オリックス(★0対4☆)ソフトバンク =リーグ戦23回戦(2020.10.14)・京セラドーム大阪=
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ソフトバンク
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ORIX
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勝利投手:千賀 滉大(8勝6敗0S)
敗戦投手:山﨑 福也(4勝5敗0S)
  DAZN
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◆ソフトバンクが4連勝。ソフトバンクは0-0で迎えた7回表、柳田の3点適時打などで一挙4点を先制した。投げては、先発・千賀が6回無失点10奪三振の好投。その後は3投手の継投で完封リレーを展開し、千賀は今季8勝目を挙げた。敗れたオリックスは、打線が5安打無得点と沈黙した。

◆先発のオリックス山崎福、ソフトバンク千賀はともに3回まで無失点。3回まで、両軍の安打はオリックス福田の中安打だけ。 オリックスは6回、T-岡田と安達の連打で1死一、二塁のチャンスを作るも後続が倒れ無得点。ソフトバンクも6回まで無得点。 ソフトバンクは7回、相手のバッテリーミスと柳田の3点適時二塁打で勝負を決めた。千賀は8勝目。オリックス山崎福は5敗。

◆ソフトバンク千賀滉大投手が、猛牛打線を牛耳った。6回ジャスト100球を投げて、4安打の無失点投球。自身今季5度目となる2ケタ10三振を奪った。「ストライク先行できたのが一番。しっかりゼロで抑えようという気持ちでマウンドに上がったのでよかった」。 150キロ超の直球に自慢のフォークもさえた。2回、モヤ、ジョーンズ、勝俣、4回先頭伏見まで4者連続三振。5回2死二塁の場面でも、福田をカットボールで空振り三振に切った。 疲労考慮の中7日の先発マウンド。エースが奮い立たないわけがない。千賀の好投にブルペン陣も応え、マウンドを引き継いだ泉、松本、杉山も無失点で、9年ぶりの球団記録となる3戦連続0封勝利を完結させた。8勝目を手にした千賀だが、大仕事は残っている。「チームの流れを持ってこられるような投球をしたい」と快投を誓った。

◆ソフトバンク柳田悠岐外野手(32)が、おわびの一打でオリックスにとどめを刺した。 相手バッテリーミスで1点を先制した直後の7回2死満塁。強烈なライナーで左中間を破った。走者一掃の適時二塁打でリードを一気に4点に広げ、ベンチの千賀に向けて何度も手をあげた。「エラーしたので...。千賀に感謝してもしきれないです。打てたことはたまたまです。なんとかしたいという思いでした」と胸をなで下ろした。 打たないといけないわけがあった。3回1死の守備でミス。福田の中前打が大きくバウンドし、頭上を越えた。打球がフェンス際まで転がる間に、三塁まで進まれた。記録は単打とエラー。それでもエースは後続を抑え、無失点でしのいでくれた。「『シェイシェイ』と言いました。千賀は笑っていました」。ベンチに戻ると苦笑いで迎えられ、謝った。 今年8月、若手の川瀬がエラーした試合で千賀が大量失点。同期入団で仲も良く、エースとして期待しているからこそ、柳田は「千賀が悪い」とあえて厳しい言葉をぶつけた。そんな経緯もあったからこそ、バットで返したかった。きっちり白星をプレゼントした。 チームは4連勝で、敗れた2位ロッテとのゲーム差を約1カ月ぶりに3に広げた。工藤監督は「相手うんぬんより、自分たちが勝っていくんだという強い思いを持っていかないといけない」と気を引き締める。一丸の戦いで終盤戦を乗り切っていく。【山本大地】

◆オリックスが2戦連続の0封負けを喫し、15日にも24年連続のV逸となる。 12球団ワーストとなる今季12度目の0封負けに中嶋監督代行は「うまくいかない悔しさは絶対に持っている。僕らがあそこ(打席)に立つわけじゃないんでね。(選手は)やってくれると思いますし、やらなきゃいけない」と打線に奮起を求めた。 先発した山崎福はバッテリーを組む伏見と呼吸を合わせ、緩急を使った投球で試合を作った。無失点投球を続けていたが、7回2死満塁のピンチを招いた場面で投手交代。2番手荒西の初球が暴投となり、先制点を与えてしまった。 指揮官は継投理由を「厳しい場面なのは、もちろんわかっているんですけどね。力を発揮してほしいなという部分と、いろんなデータがあって(荒西が)行ったんですけど。ああいう場面で立てる心境というか、ああいう場面で抑える強さを頑張って覚えてほしいですね」と説明した。

