1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
巨人 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 6 | 0 | 0 |
中日 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 5 | X | 7 | 9 | 0 | 0 |
勝利投手:清水 達也(1勝0敗0S) 敗戦投手:戸郷 翔征(8勝5敗0S) |
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◆中日は4回裏、高橋の適時打で1点を先制する。その後は、6回に再び高橋が適時打を放つと、8回にはビシエド、阿部、木下拓の適時打で一挙5点を奪い、試合を決めた。投げては、先発・清水が6回途中無失点で今季初勝利。敗れた巨人は、打線が散発6安打で無得点とつながりを欠いた。
◆巨人戸郷翔征投手(20)が、今季9勝目をかけ先発する。 前回登板の4日の阪神戦は、プロ入り最短の2回0/31失点で降板した。「前回短いイニングで降板して、チームに迷惑をかけてしまったので、長いイニングを投げられるように頑張ります。勝ちにこだわって、チームに貢献したいです」と闘志。 新人王を争う広島森下が10日ヤクルト戦で8勝目をマークしたが、勝ち星でまた1歩リードを広げる。
◆巨人吉川尚輝内野手(25)が1軍に合流した。 試合前練習に参加。本職の二塁の位置でノックを受けるなど、軽快な動きで調整をこなした。 吉川尚は8日のDeNA戦で後頭部に死球を受け、チーム移動日だった9日は完全休養。安静に努め、10日の中日戦も欠場していた。
◆巨人吉川尚輝内野手(25)が、2試合ぶりに「1番二塁」でスタメン復帰した。8日のDeNA戦で頭部死球を受け、途中交代。大事を取る形で10日の中日戦は欠場した。チーム本隊とは離れ、10日に名古屋入りした。
◆試合前のファーストピッチ・セレモニーに女優の門脇麦(28)が登場した。 「明智光秀生誕の地・可児市デー」として開催された試合で、NHK大河ドラマ「麒麟がくる」にヒロイン駒役として出演している門脇がマウンドに立った。ワンバウンドでキャッチャーにボールが届くと、ナゴヤドームは大きな拍手に包まれた。 門脇は「とにかく楽しかったです! 貴重な経験をさせていただきました。ただ、すごくすごく緊張しました(笑)。ノーバンで届かなかったのが悔しいので、ぜひまたチャレンジさせてください! 中日ドラゴンズの皆様、頑張ってください。麒麟がくるもぜひ見てくださいね!」とコメントした。
◆巨人戸郷翔征投手(20)が、6回4安打2失点で降板した。 4回1死までパーフェクト投球だったが、京田に初安打を浴び、2死後にビシエドへストレートの四球。一、二塁から高橋に先制の適時打を許した。6回にも、2死二塁から再び高橋に適時二塁打。9勝目は次回登板に持ち越された。
◆巨人炭谷銀仁朗捕手(33)が、コリジョンルール適用による警告を与えられた。 2点を追う9回2死二塁、中日ビシエドの左前打で二塁走者の遠藤がホームにヘッドスライディング。セーフ判定に、リプレー検証が行われたが判定は覆らず、さらにベース板を防いだとされ警告を受けた。
◆中日先発の清水は3回まで1安打3四球も無失点。巨人先発の戸郷は3回まで30球で打者9人を無安打に抑え、無失点。 中日は4回2死一、二塁から高橋の中前適時打で1点先制。6回にはビシエド、高橋の連続二塁打で2-0とリードを広げた。 中日は8回に打者一巡で5点を奪い5割復帰に王手、3位に再浮上した。先発清水は今季初勝利。巨人戸郷は5敗目。
◆巨人が今季5度目の0封負けを喫した。得点圏に6度走者を進めたが、散発6安打に封じられた。 初のタイトルを目指す岡本は4打数1安打。阪神大山に本塁打数で追いつかれたが、元木ヘッドコーチは「まだ優勝は決まっていないし、チームのためにやって、その中で和真が取るっていうのが素晴らしいことだと思う。大山のこと気にしてやってないよ」と気に掛けた。
◆中日高橋周平内野手が巨人戸郷から2打席連続の適時打を放ち、3位奪回に貢献した。 4回2死一、二塁は先制の中前打。6回も2死二塁から初球を右二塁打して2点目をたたき出した。「1本目は追い込まれていたから狙ったわけではないですが、2本目は勝負してくると思ったので自分から仕掛けた結果」と会心の一打にしてやったりだった。
