西武(★1対4☆)オリックス =リーグ戦23回戦(2020.10.17)・メットライフドーム=
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ORIX
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西武
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勝利投手:張 奕(2勝2敗0S)
(セーブ:ディクソン(0勝3敗14S))
敗戦投手:十亀 剣(1勝1敗0S)

本塁打
【オリックス】大下 誠一郎(2号・5回表ソロ),モヤ(8号・6回表2ラン)

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◆オリックスが連敗を4で止めた。オリックスは0-0で迎えた5回表、大下のソロで先制する。続く6回には、モヤの2ランが飛び出し、リードを広げた。投げては、先発・張が6回無失点の好投で今季2勝目。敗れた西武は、先発・十亀が好投するも、打線がわずか5安打と沈黙した。

◆17日の西武オリックス23回戦(メットライフドーム)は「台湾デー」と銘打って行われ、台湾観光親善大使を務める歌手小林幸子(66)がオープニングセレモニーに登場した。 バックスクリーンから黄色いランボルギーニに乗ってど派手に入場。シルバーのドレスにゴールドのかぶり物、手には自筆で「疫病退散」と書いた大きな扇子を持ち、コロナ撲滅を願いながらマウンドに上った。 マウンドでは金のボールとスワロフスキー4000個をあしらった特注グラブを手に、剛球を投げ込むかと思われたが「気は入れておいたから、あとはレオちゃんお願い」と、隣にいたマスコットのレオにボールを手渡し、レオが捕手役の呉念庭に向かって投げ込んだ。 小林は「私らしくするには、どういうことがいいかなと思って、ウケてもらえたらいいなと思いました」と始球式で投げなかったことについて話し、「本当にみなさん(コロナで)苦しんでいらっしゃる方もたくさんいるので。おはらいをさせていただきました」と"疫病退散"パフォーマンスについて説明した。

◆オリックスのルーキー大下誠一郎外野手(22)が豪快な先制アーチを放った。5回、先頭で西武先発十亀のカーブを完璧に仕留めた。打球はライナーで左翼席へ。先制パンチの今季2号ソロだ。 「とにかく塁に出ることだけ考えて打席に入っていました。感触もよかったですし、打った瞬間、入ってくれると思いました! なんとか先に1点が欲しかったので、ホームランになってくれてよかったです」。昨秋ドラフトで育成契約し、9月14日に晴れて支配下選手登録されていた。デビュー戦だった9月15日楽天戦(ほっともっと神戸)のプロ初打席以来の本塁打だ。セ・リーグ本塁打トップの26本塁打を放つ阪神大山は母校白鴎大の3学年先輩にあたる。大下も大山と同じタイプのバットを新調してプロ入りするなど、慕ってきた。先輩に負けじと、後輩もパワーを見せつけた。

◆オリックスのスティーブン・モヤ外野手(29)が貴重な追加点を挙げた。 1点リードの6回1死一塁。西武十亀の速球を振り抜くと特大アーチは右翼席へ。8号2ランでリードを3点差に広げた。「インコース寄りのボールをしっかりととらえることができたし、完璧だったね」。チームは打線が振るわず4連敗中。苦しみながらもまずは安全圏へと導いた。

◆オリックス先発の張奕投手(26)が敵地のイベント「台湾デー」の主役を奪う好投を見せた。序盤から力みがなく、それでいてキレのある速球を投げ込んだ。変化球も丁寧にコーナーへ配した。4回、安打と四球で1死一、二塁のピンチを背負ったが、スパンジェンバーグを高め速球で空振り三振に封じ、木村はフォークで見逃し三振。この日は6回無失点、8三振を奪って降板した。 「今日はとにかく打者1人1人に集中して投げていこうとマウンドに上がっていました。前回の登板でチームにも迷惑をかけていたので、なんとかゲームを作ることができてよかったですし、しっかりと次につながるピッチングができたと思います」。前回登板の3日楽天戦は1回、ロメロに頭部死球を与え、17球で危険球退場になっていた。 この日は故郷台湾にちなんだイベントが行われた。呉念庭内野手(27)との同郷対決も空振り三振、中飛と制した。8月22日西武戦(京セラドーム大阪)以来、約2カ月ぶりの今季2勝目に向けて力投した。

