巨人(☆6対1★)広島 =リーグ戦20回戦(2020.10.14)・東京ドーム=
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広島
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巨人
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勝利投手:髙橋 優貴(1勝0敗0S)
敗戦投手:遠藤 淳志(3勝5敗0S)

本塁打
【広島】會澤 翼(7号・2回表ソロ)

  DAZN
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◆投打のかみ合った巨人が快勝。巨人は同点で迎えた2回裏、高橋の適時三塁打が飛び出し、勝ち越しに成功する。そのまま迎えた6回には、大城が2点適時打を放ち、リードを広げた。投げては、先発・高橋が5回1失点と試合をつくり今季初勝利。敗れた広島は、投打ともに精彩を欠いた。

◆左翼で出場した巨人若林晃弘内野手(27)が、スーパーキャッチで流れを引き寄せた。 2回2死、堂林の飛球をダイビングキャッチ。本職は内野だが、外野も守れるユーティリティーぶりを発揮した。直後の2回無死の第1打席では、粘った末に四球で出塁。投手高橋の適時三塁打で勝ち越しのホームを踏んだ。

◆広島会沢翼捕手(32)が9月8日以来、約1カ月ぶりの1発となる7号ソロを放った。 1点を追う2回2死。高橋の真ん中に甘く入ったスライダーを逃さず強振。打球は左中間スタンドに飛び込む、一時同点弾となった。「追い込まれていたので何とか塁に出ようと思いました。コンパクトに捉えることができました」。9月中旬のコンディション不良から復帰後第1号。久々の1発もこの日唯一の得点となり、空砲に終わった。

◆巨人坂本勇人内野手(31)が、先制の適時二塁打を放った。 1回1死、広島遠藤の2球目の直球を左中間にはじき返し、一塁走者の松原がホームに生還した。通算2000安打まで残り22本となる一打に「1打席目から集中して、ワンスイングで打つことができました。先制できて良かったです」とコメントした。

◆今季初先発の巨人高橋優貴投手(23)が、自らのバットで勝ち越しの適時三塁打を放った。 同点の2回2死一塁、1ストライクから128キロのスライダーを右中間へ運んだ。二塁で止まりかけたが、前進守備を敷いていた相手外野陣はまだ打球に追いついたばかり。スライディングもせず、三塁まで到達した。三塁ベース上では驚きを隠せず、笑みがこぼれた。

◆巨人は1回に坂本の適時二塁打で先制。広島は2回に会沢のソロで追い付いたが、巨人は2回に高橋の適時三塁打で勝ち越した。 巨人は6回、大城の2点適時打で追加点を挙げた。今季初先発の高橋は5回1失点で勝利投手の権利を持ってマウンドを降りた。 巨人は7回、丸がダメ押しの2点適時二塁打を放ち、継投で逃げ切った。高橋が424日ぶりの勝利。優勝マジックを9とした。 広島遠藤が5敗目。

◆今季初先発の巨人高橋優貴投手が、5回1失点で昨年8月17日以来の勝利を挙げた。 「3月に左肘をケガしてからすごく時間がたったんですけど、何とか1軍の東京ドームのマウンドに帰って来られるようにと日々練習していた結果が、このようにつながったのかなと思います」 ルーキーイヤーの昨季は5勝を挙げたが、飛躍を期した今季はここまで中継ぎで1試合登板しただけ。 「先発のマウンドに上がる時に球場の皆さんの温かい拍手の中、マウンドに上がらせていただきました。そのおかげで初回いい入りができたと思います」。大城のリードにも感謝し「僕のいいところを必死に出してくれたので、何とか応えようと投げた結果が良かったかなと思います」 2回には右中間を破る勝ち越しの適時打三塁打を放った。「まさかああやって打てるとは思っていなかったので、すごく良かったなと思います。野手の皆さんにも助けられて投球できたと思うので、感謝したいと思います」と喜んだ。 阪神も敗れ、優勝マジックは1ケタの9となった。「優勝に向けてのマジックも減ってきているので、何とかそれを1つずつ減らせるようにチーム一丸となって頑張っていきたいなと思います」と引き締めた。