◆中日3年目の清水達也投手(20)が5回2/3を無失点で今季初勝利を挙げた。 昨年5月以来の通算3勝目は1学年下の8勝右腕・巨人戸郷と投げ合い、3安打に抑えて手にした。お立ち台では「勝ててよかったです」とはにかんだが、隣に立った打のヒーロー高橋周平内野手から「フォアボールが多いなと思いました」と注文が出ると「スイマセン!」と即答してスタンドのファンを沸かせた。 角度のあるストレートとフォークに加え、120キロ前後のカーブが有効だった。4四球こそ与えたものの、5回までは毎回の6奪三振。リードはわずか1点。6回2死から岡本に中前打を許し、丸に四球を与えた。6回終了時リードならチームは27連勝中で、この場面での降板となったが、自己最長イニングを更新。チームを3位に再浮上させた投球は成長をアピールするに十分だった。 それでも清水は「6回のあと1つのアウトを取れなかったのは自分の未熟さだと思います」と反省。前回登板も初回3四球と乱れただけに先頭打者への四球を「フワフワしていた。1回をゼロに抑えて落ち着いたけど改善できるようにやっていきたい」と貪欲な姿勢を見せた。【安藤宏樹】 ▽中日与田監督(1-0の6回2死からの継投が決まり、5割復帰に王手) なんとか清水に勝ちをつけさせたいということで谷元の力を借りました。(清水は)前回に比べて修正が早かった。若いですが頼もしく見えました。 ▽中日谷元(6回2死一、二塁で登板し2球で同点ピンチを断って通算150ホールド) 今までそういう場面で起用してくださった監督、コーチに感謝したい。これからまた1つずつ積み重ねていきたい。 ▽中日ビシエド(6回に2点目を呼ぶ二塁打、8回は3点目の適時打) 少し前に比べてタイミングをしっかり取れるようになってきたと思う。積極的に打っていくことができた。これからも続けていきたいね。
◆巨人戸郷翔征投手が、6回2失点の好投も今季5敗目を喫した。 4回1死までパーフェクト投球だったが、中日京田に初安打を浴び、2死後にビシエドに四球を許し、高橋に先制の適時打。6回にも、2死二塁から再び高橋に適時二塁打を浴びた。「1点が重い試合展開だったので、もっと粘らなければいけませんでした」と唇をかんだ。 原辰徳監督は「ボールの精度も非常に良かった」と評価した後、2点目を勝負のポイントに挙げた。 2死からビシエドが二塁打。戸郷の思いに委ね、高橋との勝負を選択したが裏目に出た。原監督は「強い意志で歩かせて、6番勝負だったと。私のミスですね」と認めながら、初球の痛打には「糧としてくれる」と今後に期待した。 投手陣を背負える存在だから、首脳陣の要求も高かった。宮本和知投手チーフコーチは「あそこで踏ん張れるのが勝ち星につなげられる投手」と指摘。1本目は「詰まったけど、インコースの甘め」。2本目は厳しく攻め、カウント次第では四球だったが、初球を狙われた。広島森下と新人王争いを繰り広げる中、1歩1歩成長する。【久保賢吾】
◆中日が快勝し、1日で3位に返り咲いた。先発の清水は5回2/3を投げ、3安打無失点で今季初勝利。巨人は6回4安打2失点と好投した先発の戸郷を援護できず、連勝は2でストップ。 中日は四回2死一、二塁から高橋の中前適時打で先制した。高橋は六回にも2死二塁で右翼線へ適時二塁打。八回には二死走者なしから打線がつながり、ビシエド、阿部、木下の適時打で5点を追加した。中日が走者を出した全てのイニングで得点したのに対し、巨人は五回を除き走者を出しながら、3つの併殺打を記録するなど攻めあぐねた。
◆中日・高橋周平内野手(26)が「5番・三塁」で出場。先制打を含む2安打2打点と活躍した。 「いい投手なので、追い込まれる前に勝負したいと思っていました」 打線が今季すでに8勝を挙げている相手先発・戸郷に三回までパーフェクトに抑えられた中、まずは四回2死一、二塁だ。カウント2-2と追い込まれたため狙い球はなし。真ん中高めに浮いた147キロ直球を逃さずとらえ、中前にはじき返して先制点をつかんだ。 六回2死二塁では、内角高めにきた初球の144キロ直球を右方向へ運び、2点目の適時二塁打。勝負強さを発揮してみせた。 「自分がドラゴンズに入れたのも、あの人のおかげ。僕らは試合を勝っていくしかない」 前日10日は、今年1月に急性心不全のため78歳で死去した高木守道氏の追悼試合だったが、1-7で敗戦。入団した2012年に監督だった高木氏に、1日遅れだが自らのバットで弔い星を届けることができた。主将はこれからも「ミスタードラゴンズ」に、たくましい姿を見せ続けていく。
