ヤクルト(★2対13☆)広島 =リーグ戦16回戦(2020.10.03)・明治神宮野球場=
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広島
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ヤクルト
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勝利投手:森下 暢仁(7勝3敗0S)
敗戦投手:スアレス(4勝1敗0S)

本塁打
【広島】長野 久義(6号・7回表ソロ),大盛 穂(1号・7回表3ラン),松山 竜平(7号・7回表2ラン)

  DAZN
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◆広島が大勝。広島は両軍無得点のまま迎えた7回表、長野のソロで先制する。その後も大盛の3ランと松山の2ランが飛び出し、一発攻勢で試合の大勢を決めた。投げては、先発・森下が7回無失点の力投で今季7勝目。敗れたヤクルトは、投打ともに振るわなかった。

◆ヤクルト嶋基宏捕手(35)が試合前練習に合流し、そのまま出場選手登録された。 7月11日巨人戦の守備で右足舟状骨を骨折。順調に回復し、9月27日のイースタン・リーグ、ロッテ戦で実戦復帰していた。 練習中には笑顔もあり「残り試合が非常に少ないし、現状は非常に厳しい状態だけど、楽しみに見に来てくれるファンもいる。最後まで全力で戦うのは役割だと思うので、諦めずにやっていきたい」と話した。

◆ヤクルトの球団マスコットつば九郎が"ニューヘアスタイル"を披露した。 5回終了時に、一塁側スタンド前で恒例となっているヘルメットを空中に投げてかぶる「くるりんぱ」チャレンジに登場。しかしこの日は、いつものシンプルな髪形(?)ではなく、青いちょうネクタイをリボン代わりに結んだ新しいヘアスタイルでグラウンドへ。スタンドのファンは大きな拍手で盛り上がったが、肝心の「くるりんぱ」はヘルメットが顔の前に落ちてしまい失敗。 今後、髪形がさらに進化するのか、いつか「くるりんぱ」が成功するのか、つば九郎から目が離せない。

◆広島の育成出身2年目の大盛穂外野手(24)が、プロ1号となる3ランを放った。両軍無得点で迎えた7回、先頭・長野の中越えの6号ソロで先制。 続く堂林、菊池涼が連打でつなぎ、1死一、二塁のチャンスで回ってきた打席だった。ヤクルト・スアレスの初球、134キロ変化球を完璧に捉え、打球は右中間スタンドに着弾した。「チャンスでしっかり捉えることができました。良い追加点になってよかったです」。7月24日に1軍昇格後、99打席目での待望の1発で貴重な追加点をたたき出した。 ▽広島長野(7回先頭で先制の6号ソロ)「森下が頑張って投げているので、何とか先制することができてよかったです」 ▽広島松山(7回2死一塁から7号2ラン)「ボールを選んでしっかり打つことができました。森下が頑張っているので、追加点になってよかったです」

◆ヤクルトと広島の両ベンチがヒートアップし、両軍が入り乱れる場面があった。 0-13で迎えた8回裏1死、ヤクルト青木宣親外野手が広島菊池保から左足ふくらはぎに死球を受けた。その後、広島ベンチからやじが飛び、ヤクルトベンチが反応した。 両チームと両監督も飛び出し、言い合いとなった。 その後、責任審判の小林球審から「ただいまから、この試合を警告試合といたします」とアナウンスがあった。

◆ヤクルトと広島の両ベンチがヒートアップし、両軍が入り乱れる場面があった。0-13で迎えた8回1死、ヤクルト青木が広島菊池保から左足ふくらはぎに死球を受けた。 その後、広島ベンチから「(死球を)もう1発」などとやじが飛び、ヤクルトベンチが反応。高津、佐々岡両監督も飛び出し、一触即発の状態となった。ヤクルト側からは「もう1発はアカンやろ」という声も飛んだ。その後、警告試合となった。

◆ヤクルトはスアレス、広島は森下の先発。両先発とも安定した立ち上がりで、スアレスは被安打3、森下は1で3回まで無失点。 広島は、6回に先頭田中広がセーフティーバントで出塁も無得点。両先発は走者を出しながらも粘り、0-0のまま終盤へ入った。 広島は7回、長野の6号ソロ、大盛のプロ初となる1号3ランなどで突き放し連勝。森下は7勝目。ヤクルトは2連敗。 ヤクルト・スアレスが1敗目。

