ソフトバンク(☆7対5★)日本ハム =リーグ戦19回戦(2020.10.02)・福岡PayPayドーム=
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日本ハム
0022000015702
ソフトバンク
10240000X71401
勝利投手:ムーア(4勝2敗0S)
(セーブ:森 唯斗(1勝1敗24S))
敗戦投手:上原 健太(1勝2敗0S)

本塁打
【日本ハム】ビヤヌエバ(4号・4回表2ラン),大田 泰示(9号・9回表ソロ)
【ソフトバンク】松田 宣浩(8号・4回裏2ラン)

  DAZN
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◆ソフトバンクは1点を追う3回裏、柳田の適時打などで2点を挙げ、逆転に成功する。1点ビハインドとなって迎えた4回には、松田宣の逆転2ランなどで4点を加え、再びリードを奪った。投げては、先発・ムーアが今季4勝目。敗れた日本ハムは、先発・上原が乱調だった。

◆日本ハム杉谷拳士内野手(29)が、1番スタメン起用に応える同点の一打を放った。 1点を追う3回1死二塁。ソフトバンク先発の左腕ムーアに対し、右打席で初球を振り抜いた。左中間を破る適時二塁打。「翔太(平沼)が出て、チャミ(宇佐見)が(犠打で)送ってつくったチャンスだったので、しっかりかえしたいという気持ちで打席に入りました。なんとかソフトバンクを倒せるように頑張ります」とコメントした。 9月18日ロッテ戦(札幌ドーム)以来となるスタメン出場でしっかりと結果を出した。

◆日本ハムのクリスチャン・ビヤヌエバ内野手(29)が復帰戦で一時逆転となる1発を放った。 1点を追う4回1死一塁で、先発ムーアの初球を豪快に振り抜き左翼席へと突き刺す4号2ラン。「1打席目(中飛に)打ち取られてしまったけど、しっかり自分のスイングができていたので、同じアプローチで打ちました。積極的にいった結果、ホームランを打つことができてよかったです」とコメントした。 9月25日オリックス戦(京セラドーム大阪)の守備で走者と交錯して前頭部を強打。病院で精密検査を受けて脳振とうと診断された。脳振とう特例措置が適用され出場選手登録を抹消されていたが、7日ぶりのスタメン出場で即バットで結果を出した。

◆日本ハム上原健太投手(26)が4回途中6安打5失点でKOされた。 1回2死二塁から、苦手としている4番の川島に変化球をとらえられ、先制の左前適時打を献上。 3回に杉谷の同点打、近藤の勝ち越し打で味方から2点の援護を受けるも、その裏、柳田の同点適時打と中村晃の右犠飛で再び勝ち越しを許した。 4回にビヤヌエバの2ランで逆転してもらったが、またしてもその裏、松田宣に左翼席へと2ランを打たれるなど踏ん張りきれず。 4回途中69球6安打5失点で降板となった。「こんなに思うように投げられないものなのかと、感じたマウンドでした。そんな中でも、野手の方々に援護してもらいましたが粘れませんでした。そこで粘ることができるようにならないと、シーズンを通して戦える投手にはなれない、と思いました」と悔しがった。

◆日本ハムが史上5球団目となる球団通算5000敗を記録した。 前身球団のセネタースが最初の試合を行った46年4月27日巨人戦(後楽園)で喫した球団初黒星から、75シーズン目で到達。過去にDeNA、オリックス、阪神、中日も記録している。 日本ハムは、この試合で通算9998試合目となった。通算成績は4641勝5000敗357分。4日ソフトバンク戦(ペイペイドーム)が通算1万試合目となる。 ちなみに、04年に本拠地を東京から北海道へ移転後は2362試合を戦い、1207勝1099敗56分と勝ち越している。

◆初回に1点を先制したソフトバンクは3回に2点を許し逆転されたが、直後に柳田の適時打、中村晃の犠飛で2得点。再逆転した。 日本ハムは4回、ビヤヌエバの4号2ランで逆転。ソフトバンクはその裏に松田宣の8号2ランなど4得点。再度逆転した。 ソフトバンクが逃げ切り今季同カードの勝ち越しを決めた。首位をキープし2位ロッテと2ゲーム差とした。先発ムーアが4勝目。上原2敗目。

