DeNA(★0対2☆)ヤクルト =リーグ戦21回戦(2020.10.01)・横浜スタジアム=
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ヤクルト
0110000002400
DeNA
0000000000610
勝利投手:歳内 宏明(1勝1敗0S)
(セーブ:石山 泰稚(3勝2敗15S))
敗戦投手:武藤 祐太(0勝1敗0S)
  DAZN
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◆ヤクルトは2回表、2死三塁の好機から西田の適時打で1点を先制する。続く3回には、村上の内野ゴロの間に1点を挙げ、リードを広げた。投げては、先発・歳内が7回無失点の力投でNPB復帰後初勝利。敗れたDeNAは、打線が終盤の好機を生かせなかった。

◆今季のヤクルト山田哲人内野手(28)はビジターで打率3割3分6厘。規定打席到達者の中では村上(ヤクルト)の3割4分9厘に次ぐリーグ2位の高打率で、敵地ゲームは9月9日広島戦から10試合連続で安打を記録中。

◆DeNAは 「ブルペンデー」ということで、1軍に昇格したばかりのリリーバー武藤祐太が先発した。2回1/3を3安打2失点(自責点1)で2番手の砂田につないだ。 「任されたイニングを無失点で抑えたかったのですが、2、3回と点を与えてしまい、攻撃にリズムを作ることができず申し訳ないです」と反省した。

◆ヤクルトは2回2死三塁から西田の右前適時打で先制。3回に1死一、三塁から、村上の一ゴロの間に1点を加えた。 ヤクルト先発歳内は立ち上がりから安定した投球をみせ、6回まで3安打無失点。三塁を踏ませず、終盤に入った。 ヤクルト歳内は阪神時代の15年9月29日DeNA戦以来、1829日ぶりの勝利。石山が15セーブ目。オープナーを務めたDeNA武藤は今季初黒星。

◆DeNAが今季8度目の完封負けを喫し、ヤクルト歳内に久しぶりの勝利を献上した。 9月16日にも対戦しており、ラミレス監督は対策は練っていたと説明した上で「もちろんストレートも良かったけど、我々の予想より変化球が多かった。そこが彼に好投を許した要因だったと思う」。フォークやスライダーに打者が惑わされたことを敗因に挙げた。

◆DeNAアレックス・ラミレス監督(45)が9回に緊急登板した2人をほめた。 0-2の9回に登板した山崎が先頭西浦の打球を右ふくらはぎ付近に当てて、打者わずか1人で降板。急きょルーキー伊勢がマウンドに上がった。伊勢は西田の犠打の後、広岡を力のある直球で空振り三振に仕留めた。 すると今度は左腕石田がマウンドへ。石田は荒木を申告敬遠した後、山崎を中飛に切ってピンチを脱した。 ラミレス監督は「(2人とも)素晴らしい仕事をしてくれた。特に伊勢は緊急事態で行ってくれて、しっかり良い仕事をしてくれてよかった」とたたえた。

◆我慢比べは勝負球を信じたバッテリーに軍配が上がった。 2点リードの7回2死、ヤクルト歳内宏明投手(27)は一、二塁に同点の走者を背負った。DeNA山下にフォークから入る。「初球、2球目と合っていなかった。勝負どころでは一番信頼しているボール」。四球覚悟の7球連続フォークで二ゴロに。15年9月29日以来、1829日ぶりの1軍勝利をつかんだ。 阪神を昨季限りで自由契約になり、四国IL・香川をへてNPB復帰。阪神時代の2勝は中継ぎだったため、自身初の先発白星だ。前回のDeNA戦は復帰初登板で「ほっとした」。だが2試合投げて勝ちなし。力にならなければ意味がない。「ヤクルトに拾ってもらって、こうやって結果を出せてほっとしています」。今度は勝って安心した。 制球が光った。過去2戦は浮いた球を安打された。テーマは「低く」。高校時代からスプリットが生命線だった。打者からすれば高めに来なければそう打てない。山下の場面。7回になっても1球も浮かなかった。 だからこそ大胆に攻められた。全83球中、フォークを直球(27球)の1・5倍の41球投げた。同一打者に7球連続が1回、5球連続が1回、4球連続が2回。21アウト中過半数の11個をフォークで積み重ねた。「前の試合は野手にすごく助けてもらったので。今日はチームを勝たせる投球ができて良かったです」。宝刀フォークと直球、時折カーブのコンビネーション。「最高の結果」を導いた先発スタイルを見つけた。【鎌田良美】 ヤクルト高津監督(0封勝ちで2カード連続勝ち越し)「歳内がすごく丁寧に投げて、西田の強気なリードがバッテリーとして機能した。昨日の石川も歳内も、先発が試合をつくってくれて野手が先制する。いいゲーム運びができている」