◆巨人原辰徳監督(62)が、先発高橋優貴投手の復帰勝利を祝福した。 5回77球の内容に「球数は考えていたんですけども、非常にいいピッチングをしてくれました。もう少し、精度を含めてね、上がってくると思いますけど。今年初先発という中で、いい役割、次への楽しみができたと思います」と評価。 2回には高橋自ら勝ち越しの適時三塁打を放ち「本人も驚いたらしいんですけど、まあ、本人よりも宮本コーチと私はもっと驚いたかもしれませんね」。 6回に2点、7回にも2点を奪い試合を決めた。 「大城がラッキーな2点タイムリーという形。このところ、キャッチャーの方でいろいろインサイドワークも含めてね、頭の中が一生懸命なので、なかなかちょっとバッティングの方にね、少し結果が出てなかったんですけども、きっかけにしてもらえればなと。あの辺が大きかったんじゃないでしょうか」 阪神が敗れ、優勝マジックは9になった。 「そうですね。最初(マジックは)38とか、39くらいだったんでしょうか。順調に来てはいると思います。しかし、まだまだ、まだですね」と引き締めた。

◆広島は14年以来6年ぶりの巨人戦シーズン負け越しを喫した。先発遠藤が6回途中4失点と試合を作れず。打線も巨人の継投にわずか3安打と沈黙し、首位に力の差をみせつけられた。 佐々岡監督は「巨人をたたかないと上に上がれない。この悔しさはみんなが持っている。明日東京ドームが最後なので、頑張ります」と巻き返しを誓った。連勝は「3」でストップした。

◆広島先発遠藤淳志投手が6回途中7安打4失点で5敗目を喫した。初回1死から松原に四球を許し、坂本に左中間への適時二塁打で先制点を献上。2回は先頭の四球から投手高橋に右中間への適時三塁打で追加点を許した。 6回1死満塁から大城に中前2点適時打を浴びたところで降板した。遠藤は「全てにおいて弱い。制球面や粘り強さが足りない」と猛省。佐々岡監督は「点の取られ方が毎回同じ。四球絡みの失点」と指摘。「もうひと踏ん張りして成長してほしい」と語った。

◆広島堂林翔太内野手が12年以来8年ぶりとなる規定打席に到達した。7番三塁で先発出場。2打数無安打1四球と3打席に立ち、「372」打席に達した。 プロ11年目の今季は6年ぶりの開幕スタメンを勝ち取り、シーズン序盤は首位打者を独走。打点もキャリアハイとなる48打点を記録するなど、飛躍のシーズンとなった。

◆巨人坂本勇人内野手がマルチ安打で打線をけん引した。 1回1死一塁、広島遠藤の直球を左中間にはじき返し、今季初先発の高橋を勇気づける先制打を放ち「1打席目から集中して、ワンスイングで打つことができた」。3点リードの7回には内野安打で通算2000安打まで残り21本とし、丸のダメ押しの2点適時二塁打を呼び込んだ。

◆パパ勝ったよ。巨人高橋優貴投手(23)が、1年ぶりの先発で5回2安打1失点に抑え、昨季8月17日阪神戦以来424日ぶりの勝利を挙げた。ルーキーイヤーの昨季5勝を挙げ、背番号を26に変更して臨んだ今季は、3月のオープン戦で左肘痛を発症し離脱。ようやくつかんだ先発マウンドで2月に生まれた第1子に初勝利をプレゼントした。優勝マジックを9とし、日本シリーズの先発候補に浮上した。二塁で1度止まりかけた高橋が、驚いたような表情で三塁へ走りだした。1-1の2回2死一塁、128キロを引きつけ前進守備の右中間を破った。悠々三塁まで到達するとスタンドから拍手が起こった。「(ゴロ以外で)外野に飛んだヒットは高3以来。ベースランニングの仕方も忘れました」と驚いた。昨季は3安打のみで打率0割9分4厘だったが、打撃が苦手という意識を打破した。 固定概念にとらわれず復活のマウンドに上がった。昨年元サッカー日本代表MFの遠藤保仁(磐田)の著書「一瞬で決断できるシンプル思考」に出会った。「『自分をしっかり持っていれば、これをしなきゃいけないとかを持つ必要はない』みたいなことが書いてあって、確かになって」と感銘を受けた。 40歳で新天地を求めた遠藤のように、本職の投球でも最善の道を模索する。ファームでは左肘への負担が少ないフォームの試行錯誤を繰り返し、杉内2軍投手コーチとともに、キャッチャーミットを突き抜けるイメージで直球を磨いた。得意球のスクリューの制球に苦しんだが「(大城)卓三さんもいろんなボールを使ってくれて、何とか抑えることができた」。直球、スライダーを軸にソロによる1失点に抑えた。 1軍勝利は424日ぶりと"ヤット"勝った。2月に生まれた第1子にパパ1勝をプレゼント。中継ぎとして1軍復帰した7日、8カ月の娘はテレビの前で応援してくれた。「夜泣きはする方ではないんですけど、妻が僕が野球に集中できるように環境をつくってくれたので、感謝してます。いい報告ができるなと思います」。先発復帰即勝利の勢いそのままに2年連続のリーグ優勝へ-。その先の日本シリーズ先発にも名乗りを上げた。【久永壮真】

