ロッテ(☆4対1★)オリックス =リーグ戦20回戦(2020.10.07)・ZOZOマリンスタジアム=
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ORIX
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ロッテ
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勝利投手:小島 和哉(7勝6敗0S)
(セーブ:益田 直也(2勝2敗28S))
敗戦投手:アルバース(3勝7敗0S)

本塁打
【ロッテ】井上 晴哉(13号・1回裏3ラン)

  DAZN
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◆ロッテは初回、井上の3ランで幸先良く先制する。3-1で迎えた7回裏には、1死二三塁から中村奨が犠飛を放ち、リードを広げた。投げては、先発・小島が6回1失点の好投で今季7勝目。敗れたオリックスは、打線が相手を上回る10安打を放つも、つながりを欠いた。

◆ロッテ井上晴哉内野手が、1回にオリックス・アルバースから先制の13号3ランを放った。 「打ったのはストレートだと思います。今残っている選手で勝っていかないといけない。勝てるように、ピッチャーを援護できるように頑張る」。

◆先発はロッテ小島とオリックス・アルバース。ロッテが1回井上の13号3ランで先制。オリックスは3回に1点かえした。 4回から6回は両チームとも無得点。ロッテ小島は6回6安打1失点で降板し、勝ちパターンの唐川へ継投。2点差のまま終盤へ。 ロッテが7回にも中村奨の犠飛で1点を追加し、逃げ切った。小島7勝目。オリックスは中盤以降追加点を挙げられなかった。アルバースが7敗目。

◆オリックスは3点を追う9回に満塁の好機をつくるも及ばず、新型コロナウイルスの影響で24選手を入れ替えたロッテに敗れた。 9回2死満塁で最終打者となった佐野皓大外野手はシーズン中に右打ちから両打ちに戻し、8回は左打席に立っていた。だがロッテ守護神益田を相手に右打席に入るなど、勝利への執念を見せた。 中嶋監督代行は「左(打席)がダメとかそういうのじゃなくて、作戦上の話です」と説明。9回に3安打を放ち、打線は形を作ったが「点が入ったわけじゃないのでね。なかなか相手チームのクローザーをひっくり返すのは難しいこと。1点でも2点でも取って、そこからチャンスを生かしたいですよね」と唇をかんだ。

◆#コロナに負けるな! ロッテが7日のオリックス戦(ZOZOマリン)で、チーム内での新型コロナウイルス感染拡大後初の勝利を収めた。5番井上晴哉内野手(31)が先制の13号3ランで初回に決めた。試合前には、新たに岡大海外野手(29)が陽性だった岩下の濃厚接触者として離脱。1軍戦力が減る中、昇格組の藤原恭大外野手(20)が得点に絡むなど、中堅若手が一体となって踏みとどまり、首位ソフトバンクに1ゲーム差と迫った。高卒2年目のロッテ藤原が、今季初安打と初犠打を決めた。1番左翼で昨年4月6日以来の1軍出場。5回先頭の第3打席、オリックス・アルバースの直球をはじき返すと打球は一塁手の横を抜けた。「1打席目に直球でやられて、2打席目は変化球でやられたので、ストレート一本に絞って初球から積極的に打ちました」と右前打を喜んだ。 7回には無死一、二塁から捕犠打を決め、4点目となる中村奨の犠飛につなげた。井口監督は「ファームでバントする機会はなかなかないですけど、しっかり決めてくれた」と評した。 藤原は昨季、高卒新人として開幕スタメンの座をつかみ、6試合を経験した。登録抹消メンバーは遊撃と外野が多く、昇格した若手が抜てきされるのは遊撃と左翼になる。井口監督は「帰ってくれば1人ずつ(昇格組は)減っていくわけですから、生き残りも含めてやってほしいなと思います」と引き続きの奮起を期待した。【鎌田良美】

