オリックス(★6対7☆)西武 =リーグ戦21回戦(2020.10.01)・京セラドーム大阪=
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西武
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ORIX
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勝利投手:宮川 哲(1勝1敗0S)
(セーブ:増田 達至(2勝0敗23S))
敗戦投手:ヒギンス(2勝3敗0S)

本塁打
【西武】源田 壮亮(1号・3回表2ラン),スパンジェンバーグ(12号・3回表ソロ),森 友哉(7号・7回表ソロ),山川 穂高(23号・8回表2ラン)
【オリックス】T-岡田(12号・9回裏ソロ)

  DAZN
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◆西武は3-5で迎えた7回表、代打・森のソロで1点を返す。続く8回には、中村の適時打と山川の2ランで3点を奪い、試合をひっくり返した。投げては、3番手・宮川がうれしいプロ初勝利。敗れたオリックスは、9回にT-岡田のソロで1点差に迫るも、及ばなかった。

◆オリックス-西武21回戦は「誇り高き闘将~西本幸雄メモリアルゲーム~」と銘打って開催され、監督、選手らは阪急復刻ユニホームの背番号「50」を着用して試合に臨んだ。 67年に阪急が初優勝を決めた10月1日に、故・西本幸雄氏(享年91)の生誕100周年を記念して西武と戦う。 試合前には球団公式YouTube「BsTV」で「OBオンライントークショー」を行い、ゲストの山田久志氏、福本豊氏、加藤秀司氏が、亡き闘将をしのんだ。 山田氏が「西本さんは、あまり細かいことを言う人ではなかった。でも、新人のとき、投げても投げても勝てなかったことがあって、その6連敗したときに、初めて監督室に呼ばれた。『練習の仕方が間違っているよ』とか『野手に好かれる投手になれよ』って言われたね」と懐かしめば、福本氏は「『塁に出たら(カウントを)早く走れ』とね。失敗しても何も言わない人だった。試合の中で練習をしろと、よく言ってくれた」と、世界の盗塁王の成長を促した逸話を紹介した。

◆試合は「誇り高き闘将~西本幸雄メモリアルゲーム~」として開催された。 オリックス前身の阪急、近鉄を率いた故西本幸雄元監督の生誕100年を記念し、1967年に阪急で初優勝した10月1日に合わせ、監督、選手らは当時の復刻ユニホームを着用し元監督の背番号50をつけている。 試合前には西本氏の孫の大家正弘氏(38)がセレモニアルピッチを務め、「緊張しました。祖父は私から見ても偉大な人物。その記念すべき日にこういう場に立たせていただけるのは非常に光栄です」と感謝した。祖父との思い出を聞かれ、「野球の話はあまりしなくて、寡黙でたまに冗談を言う。でも、テレビは野球がずっとついてましたね。たまにキャッチボールをすると『腰が入ってないぞ』とか。姉の方が筋がいいと言われてましたね」と楽しそうに振り返った。

◆西武は3回に源田の1号2ランとスパンジェンバーグの12号ソロで3点を先取。オリックスは西武今井の前に3回まで無得点。 オリックスは5回に打者一巡の猛攻で一挙4得点し、逆転に成功した。6回にも伏見の左犠飛で1点を追加した。 西武は8回、中村の同点打と山川の23号勝ち越し2ランで試合を決めた。宮川はプロ初勝利。オリックスのヒギンスは3敗目。

◆天国の闘将に白星を贈れなかった。阪急、近鉄を率いた故西本幸雄元監督の生誕100年を記念し、1967年に阪急で初優勝した10月1日に「誇り高き闘将~西本幸雄メモリアルゲーム~」として開催。監督、選手らは当時の復刻ユニホームを着用。名将の背番号50をつけて臨んだ一戦だったが、逆転負けを喫した。 阪急時代の87年に入団した中嶋監督代行は「すごいレジェンドたち、OBのみなさんがつないできたチームなので、なんとか勝ちたかったんですけどね...。野球は難しいですね、やっぱり」と唇をかんだ。 信頼の置ける助っ人右腕が、誤算だった。1点リードの8回にヒギンスを投入。山川に来日初被弾となる決勝2ランを浴びるなど3失点。この日は守護神ディクソンが休養のためベンチ外。指揮官は「(順番を)あまり変えるよりは、いつもの準備をしてくれた方がと思いました。(8回の)相手の打順を考えたらヒギンスに任せるのが、と」と継投を説明した。 2点を追う9回にはT-岡田が右翼ポール付近に12号ソロを放ったが、空砲に。黄金時代を築いた勇者たちを見習い、前に進むしかない。【真柴健】

