1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
中日 | 1 | 0 | 0 | 0 | 4 | 0 | 0 | 3 | 0 | 8 | 13 | 0 | 1 |
DeNA | 1 | 0 | 2 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 5 | 7 | 1 | 3 |
勝利投手:福 敬登(5勝3敗0S) (セーブ:R.マルティネス(2勝0敗15S)) 敗戦投手:石田 健大(1勝3敗0S) 本塁打 |
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◆中日は2点を追う5回表、高橋の適時打などで4点を挙げ、逆転に成功する。その後、同点とされて迎えた8回には主砲・ビシエドの3ランが飛び出し、貴重な勝ち越し点を挙げた。投げては、4番手・福が今季5勝目。敗れたDeNAは、6番手・石田が痛恨の一発を浴びた。
◆1日のヤクルト戦で右ふくらはぎ付近に打球を当てて負傷降板したDeNA山崎康晃投手が、試合前練習に通常通り参加した。 ラミレス監督は「ちょっと痛みが残っているみたいだが、プレーするには差し支えない程度。ブルペンに入るし、状況によって登板することもできる」とベンチ入りメンバーに入ることを明言。さらに「今日は投げないかもしれないが、投げることは大丈夫」とあくまでも軽症だと強調した。 山崎は、この日28歳の誕生日を迎えた。状態次第では出場選手登録抹消の可能性も心配されていたが、大事には至らなかった模様だ。
◆カムバック弾で再始動した。DeNAタイラー・オースティン外野手が10号2ランを放った。同点の3回1死一塁、中日清水の落ちきらなかったスプリットを捉えた。軽々と左翼ポール際まで運び「完璧なスイングではなかったですが、ファウルにならなくてよかったです」と真剣な表情で振り返った。"ハマのオースティンパワーズ"のフレーズ通りの豪快弾で2ケタに乗せた。 復帰直後のオースティンは打つ。1カ月半の離脱からの復帰戦となった9月12日の中日戦でも本塁打を放ち、自らのバットで快気祝い。同28日広島戦で左膝に自打球を当てた影響で前カードのヤクルト戦は3試合連続で欠場。4戦ぶりの復帰戦でも"1発"回答を示した。ケガで離脱を繰り返し、今季はここまで38試合出場にとどまっている。スタメンは35試合。それでも2ケタ弾の大台に乗せ、破壊力をアピールしている。
◆DeNA井納翔一投手(34)が4回1/3、7安打5失点で降板した。1回に四球、暴投で無死二塁のピンチを招き、1死後にアルモンテに先制打を許すなど、序盤から制球に苦しんだ。 2点のリードをもらった5回には下位打線に連打され、逆転を許して降板。「追い込んでからのボールが甘くなり安打を許し、ピンチを迎えたところで得点を与え、相手に流れを渡してしまいました。チームに対していい仕事をすることができませんでした」と反省の弁だけが口をついた。
◆中日が1回にアルモンテの適時打で先制。DeNAも相手の暴投で同点に追いつくと、3回にオースティンの2ランで勝ち越した。 中日が5回に大島の適時打などで4点を挙げて逆転した。DeNAは6回に佐野、戸柱のソロで試合を振り出しに戻した。 中日が8回にビシエドの決勝3ランで振り切った。福が5勝目、R・マルティネスが15セーブ目。DeNAは先発井納が4回1/3で5失点と踏ん張れず。3連敗で借金2。石田が3敗目。
◆中日は、ダヤン・ビシエド内野手の決勝弾で3位DeNAに0・5差に肉薄した。同点の8回1死一、二塁。DeNAの左腕、石田のフォークをセンターバックスクリーンにたたき込んだ。15号3ランは通算100号に王手をかける一撃でもあった。 1日の阪神戦を「疲労困憊(こんぱい)」(与田監督)で欠場した4番が、一夜にして輝きを取り戻した。「1日の休養でいい結果が出た。しっかり捉えることができた。自分でもグッドスイングだと思う。ホームランになってくれて最高」と喜びを素直に表した。 欠場までの直近5試合は18打数2安打も、4番復帰した最初の打席で中前打。5回1死二塁で3番アルモンテが申告敬遠された場面も三塁への痛烈な打球を放ち(記録は失策)、チャンスを広げた。「(状態は)少しずつ上がってきたらいいね」。3位浮上に欠かせない4番に笑顔が戻った。 ▽中日与田監督(3位DeNAとの直接対決3連戦初戦に先勝し)「2カード連続負け越しているので、何とかこのカードは絶対勝ち越したい」