◆DeNA山崎康晃投手(27)が1日のヤクルト戦(横浜)の9回に登板。先頭の西浦の打球を右ふくらはぎ付近に当てて降板した。 ラミレス監督によると、患部が固まっている状態で、2日に再び状態をチェックする。

◆我慢比べは勝負球を信じたバッテリーに軍配が上がった。 2点リードの7回2死、ヤクルト歳内宏明投手(27)は一、二塁に同点の走者を背負った。DeNA山下にフォークから入る。「初球、2球目と合っていなかった。勝負どころでは一番信頼しているボール」。四球覚悟の7球連続フォークで二ゴロに。15年9月29日以来、1829日ぶりの1軍勝利をつかんだ。 阪神を昨季限りで自由契約になり、四国IL・香川をへてNPB復帰。阪神時代の2勝は中継ぎだったため、自身初の先発白星だ。前回のDeNA戦は復帰初登板で「ほっとした」。だが2試合投げて勝ちなし。力にならなければ意味がない。「ヤクルトに拾ってもらって、こうやって結果を出せてほっとしています」。今度は勝って安心した。 制球が光った。過去2戦は浮いた球を安打された。テーマは「低く」。高校時代からスプリットが生命線だった。打者からすれば高めに来なければそう打てない。山下の場面。7回になっても1球も浮かなかった。 だからこそ大胆に攻められた。全83球中、フォークを直球(27球)の1・5倍の41球投げた。同一打者に7球連続が1回、5球連続が1回、4球連続が2回。21アウト中過半数の11個をフォークで積み重ねた。「前の試合は野手にすごく助けてもらったので。今日はチームを勝たせる投球ができて良かったです」。宝刀フォークと直球、時折カーブのコンビネーション。「最高の結果」を導いた先発スタイルを見つけた。【鎌田良美】 ヤクルト高津監督(0封勝ちで2カード連続勝ち越し)「歳内がすごく丁寧に投げて、西田の強気なリードがバッテリーとして機能した。昨日の石川も歳内も、先発が試合をつくってくれて野手が先制する。いいゲーム運びができている」

◆ヤクルト歳内宏明投手がNPB復帰後初勝利。歳内の勝利は阪神時代の15年9月29日DeNA戦(甲子園)以来で通算3勝目。先発勝利は初めて。投球7回は過去2度あった5回を上回る最長イニングだった。 ▼独立リーグを経てNPBに復帰しての勝利は、13年正田樹(BC・新潟→ヤクルト)16年藤川球児(四国・高知→阪神)18年岩本輝(BC・福井→オリックス)らが記録している。

◆ヤクルト・西田明央捕手(28)が「7番・捕手」で先発出場。二回2死三塁から、先制の右前適時打を放った。  先発右腕・武藤が外角に投じた変化球に合わせ「ツーアウトだったので、とにかくバットに当てることを考えて打席に入りました。先制点がほしかったので良いところに落ちてくれてよかったです」とうなずいた。  この日は、移籍後初で、NPBでは5年ぶりとなる勝利を目指す歳内(前四国IL香川)が先発。女房役が貴重な先制点をもたらした。