◆ヤクルトと広島の両ベンチがヒートアップし、両軍が入り乱れる場面があった。0-13で迎えた8回裏1死、ヤクルト青木が広島菊池保から左足ふくらはぎに死球を受けた。その後、広島ベンチから「(死球を)もう1発」とやゆするようなやじが飛び、ヤクルトベンチが反応。両チームと両監督も飛び出し、一触即発に。ヤクルト側からは「もう1発はアカンやろ」という声も飛んだ。その後、警告試合となった。 試合後、高津臣吾監督は詳細について明かさなかったが「勝負の世界で、熱くなってプレーするのは当然のことだと思うし、じゃないとプロスポーツとして成り立っていかないと思う。それはしっかりとした常識だったり、いろんな作戦であったり、いろんな中でやっていかないといけないんだろうなと思っています」と話した。

◆広島のドラフト1位森下暢仁投手が7回6安打無失点と好投し、かつての"ホーム"神宮でプロ入り後初勝利を挙げた。 6回まで両軍無得点と投手戦を繰り広げる中、最速152キロの直球を軸にヤクルト打線を寄せ付けなかった。明大時代にその名を全国に知らしめた聖地で安定感を発揮し「ここでたくさん成長させてもらった。ここで勝つことができて本当によかったです」と喜んだ。 これでチームトップの7勝目。巨人戸郷は8勝を挙げており、シーズン最後まで新人王争いは続く。大量17安打13得点の援護を受けたルーキーは「毎回野手の方には助けてもらっている。次もゼロで抑えられるように、頑張ります」と力を込めた。投打がかみ合ったチームは連勝で5カードぶりの勝ち越しを決めた。

◆ヤクルト青木宣親外野手(38)が左ふくらはぎに死球を受け、負傷交代した。 0-13で迎えた8回1死一塁、カウント0-2から広島2番手菊池保の3球目、直球が左ふくらはぎを直撃。顔をしかめ、その場でうずくまった。ベンチから高津監督やトレーナーが駆け寄り、肩を借りてベンチ裏へ下がった。そのまま交代し、代走には中山が送られた。 青木の死球をきっかけに両軍ベンチから選手が飛びだし、本塁付近で入り乱れ、警告試合となった。 試合後は、1人で歩いてグラウンドを引き揚げた。高津監督は「心配ですね。(病院に行くかは)分からない。ちょっと、どうなるか今のところ分からない」と話した。

◆ヤクルトと広島の両ベンチがヒートアップし、両軍が入り乱れる場面があった。 0-13で迎えた8回、ヤクルト青木が広島菊池保から左足ふくらはぎに死球を受けた。1死一、二塁となり、続く山田哲が打席に入ったタイミングで、三塁側のベンチ方向から「もう1発」などと声が飛び、ヤクルトベンチが反応。高津、佐々岡両監督も飛び出し、一触即発の状態となった。ヤクルト側からは「もう1発はアカンやろ」という声も上がった。その後、警告試合となった。 ▽ヤクルト高津監督(8回の小競り合いに)「勝負の世界で、熱くなってプレーするのは当然のことだと思うし、じゃないとプロスポーツとして成り立っていかないと思う。それはしっかりとした常識だったり、いろんな作戦であったり、いろんな中でやっていかないといけないんだろうなと思っています」 ▽広島佐々岡監督(8回の小競り合いに)「それはいろいろあることでね」

◆勝利への執念。言葉にすれば簡単だ。それを表現し、結果につなげることが難しい。 ヤクルト青木宣親外野手(38)があそこまで怒りを表に出す姿は、珍しく感じた。0-0で迎えた6回1死一塁、カウント2-2から広島先発森下の低めカットボールを空振り。三振に倒れ、険しい表情で悔しさをあらわにした。バットの先がベンチ前のカバーに当たることも気にせず、バットを強く振った。 チームのこと、勝利への思いをいつも強く持っているキャプテン。常々、後輩たちへ伝えたいこととして口にしていることがある。「勝負どころのプレー、大切になるところを感じないといけない。アンテナを張っていないと。いい選手になるには、勝負どころのプレーが大事になる」。きっと本人の中で、この打席が勝敗を分けるポイントだと感じていたからこその振る舞いだったと思う。勝利への執念を見せた姿に、ベンチから見ていたチームメートは感じる部分があったはずだ。 13点を追いかける8回。攻撃前に、宮出ヘッドコーチを中心に円陣を組んで臨んでいた。イニング間には斎藤投手コーチがベンチを飛び出し、ブルペンで9回の登板に向けて投球練習をしていたマクガフに直接声をかける異例の場面もあった。 さらにこの回には、青木への死球をきっかけに両ベンチが入り乱れた。一触即発の事態となり、球場は不穏な空気に包まれた。その中、死球を受けて途中交代した後もクラブハウスには引きあげず、ベンチに残っていた青木。試合後、足を少し引きずりながら帰るその後ろ姿からも、勝利への執念がにじみ出ている気がした。【保坂恭子】