◆3点リードの9回に登板した中日ライデル・マルティネス投手が、1死から代打神里を161キロ速球で見逃し三振に抑えた。 自己最速を1キロ更新する圧倒的な直球を武器に、3者連続三振で15セーブ。「スピードのことは特に意識していない。マウンドに上がった時はチームの勝利に貢献できるように。そのこと以外、特別なことは考えていない」とサラリと話した。
◆DeNAは先発井納が4回1/3で5失点と踏ん張れず。3連敗で借金2。石田が3敗目。DeNAラミレス監督(今季5度目の3連敗で借金2)「試合としてはいい試合をしている。連敗の後に連勝がある。投打さえかみ合えば必ず連勝ができる」
◆DeNAの"超ミラクル逆転優勝"の可能性とは-。残り30試合で迎えた一戦で敗れ、手痛い3連敗を喫した。3戦ぶりに戦列復帰したオースティンが10号2ランで一時、勝ち越し。2点を追う6回には佐野の15号ソロ、戸柱の4号ソロで同点に追いついた。打線は粘りを見せたが、8回に石田がビシエドに決勝3ランを食らい競り負けた。 ラミレス監督は「なかなか投打がかみ合わなかった。試合としてはいい試合をしている。連敗のあとに連勝がある。投打さえかみ合えば必ず、連勝ができると思う」と振り返った。 優勝マジックを21まで減らしている首位巨人とのゲーム差は14・5。DeNAは残り29試合を29連勝でシーズンを終えた場合、勝率は6割1分7厘になる。巨人が残り33試合で16勝17敗を下回った場合のみ、勝率が上回る。2位阪神の存在も考慮すれば、極めて厳しい状況だということは言うまでもない。逆に4位中日に0・5ゲーム差まで詰められている。 ラミレス監督は「終わったことはどうにもできない。しっかりと準備をして明日、必ず勝ちたいと思います」とした。コロナ禍で開幕が遅れ、セ・リーグはCSがない異例のシーズン。98年を最後にリーグ優勝から遠ざかっている。現状はリーグ最長ブランクになっている。下克上のない今季は、日本一への道は「98年以来の-」しかない。
◆中日のダヤン・ビシエド内野手(31)が「4番・一塁」で、2試合ぶりに出場する。 前日1日の阪神戦(甲子園)はロドリゲスの先発登板に伴う外国人枠の制限と同時に、コンディションが上がりきらず、7月22日の巨人戦(ナゴヤドーム)以来、今季2度目となる欠場。試合後に与田監督は「何とかコンディションがよくなるように(休養に)充てて、あす(2日)から。一日だけでどうなるかは難しいけど」と話していた。
◆DeNA・山崎康晃投手(28)が1軍選手登録から外れることなくベンチ入りした。 「少し痛みは残っているけど、プレーに差し支えないということだった。きょうはブルペンに入ってもらう。状況に応じて投げてもらうが、投げさせないこともある」 試合前にラミレス監督が説明した。山崎は前日1日のヤクルト戦(横浜)の九回に登板したが、西浦の打球を右ふくらはぎ付近に受けて、わずか3球で降板していた。山崎は2日が28歳の誕生日で、バースデー抹消は回避された。
◆DeNAのオースティンが、来日1年目で2けた本塁打に届かせた。1-1の三回1死一塁。清水の落ちる変化球が内寄りに抜けてきたところを、体を鋭く回転させて左翼ポール際へ運ぶ2ランとした。チームではソト、梶谷、佐野、宮崎に続いて5人目の10本到達となった。 「完璧なスイングではなかったが、ファウルにならなくてよかった」とオースティン。左膝に自打球を受けたためここ3試合を欠場し、この日が復帰戦だった。四回の右翼守備ではフェンス際での果敢なスライディングキャッチも見せ、全快をアピールした。(横浜)
