日本ハム(☆7対2★)西武 =リーグ戦20回戦(2020.10.14)・札幌ドーム=
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西武
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日本ハム
20020300X7801
勝利投手:バーヘイゲン(7勝5敗0S)
敗戦投手:浜屋 将太(2勝2敗0S)

本塁打
【西武】川越 誠司(2号・9回表2ラン)
【日本ハム】大田 泰示(12号・1回裏2ラン)

  DAZN
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◆日本ハムは初回、大田の2ランが飛び出し、幸先良く先制する。そのまま迎えた4回裏には、中田の適時打などで2点を挙げ、リードを広げた。投げては、先発・バーヘイゲンが8回無失点10奪三振の快投で今季7勝目。敗れた西武は、先発・浜屋が試合をつくれず、打線も2得点と振るわなかった。

◆日本ハム大田泰示外野手(30)が先制の12号2ランを放った。 1回1死一塁で、先発左腕浜屋の投じた130キロ高めスライダーを捉え、ライナー性の打球で左翼席へ運んだ。「昨日ああいう負け方をしてしまって、今日は絶対に勝つという気持ちで迎えた初回に、拳士(杉谷)が粘って出てくれて、甘いスライダーをしっかり捉えることができてよかったです。昨日の借りをしっかりと返せるように、この後も気を抜かず集中して頑張ります」。 13日の西武戦では、先発高橋光の前に打線が抑え込まれ、今季5度目の無得点負け。悔しさを味わっただけに大きな先制パンチとなった。

◆日本ハム中田翔内野手(31)が、激走で追加点をもぎ取った。 2点リードの4回2死二塁、2番手平井から右中間への適時二塁打を放つと、直後に足でもみせた。 続く近藤の打席で、平井が暴投。ボールは一塁側ベンチ方向へ転々と転がった。二塁からスタートした中田は三塁ベースを蹴り、そのままホームを狙ってヘッドスライディング。ボールを拾った捕手の森から、ホームベースカバーに入った平井へ、ボールが送られてタッチされたかのようにも見えたが、中田の手がわずかに早く触れたとされ判定はセーフ。 際どいタイミングだったことから、直後に西武辻監督がリクエストを要求。しかし判定は覆らず4点目が入った。 中田は「2ストライクと追い込まれていたけど、しっかりと振り切ることができ、2アウトから追加点を取れてよかった。バギー(先発のバーヘイゲン)が頑張っていたので、なんとかして援護点を取りたいと思っていたので、走塁でも1点取ることができてよかった」とコメントした。

◆日本ハムは初回、大田の12号2ランで先制。先発のバーヘイゲンは3回まで走者を許しながら、無失点に抑えた。 日本ハムは4回、中田の適時二塁打などで2点。6回にも3点を追加した。西武先発の浜屋は、4回途中3失点で降板した。 日本ハムが完勝。先発のバーヘイゲンは8回無失点の好投で7勝目を挙げた。西武は勝率5割復帰を逃した。浜屋2敗目。

◆西武川越誠司外野手が、地元・北海道で凱旋(がいせん)弾を放った。 7回裏の守備から途中出場。7点を追う9回の打席で、左翼席へ2号2ランを放った。大量得点差をつけられる中、一矢報いるアーチを描いた。北海高-北海学園大と、北の大地で育った。「今日は両親が球場に来ていたので、両親の前で打てて良かったです。逆方向へのホームランでしたが、今日も赤田コーチと逆方向に打つ練習をしていたので良かったです。ホームランはなかなか出ていなかったので、今日1本出て、だいぶ楽になりました」と、手応えある1発を振り返った。

◆日本ハム大田泰示外野手が先制&決勝弾を放った。1回1死一塁で左翼席へ12号2ラン。「甘いスライダーをしっかり捉えることができてよかった」。 前夜は0封負けを喫し、期するものがあった。「自分たちがチームのために徹してやる。そういうところが、お客さんに伝わると思う」と、スタンドに詰めかけてくれたファンのために、熱い思いを体現した。

◆西武は約2カ月半ぶりの借金返済に、4度目の挑戦もかなわなかった。バーヘイゲンに8回3安打無得点に抑えられ、今季の日本ハム戦の負け越しが決まった。 辻監督は「負け越しうんぬんじゃなくて、1試合1試合。そりゃあ負け越していい気はしないけど、明日の試合ぜひ勝って、その後も続けたいと思います」と語気を強めた。