◆育成出身で今年の7月に1軍デビューを飾った大卒2年目の広島・大盛穂外野手(24)が99打席目でプロ初本塁打となる3ランを放った。  「チャンスでしっかりとらえることができました。良い追加点になってよかったです」  七回に長野のソロで先制し、なお1死一、二塁でスアレスの初球チェンジアップを右翼席へ運んだ。記念球をゲットした燕党はスマートフォンで記念撮影。球場職員が回収して大盛に渡るとみられる。

◆扇の要が約3カ月ぶりに1軍に帰ってきた。楽天から今季、新加入したヤクルト・嶋が昇格し、先発マスクをかぶった。  「残り試合非常に少ないですし、現状は非常に厳しい状態ですけども、楽しみに見に来てくれるファンの方もいる。最後まで全力で戦うのが役割だと思うので、諦めないでやろうと思います」  6月19日の開幕戦前の練習で正捕手の中村が上半身のコンディション不良を訴え、嶋が開幕のマスクをかぶった。だが、7月11日の巨人戦(ほっと神戸)後に右足舟上骨の骨折が判明。翌12日に登録抹消され、2軍施設でリハビリの時期を過ごした。  9月27日のイースタン・リーグ、ロッテ戦(戸田)で実戦復帰すると、同リーグでは2試合で計3打席に立ち1安打1打点。D1位・奥川(星稜高)が先発した同30日のBCリーグ選抜戦(戸田)でも先発出場していた。  約3カ月の空白期間について「非常に長かったです。歩くところからですし、足の骨折というのも(人生で)初めてだったので、思ったより大変だなと改めて感じました」と移籍1年目で苦難に見舞われた。それでも「やっぱり早くあそこで野球をやりたい。1日でも早く戻りたいなという思いでした」と前を向き続けた。  五回まで先発のスアレスを無失点でリード。観衆が入ってから神宮でプレーするのはこの日が初めてとなったが、元気な姿を見せた。均衡が崩れたのは七回以降。投手陣が崩れ、七回に6失点、八回に7失点で計13失点。大きく得点差が開いた八回には、青木が菊池保から死球を当てられ、両軍選手がベンチから出てきて、ホームベース付近でにらみあった。審判から警告試合が宣告された。九回に2点を返して意地を見せた。

◆ヤクルト・青木宣親外野手(38)への死球を巡って乱闘騒ぎが起こった。  13-0の八回1死一塁で広島・菊池保が投じた3球目が青木の左ふくらはぎに直撃し、そのまま負傷交代した。山田哲の打席で「もう一発」とヤジが飛び、ヤクルト側が「そんなん言うたらアカンやろ」と激怒。両軍が入り乱れ、試合は一時中断。審判から警告試合が宣告され、試合は再開した。