◆ソフトバンク柳田悠岐外野手が、攻守に存在感を見せた。 1点を追う3回1死一、三塁で、同点適時打。「チャンスで走者をかえせてよかった。逆転されてすぐに追いついてよかった」。4回には中前適時打。8回にも中前打を放って猛打賞&2打点。2回の守備では、日本ハム・ビヤヌエバの左中間へのライナーを、快足を飛ばしフェンスに激突しながら好捕。頼れるギータが勝負の10月戦線をけん引する。

◆日本ハムが史上5球団目の球団通算5000敗となった。1点を追う3、4回にそれぞれ一時逆転したがリードを守れず、最後は首位ソフトバンクに押し切られた。 栗山監督は「なんとかしなければいけないところがあった」と悔しさをにじませた。これで自力でのCS進出の可能性が消滅した。

◆日本ハム大田泰示外野手が9回、9号ソロを左中間席へ架け、反撃ムードを作った。「ホームランを打ちたいとか、大きいのを打ちたいとか、そういうのは、あまり思っていない」。 後続が抑えられ、表情はさえなかった。接戦での弱さが目立つ今季。「シンプルに守り勝つことができれば、必然的に勝利に近づく。小さいことの積み重ね。肝に銘じて明日から頑張ります」と、前を向いた。

◆ソフトバンクが、プロ15年目のベテランコンビの活躍で首位をガッチリ守った。プロ初の4番に先発起用された川島慶三内野手(36)が1回に先制適時打でチームに勢いをつけ、4回には松田宣浩内野手(37)が逆転の8号2ラン。71打席ぶりの1発でチームの快勝を呼んだ。ロッテが敗れ、ゲーム差は2に。勝負の10月に連勝スタートを切り、50勝リーグ一番乗りだ。主役は、プロ15年目の大ベテランだった。プロ初のスタメン4番の川島が打線に火を付け、9番松田宣が逆転劇を演じた。仙台からの移動ゲームで、元気だったのは「おじさん」たちだった。 173センチ、5日で37歳になる川島が1回、第1打席で左前適時打。「(4番と言われ)最初は信じてなかった」。日本ハム先発の上原との対戦成績、16打数8安打5割の相性を買われての4番起用で「1回のチャンスでは、やめてくれよと思ったが打ててよかった。クリーンアップはいつも大変なんだと思った」。この日、バレンティンが1軍に復帰。ヤクルト時代から仲のいい大砲を、6番に追いやっての一打でもあった。 川島と同じく83年生まれで、すでに37歳の9番松田宣も黙ってなかった。3-4で迎えた4回1死二塁で左翼席中段へ特大の逆転8号2ラン。「引き出しはいろいろある。これからもしっかり考えて残り1カ月、頑張りたい。体は元気ですから」。9月3日オリックス戦以来、21試合、71打席ぶりの1発に言葉も弾んだ。 勝負の月と位置づけた10月は連勝スタートで、50勝リーグ一番乗りだ。平石打撃兼野手総合コーチの提案だった川島4番を快諾した工藤監督は「川島君は期待以上でしたね。マッチ(松田宣)が打てば盛り上がるし、今日はつながりがよかった」。ロッテが敗れゲーム差は2。ベテランが元気な限り、ホークスの底力は健在だ。【浦田由紀夫】

