DeNA(★7対9☆)中日 =リーグ戦17回戦(2020.10.03)・横浜スタジアム=
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中日
36000000091411
DeNA
10000122171302
勝利投手:福谷 浩司(5勝2敗0S)
(セーブ:R.マルティネス(2勝0敗16S))
敗戦投手:濵口 遥大(6勝5敗0S)

本塁打
【中日】木下 拓哉(3号・2回表3ラン)
【DeNA】柴田 竜拓(2号・6回裏ソロ),ソト(18号・7回裏2ラン)

  DAZN
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◆中日は初回、高橋と木下拓の適時打で3点を先制する。続く2回表には、ビシエド、高橋の連続適時打と木下拓の3ランが飛び出し、一挙6点を追加した。投げては、先発・福谷が7回4失点で今季5勝目。敗れたDeNAは、打線が終盤に追い上げを見せるも及ばなかった。

◆DeNA-中日の一戦は中日大島洋平外野手(34)に注目。今季の大島はDeNA戦で打率4割5分を誇り、このカードは9試合連続安打中。チームは今日勝てば3位浮上だが、大島の活躍で白星をつかめるか。

◆歌手の青山テルマ(32)が、セレモニアルピッチを行った。 女性向けイベント「YOKOHAMA GIRLS☆FESTIVAL 2020Supported by ありあけハーバー」の特別ゲストとして登場。「めっちゃ練習してきました。200球くらい」と意気込んで投げ込むと、ボールはワンバウンドで捕手役の蝦名のミットに納まった。「すごい緊張したんですけど、ベイスターズファンの皆さんがめちゃくちゃ温かくてほんとうに魔法にかけられたように力をもらったのでいいボールが投げられたと思います! 超うれしいし、超気持ちいいね! 人生初のセレモニアルピッチがいい感じに終えられて、すごくうれしいです!」と話した。 青山は、試合後にはライブを行う予定。

◆DeNA先発の浜口遥大投手(25)が、今季最短の2回途中8失点で5敗目を喫した。 1回2死一、三塁から高橋に中前適時打、その後に木下拓に2点適時打を浴びた。2回にもアルモンテの2点適時打などで3点を奪われ、なお1死二、三塁の場面で、2番手砂田にマウンドを譲った。 チームの先発陣では、ここまで開幕からただ1人、ローテーションを守り続けてきた左腕が、序盤で大量失点。「早いイニングで降板することになりチーム、中継ぎ陣に申し訳ないです」と話した。

◆中日打線が序盤から爆発し、2回までに大量9点を奪った。 今季3敗(1勝)を喫していたDeNAの左腕・浜口に対し、あえて6番に渡辺、8番に溝脇と左打者を先発に起用した打線が初回から機能した。まずは高橋、木下拓の適時打で3点先制。2回にもビシエドの2点適時打と高橋の適時二塁打で浜口をKO。リリーフした砂田から、7番の木下拓が3号3ランを左翼席に運び、この回6点を奪った。 2回までに5打点をたたき出した木下拓は「チャンスだったので積極的にいきました」と、球団を通してコメントした。

◆DeNA梶谷隆幸外野手(32)が、途中交代するアクシデントがあった。 5点を追う8回無死の第4打席、2球目の低め変化球を空振り。その後にタイムを求め、自らベンチ裏へ下がった。直後に代打神里が送られ、途中交代となった。 梶谷は第1打席でも二塁打を放つなど、交代直前まで打率3割1分8厘と好調をキープしている。

◆中日は1回に高橋の適時打と木下拓の2点適時打で3点先制。2回に6点を加点した。DeNA先発浜口は2回途中降板となった。 DeNAは6回、柴田の2号ソロで1点をかえした。中日先発福谷はテンポのいい投球で、6回まで5安打2失点に抑えた。 DeNAは7回、ソトが18号2ラン。8回以降も追い上げたが及ばず、4連敗で4位転落。中日が2連勝で3位に浮上した。中日福谷が5勝目、DeNA浜口は5敗目。

◆DeNAラミレス監督の46歳の誕生日を飾れず、4連敗で7月29日以来の4位に転落した。 2回までに9失点も終盤に反撃。9回に2点差とし、なお2死一、三塁と1発サヨナラの場面を作ったが、最後はオースティンが見逃し三振に倒れた。指揮官は「事実として今日4位になったが、明日勝てば3位。仕切り直して、しっかりやっていきたい」と前を向いた。

