ロッテ(★1対4☆)楽天 =リーグ戦20回戦(2020.10.14)・ZOZOマリンスタジアム=
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楽天
00010100241101
ロッテ
1000000001701
勝利投手:涌井 秀章(11勝3敗0S)
(セーブ:ブセニッツ(1勝2敗18S))
敗戦投手:チェン・ウェイン(0勝1敗0S)

本塁打
【楽天】浅村 栄斗(31号・6回表ソロ)
【ロッテ】藤原 恭大(1号・1回裏ソロ)

  DAZN
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◆楽天は1-1で迎えた6回表、浅村がソロを放ち、勝ち越しに成功する。そのまま迎えた9回には、辰己と石原の連続適時打が飛び出し、貴重な追加点を挙げた。投げては、先発・涌井が7回1失点の好投で今季11勝目。敗れたロッテは、打線が初回の1得点のみと振るわなかった。

◆ロッテのチェン・ウェイン投手(35)が日本球界復帰後初登板に臨む。NPBでの公式戦登板は11年10月20日広島戦以来で、白星は11年10月2日阪神戦が最後。復帰後初登板で9年ぶり勝利を目指す。

◆ロッテ藤原恭大外野手(20)が、プロ初アーチを放った。 「1番左翼」でスタメン出場。1回、相手先発涌井の初球143キロ直球を右翼席中段へ運んだ。 「打ったボールは何ですかね。ちょっと沈んだ感じもしましたが、よく覚えていません。体が勝手に反応しました。初ホームランはとてもうれしいです。今日も勝てるように次の打席からも全力で頑張ります」と喜んだ。

◆ロッテ藤原恭大外野手(20)が、プロ初アーチを放った。 ▼ロッテ藤原が先頭打者本塁打。プロ初本塁打が先頭打者本塁打はプロ野球45人目。ロッテでは53年栗木孝幸、54年橋本力、15年中村奨吾に次いで4人目となった。藤原は20歳5カ月。ロッテの先頭打者本塁打では、63年7月16日南海戦の石谷訓啓(20歳9カ月)を上回る球団史上最年少。

◆ロッテ加入初先発で6回7安打2失点のチェン・ウェイン投手のコメント。 「緊張しました。久しぶりの先発というのもあり、先頭バッターの時はちょっと頭が真っ白になりましたけど、初球にストライクが入って落ち着くことができました。その後もいい感じで投げることができました。3回くらいまでは良かったのですが、途中からボールが先行してしまい、カウントを悪くしてしまったのが悔しいです。そこが反省点だと思うので今後は修正していきたいです。次回からはもっと丁寧なピッチングができればと思います」。

◆ロッテが1番藤原のプロ初アーチとなる先頭打者初球ホームランで先制。ロッテ先発のチェン・ウェインは3回まで1安打無失点。 楽天は4回にロメロの犠飛で同点とすると、6回には浅村が31号勝ち越しソロ。チェン・ウェインは6回2失点で降板となった。 楽天は涌井が7回1失点でリーグトップの11勝目。チェン・ウェインが1敗目。2位ロッテと3位楽天のゲーム差は再び5。

◆ロッテのチェン・ウェイン投手(35)が日本球界復帰後初登板。 ロッテが1番藤原のプロ初アーチとなる先頭打者初球ホームランで先制。 楽天は4回にロメロの犠飛で同点とすると、6回には浅村が31号勝ち越しソロ。チェン・ウェインは6回2失点で降板。楽天は涌井が7回1失点でリーグトップの11勝目。チェン・ウェインが1敗目。2位ロッテと3位楽天のゲーム差は再び5。