◆#コロナに負けるな! ロッテが7日のオリックス戦(ZOZOマリン)で、チーム内での新型コロナウイルス感染拡大後初の勝利を収めた。5番井上晴哉内野手(31)が先制の13号3ランで初回に決めた。試合前には、新たに岡大海外野手(29)が陽性だった岩下の濃厚接触者として離脱。1軍戦力が減る中、昇格組の藤原恭大外野手(20)が得点に絡むなど、中堅若手が一体となって踏みとどまり、首位ソフトバンクに1ゲーム差と迫った。ロッテの願いを乗せた井上の打球が雨空を切り裂いた。1回2死一、二塁、外角低めを流した打球は右翼ホームランラグーンに届いた。「苦しい状況が続いている。ここしかないって気持ちで打席に入りました。今いない選手に、いい報告ができるように」。ZOZOマリンで先制した試合は今季負けなし。一番欲しい時に、待望の13号3ランを打って見せた。 長いトンネルだった。8月21日以来の本塁打。ご無沙汰すぎて"ごっちゃし"パフォーマンスもどこかぎこちない。同僚からも「まだかな~」の声があったと言い、お立ち台で「あの...、あの...、申し訳ないです!」と謝ってしまうほど。井口監督は「だいぶ休場してましたね」と笑いながら「打つべき人が打ってくれた」とたたえた。何としても勝つ。思いはどこよりも強かった。 4日に岩下の新型コロナウイルス陽性が判明し、6日はさらに7選手が陽性に。岡を加えて5選手が濃厚接触者となり、1軍戦力はトータル13人登録を抹消された。6日朝、球場入りして当該選手たちの不在を確認すると不安に襲われた。「信じられない。みんなどうなるの? と。生き残ったという言い方は変だけど、いない人の分まで力を出し切る。それしかない」。 重たい空気。自分が打たなきゃ-。その思いが空回りして前夜は0封負け。肩の力を抜いた。試合前、中村奨と作戦会議した。アルバースには「いつも振り遅れている。早めにタイミングを取ろう」。3番マーティン、4番安田とつないで5番がガツン。抜けてくれ! 祈りは最高の結果になった。 大量入れ替えで1軍には若手が増えた。首脳陣は調子が上がらなくても使い続けてくれた。示すべき姿を考える。「僕たちずっと出続けている人は手本になるように。1人1人が役割を全うすれば強い。みんなが帰ってくるまで、下がるわけにいかないですから」。2位から落ちない。1位を詰める。コロナ禍にあろうとも、闘志の火は絶やさない。【鎌田良美】

◆#コロナに負けるな! ロッテが7日のオリックス戦(ZOZOマリン)で、チーム内での新型コロナウイルス感染拡大後初の勝利を収めた。5番井上晴哉内野手(31)が先制の13号3ランで初回に決めた。試合前には、新たに岡大海外野手(29)が陽性だった岩下の濃厚接触者として離脱。1軍戦力が減る中、昇格組の藤原恭大外野手(20)が得点に絡むなど、中堅若手が一体となって踏みとどまり、首位ソフトバンクに1ゲーム差と迫った。高卒2年目のロッテ藤原が、今季初安打と初犠打を決めた。1番左翼で昨年4月6日以来の1軍出場。5回先頭の第3打席、オリックス・アルバースの直球をはじき返すと打球は一塁手の横を抜けた。「1打席目に直球でやられて、2打席目は変化球でやられたので、ストレート一本に絞って初球から積極的に打ちました」と右前打を喜んだ。 7回には無死一、二塁から捕犠打を決め、4点目となる中村奨の犠飛につなげた。井口監督は「ファームでバントする機会はなかなかないですけど、しっかり決めてくれた」と評した。 藤原は昨季、高卒新人として開幕スタメンの座をつかみ、6試合を経験した。登録抹消メンバーは遊撃と外野が多く、昇格した若手が抜てきされるのは遊撃と左翼になる。井口監督は「帰ってくれば1人ずつ(昇格組は)減っていくわけですから、生き残りも含めてやってほしいなと思います」と引き続きの奮起を期待した。【鎌田良美】

