ヤクルト(★1対8☆)DeNA =リーグ戦22回戦(2020.10.13)・明治神宮野球場=
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DeNA
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ヤクルト
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勝利投手:大貫 晋一(9勝4敗0S)
敗戦投手:高梨 裕稔(3勝5敗0S)

本塁打
【DeNA】佐野 恵太(17号・6回表2ラン),宮﨑 敏郎(14号・7回表3ラン),大和(3号・7回表ソロ)

  DAZN
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◆DeNAは同点で迎えた6回表、佐野が2ランを放ち、勝ち越しに成功する。続く7回には、宮崎の3ランと大和のソロなどで一挙5点を奪い、相手を突き放した。投げては、先発・大貫が6回1失点の好投で今季9勝目。敗れたヤクルトは、2番手・長谷川が精彩を欠き、打線も1得点と振るわなかった。

◆DeNAは2日中日戦から8試合連続で2本塁打以上。連続試合チーム2本塁打以上のプロ野球記録は80年阪急の13試合だが、セ・リーグでは68年広島、77年大洋の9試合が最長。DeNAが2本以上打てばセ・リーグ記録に並ぶ。

◆DeNA佐野恵太内野手(25)が、2試合連発となる17号2ランを放った。 同点の6回無死二塁、ヤクルト先発高梨の2球目、真ん中低め131キロをすくい上げ、センターバックスクリーンへ運んだ。中盤での勝ち越しの1発に「打ったのはフォークです。しっかり捉えられ、感触もよかったです。前の2打席がチャンスで凡退していたので、何とかランナーをかえしたいと思い打席に入りました。大貫さんが好投していたので援護できうれしいです」と笑顔で話した。

◆DeNAが、セ・リーグ最長タイとなる9試合連続複数本塁打を放った。 同点の6回無死二塁から4番佐野が勝ち越しの17号2ランを放つと、7回には宮崎が14号3ラン。続く大和にも3号ソロが飛び出し、2日中日戦(横浜)から9試合連続のマルチ本塁打とした。 チーム2本塁打以上のプロ野球記録は80年阪急の13試合だが、セ・リーグでは68年広島、77年大洋の9試合が最長。

◆ヤクルトは1回無死一、三塁から山田哲の併殺打の間に1点を先制。DeNAは2回1死三塁から大貫の犠飛で同点に追いついた。 DeNAは6回、佐野の17号2ランで勝ち越し。大貫は6回まで8奪三振。高梨は6回4失点で降板。ヤクルト2番手は長谷川。 DeNAは7回に宮崎の14号3ランなどで一挙5点を追加し快勝。大貫が9勝目を挙げた。ヤクルトは初回の1得点のみで3連敗。

◆DeNA大貫晋一投手が自己最多を更新する9勝目を挙げた。昨年4月4日のプロ初登板以来となる神宮で、6回を90球、5安打1失点。初回に先制点を献上したが、2回以降は持ち味の制球力で燕打線を封じた。 「本当にうれしいです。1イニング1イニング、丁寧にいったことが結果につながりました」と振り返った。

◆DeNAが3本塁打を放ち、2日の中日戦から9試合続けて2本以上の本塁打を記録。1試合2本以上のマルチ本塁打を続けたのは80年阪急の13試合が最長で、セ・リーグで9試合連続は68年広島、77年大洋に並ぶタイ記録。他に、パ・リーグで9試合連続が3度あるが、10試合以上続けたのは80年阪急だけ。明日の試合でセ・リーグ初、プロ野球2度目の10試合連続マルチ本塁打に挑戦する。

◆DeNAが、セ・リーグ最長タイとなる9試合連続複数本塁打を放ち、大勝した。6回に佐野が勝ち越しの17号2ランを放つと、7回に宮崎が14号3ラン。続く大和にもダメ押しの3号ソロが飛び出し、2日中日戦(横浜)から9戦連続のマルチ本塁打とした。 4番佐野のバットが火を付けた。同点の6回無死二塁、ヤクルト高梨の低めフォークをすくい上げバックスクリーンへ。2試合連発となる1発に「外野の頭を越えてくれと思いながら走っていました。最高の形になってくれてよかったです」と笑顔を見せた。 今月に入り本塁打量産態勢のオースティン、ソト、ロペスの外国人トリオの1発はなかったが、6番宮崎、7番大和に快音。9試合連続複数本塁打の快挙に、ラミレス監督も「アメージング! 本当に素晴らしい記録。とにかくみんないいスイングができているね」と納得の表情だ。 ここまで全試合で4番を務める佐野は「前後をすごいバッターに挟まれ、助けられながら打席に立てています。そんな打線の中で機能できるように、明日からも頑張りたいです」。謙虚に力強く。最後まで強力打線をけん引していく決意を示した。【鈴木正章】