◆ロッテに新加入したチェン・ウェインの9年ぶり日本勝利はならなかった。3回までは直球、スライダー、カーブ、チェンジアップが面白いように決まって無失点。4回以降はやや疲れたか「ボールが先行してしまい、カウントを悪くしてしまったのが悔しいです。そこが反省点だと思うので今後は修正していきたい」。1点リードの4回にロメロの犠飛で追いつかれると、6回には浅村にカウント3-1から真ん中140キロ直球を左翼席へ運ばれた。 それでも6回で自責点2とクオリティースタートは達成。ロッテ加入後は自宅での隔離生活もあり、試合形式のフリー打撃に1度投げただけのぶっつけ本番。「緊張しました。久しぶりの先発というのもあり、先頭バッターの時はちょっと頭が真っ白になりました」という状況で、メジャー59勝の実力の片りんは見せた。井口監督も「しっかり試合をつくってくれましたし、次も期待したい」。今季もマーリンズから2200万ドル(約24億2000万円)を支払われる左腕は、次回登板で中日時代の11年10月2日阪神戦以来となるNPB勝利を目指す。【千葉修宏】

◆楽天涌井秀章投手がチェン・ウェインとの10年ぶりの投げ合いを7回1失点で制し、リーグトップの11勝目を挙げた。 1回に先頭藤原への初球で足をすべらせ、直球を右翼席へ運ばれたが切り替えた。同点の5回2死満塁で安田を空振り三振に仕留めガッツポーズ。「今日1つ勝てたことは大きい」。西武時代の10年5月21日、中日に在籍した左腕に完投負けを喫したが、時を経てリベンジした。

◆ロッテ藤原恭大外野手がプロ初アーチを先頭打者初球本塁打で飾った。「1打席目の初めから常にホームランを狙っている」という男は初回、楽天涌井の初球143キロ直球を迷わずスイング。「ちょっと遅れたというかタイミングが合わなかったんですけど体が回ってくれました」。 右翼席中段へたたき込んだ。両親がZOZOマリンに観戦に訪れており、記念のボールは最高のプレゼントとなった。コロナで療養中の選手たちも戻ってくるが「まずは1打席1打席を大切に成長して最終的にレギュラーを取れたらいい」と自分の打撃に集中する。

◆ロッテに新加入したチェン・ウェイン投手の9年ぶり日本勝利はならなかった。3回までは直球、スライダー、カーブ、チェンジアップが面白いように決まって無失点。4回以降はやや疲れたか「ボールが先行してしまい、カウントを悪くしてしまったのが悔しいです。そこが反省点だと思うので今後は修正していきたい」。1点リードの4回にロメロの犠飛で追いつかれると、6回には浅村にカウント3-1から真ん中140キロ直球を左翼席へ運ばれた。 それでも6回で自責点2とクオリティースタートは達成。9月19日の来日まで、台湾で大学生やアマ選手に投げて感覚を保ってきたが、ロッテ加入後は自宅での隔離生活もあり、試合形式のフリー打撃に1度投げただけのぶっつけ本番。「緊張しました。久しぶりの先発というのもあり、先頭バッターの時はちょっと頭が真っ白になりました」という状況で、メジャー59勝の実力の片りんは見せた。 井口監督は「しっかり試合をつくってくれましたし、次も期待したい」と評価した。今季もマーリンズから2200万ドル(約24億2000万円)を支払われる左腕は、次回登板で中日時代の11年10月2日阪神戦以来となるNPB勝利を目指す。【千葉修宏】