◆今日にもセ界記録。広島菊池涼介内野手(30)が敗戦の中で好守を連発した。開幕から連続無失策を続け、同一シーズンの連続無失策記録を428に伸ばした。あと4つに迫る93年和田豊(阪神)のセ・リーグ記録に、15日にも追いつく。二塁手補殺数のシーズン最多記録を持つ名手が、新たな領域に足を踏み入れようとしている。優勝へ突き進む敵地のファンを、菊池涼は守備で黙らせた。3回1死一塁。二遊間のゴロに飛びついた田中広の二塁へのトスが山なりとなり、二塁封殺のみと思われた瞬間だった。しゃがみながら捕球した菊池涼は素早く体を反転させて一塁へ。力強い送球が一塁松山のミットに収まり、通算155盗塁の打者走者坂本を刺した。広島ファンの歓声と、巨人ファンから漏れた驚嘆の声が混ざったざわつきはしばらく続いた。 4回にも先頭丸の二遊間を抜けそうな速いゴロに追いつくと、ステップしながら反転してジャンピングスロー。一塁松山も思わず驚きの表情を見せるほどの送球で、通算159盗塁の丸の安打をもぎ取った。好守連発で不安定な立ち上がりの遠藤をもり立てた。佐々岡監督も「遠藤があそこまで投げられたのは内野のプレーのおかげ」と認めた。 今季、チームは開幕から低迷。自身も思うように成績が伸びず、打順も固定されない。苦しい戦いが続く中でも「守備はミスをしちゃいけない。100%でないといけないと思っている。守備は守備、打撃は打撃と切り替えてやっている」と名手としての自負を口にしたことがあった。 計算された予測とスピードで広大な守備範囲を誇る。かつてともにプレーした黒田氏と新井氏がともに認めた強肩が異次元のプレーを可能にする。そこに尽きない向上心が加わることで、今季は開幕から連続無失策を続ける。同一シーズンの連続無失策記録は428まで伸び、93年和田豊(阪神)が持つセ・リーグ記録432に4つと迫った。7年連続ゴールデングラブ賞受賞、二塁手シーズン最多補殺記録(14年、535補殺)を誇る名手が、新たな領域に足を踏み入れようとしている。 好守から反撃に転じることができずに敗れ、6年ぶりの巨人戦の負け越しが決まった。佐々岡監督は「悔しさはみんな持っている。明日、ドームが最後なので、頑張ります」と厳しい表情を見せた。敵地最終戦は勝って、巨人ファンを黙らせたい。【前原淳】 ▼菊池涼は、二塁手としての今季開幕からの連続守備機会無失策記録を428に伸ばした。同一シーズンのセ・リーグ最長、93年和田豊(阪神)432にあと4とした。なおプロ野球最長は94年白井一幸(日本ハム)の545。連続シーズンプロ野球最長は、関本健太郎(阪神、後に賢太郎)が05~07年に記録した804。