◆独立リーグ、四国アイランドリーグplus・香川から加入したヤクルト・歳内宏明投手(27)が先発。DeNA打線を7回5安打無失点に抑え、2番手の清水にバトンタッチ。NPBでは約5年ぶりとなる勝利投手の権利を得た。  序盤から力強い直球と変化球を巧みに使って投球。内角にも強気に投げ込んだ。打線も五回までに2得点。NPBで勝利を挙げれば、阪神時代の2015年9月29日のDeNA戦(甲子園)以来となる。

◆DeNAの山崎康晃投手が、0-2の九回に6番手で登板。先頭・西浦の打球が右脚を直撃し、わずか3球でまさかの降板となった。  2年連続でセーブ王の守護神だが、今季は不調で中継ぎに配置転換。この日は2点ビハインドの展開だったが、久々にかつての"仕事場"となる九回での登板で、まさかのアクシデントに見舞われた。  山崎に代わって、D3位・伊勢(明大)が急きょマウンドに上がった。

◆独立リーグ、四国アイランドリーグplus・香川から加入したヤクルト・歳内宏明投手(27)が先発して好投。阪神時代の2015年9月29日のDeNA戦(甲子園)以来となる白星を飾った。  歳内は序盤から力強い直球と変化球を巧みに使って投球。内角にも強気に投げ込んだ。DeNA打線を7回5安打無失点に抑える好投を見せた。  打線は二回、三回に1点ずつを取って2得点。歳内の後を継いだ投手陣はその後の回を無失点に抑える零封リレーで、歳内に5年ぶりの白星をプレゼントした。  ◆ヤクルト・歳内宏明投手 「阪神時代の2勝は中継ぎでの2勝。先発で勝つことができてよかった。ヤクルトに拾ってもらって結果を出すことができて、まずホッとしています。ここまでいろんな人に支えられて今がある。そういう方に感謝しながら、いいピッチングができるようにしたい。これを続けていかないと意味がない」

◆帰ってきたNPBのマウンドで躍動した姿を見せた。ヤクルト・歳内が3度目の登板で7回4安打無失点。初勝利を手繰り寄せた。  「とにかく結果を残したいというのが気持ちが一番にある。チームに勝ちをつけられるような投球をしたいと思います」  入団会見で再出発の決意を話した歳内。この日は早いカウントから得意のスプリットを徹底的に投げ込んだ。ファウルでカウントを稼ぎ、直球を決め球に使うなど過去の登板とは配球を変えてDeNA打線を翻弄した。  NPBで勝利投手となれば、2015年9月29日のDeNA戦(甲子園)以来、5年ぶり。先発としては初めてとなる。  昨年のオフに阪神を戦力外となり今季は四国IL香川でプレー。3完封を含む5勝0敗、防御率0・42の成績を残し9月6日にヤクルトに途中加入した。NPB復帰戦となった9月16日のDeNA戦(神宮)では5回8安打2失点の粘投も勝ち星つかず、同23日の中日戦(ナゴヤドーム)では2回1/3を投げ8安打5失点では初黒星を喫した。  五回は初めてロペスに左前打を浴び、初めて先頭打者の出塁を許した。それでも、1死一塁から代打・蝦名に対し5球連続でスプリットを投じ三ゴロ併殺打でピンチの芽も摘み取った。涼しさを感じる横浜スタジアムで半袖姿の歳内が熱投を見せた。(横山尚杜)