◆投げる度に凄みを増している。広島のドラフト1位・森下(明大)がチームトップの7勝を目指して、神宮のマウンドに上がった。  「(投手陣を)引っ張るというよりは、自分ができることをやって、チームに勝ちが付くようにやっていきたい」  一回1死から青木に左前打を浴び、その打球を左翼手・長野が弾き二進を許したが、新人らしからぬ落ち着きをみせる。山田哲をカットボールで三ゴロに打ち取ると、村上は高めの直球でバットに空を切らせた。  二回、先頭の坂口への7球目には自己最速にあと3キロと迫る152キロを計測。150キロ超の直球に変化球を織り交ぜ、二、三回は2イニング連続で三者凡退に抑えた。  再スタートのマウンドだった。前回9月26日のDeNA戦(マツダ)ではプロ入り後ワーストの11安打を浴び、7回4失点で黒星。自身の連勝が4でストップした。新人王の最大のライバル、20歳の右腕、巨人・戸郷が8勝を挙げており、これ以上、白星で離されるわけにはいかない。  思い出の球場だ。神宮は明大時代に東京六大学リーグの舞台として通算42試合に登板し、15勝12敗、防御率2・42。大学4年だった昨年6月の全日本大学選手権ではMVP&最優秀投手の2冠に輝く活躍で、チームを38年ぶりの日本一へ導いた。神宮初凱旋の9月19日でも7回2失点と好投しており、相性の良さを発揮。今回も7回6安打無失点に抑えた。  ヒーローインタビューでは「しっかり7回を投げることができてよかった。ストレートがよかったので、変化球もうまく投げることができたんじゃないかと思います。ここ(神宮)でたくさん成長させてもらえたので、ここで勝ててよかったと思います」と話した。打線も17安打13得点の大量援護で後押しし、7勝目をつかんだ。(柏村翔)

◆広島の大盛がプロ2年目で初本塁打を放った。1-0の七回1死一、二塁で、スアレスの甘く入ったチェンジアップを右越えへ運んだ。試合の流れを引き寄せ「チャンスでしっかり捉えることができた」と喜んだ。  24歳の左打者で走力がある。静岡・飛龍高から静岡産大を経て2019年に育成ドラフト1位で入団し、昨オフに支配下契約を勝ち取った。今季7月24日に1軍に初昇格した当初は代打や守備固めの起用がほとんどだったが、9月28日からは6試合連続で「1番・中堅」として先発出場し、定着しつつある。(神宮)

◆コロナ禍で懸念されていた事態が発生した。きっかけは八回1死、ヤクルト・青木宣親外野手(38)に対して、広島2番手の菊池保が投じた1球だった。  「勝負の世界でちょっと熱くなってプレーするのは当然のこと」。試合後の高津監督は冷静さを取り戻していたが、あわや乱闘の事態となった。  ベテランは左ふくらはぎに死球を受けて、交代。次打者の山田哲が打席に入った際に「もう一発!」と広島ベンチの方向から発せられた言葉で一触即発となった。  首脳陣を中心にヤクルトナインは「もう一発は駄目でしょう」と激高。両軍がベンチから飛び出し、本塁付近で小競り合いが起きた。密着した状態で怒号が飛び交い、責任審判の小林球審からは警告試合が宣告された。  今季は新型コロナウイルスの感染拡大で開幕が大幅に延期となり、NPBからは感染予防のガイドラインが発表されている。試合中のつば吐き行為は禁止、素手でのハイタッチなどは控え、選手同士の密着を避けるように求められている。プロ野球では明記されていないが、米大リーグでは各球団に乱闘禁止が通達されている。  何とか沈静化したものの、試合は17安打13失点で大敗。青木は足を引きずりながらも自力でクラブハウスに引き揚げたが、後味の悪い幕切れとなった。(横山尚杜)

DAZN

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
56284 0.667
(↑0.004)
M19
(↑2)
32415
(+7)
296
(+4)
107
(+2)
54
(+2)
0.259
(↑0.001)
3.240
(↓0.01)
2
(-)
阪神
44414 0.518
(↓0.006)
12.5
(↓1)
31377
(+4)
356
(+7)
91
(+1)
58
(+1)
0.245
(↓0.001)
3.540
(↓0.04)
3
(1↑)
中日
42445 0.488
(↑0.006)
15
(-)
29327
(+9)
375
(+7)
54
(+1)
22
(-)
0.248
(↑0.002)
3.860
(↓0.02)
4
(1↓)
DeNA
42455 0.483
(↓0.005)
15.5
(↓1)
28389
(+7)
365
(+9)
95
(+2)
22
(-)
0.267
(↑0.001)
3.780
(↓0.06)
5
(-)
広島
35468 0.432
(↑0.007)
19.5
(-)
31389
(+13)
426
(+2)
89
(+3)
43
(+2)
0.264
(↑0.002
4.430
(↑0.04)
6
(-)
ヤクルト
34496 0.410
(↓0.005)
21.5
(↓1)
31374
(+2)
453
(+13)
87
(-)
51
(-)
0.250
(-)
4.710
(↓0.09)