広島(★2対5☆)中日 =リーグ戦19回戦(2020.10.17)・MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島=
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中日
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広島
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勝利投手:柳 裕也(4勝6敗0S)
(セーブ:R.マルティネス(2勝0敗21S))
敗戦投手:塹江 敦哉(3勝4敗0S)
  DAZN
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◆中日が破竹の7連勝。中日は2点を追う4回表、高橋の適時打で1点差に迫る。そのまま迎えた8回には、阿部とビシエドの連続適時打で4点を挙げ、逆転に成功した。投げては、先発・柳が7回2失点の好投で今季4勝目。敗れた広島は、救援陣がリードを守りきれなかった。

◆中日高橋周平内野手(26)が好調を維持。8月打率3割2厘、9月打率3割9厘に続いて、今月も13試合で打率3割7分5厘。シーズン打率も3割1分7厘として、佐野(DeNA)に次ぐリーグ2位に浮上した。今日も好打を放ち、チームに白星を呼び込めるか。

◆広島の継投失敗により、7回5安打1失点と好投したドラフト1位森下暢仁投手(23)の9勝目はお預けとなった。1点リードの8回、2番手塹江が四球と左前打で1死一、二塁のピンチを作って降板。フランスアが3番手のマウンドに上がり、2死満塁から阿部に中前への2点適時打を浴び、一瞬にして森下の勝ち星を消し去った。勝ちパターンの2人が、1点を守りきることができなかった。

◆先発は広島森下、中日柳の明大出身対決。広島は1回に西川の適時二塁打で1点を先制。3回に坂倉の適時打で1点を追加した。 中日は2点を追う4回2死一、三塁から高橋の左前適時打で1点を返した。広島は4回から6回まで無安打無得点で終盤に入った。 中日は8回に阿部、ビシエドの連続適時打で4点を奪い、逆転勝ちで7連勝。先発柳が4勝目。広島は引き分けを挟んで3連敗。

◆中日の柳裕也投手が1軍復帰戦で4勝目を挙げた。明大後輩の森下との投げ合いは序盤は制球に苦しみ、7回8安打2失点で降板。8回の阿部の逆転打で、白星を手にした。「(森下)暢仁は特別な存在。内容では負けたけど、負けない試合をしたいと思っていた」。後輩とのプロ初対決を制し、チームの連勝を継続できたことに胸をなで下ろした。

◆オレを忘れるな! 中日柳、広島森下の明大先発対決に終止符を打ったのは、同じく明大出身の中日阿部寿樹内野手だった。 後輩2人の降板後の8回に逆転の2点タイムリー。柳に約1カ月ぶりの4勝目を贈り、チームに今季最長7連勝を呼び込んだ。 1点を追う8回2死満塁。阿部は広島の3番手フランスアの初球145キロ直球を迷わず振り抜いた。中前に抜ける決勝打に「積極的に行った。飛んだところがよかった」。後輩右腕に勝ち星をつけ「柳もなかなか勝ててなかった。勝ちをつけることができてよかった」とうなずいた。お立ち台には1軍復帰戦で7回2失点と好投した柳が上がったが、打のヒーローは間違いなく阿部だった。 昨年以来の7連勝をもたらした一打を、与田監督も絶賛。「(逆転打は)見事だった。森下にはタイミングが合ってなかったが、よく仕留めてくれた。(チームに)粘りが出ている。いい傾向です」と笑顔で振り返った。貯金も15年4月15日以来の5とし、3位阪神とのゲーム差を2に。8年ぶりのAクラスを、しっかり視界にとらえた。【伊東大介】 ▽中日高橋(4回に左前適時打) 追い込まれていたけど、何とか走者をかえすことができてよかった。 ▽中日滝野(8回代走でプロ初出場し、同点のホームを踏み) めちゃくちゃ緊張しました。もっと落ち着いてプレーできるようにしていきたい。 ▽中日福(チームメートの祖父江に並ぶリーグトップの27HP) ホールドがつくのは勝利に貢献できていること。トップに並べたのは素直にうれしい。 ▽中日R・マルティネス(2試合連続セーブでリーグトップの21セーブ) (タイトルは)取れればうれしいが、終わってからついてくる。1試合1試合集中して投げる。