◆日本ハムが2日、ソフトバンク19回戦(ペイペイドーム)に敗れ、自力でのクライマックスシリーズ(CS)進出の可能性が消滅した。栗山英樹監督(59)が組み替えた打線は、1点を追う3、4回にそれぞれ一時逆転したが、リードを守れずに首位ソフトバンクに押し切られた。この黒星で、前身球団を含めた球団通算負け数が、史上5球団目の5000に達した。2度のリードを生かし切れず敗れた。シーズン90試合目で、自力でのCS進出の可能性が消滅した。46年から始まった球団史の中で、通算5000敗目の節目にも重なった。栗山監督は「申し訳ない」と、先人たちが紡いだ75シーズン分の歴史の重みを感じながら、言った。 投打がかみ合わなかった。1点を追う3回は1番に起用した杉谷、2番近藤の連続適時打で一時勝ち越し。同じく1点を追う4回も、戦列復帰したビヤヌエバの4号2ランで再逆転。メジャー通算54勝左腕を攻略しながら、先発上原が得点直後の失点でリードを守れなかった。 5回以降は打線も沈黙。9回に大田の9号ソロで一矢報いたが、及ばなかった。同監督は「ムーアから、そんなにたくさん点が取れるわけではない。ああいう風に(点を)取っているものを、なんとかしなければいけないところがあった」と悔しさをにじませた。 球団の通算成績は4641勝5000敗357分。359の負け越しだが、本拠地を北海道へ移転した04年以降は108の勝ち越しを記録する。2度の日本一に5度のリーグ優勝。常勝球団へと変貌したベースには、最後まで諦めずに全力を尽くす姿があった。 逆転でのCS進出のハードルは高いが、諦めていい数字ではない。前例のないコロナ禍による過密日程で疲労もピークの状況だが、今こそ、チームの哲学である一塁までの全力疾走など必死に戦う姿が必要。逆境をはね返す強さを、残り30試合で見たい。【木下大輔】

◆ソフトバンク松田宣が何度も右手でガッツポーズを作ってダイヤモンドを回る姿に、6年前を思い出した。14年10月2日。本拠地ヤフオクドーム(現ペイペイドーム)でのオリックスとの最終戦。負ければV逸もあった延長10回裏1死満塁から、松田宣がサヨナラ打を放った。「死闘」にケリをつけ、3年ぶりのリーグ優勝を決めた。ベンチから飛び出した秋山監督は、一、二塁間で両手を広げて松田宣と抱き合った。2人とも涙にくれた。 この瞬間から、ホークスは本当に強くなったと思う。ナイン、裏方さんまでが一塁ベンチ前で、秋山監督の涙のインタビューを聞いた。先発した大隣を監督はお立ち台に呼んだ。難病を克服し、先発マウンドで躍動した投球を振り返り、声を詰まらせた。異例の光景だった。ナインもほほ笑みながら、泣いていた。 最終決戦の最中、監督の元に連絡が入った。闘病を続けていた千晶夫人の容体が悪化。救急車で病院に緊急搬送された。だが、指揮官は黙して指揮を執った。いろんな思いが詰まった一戦だった。残念ながら夫人は3年ぶりの日本一を見届け、秋山監督が辞任した直後の冬にこの世を去った。 工藤監督が背番号「81」を引き継いだ15年からリーグV2度。日本一4度。今季は3年ぶりのリーグV奪回と4年連続日本一がかかる。コロナ禍の中、チームはVロードを前進する。厳しい戦いは続く。この日の1勝がフォローの風となってくれれば、と思う。【ソフトバンク担当 佐竹英治】

◆ソフトバンクのウラディミール・バレンティン外野手(36)と岩崎翔投手(30)が1軍に昇格した。工藤公康監督(57)は「そこ(長打力)も当然あります。彼の実績も含めて。みんな(コーチ)にも考えてもらった中での答えなので。素直に尊重してそれでいこうと」と説明した。  バレンティンは鷹1年目の今季、47試合に出場して打率・196、9本塁打、22打点。状態が上がらず、8月21日に登録抹消された。  しかし、前日1日にデスパイネが右膝痛で抹消。失った長打力を補うため、通算297発の男に声がかかった。2軍には内川も控えているが、指揮官は「デスパイネと同じように(長打を)期待できる選手をという意見もありましたので」と語った。  ウエスタンでは打率・163、1本塁打。悩める大砲のために、王球団会長が筑後まで足を運んだ。工藤監督は「先週ですかね。会長が向こう(筑後)にいってから打つスタイルも変わってきましたし。少しずつよくなってきていると聞いています」と明かした。

◆ソフトバンク・東浜巨投手(30)が3日の日本ハム戦(ペイペイドーム)での先発登板に向けてキャッチボールなどで調整。「まずはチームが勝てるように。個人の結果とかは二の次にして。チームの勝利が最優先だと思うので」と力を込めた。  開幕投手を託された今季は13試合に登板して5勝1敗、防御率2・81。9月は3戦3勝と、終盤にきて調子をあげてきている。「そこまで変わったところはないと思うんですけど。上半身と下半身がやっと合ってきて、自分の中でしっくりくる球も増えてきた」と手応えを明かした。  日本ハム戦は今季4度目で、3戦3勝。防御率0・90の結果を残しているが「打率の高い選手が多いので。基本ですけど、つながらせないというところを意識して」と警戒した。一戦必勝の姿勢を貫いて、6勝目を目指す。

