが1勝、巨人高梨1敗。

◆4位DeNAが、M8の首位巨人に逆転勝ち。DeNAは6回まで無得点も7回、8回で10得点。巨人は中継ぎ陣が誤算だった。 11日阪神戦から5試合連続本塁打中のDeNA佐野恵太外野手(25)は今日も1発を打てば球団新記録だったが、本塁打は出なかった。

◆プロ初の左翼でスタメン出場となった3年目の巨人田中俊太内野手が、2戦連続マルチ安打を放った。 3回1死一、二塁からは中前へ適時打。「追加点につながって良かったです」。不慣れな守備位置も難なくこなし、存在感をアピールした。

◆巨人宮本和知投手チーフコーチ(56)が、1軍昇格即リリーフで結果を残した田口麗斗投手(25)を評価した。 1点を追う7回1死一塁、DeNA佐野の場面で登板。1ボールからのスライダーで一ゴロ併殺に抑えた。今季は開幕ローテ入りし先発として回ってきたが、再調整のために8日に登録を抹消された。セットアッパーの中川が故障で離脱したことで、中継ぎに配置転換され、この日から1軍に登録された。 試合後、宮本コーチは「ほえてましたね。水を得た魚のごとく。彼の一番いいところはいろんなポジションをやれるっていうこと。チームの先発としても彼も頑張ってたし、昨年同様リリーフとしてやってくれるっていった意味ではチームにとっては彼に対しての信頼っていうのは非常に厚いもので。今後いろんなところでチームを助けてくれるピッチングしてくれると思いますね」と話した。

◆「ハマの韋駄天(いだてん)」が大仕事! DeNA梶谷隆幸外野手(32)が、値千金の逆転満塁本塁打を放った。7回、3点差に迫りなお無死満塁、巨人高梨の2球目を右中間席に突き刺す18号グランドスラム。8回には2打席連発となるダメ押しの19号2ラン。7年ぶりに6打点を挙げる大活躍で、優勝目前の首位巨人を相手に、2試合連続の逆転勝利に導いた。▽DeNAラミレス監督(梶谷の満塁弾に)「素晴らしいホームラン。クラッチヒッターの本領を発揮してくれた。日本で1番の1番バッターだと思うよ」

◆巨人が今季初めて5点差をひっくり返され、DeNAに連敗した。 6回まで無失点だった畠が、5点リードの7回無死から3連打で失点。原監督はアウトを最低1つ取った上での降板を描いていたが、流れを止めるために高梨を投入。適時打、四球で満塁とされ、梶谷に逆転の満塁弾を浴びた。 原監督は「代え時を我慢できなかった。アウトカウントを1つ取れるまで我慢できなかったというところに、このゲームがあった」と敗因に挙げた。 一時は5点リードした中、7回に先発が1死も取れずの降板劇。「ブルペン陣は、どこかに違う心理が働いているところがあったと思う」と分析した。故障離脱した中川の穴埋めで、昇格した田口を即、中継ぎで起用。再転向の桜井を9回に起用したが、4失点で今季4度目の2ケタ失点した。宮本投手チーフコーチは「もうひと踏ん張りしたいところ」とリリーフ陣の奮起を期待した。2位中日が敗れ優勝マジックは「7」となり、最短Vは23日、本拠地での阪神戦だ。

◆巨人原辰徳監督(62)が、2軍降格となった小林の抹消理由について説明した。「もうひとつ本来の小林に戻っていなかった。まだ時間はあるからというところ」と話した。 今季、小林は6月21日阪神戦で死球を受け、左尺骨骨折で登録抹消。9月18日に1軍復帰を果たしたが、21試合に出場し、18打数1安打、打率0割5分6厘と苦しんでいた。代わって昇格した岸田は小林の離脱中、1軍で打率3割2分、4打点と結果を残していた。原監督は「チャンスを渡しても、いい結果がでなかったというところが、3番目のキャッチャーであるならば、岸田の方がはるかに使い勝手はある。総合的な部分で」と説明した。 この日、小林はイースタン・リーグ日本ハム戦の試合前練習に参加し、打撃練習などを行ったが、同戦への出場はなかった。