◆日本ハム杉谷拳士内野手がらしさ全開で勝利に貢献した。2回、バントした打球がフェア地域で直接、左太ももに当たってアウト(記録は捕ゴロ)。そんな珍プレーもありながら、初回は四球、4回は右前打を放って出塁し、どちらも生還した。 栗山監督は「ケンシらしいよね。なんとかしようというのは分かるけど、サッカーやってアウトになったりとか。それも全て、ケンシなので」と笑みを浮かべて活躍をたたえた。

◆日本ハムのドリュー・バーヘイゲン投手(29)が、8回3安打無失点の好投で7勝目を挙げた。 150キロ台中盤の速球に変化球を組み合わせ、来日2度目の10奪三振。「調子がよかったですし、序盤に大量援護があったので、とても気持ちよく楽しく投げることが出来ました」と、チームメートをたたえた。 序盤は毎回出塁を許したが落ち着いていた。4回2死一、二塁。初めて得点圏に走者を背負っても、山川を空振り三振に抑えた。5回からは4イニング連続3者凡退で西武打線を寄せ付けなかった。「全球種投げ分けられたことが良かったけど、特に直球を両サイドに制球できたのが今日の結果の大きな要因です」と振り返った。 来日初めての完封勝利も期待されたが、112球は来日最多タイ。「実はバテバテで疲れてしまった」と笑った。栗山監督は「今日はバギー。完璧というか、非の打ちどころがないというか、素晴らしかった」。本拠地で4勝目となったバーヘイゲンは、ヒーローインタビューで「ミナサン、サイゴマデガンバリマシタ」と日本語で地元ファンへ笑顔を届けた。【山崎純一】

◆日本ハム中田翔内野手(31)が2打点を挙げ、リーグトップの楽天浅村に並んだ。14日、西武20回戦(札幌ドーム)の4回2死二塁、右中間へ適時二塁打を放つと、満塁の6回にも押し出し四球で96打点に伸ばした。相手投手の暴投で、二塁から一気にヘッドスライディングで生還する激走も見せ、味方を鼓舞。残り20試合。タイトル獲得へ、執念のプレーを続ける。自信をまとっていた。2点リードの4回2死二塁。中田が5球粘り、右中間を破る適時二塁打を放った。「コースに逆らわず、自分のスイングをする感じ」。逆方向への一打は、スランプ中には味わうことがなかった、頭と体が一致した感覚だった。6回にも押し出し四球を選び、2打点。リーグトップの楽天浅村をとらえた。 試合前の円陣では、チームメートに訴えかけた。 中田 今、苦しい試合が続いていて投手を勝たせることが出来ていないですけど、一生懸命やっているのでね、みんな。変にストレスを感じず、プレッシャーを感じず目先の試合に集中して1試合1試合、戦っていきましょう! 威勢のいい声で締めると、キャプテン西川らが声を上げて続いた。主砲ながら、勝たせられない悔しさ。状態が上がらないことへの憤りも全て飲み込み、自らに言い聞かせるように呼び掛けた。 適時打の4回には、相手の暴投で一塁ベンチ方向へボールが転がる間に、巨体を揺らし二塁から本塁目がけて激走した。クロスプレーとなったが、執念のヘッドスライディング。「足から行っていたら確実にアウト」と、右手1本でタッチをかいくぐった。西武のリクエストでリプレー検証が行われたが、判定は覆らず、追加点をもぎ取った。 栗山監督は「(適時打の)3点目、すごく大きかった」とたたえ、奮起への予感を感じ取っていた。「翔の守備の仕方とか、そういうもので自分のリズムをつくっていける。そういうのを見ていると(調子が)上がってくるはずだと思って見ていた」。連敗を止め、西武には4年ぶりに勝ち越しを決めた。3度目の打点王も、しっかり視野に入った。最後まで戦い続ける姿を、たくましい背中で示していく。【田中彩友美】

◆日本ハム先発のドリュー・バーヘイゲン投手(29)は、今季6勝(5敗)のうち本拠地の札幌ドームで3勝を挙げており「得意としているマウンド。ホームの利点を生かしつつ、攻める姿勢を忘れずに投げていけばと思う」と7勝目を見据えた。  来日1年目で初めて迎える日本の秋。気温の下がる季節だが「天候のことは気になっていない。このままローテーションを守り続ければ、全部ドーム球場で投げる予定になっている」とまったく問題視していない。  西武戦は自身2連敗中だが「連敗している意識はあまりない」と意に介さず。198センチの長身右腕は、常時150キロ台の速球を中心としたピッチングで勝負をかける。

