日本ハム(☆5対3★)楽天 =リーグ戦19回戦(2020.10.06)・札幌ドーム=
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楽天
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日本ハム
20003000X51011
勝利投手:上沢 直之(8勝4敗0S)
(セーブ:宮西 尚生(2勝1敗5S))
敗戦投手:則本 昂大(5勝5敗0S)

本塁打
【日本ハム】大田 泰示(11号・5回裏3ラン)

  DAZN
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◆日本ハムが逆転勝ち。日本ハムは初回、近藤と王の適時打で2点を先制する。その後逆転を許して迎えた5回裏には、大田の3ランが飛び出し、再びリードを奪った。投げては、先発・上沢が7回途中3失点の好投で今季8勝目。敗れた楽天は、打線が終盤の好機を生かせなかった。

◆10試合連続ノーアーチ中の日本ハム中田翔内野手(31)が、今季2度目のスタメン落ちとなった。直近10試合は41打数4安打5打点、打率0割9分8厘と不振に陥っていた。栗山英樹監督(59)はスタメン発表前に中田について「メッセージは送ったけど。大きなメッセージは、今日。ちゃんとやれ、頑張れって」と話していた。 4番には、今季初めて近藤健介外野手(27)が起用された。その近藤は初回1回2死二塁の場面で、中前へ抜ける先制適時打を放った。さらに6番DHでスタメン出場した王柏融外野手(27)も二塁への適時内野安打を放ち、チームは初回に2点を先制した。

◆日本ハムが日台のヒットメーカーの活躍で、初回に2点を先制した。 先制点は、今季初めて4番起用された近藤健介外野手(27)がもたらした。初回2死二塁の場面で、中前へ抜ける適時打。「今日は中田さんの代わりに4番を打ってますが、どの打順でもやることは変わらないので、この後もチームの勝利に貢献できるように頑張りたいです」とコメントした。 さらに2死一、二塁の場面で6番DHでスタメン出場した王柏融外野手(27)が二塁への適時内野安打。「コンちゃん(近藤)が先制点を取ってくれたので、なんとかして、その次の追加点を取りたいという意識で打席に入りました。インコースの真っすぐを、うまく打つことができてよかったです」と笑顔を見せた。

◆昨季途中に巨人からトレードで加入した楽天和田恋外野手が、今季初の適時打を放った。 2点差を追いついた直後の4回2死二塁、日本ハム上沢の140キロフォークを強振。中堅左フェンス直撃の勝ち越し適時二塁打とした。2軍でリーグ3位タイの10本塁打を記録し4日に初昇格。2試合連続スタメン起用に応え「つなごうと思った。勝ち越せてよかったです」と笑顔で振り返った。

◆日本ハム大田泰示外野手(30)が豪快な1発とちゃめっ気たっぷりのパフォーマンスで、嫌な流れを一掃した。 1点を5回に逆転11号3ランを放った。楽天則本昂の初球、131キロのスライダーを左翼席最前列へ運んだ。失策も絡んで逆転されていた劣勢をはね返すアーチに「みんながチャンスを作ってくれて、いい場面で回してくれたので、なんとかしたいという気持ちでした。上沢も頑張っていたので、逆転することができてよかったです。今日はなんとしても勝ちたいので、最後まで気を抜くことなく頑張りたいです」。 10月は5試合で3本塁打と好調で、恒例の「カメラ目線パフォーマンス」では、目線をカメラではなく、スタンバイしていた樋口へ向けた。あえて後輩をガン見して、一瞬戸惑った樋口も周囲も笑顔。機転を利かせたアドリブでパフォーマンスの新機軸も打ち出し、チームを盛り上げた。

◆日本ハムは中田が今季2度目のベンチスタート。代わって4番に入った近藤と王柏融の適時打で、楽天則本昂から2点を先制した。 楽天は4回、和田の左中間二塁打などで3点を奪い逆転したが、日本ハムは5回、大田の11号3ランで再び勝ち越し。 日本ハムは7回途中から小刻みな継投で逃げ切った。先発上沢はチーム最多8勝目。決定打不足に泣いた楽天は2連敗。楽天則本昂は5敗目。

