阪神(-降雨のため試合中止-)ヤクルト =リーグ戦20回戦(2020.10.17)・阪神甲子園球場=
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◆両チームのスタメンが発表された。先発は阪神がジョー・ガンケル投手(28)、ヤクルトがアルバート・スアレス投手(31)。阪神ガンケルは先発再転向後は4度目の登板。前回のヤクルト戦は9月26日(神宮)で4回1失点だった。すでに中継ぎで来日1勝を挙げたが、先発としての白星が遠い。「精密機械」の異名を持つ助っ人右腕が、チームを連勝に導く。

◆17日に甲子園で予定されていた阪神-ヤクルト20回戦は降雨のため中止が発表された。午後2時からの予定を1度は遅らせて午後3時をめどにして開催を目指したが、天候の回復が見込めなかった。午後2時20分過ぎには阪神園芸が内野グラウンドのシートをはがすなど準備を進めていたが、午後3時35分に中止が発表された。 追加日程が発表され、この試合は19日午後6時から甲子園での開催が決まった。 中止の発表後は、3年目の熊谷敬宥内野手(24)と2年目の小幡竜平内野手(20)、ドラフト2位の井上広大外野手(19)が雨に打たれながら球場を1周して手を振るなどファンサービスを行った。 今シーズンは連盟管轄で試合開催の可否が判断されている。

◆試合開始予定時刻から約1時間半後に、雨天のため中止が決まった。 待ち時間が長かったが、ヤクルト高津臣吾監督は「米国、韓国、台湾での雨の経験で免疫ができている。長く待たされることもあったし、雨の中でプレーすることも、もちろんたくさんあった。僕自身の気持ちの変化はあんまりないです。いつかは(試合を)やるかなと思うし、中止になったら、また明日頑張ろうと思うだけです」と冷静に受け止めていた。 グラウンドのシートが外されてからは山崎、田代らスタメン出場が予定されていた選手たちは外野で体を動かし、芝の状況も確認するなど準備を進めていた。 先発予定だったスアレスは、グラウンドでキャッチボールで調整し、開始に備えていた。最終的に中止となり、指揮官は「彼が一番すごく難しかったと思うけど、途中で終わってしまうより、中止になって明後日(振り替えの)ゲームがある訳だから、その方がよかったと思います」と思いやった。 18日は予告の通り小川が先発し、スアレスは19日に振り替えとなった阪神戦で先発する見込み。また発表されていたスタメンからは山田哲、青木がそろって外れていたが「お休みです」と説明した。

◆阪神矢野燿大監督(51)が雨降る甲子園で、ドラフト2位の井上広大外野手(19)と大山による夢の本塁打王争いを語った。 17日のヤクルト戦は雨天中止。前日にプロ初安打初打点を記録した新人と、リーグ最多26本塁打の主砲の相乗効果について「将来2人でホームラン争いをしてくれたら」と発言した。報道陣を「話でかすぎる」と笑顔でけん制しつつ、虎党の楽しみを代弁。そのためには今の井上には1軍での経験と好打者の観察、勉強が必要だとした。ダブルキングへの夢が膨らんだ。午後2時の開始予定が遅れ、天候の回復を待ったものの、3時35分に中止。矢野監督は「子どもたちがぬれている姿を見たら申し訳ない」と残念がったが、雨に打たれた虎党もこの未来予想図を聞いたら心ほぐれるかもしれない。 「将来2人でホームラン争いをしてくれるようになってくれたら、球団にとってもファンにとってもそんな楽しみはない。それだけの素材ではある」 2人とは、前夜にプロ初安打初打点で甲子園デビューを飾った井上と、26本塁打でリーグ1位を走る大山。「さすがにまだそれは1本出たからって話でかすぎるやろ」。そう笑ってツッコんだが、全ては井上の1本から始まった話題。生え抜き大砲で将来アーチをかけ合う-。ファン心理をくすぐるビジョンだった。 もっとも高卒1年目に求めるのは結果ではなく、経験と学びだ。指揮官の言葉の端々にその教育方針がにじむ。「見るのも勉強。チームの悠輔(大山)を見るのもそうやし、他のチームの打者がどうしているとか。(ヤクルト)村上とかいい打者はいる。いろんなことにチャレンジして引き出しを増やしていくのが大事」「打ってくれたら最高やけど、そこ(経験、学び)が一番あいつにもチームにも必要なこと」。あくまでも未来予想図への初期段階。今後も「ずっと(1軍に)いることがあいつのためか分からへん。それはその時に判断していく」と冷静だった。2軍での「4番英才教育」にウエスタン・リーグ最多8本塁打で応える金の卵を、じっくり磨く。 その井上は前日から約100件の祝福の連絡が届き「もっと上のレベルを目指して活躍して、もっといろいろな人に、球場やテレビ越しで応援してもらえる選手になっていきたい」と心を新たにした。中止発表後は熊谷、小幡とともに雨の中待ってくれたファンにグラウンドを1周して手を振った。「ファンの方々からも『頑張れ』と言っていただいた。応援してもらえることに感謝して、しっかり頑張っていかなければいけない」。大器の片りんを見せた虎の希望は、まだまだ成長していく。【只松憲】