◆「ハマの韋駄天(いだてん)」が大仕事! DeNA梶谷隆幸外野手(32)が、値千金の逆転満塁本塁打を放った。7回、3点差に迫りなお無死満塁、巨人高梨の2球目を右中間席に突き刺す18号グランドスラム。8回には2打席連発となるダメ押しの19号2ラン。7年ぶりに6打点を挙げる大活躍で、優勝目前の首位巨人を相手に、2試合連続の逆転勝利に導いた。 「持ってる男」が、またまた大きな1発を放った。7回無死満塁、変則左腕高梨の内角低め142キロをジャストミート。ベイ党も、G党も、詰め掛けた1万5833人の最大音量の歓声と悲鳴が交差した。 梶谷 ちょっと緊張していました。久々にいい感触でいってくれるかなと。打ててよかったです、 大歓声の中、思わず一塁を踏み損なった場面には「永池コーチとハイタッチしようと思ったんですけど、思った以上に遠くて」と苦笑いで振り返った。 初対戦の高梨にも慌てなかった。「いろいろ聞いていて、自分がどう攻められるかもイメージしながら、自分の中で考えて打席に立ちました」という。「どんなイメージ? それはいいたくないです」と言葉を濁したが、初球の外角低め143キロをきっちりと見送り、内角低めへの2球目を完璧タイミングで捉え「イメージした感じに打てましたね」とニヤリ。ベテランらしい読みと技術が融合した1発だった。 今季は節目で、ファンを沸かせる本塁打を放っている。開幕時の無観客から、初めて有観客開催となった7月10日阪神戦(甲子園)では「有観客開催1号」となる先頭打者本塁打。また入場制限が緩和された9月19日、初めて外野席にファンを迎えた横浜スタジアムで「規制緩和1号」となる13号ソロを含む2発で、首位巨人を撃破した。 この日も同じく2発で、優勝に迫る巨人の足止めに成功。16日同カードに続く逆転勝利で、ホームのファンを前に意地を見せた。お立ち台では「毎日毎日、全力を尽くすだけ。明後日からも全力で頑張ります。シーズン終わるまで、応援よろしくお願いします」と力強く宣言。チームのため、自分のため、そしてファンのため-。最後まで、強力打線をけん引していく。【鈴木正章】

◆巨人・小林誠司捕手(30)が出場選手登録を抹消された。代わって、3年目の岸田行倫捕手(24)が1軍に昇格した。  小林は今季、開幕3戦目の6月21日の阪神戦(東京ドーム)で死球を受け、左尺骨を骨折。同23日に出場選手登録を抹消されていた。その後リハビリを経て、9月18日に1軍昇格。しかしここまで10試合の出場にとどまり、18打数1安打、打率・056だった。  また、この日中継ぎ強化のために田口麗斗投手(25)が昇格し、代わりに香月一也内野手(24)が出場選手登録を抹消された。

◆巨人・田中俊太内野手(27)がプロ初となる「6番・左翼」でスタメン入りした。  田中俊は最近5試合で9打数4安打2打点と打撃好調。ここまでは一塁で3試合連続スタメン出場していたが、この日はプロ3年目で初めての左翼での出場となった。

◆巨人は序盤に主導権を握ったが、中継ぎ陣がDeNA打線に捕まり逆転負け。2位・中日が敗れたため、優勝へのマジックは1つ減って「7」となった。  巨人は一回、先頭の吉川尚が相手先発・上茶谷の初球を強振すると、ボールは右翼スタンドに着弾。初球先頭打者弾で先制した。三回には相手のミスなどが絡み2点を追加。五回にも1死一、三塁で畠のスクイズで加点すると、2死二塁で回ってきた吉川尚が左前適時打を放って5-0とした。  先発の畠は一回、自身の悪送球などで2死二、三塁のピンチを招いたが、ロペスを一ゴロに打ち取ってこの回をしのいだ。その後はほぼ完璧なピッチングで6回2安打に抑える好投。  ところが、七回に捕まった。先頭のロペス、ソト、柴田に3連打を浴び、1点を失ったところで降板。バトンを受けた高梨も、DeNA打線の勢いを止めることができず、伊藤に中前適時打、梶谷に満塁弾などを浴び、この回6失点。1死も取れずに試合をひっくり返された。  八回には5番手・桜井が戸柱に2点三塁打、梶谷にはこの日2本目、計6打点目となる19号2ランを浴びて4失点。巨人は九回、1点を返したが、痛い大逆転負けとなった。

◆DeNAが勝率5割に戻った。0-5の七回に柴田、代打伊藤光の適時打と梶谷の満塁本塁打で6点を奪い逆転し、八回に梶谷の2ランなどで4点を加えた。エスコバーが今季初勝利。巨人は七回途中から継投し救援陣が打ち込まれた。