◆ロッテが逃げ切った。一回に井上の13号3ランで先制し、3-1の七回に中村奨の犠飛で1点を加えた。小島が6回1失点で7勝目。七回以降は唐川、沢村とつなぎ益田が28セーブ目。オリックスは失策で挙げた1点のみに終わった。

◆オリックスの中嶋監督代行は攻守ともに精彩を欠き、ため息をついた。攻撃は三回にマーティンの失策によって得た1点のみ。3点を追う九回に1死満塁の好機をつくったが生かせず「苦しいね。つながっても点が入っていない」と首をかしげた。  守っても一回に浴びた井上の3ランに「バッテリーが考えていることと違うことをして打たれている気がする」と指摘。七回にはバント処理のミスが失点につながり「そういうところを防いでいかないといけない」と険しい表情だった。

◆ロッテの小島は6回6安打1失点で粘り、7勝目を挙げた。3-0の二回には先頭打者ジョーンズの打ち取った飛球が左翼手と三塁手のお見合いで二塁打となったが、慌てずに内角球をうまく使って後続を断ち「直球の走りは良かったと思う」と息をついた。  新型コロナウイルスの感染者が続出し、苦しいチーム状況で好投。優勝争いの重圧をはねのけ「先発としての役目は果たせたかなと思う」と充実感に浸った。

◆新型コロナウイルスの集団感染で窮地に立たされる中、ロッテ・井上晴哉内野手(31)がチームを勇気づける先制の13号3ランを放った。  「今残っている選手で勝っていかないといけないので、今日は勝てるように、ピッチャーを援護できるように、次の打席も頑張ります」  一回2死一、二塁。カウント1-1からアルバースの136キロをたたいたライナー性の打球は、雨を切り裂いて右翼ホームランラグーンに飛び込んだ。実に8月21日のソフトバンク戦以来、出場37試合147打席ぶりの一発。ベンチ前で恒例の"ごっちゃし"ポーズも披露した。  チーム内で6日に新たに鳥谷ら7選手を含む11人の感染が判明。同日のオリックス戦には1、2軍で大量22人の入れ替えて臨んだが、わずか2安打で零敗。15年ぶりのリーグVに向け、暗雲が垂れ込めていた。  援護をもらった先発・小島も踏ん張る。「こういう(コロナ禍)状況ですが、やることは変わらない。まずは初回、二回を120%の力でしっかり0点で入っていきたい。その流れに乗って、いけるところまで全力で頑張る」。今季6勝を挙げている2年目左腕だが、計35失点中、一回が14、二回が9失点。それだけに立ち上がりに全力を注いだ。  4日に感染が判明した岩下とは同じ1996年生まれで、公私ともに仲が良い。言葉に出さなくとも、"岩下の分まで"と気迫の投球を続け、6回1失点(自責点0)で救援陣にバトンを託した。(東山貴実)