◆ヤクルトの先発高梨裕稔投手(29)は粘りの投球を見せたが、6回3失点で5敗目を喫した。高津臣吾監督は「結果的には3失点。でも、勝てる内容ではなかった」と苦言を呈した。 今季最短の2回で降板した2日の広島戦から中11日での先発。序盤は制球に苦しみ、1点リードで迎えた2回2死三塁、先発のDeNA大貫に同点犠飛を許した。 1-1で迎えた6回無死二塁で、佐野に勝ち越しの2ランを浴びた。3回の第2打席では併殺に打ち取っていたが、同じフォークをバックスクリーンに運ばれ、頭を抱えた。「状態としてはあまり良くなかったが、その中でも粘り強くピッチングが出来たと思う。6回の佐野の本塁打を防げなかったのが今日の反省点」とコメントした。 試合後、高津監督は「よく粘ったイニングもあったが、投手を追い込んでから犠飛を打たれたり、1ストライクからホームランになる球を投げてみたり、内容はあまり良くなかった」と厳しい表情だった。

◆ヤクルトは逆転負けで3連敗を喫し、借金は今季ワースト20となった。DeNA大貫に今季4戦3敗。 7月に2割8分3厘だったチーム得点圏打率は、10月に入って2割9厘に落ち込んでいる。得点力不足に、高津監督は「そこで1本出るか、つなげるか、次の1点を取るか取られるかの大事なところ。解決法があったら知りたいくらい」と嘆いた。最短で、14日にも優勝の可能性が消滅する。 ▽ヤクルト高梨(6回3失点で5敗目)「状態としてはあまり良くなかったが、その中でも粘り強くピッチングが出来たと思う。6回の佐野の本塁打を防げなかったのが今日の反省点」

◆DeNAの佐野が今季のヤクルト戦で7本目の本塁打となる17号2ランを放った。1-1の六回無死二塁で、高梨の真ん中に入ったフォークボールをバックスクリーンへ運んだ。三回の好機ではフォークを打って併殺打に倒れていただけに「何とか走者をかえしたかった」とうなずいた。  今季の過去のヤクルト戦では打率3割5分4厘、6本塁打、21打点をマークしていた。初タイトルとなる首位打者に向け、相性のいい相手から快打した。

◆DeNAは1-1の六回に佐野の17号2ランで勝ち越し、七回にロペスの犠飛、宮崎の14号3ラン、大和のソロで5点を挙げ、突き放した。大貫は6回5安打1失点で8三振を奪い9勝目を挙げた。ヤクルトは3連敗で借金20となった。

◆ヤクルトの高梨は1-1の六回無死二塁で佐野に勝ち越し2ランを浴びた。2球目のフォークボールの落ちが甘くバックスクリーンへたたき込まれ「それまで粘り強く投げられていたが、あの本塁打は反省点」と肩を落とした。  1点を先制してもらった直後の二回に先頭打者の宮崎に二塁打を打たれ、1死三塁で投手の大貫に犠飛を許した。高津監督は「結果的には3失点だが、投手に犠飛を打たれたり、勝てる内容ではなかった」と手厳しかった。 高津監督(適時打が出ず) 「最近は得点圏打率が非常に低い。一気には変わらないだろうし、解決法があれば知りたいが、それが現状」

◆チームの勝ち頭たる投球だった。DeNAの2年目、大貫が13日のヤクルト戦(神宮)で、さすがのが存在感を発揮した。  「今、うちの投手でもっとも安定している投手。今年はすごく活躍してくれている。いいファイティングスピリットをみせてくれている」  試合前にラミレス監督は、ここまで8勝4敗、防御率2・26と抜群の安定感を誇る右腕に大きな信頼を寄せた。  一回は連続安打による無死一、三塁から、山田哲を遊ゴロ併殺に仕留めている間に1点を与えた。しかし、直後の二回1死三塁から、自らプロ初打点となる中犠飛で同点にするとリズムに乗った。丁寧に低めを突く持ち味を生かして、凡打の山を築いた。  大貫の好投に4番・佐野が応えた。同点の六回無死二塁、高梨の変化球をすくい上げるように、中越えの17号2ランで勝ち越しに成功し、「しっかりとらえらえ、感触もよかったです。前の2打席がチャンスで凡退していたので、何とかランナーをかえしたいと思い打席に入りました」と汗をぬぐった。  リードをもらった大貫は六回に坂口、山田哲、村上と強打者を迎えたが、2三振を奪うなど三者凡退でしっかりと切り抜けた。(湯浅大)