◆午後2時予定だった試合開始が、雨天のため遅延されることが発表された。午前から雨が降り続いており、両軍ともに試合前練習は室内練習場で行っていた。グラウンドの内野土部分にはシートかぶせられたままで、午後1時30分に遅延の場内アナウンスが流された。

◆17日の阪神-ヤクルト(甲子園)は、天候不良のため、午後3時35分に中止が発表された。午後2時プレーボールの予定だったが、午後3時をめどに試合を開始するアナウンスがあった。グラウンドの内野土部分にかぶせられていたシートをはがしたが、その後も雨が降りやまずに中止。スタンドからは大きなため息がもれた。

◆甲子園で予定されていた阪神-ヤクルト戦は17日、降雨のため中止となった。  一時はグラウンドに敷かれたシートがはがされるなど、試合開始に向けた準備が進められていたが、当初の試合開始予定時刻より1時間35分遅れた午後3時35分に中止が発表。ヤクルト・高津臣吾監督(51)は、先発予定だったアルバート・スアレス投手(31)を気遣った。  「彼が一番難しかったと思う。でも、途中で終わってしまうよりも、こうやって中止になって、明後日あるわけだから、そっちのほうがよかったかなと」  この日の西宮市の最高気温は20度を下回り、降雨の中でプレーすることは体調面を考慮しても決してプラスではない。予備日は19日に設定されており、18日の先発は予定通り小川、スアレスが19日に回る。  降雨中止を受け、あす18日から25日まで8連戦となるが、「雨の中で(試合を)やって体調崩されてもだし、こうやって連戦になって、そういうところもチェックしながら進めていかないといけないと思います」と指揮官。選手の状態を見極めながら、最善の選択をしていく。