◆序盤は西武、オリックスともに走者は出すものの、得点につながらない。オリックスは2回2死一、三塁の得点機も無得点。 オリックスは5回に大下の2号ソロで先制。6回には1死一塁からモヤが右翼へ特大の8号2ランを放って追加点を挙げた。 西武は7回に外崎の犠飛で1点を返すも、得点はこの1点のみで今季オリックス戦負け越しが決定。オリックス張奕が今季2勝目。西武十亀は1敗。

◆4位西武が、6位オリックスと対戦。西武が十亀、オリックスは張奕が先発。 演歌歌手小林幸子(66)が、シルバードレスを身にまとい始球式を盛り上げた。

◆西武は自力でのCS出場が消滅し、最下位オリックス戦の負け越しも決まった。 十亀剣投手が今季6試合目で初先発。「入りは良かった」と序盤は無失点でしのいだが5回に大下にソロ、6回にモヤに2ランを許した。大下にはカーブを捉えられ「その前の打席でカーブ2つを見逃しと空振りで、多分それを打ってやろうというのはあったんじゃないですかね」と悔やんだ。チームは2年契約最終年の辻発彦監督に続投要請する方針を固めており、シーズン終了後にも、来季を託すことが正式決定する見通しだ。 ▽西武辻監督(今季オリックス戦負け越し) ピッチャーにしても、よう考えてみると、打たれるバッターにずっと打たれたような気がするしね。反省して対策を練っていかなきゃ。今後もあるしね。

◆オリックスがルーキー大下誠一郎外野手の一撃で連敗を4で脱出した。 ひと振りで流れを変えた。両チーム無得点の5回、先頭で打席へ。西武十亀のカーブを完璧に仕留めた。ライナーで左翼席に一直線。貴重な先制の2号ソロに大下は「1打席目でカーブを空振りしていた。速球にさされないように頭のどこかで『カーブ来るな』と思っていた。素直にうれしい」と喜んだ。昨秋ドラフトで育成契約し、9月に支配下選手登録。デビュー戦だった同15日楽天戦のプロ初打席以来の本塁打だ。 貧打だった打線は目覚め、5試合ぶりの2桁安打で快勝。3年ぶりにシーズンの西武戦勝ち越しを決めた。大下の発奮材料は母校白鴎大の3学年先輩の阪神大山だ。26本塁打でセ・リーグ本塁打王争いトップを快走する。最近、電話で話したという。「向こうはいまホームランキング。すごいなと」。レギュラーを奪うべく、負けじと戦う。 ▽オリックス中嶋監督代行(大下のアーチに)「あの打席(16日西武戦9回2死一、三塁の代打での四球)を見て(先発で)行きました。1打席1打席、1球1球に集中力が見えました」

◆「ラスボス」の異名を持つ演歌歌手小林幸子(66)が17日、埼玉・メットライフドームで行われたプロ野球の西武-オリックス戦の始球式に登場した。派手なランボルギーニのオープンカーに乗って登場し「疫病退散」と自身で書いた大きな扇子を振った。 マウンドでは「皆さまが幸せになりますように。ハーッ」と黄金ボールに気合を込め、投球そのものは代役を頼んだ。「ウケてもらえたらいいなと思ってやりました」。この日の試合は「台湾デー」として実施。現地で信仰されている神・媽祖(まそ)に顔が似ていて、台湾観光親善大使を務めている小林が選ばれた。

◆西武は今季オリックス戦の負け越しが決定。辻監督のコメント。 「ピッチャーにしても、よう考えてみると、打たれるバッターにずっと打たれたような気がするしね。反省して対策を練っていかなきゃ。今後もあるしね」