◆中日は巨人に7-0で勝利し、3位に浮上した。与田剛監督(54)の主な一問一答は下記の通り。 --前日に高木守道さんの追悼試合。一日遅れで勝利を届けられた 「高木守道さん、私が現役時代の監督さんでもありました。本当に大好きな監督さんでしたので、きのうも奥さまはじめ、ご家族の方もお見えになっていたので、昨日、届けられなかった勝ちですけど、きょう、そういう思いでみんなが戦ってくれたと思います」 --清水はの序盤の投球はどう見ていた? 「前回に比べて修正が早かった。そのまま失点をしてしまうような雰囲気にならなかったのがよかった」 --制球が定まってくるといい球がいく 「もちろん、ボールが1軍の緊張感のあるゲームでいいボールが増えていけば将来、ローテーションを守れる投手に育てていきたいと思っていますし、それなりのものを持っていますし、楽しみだと思っています」 --六回は球が抜けていた? 「その前からちょっと抜けたり引っかけたりするところが出てきたんですけど、何とかイニングを投げ切らせたいという思いがあったので。ただ、一番はアイツを勝たせること。点を取られるまで投げさせるということよりはリードしている展開で何とか(継投に)という思いがあったので、谷元がよく抑えてくれましたよね」 --先の塁を狙う、走塁の意識は 「よくはなってますけど、全く満足はしていないです。まだまだ反省しないといけないような走塁はいっぱいありますし、監督になって一番掲げているところなので、全力疾走、全力でプレーをするというところはね。よくはなってきていますけど、より高く意識はしないと、とは思います」
◆中日・谷元圭介投手(35)が1-0の六回2死一、二塁で2番手として登板。このピンチをしのぎ、プロ通算150ホールドポイントを記録した。 「いままでそういう場面で起用してくださった監督、コーチに感謝したいです。これからまた1つずつ積み重ねていきたいです」 さすがは大卒社会人、プロ12年目のベテランだ。対するは前日10日に本塁打を放っているウィーラーだが、膝元への146キロ直球で見逃しストライクを取ると、次は外角へのカーブ。緩急で操り、引っかけさせて遊ゴロに打ち取ってみせた。 前回登板した2日のDeNA戦(横浜)は、日本ハム時代の2014年7月10日の楽天戦(コボスタ宮城)以来の1試合2発を浴びた。そこから中8日も空けば「特に気にすることはありませんでした。0で帰って来られてよかったです」とたくましい。 七回以降には福、祖父江、R・マルティネスと頼もしい3人が控えているが、経験値十分の谷元の存在も大きい。
◆巨人の戸郷は高橋に四回は先制打、六回は適時二塁打を打たれ、6回4安打2失点だった。広島の森下と新人王を争う中、痛い5敗目を喫し「1点が重い試合展開だったので、もっと粘らなければいけなかった。一球一球を見詰め直したい」と反省した。 それでも内角を厳しく攻めて詰まらせ、アウト18個のうち飛球で13個を奪った。原監督は「良かったと思いますね。ボールそのものの精度も非常に良かった。スライダーが抜けなくなった」と話した。
◆要所で踏ん張り切れない。高卒2年目の巨人・戸郷翔征投手(20)は6回4安打2失点で今季5敗目(8勝)。チームは完敗で優勝マジックは「12」で足踏みした。 「1点が重い試合展開だったので、もっと粘らなければいけませんでした。一球一球を見つめ直したい」 三回までは完全投球。20歳右腕が悔やんだのは四、六回のピンチで対戦した5番・高橋への投球だった。 0-0の四回2死一、二塁では甘く入った147キロの直球を中前に運ばれ、六回2死二塁では内角高めの直球を右翼線にはじき返された。原監督は「ボールそのものの精度は非常によかった。(六回は)強い意志で歩かせて、6番勝負だった。私のミス」とかばった。 新人王レースから抜け出すことができなかった。広島D1位・森下(明大)は前日10日に勝って、戸郷と同じ8勝(3敗)。防御率、投球回、奪三振数は森下が上回り、終盤戦に入って、一騎打ちは激しさを増している。 順調に行けば戸郷の登板機会は残り4試合。目標のタイトル獲得へ、最後の力を振り絞る。(伊藤昇)