◆楽天のエース則本昂大投手が1発に泣き、自身約1カ月半ぶりの白星を逃した。1点リードの5回1死二、三塁、日本ハム大田に初球の外角スライダーを拾われ、決勝の逆転3ランを浴びた。 6回9安打で2戦連続の5失点。自身2連敗となる5敗目(5勝)を喫し「ボール自体は前回の登板に比べると良かった。でも、逆転してもらったのに、あそこで1発を食らってはダメ」と悔やんだ。 ▽楽天三木監督(2連敗で上位との差を詰められず)「週頭で何とか、というところだが、切り替えてやるしかない。明日全力で戦って、勝ちにいくしかない」

◆日本ハム上沢直之投手(26)が、チームトップの8勝目を挙げた。 「今日は全体的に調子が悪く、思うようなピッチングができませんでした」と振り返ったように4四球と苦しんだが、6回1/3を7安打3失点(自責1)で踏ん張った。 上沢 何度も相手に流れを渡すような形になってしまい、申し訳ない気持ちです。その中でも逆転してくれたみんなと(6回のピンチで)僕の後に登板して抑えてくれた公文さんと玉井さんに感謝したいです。なんとか試合を壊さず、投げられたことはよかったと思います。 この日で上沢のシーズン投球回は86イニングとなった。残りの先発機会は4回ほどとみられる中で、規定投球回(120イニング)到達までは、あと34イニングとなった。

◆日本ハムは大田泰示外野手の1発で連敗を3で止めた。1点を追う5回に11号決勝3ラン。10月は早くも3本目となるアーチで、試合を決めた。 中田が今季初の欠場となった試合で、存在感を発揮する活躍。「中田さんも最近、苦しんでいる。そういう時に全員がカバーできるように。それが打線」とうなずいた。頼もしい姿に栗山監督も「タイシ(大田)の成長、前進を感じた」とたたえた。

◆日本ハム清宮幸太郎内野手が試合後、栗山監督から一喝された。 4回の一塁守備で送球を捕れず、後逸する失策。 その後の失点にもつながった。指揮官は「(試合後に呼び出して)思い切り説教した。あのプレーが何で起こったのか。ダメなものはダメだろ。次に絶対にやらないためには、何が必要なのか。それを考えて答えを出しておかないと何も始まらないだろ。責任を果たさないといけない」と話した。

◆日本ハム大田泰示外野手(30)がチームの連敗を3で止めた。今季初めて3番打者として起用された楽天19回戦(札幌ドーム)の5回、決勝の逆転11号3ランを放った。不振と休養のため、今季初の欠場となった中田翔内野手(31)がいない打線の中で、頼もしく躍動。この日が球団通算1万1試合目となった新たなスタートを、チーム屈指の熱血漢の1発で飾った。大田は、いろいろな思いを打球に乗せた。1点を追う5回1死二、三塁の場面。「真っすぐから打ちにいって、甘いスライダーをしっかり拾うことができて良かった」。狙いは楽天則本昂の直球も、変化球の失投を逃さなかった。初回の第1打席に打ち損じたスライダーを、軌道を見ていた分だけ、しっかりと対応できた。「あそこまで、飛ぶとは思わなかった」と驚いたが、初心に帰っていたからこそ、打球にも不思議なパワーが宿った。 試合前練習が始まる前。球団通算1万試合までの軌跡をまとめた映像を目に焼き付けた。「先輩たちが頑張ってくれて人気球団になり、優勝したり。いろんな歴史があって、今の僕たちがある」。あらためて感謝の気持ちを持ち、先人の思いも受け継ぐと心に誓って臨んだ。「いいものを残していくためには、やはり中途半端なことをしていてはダメ」との思いも、フルスイングに乗り移った。 目の前にいる先輩のためにも、打ちたかった。この日は中田が今季初めて欠場した。今季のチームを引っ張ってきた大黒柱が不振にあえぐ姿に、思うところがあった。「中田さんも最近、苦しんでいる。中田さんも最近、苦しんでいる。そういう時に全員がカバーできるように。誰かが調子が悪くなったら、誰かがカバーする。それが打線だと思っている」。今季初めて3番に入っても、意識するのはチームのために打つことだけだった。 しっかりと主砲の不在をカバーし「中田さんは今日しっかり、リフレッシュしてもらって。中田さんは打線の軸なので、また一緒に頑張っていきたいです」。頼もしく語った大田の姿に、栗山監督も「タイシ(大田)の成長、前進を感じた」と目を細めた。チームは福岡で3連敗を喫し、この日も前半でミスから一時逆転を許した。垂れ込めていた嫌な空気を全て一掃。「明日も、絶対に勝ちます」。大田は力強く、前を向いた。【木下大輔】