◆先発した西武・十亀剣投手(32)が、6回5安打3失点で今季初先発を白星を飾れなかった。  一回は三者凡退の好スタート。四回まで2安打に封じる安定した投球を披露していたが、五回に大下に左越えソロ、六回にはモヤに右翼席上段に突き刺さる特大2ランを浴びるなど、2発に泣いた。「立ち上がりはランナーを出しながらも、いい感じで投げることができたと思いますが、2本のホームランが余計でした」と悔しさをにじませた。

◆オリックスが連敗を4で止め、3年ぶりの西武戦の勝ち越しを決めた。五回に大下のソロで先制。六回にモヤの2ラン、九回には吉田正の適時打で加点した。張奕は6回3安打無失点で2勝目。西武は打線がつながりを欠いた。

◆オリックスは4-1で西武に勝利し、3年ぶりに西武戦の勝ち越しを決めた。  先発の張奕が6回を3安打無失点と好投。中嶋監督代行はそれを支えた女房役の若月を評価した。  報道陣の質問に答え、張奕や決勝本塁打を放った育成ドラフト6位・大下(白鴎大)の活躍を振り返った後、自ら「若月のことも褒めたってな。きょうほんと、若月のリード、すごくよかったので。張もすごく投げやすそうにしていたんで」と切り出した。  今季、若月はシーズン序盤は打撃面でも活躍していたが、徐々に低迷。先発陣が打ち込まれるケースも増えた。捕手出身の中嶋監督代行が就任後は伏見がスタメンで起用される機会が増え、指揮官は「いろんな、こちらからしたら物足りなさというのがまだまだあった」と説明。「その点ではきょういいものを出してくれた。(若月自身が)考えてくれたんだなというのはあります」とたたえた。

◆西武の辻監督は打線が張奕を打ち崩せずお手上げの様子だった。速球を捉えられずに六回まで散発3安打に抑え込まれ、8月22日に続いて白星を許した。「前回もやられているし、それだけのいい投手。四球で崩れないし、高低を使える」と相手を褒めるしかなかった。  これで今季のオリックス戦の負け越しが決定。昨季は17勝8敗と得意としていた相手に苦しめられ「気分としては、負け越すのは嫌なもの。反省して今後の対策を練っていかないと」と渋い顔。自力でのクライマックスシリーズ(CS)進出の可能性も消えた。

◆オリックスの張奕が6回3安打無失点で2勝目を挙げた。8月22日以来、約2カ月ぶりの白星に「ほっとした。チームに迷惑を掛けていたので」と胸をなで下ろした。  台湾出身で昨季途中に育成から支配下登録された。前回登板は一回に頭部死球で危険球退場となったが、一転して安定した投球を披露。ツーシームやカットボールを駆使して三塁を踏ませず「テンポよく投げることを意識した」と話した。

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
59395 0.602
(↑0.004)
-
(-)
17440
(+5)
350
(-)
113
(+2)
79
(+1)
0.246
(-)
3.070
(↑0.03)
2
(-)
ロッテ
55442 0.556
(-)
4.5
(↓0.5)
19402
(-)
414
(-)
80
(-)
77
(-)
0.237
(-)
3.900
(-)
3
(-)
楽天
49494 0.500
(↓0.005)
10
(↓1)
18468
(-)
440
(+5)
102
(-)
59
(-)
0.257
(↓0.001)
4.160
(↓0.01)
4
(-)
西武
47503 0.485
(↓0.005)
11.5
(↓1)
20406
(+1)
453
(+4)
95
(-)
66
(-)
0.239
(-)
4.350
(-)
5
(-)
日本ハム
45534 0.459
(-)
14
(↓0.5)
18428
(-)
443
(-)
79
(-)
64
(-)
0.252
(-)
3.960
(-)
6
(-)
ORIX
38586 0.396
(↑0.007)
20
(-)
18384
(+4)
428
(+1)
75
(+2)
81
(-)
0.249
(↑0.001
4.010
(↑0.03)