◆巨人の吉川尚がプロ4年目で初の初回先頭打者本塁打を放った。上茶谷の初球を引っ張って右翼席へ運び、敵地をどよめかせ「結果を恐れずに思い切って振っていった」と振り返った。  3日以来の一発で勢いづき、4-0の五回2死二塁では左前へ適時打。2安打2打点と気を吐いたが、チームは終盤に逆転され、勝利にはつながらなかった。

◆ベイ一筋14年目の男が見せた奇跡に、1万5833人が詰めかけたハマスタが揺れた。2点を奪い、2-5となった七回無死満塁。DeNA・梶谷隆幸外野手(32)が振り抜いた打球は、ファンが待ち構える右中間スタンドに飛び込んだ。  「少し不安な気持ちもあったけど、久々にいい感触で打ててよかった。気持ちよかった」  初対戦だった変則左腕・高梨の内角ツーシームを「イメージ通りに打てた」と完璧にさばいた。18号逆転満塁弾で敗戦ムードを一気に払拭。通算4本目のグランドスラムで初の逆転満弾に背番号「3」も興奮気味だ。  「永池コーチとハイタッチしようとしたら遠くて...」と一塁を踏み忘れたが、しっかりと踏み直して、歓喜のホームイン。八回には2打席連発の19号2ランを放ち、2017年に記録したキャリアハイのシーズン21本塁打まであと2本となった。  首位・巨人に連勝を飾り、チームは借金完済。ラミレス監督は2本塁打6打点のリードオフマンを「日本で一番の1番打者」とたたえた。今季は国内FA権も初取得。過去2年、不本意なシーズンを過ごした32歳が再ブレークのときを迎えている。(浜浦日向)

◆スタンドを見つめ、ぼうぜんと立ち尽くした。2-5の七回無死満塁。巨人2番手の高梨雄平投手(28)が梶谷に痛恨の逆転満塁弾を浴び、今季初黒星を喫した。  「それ(信頼)に対しては、全く変わるものはない」  今年7月にトレードで楽天から加入した救援左腕にとって、満塁本塁打を浴びるのは、プロ4年目で初。原監督は"勝利の方程式"として大きな役割を担ってきた高梨を責めることはなかった。  だが、チームにとっては痛い敗戦だ。攻撃陣が五回までに5得点。楽勝ムードが漂っていた七回に試合が急転した。好投していた先発・畠が突如乱れ、3連打を浴びて降板。1-5の無死一、三塁で高梨が登板した。この日は制球が甘く、代打・伊藤光に中前適時打を浴びると、戸柱には四球。そして、梶谷には142キロのツーシームを右中間席に運ばれた。1死も奪えずにベンチへ下がり、昨年5月3日のソフトバンク戦以来の黒星を喫した。  36試合に登板し、1勝1敗、18ホールド2セーブで防御率1・44。大車輪の活躍を見せてきただけに、宮本投手チーフコーチも「彼がいなければジャイアンツはこの位置にいない」とかばった。コンディション不良で戦列を離れていた高木と大竹の両中継ぎが今月中の1軍復帰にめどが立ち、疲れの見え始めた救援陣は踏ん張りどころだ。  3カード連続で勝ち越しなし。それでも、2位・中日が敗れ、マジックは1つ減って「7」となった。最短Vは23日。最後の力を振り絞り、歓喜の瞬間を迎える。(箭内桃子)

DAZN

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
61355 0.635
(↓0.007)
M7
(↑1)
19471
(+6)
353
(+10)
118
(+1)
65
(-)
0.260
(↑0.001
3.360
(↓0.06)
2
(-)
中日
51475 0.520
(↓0.006)
11
(-)
17374
(-)
412
(+5)
59
(-)
26
(+1)
0.250
(-)
3.780
(↓0.02)
3
(-)
阪神
49475 0.510
(↑0.005)
12
(↑1)
19423
(+6)
403
(+5)
99
(+1)
67
(+1)
0.248
(↑0.001)
3.570
(-)
4
(-)
DeNA
49495 0.500
(↑0.005)
13
(↑1)
17455
(+10)
411
(+6)
121
(+2)
25
(-)
0.268
(-)
3.790
(↓0.01)
5
(-)
広島
415110 0.446
(↑0.006)
18
(↑1)
18449
(+5)
489
(-)
100
(+3)
50
(-)
0.264
(↓0.001)
4.430
(↑0.04)
6
(-)
ヤクルト
36586 0.383
(↓0.004)
24
(-)
20411
(+5)
515
(+6)
99
(+1)
54
(-)
0.250
(↑0.001)
4.830
(↓0.02)