◆"打ち出の小づち"が24億円左腕を打ち崩した。楽天浅村栄斗内野手(29)がリーグトップの31号決勝弾を放ち、チームの危機を救った。来日初先発となるロッテのチェン・ウェインから同点の6回に左翼席へたたき込んだ。1発を放った28試合は24勝4敗、勝率8割5分7厘。負ければ自力CS進出の可能性が消滅する一戦で、主砲が仕事を果たした。白星への強烈音が鳴った。同点の6回。先頭浅村がチェン・ウェインを捉えた。3ボール1ストライク。バッティングカウントに、おあつらえ向きな真ん中140キロ直球を逃さない。スイングから4秒後には左翼席中段へライナー性の打球が届いた。「完璧です」。余韻をかみしめながら、一塁へ歩く。久々に日本のマウンドで躍動する左腕へ、苦虫をかませた。 快音が鳴れば鳴るほど、白星がついてくる。浅村が1発を放った28試合は24勝4敗(勝率8割5分7厘)。不発の71試合は24勝43敗4分け(勝率3割2分4厘)と一目瞭然。打てば勝つ。「楽天に来る前からずっとその気持ちを持ってやっている。いいところで回ってくるのがクリーンアップ。足を引っ張っているとチームの勢いも無くなるし作れない」。自らのバットにかかる期待、重圧に正面から立ち向かい続け、今の立場を築いた。 ほぼ未感覚の球にも、狙いはぶれない。チェンとの対戦は西武時代の11年5月20日のみ。3打数無安打に倒れた。「情報が少なかったので、自分が打てるボールを打とうと思って試合に臨んだ。1発で仕留めることができました」。仕事を果たした。 前夜はサヨナラ負け。負ければ自力CS進出の可能性が消滅する一戦で、本塁打、打点2冠の"打ち出の小づち"で悪夢を振り払った。「目先の上位のチームに対して勝たないといけない。1戦1戦負けられない試合が続くので最後まで必死で戦います」。2位ロッテまで5ゲーム差。逆転劇をおとぎ話で終わらせない。【桑原幹久】 ▽楽天三木監督(浅村に)「同点でチームが苦しい時に大きな1発だった」 ▽楽天石原(9回に適時打を放ち2年目で初打点)「試合前に(鈴木)大地さんにアドバイスをいただいていたので、走っている時は大地さんの顔が浮かんでいました」

◆土俵際のチームを救った。楽天涌井秀章投手(34)がロッテ打線を7回1失点に抑え、リーグトップの11勝目を挙げた。初回、マウンドに足をとられ、藤原に初球先頭打者弾を浴びたが簡単には崩れない。粘りの投球で味方の援護を引き出した。負け、もしくは引き分けでも自力CS進出の可能性が消滅する一戦で、右腕が意地を見せた。チームは2位ロッテに5ゲーム差とした。「あと何試合投げるか分からないですけど、全部勝って最後まで野球がしたいと思います」。ヒーローインタビューでマイクを握った涌井が、言葉に思いを込めた。望みをつなぐ"1勝"を右腕で引き寄せた。 約3時間前。いきなり足をとられた。初回。先頭藤原への初球を投じた際に、踏み出した左足をすべらせた。143キロの直球を右翼席へ運ばれ先制点を許した。次打者加藤にも3ボール1ストライクとボール先行が続いた。沸き立つスタンド。ただ、右腕は冷静にマウンドの土を足で掘り起こした。「去年と土が変わったのかなとオープン戦から感じていた。あそこまでずっと滑ると思わなかった。でもちょっと掘れば硬い部分が出てきて自分の足の位置にはまる場所が見つかった」。シンカーで二ゴロに打ち取り「ずるずるといかなかったことが大きかった」とペースを取り戻した。 同点の5回には1死満塁のピンチを招くもマーティンを二飛、安田を空振り三振にとり、右拳を握った。「自分で広げたピンチだから(ガッツポーズを)するつもりもなかった」。直後に浅村の決勝弾を引き出し、7回までマウンドを守った。 リーグトップの11勝目。1勝の積み重ねでしか、上位を捉えることはできない。「みんなもこの1週間が大事と分かっている。昨日は則本も気合の入ったピッチングを見せてくれた。今日しっかり勝てたことが大きい。今日しっかり勝って、CS、優勝の目も残ると思う」。可能性のある限り、右腕を振り続ける。【桑原幹久】

◆楽天は1-1の六回に浅村の31号ソロで勝ち越し、九回に辰己の適時打と石原の適時二塁打で突き放した。涌井が7回1失点でリーグトップの11勝目。ロッテは再三の好機を生かせず、藤原の初回先頭打者本塁打の1点に終わった。

◆2位ロッテは3番マーティン、4番安田が好機で打てず、首位ソフトバンクとのゲーム差が3に広がった。1-0の三回1死一、二塁からともに中飛に打ち取られ、1-1の五回1死満塁ではマーティンが二飛、安田が空振り三振に倒れた。  井口監督は「五回のチャンスで点が取れず、流れが向こうにいってしまった」と残念がった。藤原、加藤の1、2番コンビが好機を演出しただけに「中軸が打たないと勝てない」と厳しい表情だった。

