日本ハム(☆3対2★)ロッテ =リーグ戦21回戦(2020.10.01)・札幌ドーム=
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ロッテ
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日本ハム
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勝利投手:杉浦 稔大(6勝3敗0S)
(セーブ:宮西 尚生(2勝1敗4S))
敗戦投手:岩下 大輝(5勝7敗0S)

本塁打
【日本ハム】清宮 幸太郎(6号・4回裏ソロ),宇佐見 真吾(3号・7回裏ソロ)

  DAZN
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◆日本ハムは1点を追う4回裏、清宮のソロで同点とする。続く5回に中田の適時打で勝ち越すと、7回には宇佐見のソロが飛び出し、貴重な追加点を挙げた。投げては、先発・杉浦が6回1失点の好投で今季6勝目。敗れたロッテは、9回に満塁の好機をつくるも、あと1本が出なかった。

◆日本ハム中田翔内野手(31)が勝ち越し打を放った。 1-1の5回2死二塁で、ロッテ岩下の4球目を左前へはじき返す適時打。「打ったボールすら分からないくらい状態が悪すぎるので、全部打ちにいくつもりで、がむしゃらにいきました。何とか勝ち越すことができてよかったです」とコメントした。 9月26日オリックス戦(京セラドーム大阪)から前日まで4試合連続無安打。22打席ぶりの安打が貴重な一打となった。打点は両リーグ最速での90打点となった。

◆日本ハム清宮幸太郎内野手(21)のバットから同点の1発が飛び出した。 先制された直後の4回1死。2ボールからロッテ先発岩下の148キロ速球を右翼席へと運ぶ6号ソロを放ち、試合を振り出しへと戻した。「前の打席にチャンスで(捕邪飛に)打ち取られてしまい(4回の)表に先制されて試合が動いた状況だったので、絶対に点を取るという気持ちでした。まずは同点に追いつくことができてよかったです」。 9月27日オリックス戦(京セラドーム大阪)以来の1発に、ベンチでは笑みがこぼれた。

◆日本ハムが連敗を3で止めた。0―1の四回に清宮の6号ソロで追い付き、五回に中田の適時打で勝ち越した。七回は宇佐見の3号ソロで加点した。杉浦は6回1失点で6勝目。ロッテは終盤に追い上げたが及ばず連勝が3で止まった。

◆日本ハムは杉浦、ロッテは岩下が先発。杉浦は3回まで2安打無失点の7奪三振、岩下は3安打無失点に抑えた。 ロッテは4回に中村奨の右前適時打で1点先制。日本ハムはその裏、清宮の6号ソロで同点とし5回に中田の適時打で勝ち越した。 日本ハムは7回に宇佐見の3号ソロで加点し連敗を3で止めた。杉浦が6勝目。宮西は4セーブ目。ロッテは8回に1点をかえすも反撃及ばず連勝は3で止まった。岩下は7敗目。

◆日本ハム宇佐見真吾捕手が巨人から移籍後、札幌ドーム初本塁打を放った。 先頭の7回だ。代わったばかりの東妻の2球目、150キロを逆方向の左翼席へ運んだ。ヒーローインタビューでは「一生懸命走っていたら、歓声が聞こえて入ったのかなと思った」と、ニッコリ。「自分でもあれだけ飛ぶとは思っていなかったので、自信になりました」。守備でも、好リードで投手陣を助けた。

◆覚醒の予感漂う1発だ。日本ハム清宮幸太郎内野手(21)が、値千金の同点弾を放ち、連敗ストップに貢献した。1点を追う4回1死走者なしで、右中間に6号ソロ。ここ4戦2発と持ち前の長打力を発揮し、自己シーズン最多タイにあと1本とした。チームは競り勝ち、負ければ自力でのクライマックスシリーズ(CS)進出の可能性が消滅する危機だったが、回避した。描いた放物線は、清宮らしさが詰まっていた。1点を追う4回1死走者なし。2ボールからの3球目、高めの148キロ直球に素直に反応した。「1打席目をしっかり振り返って、臨めたので良かった」。舞い上がった打球は、右中間席へとまっしぐら。「角度が良かったので。でも、しっかり走りました」。6号ソロで振り出しに戻した。 三塁側ベンチ前で小さく弾みながら、満面の笑みでチームメートに迎えられた。「(西川)ハルキさんがやっていたので...」と、昨年は封印していた、本塁打後のパフォーマンス「キヨダンス」も披露した。9月27日オリックス戦以来、ここ4戦で2発。短期間で刻んでいるが、試行錯誤は絶えない。ホームゲームでは小笠原ヘッド兼打撃コーチと居残り練習、打席での思考、配球などをおさらいしながら、現状打破を目指してきた。「いい練習を積み重ねるだけなんだと思います」と積み重ねの一端を見せた。 成長曲線の角度を上げてきた。1、2年目に7本塁打。自己最多まで、あと1本に迫った。「全然、もっとほしいと思っている。取り返さないといけない部分が、まだまだある。少しでも多く、取り返さないといけない」と覚悟がにじむ。3年目の今季はミスも多く、チーム低迷の責任を感じ、意気消沈していることもあった。栗山監督は「こっちが勝つために信念を持ってやっているつもり」と天性の長打力に期待し、起用を続けてきた。 負ければ自力CS消滅の危機から、清宮の一振りがチームを救った。指揮官は「見ていなかった!」とニヤリとしたが「元々は当たればホームランが打てるバッター。よくなってきた部分は、ちょっとだけ」と一定の評価を与えた。秋色増してきた10月初戦。清宮を筆頭に、チームの意地を見せる時がきた。【田中彩友美】