◆新型コロナウイルスの感染者、濃厚接触者で計13選手が離脱したロッテは7日、オリックス20回戦(ZOZOマリン)に4-1で勝利。井上晴哉内野手(31)が一回に先制の13号3ランを放ち、リードを守り切った。同日は新たに濃厚接触者が追加特定されるなど非常事態が続く中で、首位・ソフトバンクに再び1ゲーム差と肉薄。15年ぶりのリーグ優勝に向けて、チーム一丸でリスタートを切った。  チームに希望の火を灯す井上の一振りだった。一回2死一、二塁。外角低めのツーシームを捉えた打球は雨を切り裂き、右翼のホームランラグーンに飛び込んだ。  「本当に今、苦しい状況が続いている中で、『ここしかない』という気持ちだった。試合前に(中村)奨吾と話して、最近振り遅れ気味なので少し早めにタイミングを取ることにした」  先制の13号3ラン。8月21日のソフトバンク戦以来、実に出場37試合、147打席ぶりの一発となった。  1軍で8選手を含む13人が新型コロナウイルスに大量感染し、濃厚接触者も計7人が出ている。自身も4日にPCR検査を受けた。「(チーム内が)重たい空気になった」。4日に陽性が判明した岩下だけでなく、荻野、菅野、藤岡、角中ら主力野手の感染が判明し、計13選手が離脱する緊急事態だった。  「本当に身近な人が感染して、次は自分がそうなるかもしれないという不安、怖さも感じた。そして、これだけ抜けられると、『残された方もどうするの?』というのが一番の気持ちだった」  前日はわずか2安打で零敗。悪い流れを断ち切る一発に、井口監督は「しばらく"休場"していたからね。今日は打つべき人が打った」と安堵の表情を浮かべた。  ただ、当面は2軍から緊急昇格した経験の浅い若手に頼らざるを得ない状況だ。この日は2年目の藤原が1番で今季初出場を果たした。昨季の開幕戦で1番スタメンでプロ初安打を放った20歳は五回に「直球1本に絞って、初球から振りにいった」と右前打で今季初安打をマーク。七回にはプロ初の犠打に成功し、追加点につなげた。  それでも指揮官は「落ち着いてもらっては困るメンバー。(離脱者が)帰ってくれば、一人、一人とまた(2軍に)落ちていくわけで、生き残りを含めて一日一日が勝負」と厳しい言葉で奮起を促し、試合後には藤原ら2軍から合流した選手たちが雨が降りしきるグラウンドでノックを受けた。  これで今季の本拠地で先制した試合は18戦無敗。首位・ソフトバンクが敗れ、再び1ゲーム差に迫った。あす9日からは敵地で直接対決に臨む。  「人数的にいっぱいいっぱいだけど、闘志だけは燃やしておかないといけない。みんなが帰ってくるまで、下がるわけにはいかない。そのためには攻めないと。あくまでチャレンジ精神を忘れずにいきたい」と井上。最大の危機を乗り越えた先に、2005年以来、15年ぶりのリーグ優勝が待っている。(東山貴実)

◆ロッテは現有戦力で、"これしかない"という勝ち方ができた。  一回に、井上が前日に零封負けした嫌な流れを一掃する3ラン。援護をもらった小島もよく投げた。雨が降り続ける悪条件とバックのミスもあってリズムに乗り切れない中、四球で自滅することなく試合をつくった。  先発が六回まで踏ん張れば、七回以降は唐川、沢村、益田が健在だ。戦力的には苦しいが、勝ちパターンの投手がいることで少しは救われる。  この日は2年目の藤原が1番に入り、2試合続けて遊撃を守った5年目の茶谷はフル出場。1軍で好結果を残すにはまだ時間がかかるだろうが、本来なら優勝争いの中で出場することはなかったはず。いい経験になるだろう。  井口監督は大変だろうが、私が監督だったとしても残っているメンバーで最善を尽くすしかない。新型コロナウイルスの感染はロッテだけでなく、どこの球団にも起こりうること。プロである以上、ないと思うが、相手チームは同情や遠慮なしにロッテと戦ってほしい。 (本紙専属評論家)

DAZN

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
52384 0.578
(↓0.006)
-
(-)
26400
(+3)
335
(+4)
104
(+1)
71
(+3)
0.243
(-)
3.240
(↓0.01)
2
(-)
ロッテ
52402 0.565
(↑0.005)
1
(↑1)
26388
(+4)
391
(+1)
75
(+1)
71
(-)
0.241
(↑0.001
3.960
(↑0.05)
3
(-)
楽天
45454 0.500
(-)
7
(↑0.5)
26438
(+2)
415
(+2)
96
(-)
54
(+2)
0.258
(-)
4.240
(↑0.03)
4
(-)
西武
44462 0.489
(↑0.006)
8
(↑1)
28380
(+4)
419
(+3)
92
(+1)
61
(+1)
0.240
(-)
4.370
(↑0.02)
5
(-)
日本ハム
42484 0.467
(-)
10
(↑0.5)
26398
(+2)
409
(+2)
75
(-)
54
(-)
0.255
(-)
3.950
(↑0.03)
6
(-)
ORIX
35536 0.398
(↓0.004)
16
(-)
26362
(+1)
397
(+4)
71
(-)
74
(-)
0.249
(-)
4.010
(↑0.01)