◆ロッテの藤原がプロ2年目で初本塁打を放った。涌井が初球に投じた速球を右翼席中段へ運ぶ初回先頭打者本塁打。通算41打席目での一発を「打った球はよく覚えていない。ちょっとタイミングが崩れたが、体が勝手に反応した。うれしい」と初々しく振り返った。  三回には、2ボール2ストライクから、低めに落ちるシンカーを巧みに中前へはじき返し、4試合ぶりプロ2度目の複数安打をマーク。長打狙いと出塁重視の打撃を使い分け「一つの打撃では通用しない。追い込まれてからはポイントを中に入れて、打ち方を変えている」と自信を示した。  13日から両親が観戦に訪れているという。記念のホームランボールはロッカールームに届き「両親に渡せればいいかなと思う」とはにかんだ。

◆負ければ自力でのCS進出の可能性が消滅する一戦。楽天・涌井秀章投手(34)がロッテに加入したチェン・ウェインとの"再戦"を7回1失点で制した。  「この1週間が大事なのはみんなが分かっていること。その中でしっかりと先発の仕事はできたかな」  立ち上がりは波乱含みだった。一回先頭の藤原への初球。踏み出した左脚が滑り、バランスを崩した。尻もち、さらに両手を着いた先で、指を離れた力のない直球を右翼席に運ばれた。  今春のオープン戦のときから「去年から土が変わったのかな?」と元本拠地のマウンドの軟らかさに違和感を覚えていた。それでも、マウンドの土を何度もスパイクで掘り続け、「(左)脚がはまる"自分の場所"が見つかった」という。  チェンとの先発対決は自身が西武時代の2010年5月21日以来。当時中日のチェンが七回途中1失点で勝利投手、自身は9回3失点で完投負けを喫していた。  リベンジに成功して、11勝目。最多勝争いで美馬(ロッテ)に2差をつけた。07、09年の西武、15年のロッテ、そして楽天。史上初となる3球団での最多勝獲得へ大きく前進した。(東山貴実)

◆ロッテのチェン・ウェイン投手(35)が移籍後初登板。6回7安打2失点で先発の役割は果たしたが、チームは痛い敗戦で首位・ソフトバンクと3ゲーム差に開いた。  「緊張しました。三回くらいまでは良かったが、途中からボールが先行してしまいカウントを悪くしてしまったのが悔しい」  4日に入団会見を開いたばかり。コロナ禍でぶっつけ本番となったマウンドだが、直球は最速144キロを計測し、スライダーやチェンジアップの切れ味は健在だった。  一回先頭の小深田はスライダーで3球三振に仕留めた。四回はロメロに右犠飛、六回は浅村に左越えソロを浴びたが、今後の登板に期待を持たせる投球内容だった。  残り3試合の登板が可能。井口監督は「次も期待したい」と日米通算95勝左腕をV争いのキーマンに指名した。(石井孝尚)

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
56395 0.589
(↑0.004)
-
(-)
20419
(+4)
343
(-)
108
(-)
76
(+1)
0.243
(-)
3.110
(↑0.03)
2
(-)
ロッテ
54432 0.557
(↓0.006)
3
(↓1)
21397
(+1)
407
(+4)
77
(+1)
75
(+1)
0.239
(-)
3.930
(-)
3
(-)
楽天
48474 0.505
(↑0.005)
8
(-)
21459
(+4)
428
(+1)
101
(+1)
58
(+1)
0.259
(↑0.001
4.160
(↑0.03)
4
(-)
西武
46483 0.489
(↓0.006)
9.5
(↓1)
23400
(+2)
440
(+7)
94
(+1)
65
(+1)
0.240
(↓0.001)
4.360
(↓0.04)
5
(-)
日本ハム
44524 0.458
(↑0.005)
12.5
(-)
20419
(+7)
435
(+2)
79
(+1)
62
(+2)
0.252
(↑0.001)
3.970
(↑0.02)
6
(-)
ORIX
37566 0.398
(↓0.004)
18
(↓1)
21375
(-)
416
(+4)
73
(-)
78
(-)
0.249
(↓0.001)
4.010
(-)