◆DeNA梶谷隆幸外野手(32)が、背中に張りを訴えて途中交代するアクシデントがあった。 5点を追う8回無死の第4打席、2球目の低め変化球を空振り。その後にタイムを求め、自らベンチ裏へ下がった。直後に代打神里が送られ、途中交代となった。試合後、ラミレス監督は「トレーナーがチェックしているが、ちょっと背中の方に硬さがかなり出ているということで。今後も見ていかなければいけないかなと思う。希望としては、そんなに大事ではなく、すぐに戦列に戻ってきてくれればと思う」と話した。 梶谷は第1打席でも二塁打を放つなど、交代直前まで打率3割1分8厘と好調をキープしている。9月はチーム最多記録となる月間42安打を放っていた。

◆中日福谷浩司投手が序盤の大量点に守られ、7回4失点で5勝目をマークした。 「序盤にたくさん点を取ってもらい、初めての経験でしたので逆に投げづらかったですが、バックを信じて投げることができました」。6回に柴田、7回はソトに本塁打を浴びるなど、7安打を許す展開に戸惑いながらも、先発の役割は果たした。 ▽中日福敬登投手(5点リードの8回無死二、三塁で緊急登板も、オースティンに2点適時打を許し)「何が起こるかわからないので、準備はしていました。あそこでヒットを打たれて点を取られてしまうところがまだまだ未熟だと思います」

◆中日が序盤の大量9点でDeNAに連勝し、8月25日以来の3位に浮上した。今季3敗を喫していた浜口を2回途中KO。初回の2点適時打に加え、2回には2番手砂田から3号3ランで3安打5打点と、木下拓哉捕手(28)がバットでチームを8年ぶりAクラスへ導き始めた。 終盤、DeNAに猛追され、9回はR・マルティネスまで投入も2点差まで迫られた。ヒーローインタビューでホームランの感触を問われ、木下拓は「序盤のことは何も覚えてないです。(本塁打の感触は)スイマセン、忘れました」と苦笑い。「1点差でも勝てばいいと開き直っていきました」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。 シャワー室に落ちていたばんそうこうや傘の袋を拾うことで幸運を呼び込んだと明かしてきたが、今回は西武源田の顔を見たことで「ハッピーになった」と笑わせた。大阪から横浜移動の新幹線で、トヨタ自動車の後輩と座席が偶然、前後になったという。幸運シリーズも新段階に突入した。 長期低迷の要因の1つとされてきた「正捕手不在」が、木下拓の成長で解消に向かい始めた。ここ7試合連続で先発。チームトップの47試合目スタメンマスクで、打率も2割7分台まで上昇。5年目の女房役がAクラスに押し上げた。 39日ぶりの3位浮上に「勝ててホッとしています」と与田監督。残り29試合。幸運を背にした木下拓の固定が続けば、7年続いたBクラスからの脱出確率はグンと高まる。【安藤宏樹】

◆DeNAは、ラミレス監督の46歳の誕生日を飾れず、4連敗で7月29日以来の4位に転落した。 試合前には報道陣からバースデーケーキと、初来日した2001年産のワインを贈られ「ファンの方々からもお祝いをいただいた。素晴らしい気分。今日の誕生日を完璧なものにするためにも、しっかり勝って締めたい」と話していた指揮官だが、結果はあと1歩及ばず。それでも終盤の反撃には手応えも得た。 ラミレス監督 最後は非常にエキサイティングな展開になった。チーム全体としては、すごくベストを尽くしたと思います。 2回までに大量9失点も、中継ぎ陣が踏ん張り、終盤に反撃。特に「スモールベースボール的なところも期待できる」と2番で起用した柴田が、2号ソロを含む3安打2打点と機能。ラミレス監督は「特に9回の(中日守護神のR・マルティネスからの)タイムリー。すごくよくやってくれた」と評価した。 さらには「最近バットスピードが出ていない。ボールをコンタクトにいってしまい、当てにいって詰まっている」と分析したソトを6番で起用。すると7回に反撃ムードを高める18号2ランを放った。指揮官は「引っ張ってレフトにホームランを打ったのはよかった。どうしても内角に投げられるので、引っ張りを意識した方がいいと思っていたんだ」とうなずいた。 7月29日以来の4位となったことについては「事実として今日で4位になったが、明日勝てば3位。そこから仕切り直して、またしっかりやっていきたいと思います。いつも言っているけど、連敗の後には必ず連勝がある」。最後まで前向きに戦い抜く。【鈴木正章】