◆DeNAは佐野、宮崎、大和が本塁打を放ち、この試合で9戦連続の1試合2本塁打以上をマーク。1968年の広島、77年の大洋と並ぶセ・リーグ記録となった。DeNAの9試合の本塁打内訳は以下の通り  ◆2日、対中日 オースティン(10号)、佐野(15号)、戸柱(4号)  ◆3日、対中日 柴田(2号)、ソト(18号)  ◆4日、対中日 オースティン(11、12、13号)、神里(2号)  ◆6日、対巨人 ロペス(5号)、オースティン(14号)  ◆7日、対巨人 ロペス(6号)、ソト(19号)  ◆8日、対巨人 戸柱(5号)、オースティン(15号)、ロペス(7号)  ◆10日、対阪神 オースティン(16号)、ソト20、21号)  ◆11日、対阪神 佐野恵太(16号)、オースティン(17号)、ロペス(8号)  ◆13日、対ヤクルト 佐野(17号)、宮崎(14号)、大和(3号)

◆大貫が6回1失点の力投でチームトップの9勝目を挙げ、2年目で初の10勝に迫った。「1イニング、1イニングを丁寧に投げた結果だと思います」。二回の打撃では同点の中犠飛を放ってプロ初打点をマーク。「(打撃は)あまり得意ではない。(バットに)当たってくれてよかったです」と照れ笑いを浮かべた。

◆ヤクルトは、またも天敵を打てず火曜日に11連敗。4度目の対戦となったDeNA・大貫に対し、一回の山田哲の遊ゴロ併殺打の間に奪った1点しか挙げられなかった。高津監督は「いい投手はなかなか打てないんだけれど、それを何とかしないといけないのがプロ野球」と振り返った。  この日の大貫のほか、広島・森下、阪神・秋山、中日・大野雄と勝野にも0勝3敗。"苦手投手"の存在が低迷の要因となっている。「得点圏で1本出ていないというのは現状」と指揮官が話したように、打者有利の本拠地で打線の援護が少ない試合も増えてきている。(横山尚杜)

◆気持ちの良い打球が神宮の夜空に3度、舞い上がった。DeNAは六回の佐野恵太内野手(25)の17号勝ち越し2ランを皮切りに、計3本塁打で快勝した。  「前の2打席で情けない打撃をした。何とかランナーをかえしたかった。ホームランという最高の形になってくれた」  1-1の無死二塁、佐野は高梨のフォークボールをすくい上げ「外野を越えてくれ」と願った打球が中堅フェンスも越えた。一、三回に好機を潰していただけに4番の面目躍如。村上、青木らライバルとの"直接対決"でリーグトップの打率を・335とし、同首位の安打も127に伸ばした。  勢いづいたチームは七回に宮崎の14号3ラン、大和の3号ソロなどで試合を決めた。1試合3本塁打以上は4試合連続で1965年以来、55年ぶりに球団記録に並んだ。複数本塁打は9試合連続となり、77年に球団が記録して以来で43年ぶりにセ・リーグ記録に並んだ。  「素晴らしい記録。みんなが、いいスイングをしている。(相手投手は)ダメージなしで通り抜けるのは難しいと思う」とラミレス監督はうなずき、佐野も「素晴らしい打者に挟まれているので助けてもらっている」と感謝した。一方で、その9試合で4勝5敗と負け越していることが4位に低迷するチームの現状を表してもいる。記録を更新し、必死に応援するファンを喜ぶ試合を見せるしかない。(湯浅大) 七回にチーム2本目となる左越え14号3ランを放ったDeNA・宮崎 「ランナーを置いた状況だったので、自分のバットでかえすんだと強い気持ちを持って臨みました」 1977年、大洋の主軸として35本塁打を放ったDeNA・田代チーフ打撃コーチ 「(9戦連続マルチ本塁打の)記録が生まれたのもロペス、ソト、オースティンの状態が上がってきたからだと思う。当時のことは全然覚えていないですけど、そんなことあったんだ」

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
60334 0.645
(↓0.007)
M11
(↑1)
23453
(+3)
335
(+4)
117
(+2)
62
(-)
0.260
(-)
3.320
(-)
2
(-)
阪神
47455 0.511
(↓0.005)
12.5
(-)
23409
(+2)
390
(+4)
97
(+1)
65
(-)
0.247
(-)
3.590
(↓0.01)
3
(-)
中日
47465 0.505
(↑0.005)
13
(↑1)
22353
(+4)
396
(+2)
57
(-)
23
(-)
0.248
(-)
3.800
(↑0.02)
4
(-)
DeNA
46485 0.489
(↑0.005)
14.5
(↑1)
21431
(+8)
394
(+1)
115
(+3)
23
(-)
0.269
(↑0.001
3.810
(↑0.03)
5
(-)
広島
40489 0.455
(↑0.007)
17.5
(↑1)
23430
(+4)
465
(+3)
93
(-)
48
(+1)
0.265
(↓0.001)
4.430
(↑0.01)
6
(-)
ヤクルト
35556 0.389
(↓0.004)
23.5
(-)
24396
(+1)
492
(+8)
95
(-)
54
(-)
0.250
(-)
4.790
(↓0.04)