◆1軍に復帰したソフトバンクのバレンティンが8月19日以来の出場。右膝痛で1日に抹消されたデスパイネの穴を埋めることを期待されたが、「6番・指名打者」で4打数無安打に終わった。  ヤクルトから移籍した今季は8月21日に登録を外れるまで、47試合で打率1割9分6厘、9本塁打と本調子にはほど遠く、2軍での調整が続いていた。(ペイペイドーム)

◆ソフトバンクはリーグ最速の50勝到達。一回に川島の適時打で先制し、3-4の四回に松田宣の2ラン、柳田、中村晃の適時打で4点を奪った。ムーアが6回4失点で4勝目。日本ハムは上原が四回途中5失点と粘れず2敗目を喫した。

◆勝負の10月となり、頼りになるのはベテランたちのバットだ。拳を突き上げるだけで、鷹はひとつになれる。ソフトバンク・松田宣が逆転の8号2ランをたたき込んだ。  「久しぶりのホームランがいいところで打ててうれしい。いい角度で上がってくれたし、逆転できてよかったです」  先発・ムーアが四回に逆転を許した直後だった。安打と犠打で1死二塁とすると、9番に入っていた松田宣だ。138キロ直球にくるっと回転するように振り切ると、白球は左翼席に着弾。9月3日のオリックス戦(京セラ)以来、1カ月ぶりのアーチで一気に試合をひっくり返した。  試合前まで打率・215、27打点。開幕から苦しみ続け、9月10日の楽天戦(楽天生命パーク)では連続試合出場が「815」でストップした。新型コロナウイルスで難しい調整を強いられた今季。積み上げてきたものが止まっても、毎日ベンチから声をからすことだけは止めなかった。  松田宣の同級生も頼もしい活躍を見せた。プロ15年目の川島が初めて4番として先発出場。一回2死二塁から先制の左前適時打だ。「4番だからとかは全く気にせず自分のバッティングをすることだけ考えて打ちにいきました」。三回1死一、三塁でも四球を選んで中村晃の右犠飛を演出。対左投手打率・318の強さを買われた起用に応えた。  先発・ムーアは粘りを見せた。2位・ロッテと1ゲーム差と肉薄していた中、投打がかみ合った。(竹村岳)

◆ソフトバンクは逆転勝利で10月を連勝発進。試合後の工藤公康監督(57)の主な一問一答は以下の通り。--川島の4番  「きょうの先発の上原投手、こないだ対戦したときにすごく嫌がっているというか。今までは1番でチャンスメークというところだったんですけど。きょうは4番に据えてみようと。そこでチャンスが広がったりタイムリーを打ってくれることを期待して4番にしました」  --まさに期待通り  「初回からタイムリーを打ってくれて、期待以上の働きをしてくれました」  --松田宣も一発。雰囲気が変わる  「打つと変わりますね。点がほしいところで取り返したのは非常に大きかったです」  --ムーアの評価は  「ちょっとストライクを取るのに苦労したところもあって、少し甘くなって打たれたところもあったんですけど。相手も対戦してくれば対策をとってくるので。次は日本ハム打線に対しての対策をとった上で、当たっていきたいと思います」  --92球での交代は  「きょうは6回とある程度決めていたので。こないだ115球だったので。今回は少なめでと思っていました」  --残り30試合  「負けられない試合が毎日続きますけど、僕らはその日の試合に集中して、勝てるようにやっていくだけですので。とにかく試合が終われば次の日と。反省も必要ですけど、次の日の方が大事になってくるので。常にそこを考えていきたいと思います」

◆日本ハムの上原は四回途中5失点と崩れて2敗目を喫した。三、四回は味方の得点直後に失点。特に四回は1死二塁から松田宣に逆転2ランを浴び、両手を腰に当ててうつむいた。本調子とはほど遠く「その中でも粘るような投球をできなきゃいけない」と責任を口にした。  9月は今季初登板から4試合を投げていずれも2失点以下と安定していただけに、悔しさが募ったのか「相手と勝負する以前の問題だった」と唇をかんだ。(ペイペイドーム)