◆中日・渡辺勝外野手(26)が「6番・右翼」で、今季初となるスタメン出場する。  渡辺は開幕1軍を果たすも、結果が出ず7月19日に登録抹消。ファームでは42試合に出場し、打率はウエスタン・リーグで一時トップとなる・392(130打数51安打)と結果を残していた。9月26日に再昇格を果たすと、同29日の阪神戦(甲子園)からいずれも代打で出場3試合連続安打。前日10月2日のDeNA戦(横浜)も五回に代打で右前打を放ち、この回4得点の逆転劇に加わっていた。  試合後、与田監督は「1軍に上がってきて非常にいい状態が続いている。これをキープしてもらって、いい場面で起用できたらと思います」と話していた渡辺にとって巡ってきたチャンスで、勝負強い打撃を発揮したい。

◆歌手、青山テルマ(32)がセレモニアルピッチを行った。  女性向けイベント「YOKOHAMA GIRLS☆FESTIVAL」のゲストとして登場。約1万5000人が入ったスタンドを見わたし「すごくうれしい。久々にこんなに人間と会いました」と笑顔をみせた。  「めちゃくちゃ緊張しているけど、めちゃくちゃ練習してきました。200球くらい」とマウンドに立ち、打席に立ったDeNAのイケメン、神里に対し、ノーバン投球でストライク。「イエーイ、最高!」と大喜びで、観衆から大きな拍手を浴びていた。

◆DeNAのタイラー・オースティン内野手(29)が、八回に"オースティンパワー"を見せつける適時打を放った。  4-9の八回無死二、三塁から、福の146キロにバットは真っ二つに折れ、一片は遊撃・京田の手前まで飛んでいったが、打球は左翼前へ落ちた。これに焦った(?)のか左翼・シエラも打球処理を誤り、三走・神里に続き、二走・柴田も生還した。

◆中日が逃げ切り、3位に浮上した。一回は高橋の適時打と木下拓の2点打で3点、二回も木下拓の3ランなどで6点を加えた。福谷は7回4失点で5勝目、R・マルティネスは16セーブ目。DeNAは反撃及ばず、4連敗で4位に後退。

◆中日はDeNAに9-7で競り勝ち、8月25日以来の3位に浮上した。与田剛監督(54)の主な一問一答は下記の通り。  --一回は2死から先制点  「渡辺の四球もそうだし、各選手がいい形で粘り強さ、思い切りのよさを出してくれた場面だったと思う」  --木下拓は一発も含め5打点  「今は非常に調子もいいので、体の疲れはあると思いますけど、打撃の状態もかなり上がってきていると思います」  --二回に京田がセーフティーバント  「自分からやっているので、京田のいろいろと考えたプレー。相手に対して、阪神戦もそうですけど、機動力を使う部分で普段から練習していること。試合で試せるようには徐々になってきたなと思います」  --渡辺、溝脇と左打者を起用したのは浜口対策か  「その通り。左の方がチャンスが広がるのではないか、と。2人とも足の速い選手。きょうはそういう機動力が使えたらいいなと思いました」  --福谷の投球はどう見ていたか  「ホームランも含めて、4失点は本人の中で納得はしていないと思いますけどね。立ち上がりはちょっとバランスが悪かったですけど、徐々に立て直して、よく7回を投げ切ってくれたと思います」  --勝ちパターンの投手を使いたくなかったと思うが  「それはDeNAの強さ、簡単には勝たせてくれませんし、二回までに9点を取りましたけど、そのあとは1点も取れなかったし、反省点もたくさん出た」  --3位に浮上した  「順位を一つずつ上げていく、1つずつ勝っていく。選手たちは、ひとつひとつ形がいい風に変わっていくことだし、自信に変わっていくと思う。まだまだ先はありますけどね」

◆DeNAのアレックス・ラミレス監督は、この日が46歳の誕生日だったが、チームは4連敗で7月29日以来の4位に転落した。  「事実として4位に下がったが、あす勝てば3位になる。いつも言っているが、連敗の後には必ず連勝はくるので心配ない。あすから勝っていきたい」と気持ちを切り替えて前を向いた。  試合は先発の浜口が序盤につかまり二回を終えて1-9と一方的だったが、DeNAは終盤に得点を積み重ね、九回は7-9まで追い上げ、さらに2死一、三塁で打席にはオースティンと一発が出ればサヨナラという場面を作ったが、見逃し三振で試合は終了した。