◆日本ハム近藤健介外野手が、休養の中田に代わって、今季初めて4番に座った。 1回2死二塁の先制機を逃さず、中前適時打。楽天則本の外角変化球を、うまくためて捉えた技ありの一打に「体が反応した感じ」。この日、4打数2安打も「僕が4番を打っているようじゃ、相手も怖くない」と謙遜し「中田さんはゆっくり休めたと思うので、明日頑張ってもらう」と、不敵な笑みを浮かべた。

◆日本ハム上沢直之投手(26)が、楽天戦(札幌ドーム)で6回1/3を7安打3失点(自責1)にまとめて、チームトップの8勝目をマークした。 「全体的に調子が悪く、思うような投球ができなかった」とは言うものの、3回までは1安打投球。一転したのは4回だ。右前打と2四球で1死満塁の大ピンチ。直球を思い通りに操れず「ストライクを取れる球を選んでいく感じ」と苦戦した。味方守備の乱れもあって、この回、3失点。一時逆転を許したが、4回以降、なんとか建て直し「試合を壊さなかったのは良かった」と、安堵(あんど)した。 復活のシーズンは、ここまで順調にきている。8戦連続で、先発投手の指標の1つであるクオリティー・スタート(QS)をクリア。9試合連続で100球以上を投げ、先発ローテを守ってきた。故障明けとは思えない活躍で「投げるうちに体力もついてきた」と、手応えを感じている。 これで、楽天戦は3戦全勝。2年ぶりの2桁勝利も、目前だ。球団通算1万1試合目を白星で飾った背番号15は「次はイニング途中で降りることがないよう頑張りたい」と、9勝目を見据えた。【中島宙恵】

◆楽天・和田恋外野手(25)が「7番・DH」で先発出場し、出場2試合目で今季初タイムリー&初打点を挙げた。  同点に追いついた、四回2死二塁。相手先発、上沢の4球目をたたき、中堅フェンス直撃の勝ち越し適時二塁打を放った。  球団広報を通じて、「打ったのはカットボール。追いついた後だったので、自分もつなごうと思って打席に入りました。結果が出せましたし、勝ち越せてよかったです」とコメントした。

◆日本ハムが連敗を3で止めた。2-3の五回に大田の2試合連続となる11号3ランで逆転。上沢は七回途中まで7安打を浴びながら3失点と粘って8勝目を挙げた。楽天は則本昂が6回5失点と乱れて勝率が5割に戻った。

◆楽天の則本昂は6回5失点と踏ん張れず5敗目を喫した。3-2の五回1死二、三塁で大田に痛恨の逆転3ランを浴びた。  右手の負傷から復帰した9月29日のソフトバンク戦に続く黒星。「ボール自体は前回登板に比べて良かった。逆転してもらったのに一発を食らっては駄目」と悔しさをにじませた。(札幌ドーム)

DAZN

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
52374 0.584
(↓0.007)
-
(-)
27397
(+1)
331
(+3)
103
(-)
68
(-)
0.243
(↓0.001)
3.230
(↑0.01)
2
(-)
ロッテ
51402 0.560
(↓0.007)
2
(-)
27384
(-)
390
(+3)
74
(-)
71
(-)
0.240
(↓0.002)
4.010
(↑0.01)
3
(-)
楽天
45453 0.500
(↓0.006)
7.5
(-)
27436
(+3)
413
(+5)
96
(-)
52
(-)
0.258
(-)
4.270
(↓0.02)
4
(-)
西武
43462 0.483
(↑0.006)
9
(↑1)
29376
(+3)
416
(+1)
91
(-)
60
(+3)
0.240
(↓0.001)
4.390
(↑0.04)
5
(-)
日本ハム
42483 0.467
(↑0.006)
10.5
(↑1)
27396
(+5)
407
(+3)
75
(+1)
54
(+3)
0.255
(↑0.001
3.980
(↑0.03)
6
(-)
ORIX
35526 0.402
(↑0.007)
16
(↑1)
27361
(+3)
393
(-)
71
(+1)
74
(+1)
0.249
(-)
4.020
(↑0.04)