◆広島のドラフト1位森下暢仁投手(23)が7回1失点、8奪三振と力投も、9勝目はならなかった。最速153キロの直球と変化球を低めに集め、中日打線を圧倒。1点のリードを守り、勝利投手の権利を持って降板したが、勝ちパターンが崩壊。2-1の8回に塹江が1死から四球と単打でピンチを招き、フランスアに継投。だが2死満塁から阿部に逆転打を許し、森下の勝ち星が消えた。 「良い投げ合いができたらと思って、いつも通り準備して入りました。良い感じで入れました」 相手先発の柳は明大の3学年先輩で、寮では同部屋だった。プロ入り後初の投げ合いに「柳さんとこういう舞台で一緒に投げ合うことができて、明大に入ってよかった」と感慨深げ。投球内容では先輩を上回ったものの、結果的には柳に勝ち星がついた。「初めて対戦しました」という2回2死での打席では、柳から右翼線への二塁打を放ち「良いところに飛んだ」と振り返った。 森下が今季勝ち投手の権利を持って降板し、勝ち星が消えた試合はこれで3試合目。佐々岡監督は森下について「しっかり試合を作ってくれて、勝てる試合だった」と語り、8回の継投については「勝たせたいと思っての継投だった。これで失敗したら監督の責任でもある」と肩を落とした。 8勝で並び、新人王を争う巨人戸郷を勝ち星で上回れず。「しっかり勝つことだけを意識して、次に向かって、準備していきたい。ゲームを作っていければ結果もついてくると思っている」と切り替えた。【古財稜明】 ▼広島横山投手コーチ(8回の継投について)「勝ちパターンなので、最善というところ。(登板過多は)どこも同じ条件。勝ちきらないといけない。結果四球が失点につながった」

◆中日R・マルティネス投手が9回に登板し、菊池涼、大盛、長野から3者連続三振を奪い、21セーブ目を挙げた。これで8月9日巨人戦から24イニング連続奪三振。 連続イニング奪三振の記録は15年サファテ(ソフトバンク)の43イニングが最長で、24イニングは歴代4位。セ・リーグでは68年江夏(阪神)の23イニングを上回る新記録となった。

◆守護神の中日R・マルティネス投手が、セ・リーグ新記録となる24イニング連続奪三振をマークした。 9回に菊池涼、大盛、長野を3者連続三振に仕留め、逆転勝利を完結。68年の阪神江夏の23イニング連続奪三振を超えた。リーグトップの21セーブを挙げ「(タイトルは)取れればうれしいが、終わってからついてくる。1試合1試合集中して投げる」と語った。

◆広島は先発森下が7回1失点好投も救援陣が崩れ逆転負け。佐々岡監督のコメント。 「(森下は)しっかり試合を作ってくれて勝てる試合だった。(8回の継投は)勝ちパターン。これで失敗したら監督の責任でもある」

◆中日が今季初の7連勝。1-2の八回に阿部、ビシエドの連続2点打で逆転した。柳が7回2失点で4勝目、R・マルティネスがリーグ最多の21セーブ目。森下が7回1失点と好投の広島は継投に失敗。1分けを挟んで3連敗となった。

◆中日・柳裕也投手(26)が先発し、7回8安打2失点と粘投。9月11日のDeNA戦(横浜)以来、約1カ月ぶりの勝利を手にした。  「調子はよくなかったですけど、修正しながら、何とか粘れたかな、と思います」  一回は2死から3連打で先制点を献上。三回も2死三塁で坂倉に適時打を浴びた。それでも直後の四回に1点の援護をもらい、立ち直った。四-六回は三者凡退でしのぎ、七回も1死二塁とピンチを招きながら、宇草、田中広を連続三振に斬った。直後の八回に代打を送られたが、味方が4得点して逆転。踏ん張りが白星として、手元に届いた。  「(森下)暢仁に負けたくない、暢仁と試合がしたいと思っていた」  投げあったのは明大で3学年後輩にあたる広島D1位・森下。大学時代に同部屋となったこともあるだけに思い入れは強く、マウンドではボールに自然と力がこもった。  自身が勝利投手となったものの、森下は7回5安打1失点と内容ではよかった。「すごい選手だと思いますし、僕の中でも彼は特別な存在。投球内容では負けているので、彼に負けないように僕も頑張りたいなと思います」。次回の直接対決では完勝すべく、さらに精進していく。

◆広島は逃げ切りに失敗し、引き分けを挟み3連敗を喫した。佐々岡真司監督(53)の主な一問一答は以下の通り。--D1位・森下(明大)が7回5安打1失点で勝ち投手の権利を持って降板したが、八回に投入した塹江、フランスアがつかまった  「(森下は)しっかり試合を作ってくれて勝てる試合だった。継投も当然、勝ちパターンの継投。これで失敗したら監督の責任である。うちの形で送り込んでいる」  --1点リードの八回に登板した塹江の1死からの四球が痛かった  「当然そうなる。期待に応えてくれると思って出している。(森下を)勝たせたいと思っての継投だった」  --森下は96球で降板  「こちらの判断で、勝ちのパターンというところ。打順もまわるし、1年目というところもある。それで失敗してしまった」