◆西武ドラフト1位右腕・宮川哲投手がプロ初勝利を挙げた。 1点を追う7回。先頭に二塁打を浴びたが、後続を断ち切り無失点。直後の攻撃で逆転し、37試合目で初白星が舞い込んだ。春季キャンプでは1軍スタートで、右太もも痛のため出遅れたが6月の開幕に間に合った。25歳の新人は「元々日本史が好きなんです。歴史上の人物の生き方がいい」と武士のように闘争心をかき立て、新人ながら物おじしない度胸を持つ。「いいところで投げさせてもらっているので、その経験は大きい。初勝利は素直にうれしい。(ウイニングボールは)両親に渡したい」と満面の笑みを見せた。 ▽西武辻監督(1点差で託した宮川が初勝利)「こっちは絶対負けられない気持ちでやっているから、とにかく1点差でいけば何が起こるか分からんというところで、よく頑張ってくれた」

◆西武山川穂高内野手が起死回生の23号勝ち越し2ランを放った。同点に追いついた8回2死三塁の場面で、26打席ぶりに値千金弾を運んだ。この間、11三振と不振に苦しんだが、チームにとっても自身にとっても大きい1発。しかしどすこいパフォーマンスをやらずにベンチへもどった。「成績が悪すぎるので、どすこいをすること自体恥ずかしくなってきた。乗っていたら、いいんですけど、今年のこの成績じゃどすこいどころじゃないなという感じです」と封印した。 右足首痛の影響もあってか、先発を外れる試合もある。この試合では7番指名打者で先発し、4打席目で結果を残した。シンプルにしたフォームも、昨季までの左足を大きく振り上げる形に戻した。「足を上げて、間を取る方がやっぱり合っていた。足の使い方だけは例年のやり方に戻しました」。試行錯誤を繰り返しながらのシーズン。「苦しいシーズンで、何もうまくいっていないけど、とにかく前を向いて朝、球場くるときには新しい気持ちで頑張っている。こういう日が増えるようにしたい」と次を見据えた。

◆西武・源田壮亮内野手(27)が三回、今季1号の2ランを放ち、チームは22イニングぶりの得点を挙げた。  オリックス先発の田嶋が投じた139キロの直球を捉え、右翼席に運んだ。「チャンスだったので思い切ってスイングしました。第1号、うれしい」と振り返った。  主将の一発で勢いづき、続くスパンジェンバーグも2者連続の中越えソロを放ち、一発攻勢で3点を奪った。

◆西武が逆転勝ち。3-5の七回に代打森がソロ本塁打。八回に中村が同点打、山川が勝ち越しの2ランを放った。3番手で登板したルーキーの宮川が1回無失点で、プロ初勝利をマーク。オリックスは八回にヒギンスが打たれた。

◆西武のドラフト1位ルーキー、宮川が七回を無得点に抑え、プロ初勝利を手にした。先頭打者の二塁打などでピンチを招いたが、粘り強くモヤと杉本を内野ゴロに仕留めて切り抜けると、八回に味方が逆転。「内容はあまりよくなかったが、勝ちに貢献できたのが良かった」と笑った。  救援でフル回転を続ける。なかなか白星に恵まれなかった。「チームが勝てばいいと思って投げていた」。献身的に腕を振り続け、37試合目の登板で待望の瞬間を迎えた。

◆ウイニングボールを受け取ると満面の笑みを浮かべた。西武のドラフト1位・宮川哲投手(24)=東芝=が3番手で1回を無失点に抑え、プロ初勝利を手にした。  「素直にうれしい。内容はあまりよくなかったが、勝ちに貢献できたのがよかった」  最速154キロ右腕は七回に登板。先頭の大城に二塁打を許すなど1死一、二塁のピンチを招いたものの、後続を断つと直後に味方が逆転した。  上武大4年時にプロ志望届を出したが、指名漏れ。東芝に進み、フォーム改善などで直球に磨きをかけた。37試合目の登板での白星に「1年目からいいところで投げさせてもらって、僕的には早かったんじゃないかなと思う」。残り33試合に向けて「自分の与えられた役割を果たせるようにやるだけ」とフル回転を誓った。(樋口航)

DAZN

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
49364 0.576
(↑0.005)
-
(-)
31379
(+4)
318
(+1)
99
(+1)
65
(+2)
0.243
(↓0.001)
3.230
(↑0.03)
2
(-)
ロッテ
49382 0.563
(↓0.007)
1
(↓1)
31370
(+2)
382
(+3)
71
(-)
69
(+3)
0.243
(-)
4.130
(-)
3
(-)
楽天
43433 0.500
(↓0.006)
6.5
(↓1)
31422
(+1)
396
(+4)
93
(+1)
50
(-)
0.257
(↓0.001)
4.270
(-)
4
(-)
西武
41442 0.482
(↑0.006)
8
(-)
33368
(+7)
401
(+6)
87
(+4)
57
(-)
0.244
(↑0.001
4.410
(↑0.01)
5
(-)
日本ハム
41453 0.477
(↑0.006)
8.5
(-)
31381
(+3)
387
(+2)
69
(+2)
48
(+1)
0.256
(-)
3.940
(↑0.02)
6
(-)
ORIX
33506 0.398
(↓0.004)
15
(↓1)
31346
(+6)
382
(+7)
69
(+1)
71
(+1)
0.247
(-)
4.080
(↓0.04)