◆要所で踏ん張り切れない。高卒2年目の巨人・戸郷翔征投手(20)は6回4安打2失点で今季5敗目(8勝)。チームは完敗で優勝マジックは「12」で足踏みした。 「1点が重い試合展開だったので、もっと粘らなければいけませんでした。一球一球を見つめ直したい」 三回までは完全投球。20歳右腕が悔やんだのは四、六回のピンチで対戦した5番・高橋への投球だった。 0-0の四回2死一、二塁では甘く入った147キロの直球を中前に運ばれ、六回2死二塁では内角高めの直球を右翼線にはじき返された。原監督は「ボールそのものの精度は非常によかった。(六回は)強い意志で歩かせて、6番勝負だった。私のミス」とかばった。 新人王レースから抜け出すことができなかった。広島D1位・森下(明大)は前日10日に勝って、戸郷と同じ8勝(3敗)。防御率、投球回、奪三振数は森下が上回り、終盤戦に入って、一騎打ちは激しさを増している。 順調に行けば戸郷の登板機会は残り4試合。目標のタイトル獲得へ、最後の力を振り絞る。(伊藤昇)
◆戸郷は持ち直したね。前回登板は三回途中降板で、さすがに疲労でヘロってきたか...と思っていた。そこから6回2失点と、まずまずの出来。広島・森下との新人王争いが一層、面白くなってきたよ。 それにしても、いつも考えさせられるのが、戸郷の特徴は何かということ。 コントロールは総じていいけど、細かい制球力まではついていない。スピードはそこそこあるけど、コレといった球種はない。投球フォームは今どき珍しく、右腕を後ろに引いて、球の出どころが遅い。それでいて、腕の振りはいい。 要するに、つかみどころがない。打者にも、同じような印象を与えているのかもしれないね。 もう一つ、ボールを置きにいくことがない。どんなときでも、打たれない球を投げ込む! 投手の本能を持ち合わせているんだ。だから余計、打者を惑わせる。以上が、先発ローテを守っていられるポイントかな。 いずれにしても、新人王レースは大詰め。ここからは、やはりスタミナ勝負。もうひと踏ん張り、だよ。 (本紙専属評論家)
<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
巨人 |
60 | 31 | 4 | 0.659 (↓0.008) | M12 (-) |
25 | 448 (-) | 328 (+7) | 115 (-) | 61 (-) |
0.260 (↓0.001) | 3.320 (↓0.04) |
2 (-) |
阪神 |
47 | 44 | 5 | 0.516 (↑0.005) | 13 (↑1) |
24 | 407 (+4) | 386 (+3) | 96 (+1) | 65 (-) |
0.247 (-) | 3.580 (↑0.01) |
3 (1↑) |
中日 |
45 | 46 | 5 | 0.495 (↑0.006) | 15 (↑1) |
24 | 346 (+7) | 392 (-) | 56 (-) | 23 (-) |
0.247 (-) | 3.840 (↑0.04) |
4 (1↓) |
DeNA |
45 | 48 | 5 | 0.484 (↓0.005) | 16 (-) |
22 | 423 (+3) | 393 (+4) | 112 (+3) | 23 (-) |
0.268 (-) | 3.840 (↓0.01) |
5 (-) |
広島 |
39 | 48 | 9 | 0.448 (↑0.006) | 19 (↑1) |
24 | 426 (+7) | 462 (+4) | 93 (-) | 47 (-) |
0.266 (↑0.001) | 4.440 (↑0.01) |
6 (-) |
ヤクルト |
35 | 54 | 6 | 0.393 (↓0.005) | 24 (-) |
25 | 395 (+4) | 484 (+7) | 95 (+2) | 54 (-) |
0.250 (↑0.001) | 4.750 (↓0.03) |
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