◆17日に甲子園で行われる予定だった阪神-ヤクルト戦は、悪天候によるグラウンド不良により中止。阪神・矢野燿大監督(51)の一問一答は以下の通り。--残念な中止に  「やりたかったけどさ。ファンの人も長い時間待ってもらったしさ。スタンドを見たら、子供たちが(雨に)ぬれている姿を見たら、申し訳ないね」  --ガンケルの登板については  「月曜日(19日)にしようかなと。ピッチングもしたし」  --悪天候はけがも心配になる  「そんなん、自分たちで、トレーナーたちと協力してやるしかないしさ。暖かくすることなんかできないんやからさ。それはみんな、その状況に合わせてやるのが、俺らの仕事やから」  --井上は(前日に)1本出て、また変わってくる  「前も言ったけど、期待はしているよ。でも結果を望んでいるわけじゃないから。結果を望んで使うところにはまだないと思う。ファンの人も期待してくれていい。でも、まだまだ1軍の投手はどうなのかとか、守備もどうなのかとか、球場がどうなのかとか。経験することが今のアイツにとって1番大事なことだから。1本出てどうのこうのというのは、気持ち的には広大(井上)の中では変化があるかもしれんけど、使う側としてはそんなに」  --ナゴヤドームでも井上は大山と話していた。同じ右の大砲として見習ってほしい部分は  「同じような感じの部分があったから、悠輔(大山)も。俺も気づいてることは言っているけど。どっちかというとカチって打って、ちょっと外からバットが出るような感じがあったから。ちょっと手を動かしながらインサイドアウトを使うっていうのを勉強しないと。だから、『悠輔を見といてみ』って言って。そういう話はしたんだけど。そしたらいろいろ聞いて。それも大事なことやと思うよ」  --下から突き上げとなれば大山にとっても相乗効果が  「そんなん、まだ今年出たばかりで(笑)。そんなん、まだまだ...まだまだとは言っていないけど。何年後にどうなるかとか自分で考えてイメージしてグラウンドに出てこいよとか、いろんな話はしているけど。でも別に...。そりゃ将来2人でホームラン争いしてくれるようになってくれたら、そりゃ球団にとってもファンにとってもそんな楽しみはないしさ、それだけの素材ではあるけど。さすがにまだそれは1本出たからって、話でかすぎるやろ。3年が2年になったり、2年が1年なったりするのは最高なんだよ、最高なんだけど」  (続けて)  「見るのも勉強。チームの悠輔(大山)を見るのもそうやし、ほかのチームの打者がどうしているとか、村上(ヤクルト)とか他にもいい打者はたくさんいるからさ、それを取り入れようって。今はいろんなことにチャレンジして引き出しを増やしていくのが大事。結果というよりも、そういうことから、まあ、決めつけはあかんけど今の状態で1軍のスタメンでずっと出られる立ち位置にいるのかというと、そこの力はないと思う。またファーム行っても、そういうのがしっかり、こうやってやっていこうとか、1軍いったら目指すこととかやることが見えているから。俺はそういうのに意味があると思う」  (さらに続けて)  「今回(1軍に)呼んだのも、もともとここで呼びたいなというところで呼んでいるし。打ってくれたら最高やけど、そこが一番アイツにとってもチームにとっても必要なことだと思っているから、そういうところから学んでくれたら。一番それが重要なことかなと思う」  --しばらくは1軍で  「しばらくかどうか分からへん。そんなん。チーム編成のことやしさ。それがずっといることがあいつのためか分からへんし。それはその時に判断していくけど」  --藤川は外国人の関係もあってベンチ入りしたが  「明日も入れるよ。投げたらどうか分からんしさ。球児も無理してこっちに来ているから。投げた状況とか、もしかしたらキャッチボールの段階で違和感とか出ることもあるやろうし。そこはピッチングコーチと球児とみんなで話し合って、どうするかというのを決めていくけど。明日入れるというのは決めている」  --ドラフト(10月26日)がいよいよ迫っている  「そんなん言えるわけないやん。球団も戦略もあるし、人によって何がというのは変わる部分もあって当然やと思うし、それは何も今言えることはないよ」  --3年連続競合している  「そりゃいい選手は競合するやろ。当たり前のことやし、どうするかというのはこれからのことなんで」

◆17日午後2時開始予定だった阪神-ヤクルト戦(甲子園)は天候不良のため中止となった。コロナ禍で日程が大きく変更された今季、試合開催はリーグ連盟の判断で決定。午後0時の開門から最大で3時間35分待ったファンからは大きなため息がもれた。  中止決定後、取材に応じた矢野監督は「やりたかったけどさ。ファンの人も長い時間待ってもらったしさ。スタンドを見たら、子供たちが(雨に)ぬれている姿を見たら、申し訳ないね」と無念の思いを口に。この日は午前から雨が降り続き、午後0時に開門。午後2時30分ごろに内野に敷いていたシートを剥がして準備に入ったが、雨脚が強まったことで午後3時35分に中止が発表された。その後、熊谷、小幡、井上の3選手がグラウンドに出てファンに手を振って回り、ファンに感謝を伝えた。代替試合は19日、午後6時開始予定だ。

◆ヤクルトは17日、阪神戦(甲子園)が雨で中止となり、高津臣吾監督(51)は通算1500安打にあと2本と迫っている坂口智隆外野手(36)について「もちろん応援しています」と背中を押した。  2003年にD1位で近鉄に入団し、今季がプロ18年目の坂口。昨季は開幕早々に死球を受けて左手を負傷し22試合の出場にとどまった。2軍監督としてリハビリに励む姿を見てきた指揮官は、特別な思いで見守る。  「彼がレギュラーとしてシーズンを過ごしてくれたら打線はしっかりすると思っていたので、今年のキャンプの時に『坂口、1番打ってくれ』と伝えた。よく頑張ってくれている」と高津監督。また、先発のスアレスは19日の同戦に登板予定。18日は予定通り小川が先発する。(赤尾裕希)