◆中日・木下拓哉捕手(28)が「7番・捕手」で出場。二回に左翼への3ランを放つなど、3安打5打点と大暴れした。  「序盤のことは何も覚えていないです...。勝ててよかったです」  壮絶な打ち合いを制し、勝利したことによる安ど感でいっぱいだった。1点を先制した一回2死満塁の第1打席で左前への2点打を放つと、6-1の二回2死一、三塁だ。2番手・砂田のカーブを振り抜くと打球は快音を残して左翼席に消えていった。二回までに9得点。そこにプロ入り初の5打点で加わった。  「自分は追い込まれると、もろいことを自覚しているので、追い込まれるまでに、自分が『打てる』ではなく『振れる』球を振りに行く。それだけです」  9月は打率・333(69打数23安打)、2本塁打、10打点と打撃力は存分に発揮し、10月も好調を維持。扇の要を任される機会も増えた。それでも正捕手の自覚は「全然思っていないです。今日みたいな試合をしても何か締まらないので。毎日反省ばっかりです」と謙虚に先を見すえた。  「勝つことが一番のアピールになると思ってやっている」  チームは8月25日以来の3位に浮上。Aクラスを維持すべく、背番号35がまだまだ攻守で存在感を示していく。

◆DeNAの梶谷隆幸外野手が八回の第4打席で、2ストライク目の空振り後、球審にタイムを求めてベンチへ。そのままグラウンドには戻らず、神里との交代が告げられた。  ラミレス監督は試合後「トレーナーからの報告によれば背中に硬さ(張り)が出ている、と。様子をみていかないと。大事に至らずに、すぐに戻ってくれたらと思う」と語った。  梶谷は今季はリードオフマンとして大活躍。前日の時点でリーグ3位の打率・318、安打数も同2位の112本。特に9月は打率・378、5本塁打、14打点の数字を残していた。

◆DeNAは4連敗で7月29日以来のBクラスに転落した。先発の浜口が誤算だった。一回2死無走者から3連打を許すなど3失点。二回も決め球を各打者に見極められ、この回もたず自己ワースト8失点でKOされた。「早いイニングで降板となり、チームに申し訳ない」とうなだれた。  打線は終盤に追い上げたものの、好調の梶谷が背中を痛めて交代するアクシデントに見舞われた。ラミレス監督は「明日勝てばまた3位になれる。連敗後には必ず連勝がある」と前を向いたが、46歳の誕生日はとほほな一日となった。(横浜)

◆打線の大量援護をもらった中日の福谷は2本塁打を浴びながらも7回4失点で5勝目を挙げた。四回以外は毎回安打されながらも、直球を中心に低めにボールを集めて流れをつくり「序盤にたくさん点を取ってもらい、初めての経験だったので逆に投げづらかったがバックを信じて投げることができた」とほっとした様子だった。  苦しみながらも白星をつかんだ福谷に、与田監督は「立ち上がりはちょっとバランスが悪かったが、徐々に立て直してよく7回を投げ切ってくれた」と評価した。(横浜)

◆DeNAは4連敗で、中日と入れ替り、7月29日以来となる4位に転落。この日、46歳となったアレックス・ラミレス監督の誕生日を白星で飾ることはできなかった。  「最後はエキサイティングな展開だったが、あと一本足りなかった。全員がベストを尽くした」  先発の浜口が早々に崩れ、二回で1-9と一方的なスコアだったが、六回から反撃を開始。毎回得点で九回に7-9まで追い上げ、なおも2死一、三塁の好機だったが、最後はオースティンが見逃し三振。女性向けイベントが開催され、今季最多の1万5992人の観衆が入ったハマスタはため息に包まれた。  「あす勝てば3位になる。いつも言っているが、連敗の後には必ず連勝はくる」。ラミレス監督は自らに言い聞かせるように前を向いた。(湯浅大)

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
56284 0.667
(↑0.004)
M19
(↑2)
32415
(+7)
296
(+4)
107
(+2)
54
(+2)
0.259
(↑0.001)
3.240
(↓0.01)
2
(-)
阪神
44414 0.518
(↓0.006)
12.5
(↓1)
31377
(+4)
356
(+7)
91
(+1)
58
(+1)
0.245
(↓0.001)
3.540
(↓0.04)
3
(1↑)
中日
42445 0.488
(↑0.006)
15
(-)
29327
(+9)
375
(+7)
54
(+1)
22
(-)
0.248
(↑0.002
3.860
(↓0.02)
4
(1↓)
DeNA
42455 0.483
(↓0.005)
15.5
(↓1)
28389
(+7)
365
(+9)
95
(+2)
22
(-)
0.267
(↑0.001
3.780
(↓0.06)
5
(-)
広島
35468 0.432
(↑0.007)
19.5
(-)
31389
(+13)
426
(+2)
89
(+3)
43
(+2)
0.264
(↑0.002)
4.430
(↑0.04)
6
(-)
ヤクルト
34496 0.410
(↓0.005)
21.5
(↓1)
31374
(+2)
453
(+13)
87
(-)
51
(-)
0.250
(-)
4.710
(↓0.09)