◆巨人高橋優貴投手(23)が、1年ぶりの先発で5回2安打1失点に抑え、昨季8月17日阪神戦以来424日ぶりの勝利を挙げた。午前7時、高橋はファーム調整中、内海が踏みしめた足跡に重ねるようにジャイアンツ球場の外野を走った。今季、1年目の背番号「12」から、内海が西武に移籍後、空き番だった「26」に変更。プロ入り前に目標に挙げた先輩がかつて、ファーム調整中にルーティンとした早朝のランニングを倣って、1軍で活躍する日を思い描いた。 昨オフ、変更が決まった後に内海に電話した。「気にせずにやれば大丈夫。自分の色に変えて」と背中を押された。さらなる飛躍を誓った2年目。「素晴らしい背番号をもらって、何一つ貢献できてなかった」とケガに苦しんだ。「何かを変えないと」。静かなグラウンドで黙々と汗を流し、はい上がる姿は憧れの左腕と重なった。【久保賢吾】

◆巨人は今季初先発した2年目サウスポー高橋が5回を2安打1点に抑える好投。昨年8月17日を最後に白星から遠ざかる中、勝利投手の権利を持って降板した。  左肘痛から復帰2試合目で巡ってきた先発のチャンスに「初回から飛ばしていきたい。行けるところまで腕を振り続ける」と闘志を胸に登板した。切れのある直球を軸にスライダーやカーブを絡めて緩急を駆使。二回の会沢のソロ本塁打による失点だけで踏ん張った。  打っては1-1の二回2死一塁で、プロ初長打となる勝ち越し三塁打を右中間に放ち、存在感を示した。

◆巨人が連敗を3で止め、優勝へのマジックナンバーを9とした。今季初先発の高橋が5回を投げ1安打1失点と好投し、今季初勝利を挙げた。広島は巨人投手陣の前に3安打と抑えられ、連勝は3でストップした。  巨人は一回1死一塁から坂本の左中間を破る適時二塁打で先制。直後の二回、広島は会沢が左中間スタンドへの7号ソロを放ち同点に追いついた。その裏、巨人は2死一塁から高橋が右中間への適時三塁打を放ち、勝ち越した。  巨人は六回一死満塁から大城の2点適時打で追加点を奪うと、七回には丸の2点二塁打で突き放した。

◆広島が巨人に敗れ、2014年以来6年ぶりのシーズン負け越しが決まった。佐々岡真司監督(53)の主な一問一答は以下の通り。  --先発遠藤が5回1/3を7安打4失点で今季5敗目  「点の取られ方が毎回同じ。フォアボール絡みの失点。高めに浮いたところを打たれている。六回にもうひと踏ん張りと思った。代えどきの難しさがあった。もうひと踏ん張りして成長してほしい」  --打線は巨人・高橋ら投手陣に3安打1得点と沈黙  「うまく緩急にやられた。攻略できなかった。ホームラン1本だけだった」  --二塁・菊池涼らが好守をみせた  「遠藤が六回まで投げられたのは野手のおかげ」  --4試合を残して巨人戦シーズン負け越しが決定  「どこも同じだが、突っ走っている巨人を相手に負け越しという結果になった。巨人をたたかないと上に上がれない。この悔しさはみんなが持っている。あしたドームでは最後なのでみんなで頑張りたい」

◆巨人は14日、広島20回戦(東京ドーム)に6-1で快勝した。2年目の高橋優貴投手(24)が今季初先発で5回2安打1失点。二回にはプロ初の長打となる決勝の適時三塁打を放つなど投打で活躍し、424日ぶりの白星をつかんだ。  東海大菅生高時代の恩師、若林弘泰監督は東京都内の自宅でテレビ観戦し、高橋の今季初勝利を見届けた。今年8月、母校の3年生が神宮で早実高と引退試合を行った際、あいさつに訪れた。若林監督は左肘痛に苦しんでいたことを知っていたため、悪い報告が頭をよぎったという。「でも、今思えば、状態がよくなっていたので、来られたのかな。これからもチームのために頑張り続けてほしい。彼は後輩の目標ですから」と今後の活躍を願った。