◆日本ハムはもどかしい内容で逆転負けし、1リーグ時代から通算5千敗目となった。同時に今季自力でのクライマックスシリーズ(CS)進出の可能性が消滅した。三、四回ともに打線が2得点した後、投手陣が失点を重ねた。主導権を握り切れず、今の低調な打線に反撃する力は残っていなかった。  五、六回は三者凡退。栗山監督は「ムーアからそうたくさん点は取れない。何とかしないといけないところではあった」と淡々と語った。(ペイペイドーム)

◆プロ15年目で初めて4番に座ったソフトバンクの川島が一回に早速先制の適時打を放ち、勝利に貢献した。  2死二塁から外角への変化球にタイミングを合わせ左前へ運んだ。いきなりの好機に「やめてくれよと思った」と冗談も飛ばしたが、しっかり期待に応え「4番だからとかは全く気にせず、自分のバッティングをすることだけを考えていった」と胸を張った。  日本ハム先発の左腕、上原に昨季は5打数4安打で1本塁打をマークし、今季も2打数1安打、2四球と得意にしていた。三回の第2打席では冷静に四球を選び、続く中村晃の犠飛につなげた。36歳のベテランは今季、プロ初の5番を打った7月1日の日本ハム戦でも適時打を放っている。さらに重圧のかかる打順でも、変わらぬ頼もしさを発揮した。(ペイペイドーム)

◆勝負の10月だからこそベテランが頼りになる。苦境を乗り越えた拳は、鷹をひとつにした。ソフトバンク・松田宣が8号逆転2ラン。飛び跳ねるような元気なシルエットが、やっと戻ってきた。  「本塁打は何本打ってもいい。数多く追い求めてやっているので」  四回に逆転を許した直後だった。1死二塁で打席に立つと、138キロ直球を一閃。本拠地では今季初、左翼席中段まで届く特大弾だ。9月3日のオリックス戦(京セラ)以来の一発となった。  「出続けたのも、途切れさせたのも、自分。すごく成長させてくれた数字です」  試合前の時点で打率・215、27打点。状態が上がらない中、9月10日の楽天戦(楽天生命パーク)で現役最多となる連続試合出場が815で途切れた。モチベーションとしてきた数字にも「止まった時点で切り替えないと」と前を向く。工藤監督も「しっかり、声を出してくれている」と、プロ15年目にうなった。  仙台からの移動ゲームを制し、10月は連勝発進。貯金「14」でリーグ50勝も一番乗りだ。2位ロッテが敗れ、その差は2ゲーム。「広がるに越したことはない」と指揮官。残り30試合。1試合の重みが増すからこそ、この日は9番に座った男の姿勢が大事になる。  「勝負はこの10月から。チームの勝利に貢献できる1本を打っていけば、必ずみんなで優勝できると思うので」  熱男には、お立ち台がよく似合う。3年ぶりのリーグ優勝まで、松田宣が秋を熱くする。(竹村岳)

DAZN

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
50364 0.581
(↑0.005)
-
(-)
30386
(+7)
323
(+5)
100
(+1)
66
(+1)
0.245
(↑0.002
3.250
(↓0.02)
2
(-)
ロッテ
49392 0.557
(↓0.006)
2
(↓1)
30370
(-)
383
(+1)
71
(-)
70
(+1)
0.242
(↓0.001)
4.090
(↑0.04)
3
(-)
楽天
44433 0.506
(↑0.006)
6.5
(-)
30426
(+4)
396
(-)
94
(+1)
51
(+1)
0.258
(↑0.001)
4.220
(↑0.05)
4
(-)
西武
42442 0.488
(↑0.006)
8
(-)
32369
(+1)
401
(-)
88
(+1)
57
(-)
0.243
(↓0.001)
4.350
(↑0.06)
5
(-)
日本ハム
41463 0.471
(↓0.006)
9.5
(↓1)
30386
(+5)
394
(+7)
71
(+2)
50
(+2)
0.256
(-)
3.980
(↓0.04)
6
(-)
ORIX
33516 0.393
(↓0.005)
16
(↓1)
30346
(-)
386
(+4)
69
(-)
72
(+1)
0.247
(-)
4.080
(-)