◆広島の森下は7回1失点の好投もむなしく、2-1の八回に救援陣が逆転を許して9勝目を逃した。ドラフト1位新人は「1点を取られた場面もゼロで抑えたかったけど、もう少し何かできたかなとも思う」とけなげに話した。  明大の先輩、柳との初の投げ合いで力強い直球を軸に単打5本に抑え、8奪三振と試合をつくった。新人王を争う戸郷(巨人)に勝利数でリードを奪えなかったが「しっかり勝つことだけを意識して、次に向かって準備したい。ゲームをつくっていければ結果はついてくると思う」と視線を上げた。

◆広島は中継ぎ陣で逃げ切れず、1分けを挟んで3連敗を喫した。7回1失点と好投の森下に代え、継投に入った1点リードの八回。塹江が1死から四球と安打で一、二塁のピンチを招いた。ここで抑えのフランスアを投入したが、踏ん張れなかった。四球で塁が埋まると2死後に阿部、ビシエドに連続2点打を許した。  新人王を狙う森下の白星を消してしまい、佐々岡監督は「勝ちパターンの継投。これで失敗したら監督の責任でもある。勝たせたいと思っての継投だったけど」と悔やんだ。

◆中日のR・マルティネスが九回を3者三振で締め、危なげなくリーグ最多の21セーブ目を挙げた。最速154キロの直球を中心に抑え「勝っている場面で投げさせてもらっているので、勝利で試合を終わらせることができてよかった」と安堵した。  自身初のタイトルも射程圏内だが「もちろんとることができればうれしいが、それは終わってからついてくる記録。一試合一試合集中して投げるだけ」と力強く話した。

◆先輩の意地を示した。中日が今季初の7連勝。2015年4月15日以来、5年ぶりに貯金「5」とした勝利の立役者は、17年ドラフト1位で4年目の柳裕也投手(26)だった。この日1軍登録されて先発し、4勝目を挙げた。  相手先発は明大の3学年下の新人、森下。待望の投げ合いに、ボールには自然と力がこもった。  「先輩だから負けられない、というよりは、(森下)暢仁(まさと)に負けたくない、暢仁と試合がしたいと思ってやってきました」  明大4年時に、当時1年だった森下と同部屋で過ごし、投手としての能力を認めていた。序盤で2失点したが、その後は立ち直り、七回までゼロを並べて投手戦を演じた。代打が送られた八回に打線が4得点して逆転。そのまま逃げ切り、7連勝に加わった。  ただ、自身が7回8安打2失点なら、森下は同じ7回を5安打1失点で抑えた。  「僕が勝ち投手になりましたけど、彼の方が投球内容は上だと思う。ただの後輩ではなく特別な存在。これからも投げ合うことがあると思うので、またいい勝負ができるようにしたい」  大きな刺激も受ける、思い出の1勝になった。(須藤佳裕)

◆広島のD1位・森下との明大対決を制した。中日・柳にとって待望だった投げ合い。ボールには自然と力がこもった。  「先輩だから負けられないというよりは、暢仁に負けたくない、暢仁と試合がしたいと思ってやってきました」  4年時に、当時1年生だった森下と同部屋で過ごし、投手としての能力を認める存在になっていた。序盤で2失点するもその後は立ち直り、七回までゼロを並べて投手戦を演じた。代打が送られた八回に打線が4得点して逆転。そのまま逃げ切り、7連勝に加わった。  だが自身が7回8安打2失点なら、森下は同じ回数を5安打1失点で終えた。「僕が勝ち投手になりましたけど、彼の方が投球内容は上だと思う。これから投げ合うこともあると思うので、そのときにまたいい勝負ができるように」。刺激を受ける、思い出の1勝になった。(須藤佳裕)

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
61345 0.642
(-)
M8
(-)
20465
(-)
343
(-)
117
(-)
65
(-)
0.259
(-)
3.300
(-)
2
(-)
中日
51465 0.526
(↑0.005)
11
(↑0.5)
18374
(+5)
407
(+2)
59
(-)
25
(-)
0.250
(↑0.001
3.760
(↑0.02)
3
(-)
阪神
48475 0.505
(-)
13
(-)
20417
(-)
398
(-)
98
(-)
66
(-)
0.247
(-)
3.570
(-)
4
(-)
DeNA
48495 0.495
(-)
14
(-)
18445
(-)
405
(-)
119
(-)
25
(-)
0.268
(-)
3.780
(-)
5
(-)
広島
405110 0.440
(↓0.004)
19
(↓0.5)
19444
(+2)
489
(+5)
97
(-)
50
(-)
0.265
(-)
4.470
(↓0.01)
6
(-)
ヤクルト
36576 0.387
(-)
24
(-)
21406
(-)
509
(-)
98
(-)
54
(-)
0.249
(-)
4.810
(-)