◆日本ハム杉浦稔大投手(28)が1日、ロッテ21回戦(札幌ドーム)で6回5安打1失点の好投をみせ今季6勝目を挙げた。140キロ台中盤から終盤の直球を中心に自己最多タイとなる9奪三振。「久しぶりの登板だったので、初回は少し不安もありながらの立ち上がりでしたけど、宇佐見がいいリードをしてくれました」と地元札幌のファンを前に笑みをみせた。 序盤から奪三振ショーをみせた。立ち上がり1番荻野を四球で歩かせ、二盗を許したが冷静を貫いた。福田秀から三振を奪うと、続く3番マーティンを141キロ、4番安田を146キロの真っすぐで空振り三振を奪い3者連続三振。「自分としては絶好調という感じではなかったですけど、真っすぐで押せている感じはあったので、行けるところまで押していこうと思っていた」と話した。 最少失点に抑えしっかりとゲームメークした。得点を与えたのは4回2死二、三塁から中村奨にしぶとく右前への適時打を打たれた得点のみ。「1点ずつ逆転してくれたので本当に野手の方に感謝です」。4回清宮の同点の1発、5回には中田の勝ち越し打と援護を受けた後の6回も3人で抑えた。「先に点を取られたのは反省点ですけど、そこでズルズルいかなかったのが勝ちにつながった部分なのかな」と振り返った。 8月26日以来約1カ月ぶり勝利に栗山監督は「本人もほっとするんじゃないかなと思う」。杉浦は「先発をやっている以上1イニング、1アウトでも多くという気持ちでこれからも取り組んでいきたい」と気持ちを高めた。【山崎純一】

◆「あと1球」に負け、ロッテナインの力が抜けた。1点を追う9回2死満塁、託されたのは4番安田。カウント3-1からの日本ハム宮西の甘い直球に手が出ない。2球ファウルを挟み、8球目の低め直球を見送ると、球審の手が挙がった。見逃し三振に表情を固め、ひざを突いた。 井口監督は「3-1からの直球を振れなかったところじゃないですかね。手堅くいってしまったのかな。あそこは振ってファウルでいい」と話した。指揮官は試合序盤から「今日は(ストライクゾーンが)特に広かった」と感じていたという。だからこそ、カウント球への消極的な姿勢には、首をひねった。 優勝争いは本格化する。野手15人以上を起用したのは今季8度目だ。1勝の大切さと、それを左右する1球の重み。「そういうところをどんどん勉強してもらえたら」と井口監督は願う。若き4番は、何を感じたか。【金子真仁】

◆日本ハムの清宮が9月27日以来の6号ソロを放った。0-1の四回1死で2ボールから岩下の高めの速球を完璧に捉え、右翼席まで運んだ。  二回無死二塁では、同じような高めの初球を打ち上げ、捕邪飛に倒れていた。「前の打席はチャンスで打ち取られてしまったので、絶対に点を取るという気持ちだった」とうなずいた。

◆日本ハムが連敗を3で止めた。0-1の四回に清宮の6号ソロで追い付き、五回に中田の適時打で勝ち越した。七回は宇佐見の3号ソロで加点した。杉浦は6回1失点で6勝目。ロッテは終盤に追い上げたが及ばず連勝が3で止まった。

DAZN

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
49364 0.576
(↑0.005)
-
(-)
31379
(+4)
318
(+1)
99
(+1)
65
(+2)
0.243
(↓0.001)
3.230
(↑0.03)
2
(-)
ロッテ
49382 0.563
(↓0.007)
1
(↓1)
31370
(+2)
382
(+3)
71
(-)
69
(+3)
0.243
(-)
4.130
(-)
3
(-)
楽天
43433 0.500
(↓0.006)
6.5
(↓1)
31422
(+1)
396
(+4)
93
(+1)
50
(-)
0.257
(↓0.001)
4.270
(-)
4
(-)
西武
41442 0.482
(↑0.006)
8
(-)
33368
(+7)
401
(+6)
87
(+4)
57
(-)
0.244
(↑0.001)
4.410
(↑0.01)
5
(-)
日本ハム
41453 0.477
(↑0.006)
8.5
(-)
31381
(+3)
387
(+2)
69
(+2)
48
(+1)
0.256
(-)
3.940
(↑0.02)
6
(-)
ORIX
33506 0.398
(↓0.004)
15
(↓1)
31346
(+6)
382
(+7)
69
(+1)
71
(+1)
0.247
(-)
4.080
(↓0.04)