◆中日のダヤン・ビシエド内野手(31)が「4番・一塁」で2試合ぶりの出場。5-5の八回1死一、二塁で中越えの決勝3ランを放った。 「しっかりととらえることができた。自分でもグッドスイングだと思うよ。ホームランになってくれて最高だよ」 京田とアルモンテの連打でできた勝ち越しのチャンス。高めに浮いたフォークを振り抜くと、打球は弾丸ライナーでバックスクリーンに飛び込んだ。一塁ベース手前で打球を見届けると、力強く両手をたたき、喜びを爆発させた。 疲労もたまるシーズン終盤。ここ数試合は思うような打撃ができず、前日1日の阪神戦(甲子園)は外国人登録枠の兼ね合いから休養日となった。「みんなが試合をしているのに自分がベンチにいないのは違和感があった。でも、その一日の休養のおかげでいい結果が出た。いい休養になった」。復帰戦前は今季初の声出し役も務め、「とにかく力を合わせて勝とう」と仲間を鼓舞。その中心にビシエドはいた。 「とにかく勝って喜んでもらえるようにしたい。ファンの皆さんと勝利を分かち合いたい」 3位・DeNAには0・5ゲーム差と接近。チームのさらなる躍進にV砲は必要不可欠だ。
◆DeNAのタイラー・オースティン内野手(29)が2日の中日戦(横浜)で、4試合ぶりにスタメン復帰を果たすと、さっそく三回の第2打席に本塁打をはなった。 「完璧なスイングではなかったですが、ファウルにならなくてよかったです」 1-1の三回1死、梶谷が左前打で出塁すると、オースティンは清水の137キロのスプリット・フィンガード・ファストボールを左翼ポール際へ。来日1年目で2桁到達となる10号2ランを放った。 9月28日の広島戦(マツダ)で守備の際にフェンスに激突し、打席でも自打球を左膝付近に当てた影響で、翌29日からの3試合を欠場した。ハッスルプレーが信条の助っ人で、これまでも全力プレーによる"反動"で2度、1軍登録から抹消されている。それでも全力プレーは止まらない。 復帰戦となったこの日も四回の守備で阿部の右翼線への飛球を全速力でスライディングキャッチした。さらに五回の守備でも高橋の飛球に対し、豪快なダイビングキャッチを試みた。惜しくも右翼線への安打となったが、オースティンの体を張ったプレーには、歓声と同時に心配する声も挙がっていた。(湯浅大)
◆中日のライデル・マルティネス投手(23)が九回に6番手として登板。球団最速を更新する161キロをマークするなどして、1回3奪三振無得点に抑えた。 「スピードのことは特に気にしていないよ。マウンドに上がった時は、チームに貢献できるように、勝利に貢献できるように。そのこと以外、特別なことはしていないし、考えていないよ」 3点リードの九回に登板。この試合でソロアーチを放っている先頭の戸柱を158キロ直球で空振り三振に仕留めると、続く代打・神里に対してのの6球目だ。内角低めに投げ込んだ1球は、161キロを計測し、見逃し三振。自身の持つ160キロの球団記録を1キロ更新してみせた。 最後は柴田も159キロ直球で空振り三振に封じてゲームセット。今季15セーブ目を挙げ、「あしたも貢献できるように頑張るよ」と前を向いた。
◆9月28日の広島戦(マツダ)での自打球の影響などで3試合欠場していたDeNAのタイラー・オースティン内野手(29)は、4試合ぶりに出場すると1-1の三回に一時は勝ち越しとなる左越え10号2ランを放ち存在感を発揮した。 ハッスルプレーが持ち味で自打球が当たった広島戦では守備でも飛球を追ってフェンスに激突した。それ以前も全力プレーによるアクシデントで2度、1軍から登録抹消されている。この日も守備で全速力からのスライディングキャッチや、ダイビングキャッチを試みるなど体を張ったプレーを披露した。 ラミレス監督は試合後「彼がラインアップにいると大きい。チームにいい影響を与える。ハードワークの姿勢には感謝している」と存在の大きさを示した。