◆大山に学べ! ヤクルト戦(甲子園)が雨天中止となった17日、阪神・矢野燿大監督(51)は、前日16日にプロ初安打初打点を記録したドラフト2位・井上広大外野手(19)=履正社高=の"先生"として、本塁打王争いでトップに立つ大山悠輔内野手(25)を挙げた。高卒新人に過度な期待はしないが、成長著しい4番打者から技術も心得も吸収し、大きく成長していくことを願った。  プロとして記念すべき第一歩を踏み出した19歳に、矢野監督がさらなる成長への道しるべを指し示した。最高の手本が、今チームにはいる。井上よ、大山に学べ!  「(かつて)同じような感じの部分があったから、悠輔(大山)も。『悠輔を見といてみ』って言って。そういう話はしたんだけど。そしたらいろいろ聞いて。それも大事なことやと思うよ」  雨天中止となったこの日、決定までナインはベンチで待機したが、前夜に代打で初安打初打点を記録したルーキーは4番の隣に座っていた。初昇格した14日からのナゴヤドームでもそうだった。  「見るのも勉強。悠輔(大山)を見るのもそうやし、村上(ヤクルト)とか他にもいい打者はたくさんいるから」と指揮官。1軍で成長の糧となるのは打席に立つだけじゃなく、先輩からどん欲に吸収すること-。同じ右打ちの大砲という共通点だけではない。  「ちょっと外からバットが出るような感じがあったから。手を動かしながらインサイドアウトを使うっていうのを勉強しないと」。大山も同様の課題を抱えていたが、今季はリーグトップの26本塁打(17日終了時)と乗り越えてきた。模範となることは、間違い。  高卒新人野手では球団初の甲子園初打席安打から一夜明け、井上は「(連絡が)100件くらい来てたと思います」と影響の大きさを実感した。「あのヒット1本だけでこれだけたくさんの人が喜んでくれている。もっといろいろな人に、球場やテレビ越しで応援してもらえる選手になっていきたいと改めて思いました」。  思いを新たに、中止発表後は熊谷、小幡とグラウンドを一周した。  「雨の中、たくさんのファンの方々が待ってくれていたので、あれくらいしかできなかったですけど、ファンの方々からも『頑張れ』と言っていただいた。応援してもらえることに感謝して、しっかり頑張っていかなければいけない」  初々しいコメントに、強い決意がにじむ。矢野監督も「今の状態で1軍のスタメンでずっと出られる立ち位置にいるのかというと、そこの力はないと思う」と過度な期待は避けると同時に、大きな夢も口にした。  「そりゃ将来、(大山と)2人でホームラン争いしてくれるようになってくれたら、球団にとってもファンにとってもそんな楽しみはないし。それだけの素材ではある」 必ず、現実とするために-。今後も最善の道を模索し、示していく。(大石豊佳)

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
61345 0.642
(-)
M8
(-)
20465
(-)
343
(-)
117
(-)
65
(-)
0.259
(-)
3.300
(-)
2
(-)
中日
51465 0.526
(↑0.005)
11
(↑0.5)
18374
(+5)
407
(+2)
59
(-)
25
(-)
0.250
(↑0.001)
3.760
(↑0.02)
3
(-)
阪神
48475 0.505
(-)
13
(-)
20417
(-)
398
(-)
98
(-)
66
(-)
0.247
(-)
3.570
(-)
4
(-)
DeNA
48495 0.495
(-)
14
(-)
18445
(-)
405
(-)
119
(-)
25
(-)
0.268
(-)
3.780
(-)
5
(-)
広島
405110 0.440
(↓0.004)
19
(↓0.5)
19444
(+2)
489
(+5)
97
(-)
50
(-)
0.265
(-)
4.470
(↓0.01)
6
(-)
ヤクルト
36576 0.387
(-)
24
(-)
21406
(-)
509
(-)
98
(-)
54
(-)
0.249
(-)
4.810
(-)