◆巨人は14日、広島20回戦(東京ドーム)に6-1で快勝した。2年目の高橋優貴投手(24)が今季初先発で5回2安打1失点。二回にはプロ初の長打となる決勝の適時三塁打を放つなど投打で活躍し、424日ぶりの白星をつかんだ。チームは連敗を3で止め、優勝へのマジックナンバーは「9」。いよいよ、連覇へのカウントダウンが始まった。  投げる喜びをかみしめ、高橋が生き生きと腕を振った。今季初先発で5回2安打1失点。2019年8月17日の阪神戦以来、424日ぶりの勝利をつかんだ。  「皆さんの温かい拍手でマウンドに上がらせてもらえました。そのおかげで初回、いい入りができたと思います」  チームは菅野、戸郷、サンチェスに続く4番手が課題。日本シリーズにつながる今後の戦いに24歳左腕が猛アピールした。  失点は二回に浴びた会沢のソロのみ。通算142勝で同じ左腕の杉内2軍投手コーチに助言された、「キャッチャーミットを突き抜けるような真っすぐ」を体現。最速145キロを計測した直球主体で鯉打線を封じた。  打席でも輝いた。同点の二回2死一塁で右中間へ適時三塁打。「外野に飛んだヒットは高3以来」と自身初の長打で決勝点をたたき出した。  プロ1年目は一時、新人王争いも繰り広げるなど、5勝7敗、防御率3・19。今季から背番号26に変更された。昨春に人的補償で西武へ移籍した前の26番、内海に電話を入れると「気にせず、やっていけば大丈夫だから」と背中を押された。  今年3月に左肘痛を発症。リハビリ期間は家族に支えられた。昨年12月、2歳上の姉さん女房との結婚を発表し、2月には長女が誕生した。出産前から娘の喜ぶ顔を思い浮かべておもちゃを買い込んだ。「まだ会ってもいないのに、親バカです」。何より、プロ野球選手として頑張る父の背中を見せたかった。  この日は結婚記念日だった。愛娘も8カ月。「自分や妻のことがわかるようになって、この間(7日)もテレビを見て応援してくれていたみたい」。うれしい"パパ1勝"に「いい報告ができると思います」と笑みがはじけた。  6年ぶりに広島戦の勝ち越しが決まり、優勝へのマジックは「9」。歓喜の瞬間が近づいてきた。(箭内桃子)

◆菅野、戸郷、サンチェスに続く先発投手が手薄な中、高橋の復帰はチームにとって心強い。もちろん、日本シリーズをにらんだ上で、だ。  左腕から投じる、右打者の外角低めへ逃げながら沈むチェンジアップ。つまり「スクリューボール」を武器に持つ。  強振してくるパ・リーグの打者には、実はこのタイプを苦手とする者が多い。巨人で思い出されるのは、2000年の日本シリーズで、ソフトバンクを相手にシリーズ初登板完封をマークした高橋尚成。同じようなタイプだった。  この日の高橋は二回までスクリューが高めに抜けることが多く、すべてボールになっていた。高めに浮くと、ただの「半速球」と化し、最も長打されやすい危険な球となる。それだけに、立ち上がりの精度が課題といえる。  スクリューを低めに集められれば、対(つい)になる球、右打者の膝元へのスライダーとのコンビネーションが、大いに有効になる。公式戦での残りの登板は、シリーズを占う意味でも重要だろう。 (本紙専属評論家)

DAZN

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
61334 0.649
(↑0.004)
M9
(↑2)
22459
(+6)
336
(+1)
117
(-)
63
(+1)
0.260
(-)
3.300
(↑0.02)
2
(1↑)
中日
48465 0.511
(↑0.006)
13
(-)
21356
(+3)
396
(-)
57
(-)
23
(-)
0.248
(-)
3.770
(↑0.03)
3
(1↓)
阪神
47465 0.505
(↓0.006)
13.5
(↓1)
22409
(-)
393
(+3)
97
(-)
65
(-)
0.246
(↓0.001)
3.590
(-)
4
(-)
DeNA
47485 0.495
(↑0.006)
14.5
(-)
20440
(+9)
400
(+6)
116
(+1)
23
(-)
0.269
(-)
3.830
(↓0.02)
5
(-)
広島
40499 0.449
(↓0.006)
18.5
(↓1)
22431
(+1)
471
(+6)
94
(+1)
48
(-)
0.264
(↓0.001)
4.440
(↓0.01)
6
(-)
ヤクルト
35566 0.385
(↓0.004)
24.5
(↓1)
23402
(+6)
501
(+9)
97
(+2)
54
(-)
0.249
(↓0.001)
4.830
(↓0.04)