◆中日はDeNAに8-5で勝利し、0・5ゲーム差に迫った。与田剛監督(54)の主な一問一答は下記の通り。--ビシエドは会心の一発だった 「打球が低かったので入るかなというのはありましたけど、すごく伸びましたよね」 --きのうの休養をいい形につなげた 「打ったからいい、打たなかったから悪いという短絡的なことではないが、一つのきっかけになって(ほしい)。4番のひと振り、ビシエドの存在感は非常に大きいのですごく大きな期待はしています」 --清水の投球はどう見ていた 「初回はご覧のようにストライクが入らない。本人もどういうフォームで投げていいかわからなかったという話もしていましたけど、ああいうときにうまくけん制を使ったり、そういうバランスを整えることもひとつ、うちの投手にも就任時から伝えていること。どうしても捕手と打者ばかり見ているとうまくいかないこともある。オースティンには逆球をホームランにされましたけど、四回が非常にリズムがよかったし、もうちょっと本当は投げさせたかったところですけど」 --R・マルティネスが161キロを出した 「スピードガンは一つの目安になるでしょうけど、今年は去年よりも力みが少なく感じる。それがおそらくバランスの良さにつながっているのかな、と。コントロールもすごく安定してきましたし、頼もしいですね」 --3連戦の初戦が取れた 「このロードというのは勝負をかける、みんながその意気込みでやっている。一つでも多く勝ち越さなければいけない。その中で2カード連続で負け越しているので、何とかこのカードは絶対に勝ち越したい。選手も当然、その気持ちだし、明日、明後日となんとか勝ちたいと思います」
◆DeNAは3連敗で7月28日以来の借金2となった。六回に佐野、戸柱のソロ本塁打で追い付く粘りを見せた後、開幕から盤石だったセットアッパーの石田で勝ち越された。ラミレス監督は「連敗後には必ず連勝が来る。投打さえかみ合えば連勝できる」と強がったが、3日も敗れればAクラスから転落する窮地だ。 故障から復帰のオースティンが2ランを放った一方、ソトは好機で2併殺打とブレーキになった。昨季の打点王は7試合打点がない。打倒巨人の1番手とも評された戦力は一向にかみ合わず、終戦気配が漂っている。(横浜)
<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
巨人 |
55 | 28 | 4 | 0.663 (↓0.008) | M21 (-) |
33 | 408 (+1) | 292 (+4) | 105 (+1) | 52 (-) |
0.258 (↓0.001) | 3.230 (-) |
2 (-) |
阪神 |
44 | 40 | 4 | 0.524 (↑0.006) | 11.5 (↑1) |
32 | 373 (+4) | 349 (+1) | 90 (+1) | 57 (+1) |
0.246 (↑0.001) | 3.500 (↑0.03) |
3 (-) |
DeNA |
42 | 44 | 5 | 0.488 (↓0.006) | 14.5 (-) |
29 | 382 (+5) | 356 (+8) | 93 (+3) | 22 (-) |
0.266 (-) | 3.720 (↓0.04) |
4 (-) |
中日 |
41 | 44 | 5 | 0.482 (↑0.006) | 15 (↑1) |
30 | 318 (+8) | 368 (+5) | 53 (+1) | 22 (-) |
0.246 (↑0.001) | 3.840 (↓0.01) |
5 (1↑) |
広島 |
34 | 46 | 8 | 0.425 (↑0.007) | 19.5 (↑1) |
32 | 376 (+7) | 424 (+5) | 86 (-) | 41 (+3) |
0.262 (↑0.001) | 4.470 (↓0.01) |
6 (1↓) |
ヤクルト |
34 | 48 | 6 | 0.415 (↓0.005) | 20.5 (-) |
32 | 372 (+5) | 440 (+7) | 87 (+2) | 51 (-) |
0.250 (↓0.001) | 4.620 (↓0.02) |
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