◆溝畑宏大阪観光局理事長(60)が、試合前に始球式を行った。この日の一戦は「Go To Eat! 大阪観光局Day」と題して開催され、溝畑理事長が5年連続となる始球式のマウンドへ。「コロナの影響で今年は練習が出来なかった」といいながらも、捕手のミットにストライク投球。なかなかの球速を見せ、始球式後にはすれ違った福良淳一ゼネラルマネジャーから「125キロ」と声をかけられた。  「残り試合も残ってますから、オリックス・バファローズに元気とパワーを与えたいと思って、愛とチャレンジ精神で投げました」と振り返り、大阪に活気をもたらすためにも「たくさんのお客さんに球場に足を運んでもらいたい」と話した。

◆ソフトバンクが3試合連続の零封で4連勝を飾った。七回に暴投で1点を先取し、なお2死満塁で柳田が走者一掃の二塁打を放った。千賀は6回を投げて10三振を奪い、4安打無失点で8勝目。オリックスは救援陣が踏ん張れなかった。

◆今季全ての登板で守ってきた中6日の間隔を、初めて中7日に変えたソフトバンク・千賀が、チームを鼓舞する奮投だ。  「しっかりとしたメカニックで放れていない部分が、やっぱりちょっとダメージとしてきたなというのがすごくあった。中6日もできますけど、パフォーマンスはちょっと落ちた状態になってしまうかもしれないと相談させてもらって。1日猶予をもらいました」  前日14日に、率直な気持ちを明かしていた。  前回登板まで7勝6敗、防御率2・82。だが、自分のボールに納得できていなかった。チームはV争いの真っただ中だが、工藤監督は腹をくくった。「思い切って千賀を空けて。きのう(13日)は本当に(5回無失点の)笠谷くんとリリーフ陣が良く頑張ってくれた。きょうは千賀くんに頑張ってほしい」とマウンドに送り出した。  チームは前日まで2戦連続で0封勝利。千賀も期待に応え、圧倒的な投球で「0」を並べた。二回先頭からは4者連続三振。最速は156キロに達した。六回に1死一、二塁とされたが、吉田正を遊直、モヤを二ゴロ。この回までに今季5度目の2桁奪三振に達した。三塁も踏ませない無失点投球を続けた。  打線は七回、2死満塁から2番手・荒西の暴投で1点を先制。さらに2死満塁で3番手・山田から柳田が左中間突破の3点二塁打を放ち、突き放した。  (長友孝輔)

DAZN

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
56395 0.589
(↑0.004)
-
(-)
20419
(+4)
343
(-)
108
(-)
76
(+1)
0.243
(-)
3.110
(↑0.03)
2
(-)
ロッテ
54432 0.557
(↓0.006)
3
(↓1)
21397
(+1)
407
(+4)
77
(+1)
75
(+1)
0.239
(-)
3.930
(-)
3
(-)
楽天
48474 0.505
(↑0.005)
8
(-)
21459
(+4)
428
(+1)
101
(+1)
58
(+1)
0.259
(↑0.001)
4.160
(↑0.03)
4
(-)
西武
46483 0.489
(↓0.006)
9.5
(↓1)
23400
(+2)
440
(+7)
94
(+1)
65
(+1)
0.240
(↓0.001)
4.360
(↓0.04)
5
(-)
日本ハム
44524 0.458
(↑0.005)
12.5
(-)
20419
(+7)
435
(+2)
79
(+1)
62
(+2)
0.252
(↑0.001)
3.970
(↑0.02)
6
(-)
ORIX
37566 0.398
(↓0.004)
18
(↓1)
21375
(-)
416
(+4)
73
(-)
78
(-)
0.249
(↓0.001)
4.010
(-)