◆日本ハム・中田翔内野手(31)が四回2死二塁で、西武2番手・平井から右中間適時二塁打を放って1打点をマークし、今季通算95打点としてリーグトップの楽天・浅村に並んだ。

◆日本ハム・中田翔内野手(31)が4-0の六回1死満塁で、西武3番手・国場から押し出し四球を選んで1打点。四回2死二塁の前打席では、西武2番手・平井から右中間適時二塁打を放って1打点をマークしており、計2打点で今季通算96打点とした。  楽天・浅村がZOZOマリンでのロッテ戦で、六回に左越え31号ソロを放って96打点。中田と浅村が、ともに96打点でリーグトップに並んだ。

◆日本ハムは一回に大田の2ランで先制し、四回に中田の適時二塁打などで2点、六回に中田の押し出し四球、近藤の犠飛、渡辺の適時二塁打で3点を加えた。バーヘイゲンは8回3安打無失点で7勝目。西武は投打に振るわなかった。

◆日本ハムが7-2で西武を下し、先発のドリュー・バーヘイゲン投手(30)が8回を3安打無失点と好投し、約1カ月ぶりの白星となる7勝目(5敗)を挙げた。  大田が一回に先制の左越え12号2ランを放ち、四回には中田の右中間適時二塁打などで2点を追加。六回には中田の押し出し四球、近藤の左犠飛と渡辺の中越え適時二塁打で3点を追加した。  バーヘイゲンは「打線の大量援護があって、とても気持ちよく、楽しく投げられた」と好投を振り返り、札幌ドームでの4勝目に「自分のキャリアの中で札幌ドームが一番」と本拠地のマウンドを絶賛。最後に日本語で「ミナサン、サイゴマデガンバリマシタ」と話して声援を浴びた。

◆西武は一方的な展開で敗れ、勝率5割復帰を逃した。先発した浜屋が5四球と制球に苦しみ、四回途中まで3失点で降板。その後も救援陣が失点を重ねて敗れ、辻監督は「完敗ですね」と潔く言った。  打線も九回に川越の2ランで零敗を免れるのがやっと。今季の日本ハム戦は7勝13敗となって負け越しが決まり「負け越していい気はしないけど、明日(15日)勝って、その後につなげたい」と話した。

◆日本ハム・中田翔内野手(31)が2打点で96打点とし、楽天・浅村とリーグ1位に並んだ。  「投手を助けてあげたい一心。最近はボールがよく見えている」  個人記録に対しての関心は語らないが、3度目の打点王へ大阪桐蔭高の1年後輩と激しく争う。四回、右中間への適時二塁打で1打点=写真。この時点で95打点で並んだ。  一方で浅村はロッテ戦で31号ソロ。一時リードされた。だが中田は六回に押し出し四球を選び、96打点で再び並んだ。  四回には、相手投手の暴投で二塁から一気に生還。「一か八か」と頭から本塁へ飛び込み、勝利への執念も示した。  28本塁打もトップの浅村に3本差で、2冠も狙える。9月は不振だったが「もう状態が悪いとは思っていない」。さらに激しい争いを繰り広げそうだ。(山口泰弘)

DAZN

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
56395 0.589
(↑0.004)
-
(-)
20419
(+4)
343
(-)
108
(-)
76
(+1)
0.243
(-)
3.110
(↑0.03)
2
(-)
ロッテ
54432 0.557
(↓0.006)
3
(↓1)
21397
(+1)
407
(+4)
77
(+1)
75
(+1)
0.239
(-)
3.930
(-)
3
(-)
楽天
48474 0.505
(↑0.005)
8
(-)
21459
(+4)
428
(+1)
101
(+1)
58
(+1)
0.259
(↑0.001)
4.160
(↑0.03)
4
(-)
西武
46483 0.489
(↓0.006)
9.5
(↓1)
23400
(+2)
440
(+7)
94
(+1)
65
(+1)
0.240
(↓0.001)
4.360
(↓0.04)
5
(-)
日本ハム
44524 0.458
(↑0.005)
12.5
(-)
20419
(+7)
435
(+2)
79
(+1)
62
(+2)
0.252
(↑0.001
3.970
(↑0.02)
6
(-)
ORIX
37566 0.398
(↓0.004)
18
(↓1)
21375
(-)
416
(+4)
73
(-)
78
(-)
0.249
(↓0.001)
4.010
(-)