◆DeNAは今季8度目の零封負けで連敗。借金生活に突入した。打線が今季2度目の対戦となったヤクルト先発、歳内を打ちあぐね、凡打の山。前夜の石川に続いてまたも今季初勝利を献上した。以下、ラミレス監督の主な一問一答  --2点差での敗戦  「接戦ではあったが、必ず逆転できると信じて選手を起用し続けたがそうはならず、仕方ない」  --歳内を打ちあぐねた  「戦略はしっかり練って対応しようとしたが、直球よりも変化球が多く、対応しきれなかった」  --ブルペンデーの先発を託した武藤は  「すごくよかった。特に初回が非常に、直球も148キロ出ていて、スライダー、フォークの精度もよかった。全体的に悪くなかったが、残念ながら援護できなかった」  --オースティンが3戦連続欠場  「よくなっている。今のところ、明日は先発でいこうと思っている」  --明日から中日戦  「明日またしっかり準備して、勝ちたいと思います」  --打球が直撃し、降板した山崎の状況は  「トレーナーが今、見ている。打球が当たって、そこが硬くなっているということで、時間がたたないとわからない部分があるので、明日また状況を見て判断したい」  --緊急登板の伊勢、石田が無失点  「すごくよくやってくれた。特に伊勢はああいった緊急事態で出ていって、すごくよかったと思う」  --上茶谷の抹消理由  「ちょっとリリーフを補充したかったので、上茶谷もああいう状況(右手の指がつり降板)だったので抹消にした。ただ、抹消しなくてもいいような状態なので、おそらく1週飛ばして、すぐまた(1軍で)投げられると思います」

◆西田が先制打を放ち、勝利に貢献した。二回2死三塁で、武藤の変化球をしぶとく右前へ運び決勝打。「とにかくバットに当てることを考えた。いいところに落ちてくれた」と笑顔を見せた。捕手としては内角を強気に要求し、歳内のヤクルトでの初勝利をアシスト。高津監督は「投手が弱気になったりするところを強気に攻めさせていた。ほめてやっていい」とうなずいた。

◆ヤクルト・歳内宏明投手(27)が1日のDeNA21回戦(横浜)で、7回4安打無失点の好投。元阪神で、9月6日に独立リーグの四国アイランドリーグplus・香川から加入した右腕が、NPBでは2015年9月29日のDeNA戦(甲子園)以来、1829日ぶりの白星をつかんだ。2-0で勝って2連勝のチームは、2カード連続の勝ち越しで5位に浮上した。  中秋の名月がスタジアムを照らした夜に、大きな「星」をつかんだ。歳内が1829日ぶりとなる、NPBでの白星。久々の勝利の味をかみしめながら、言葉を紡いだ。  「最高の結果が出たと思います。いろいろな人に支えてもらって、今があると思う。そういう人に感謝しながら、これからもいいピッチングができるように頑張ります」  140キロ台中盤の直球でコーナーを突き、四回には打率リーグ1位の佐野を内角直球で見逃し三振。そして何より、自身の武器が白星を呼んだ。  福島・聖光学院高時代に習得し、投げ続けてきたフォークボール。この夜の83球中、実に41球を投じた。最大のピンチだった七回2死一、二塁では、代打・山下に7球連続で投げて二ゴロに仕留めた。「フォークがなかったらプロにも入れていませんし、大事な場面で一番信頼しているボールです」と胸を張った。  7回5安打無失点で、約5年ぶりのNPB通算3勝目。先発では初勝利だ。昨季限りで、ドラフト2位で入団した阪神から戦力外通告を受け、今季当初は独立リーグの香川でプレー。9試合、計64回を投げて5勝0敗、防御率0・42と先発で圧倒的な数字を残したことで、NPB復帰への道が開かれた。今季はコロナ禍で契約期限が9月30日と例年より2カ月延びたことも、チャンスが広がるきっかけになった。  香川入団時にコーチとしての役割も託され、後輩に助言を送った歳内。練習が終わった後の食事でも、一緒にうどんや骨付き鶏など香川名物をほおばって交流した。阪神時代は右肩痛で苦しんだだけに、栄養価のある魚なども積極的に食べ、体づくりにも努めた。  「ヤクルトに拾ってもらって結果を出すことができて、ほっとしています」  背番号91で立った、新たなスタートライン。「ヤクルトの歳内」のサクセスストーリーは、始まったばかりだ。(赤尾裕希) 歳内についてヤクルト・高津監督 「制球がよかった。どの球種でもストライクが取れて、すごく丁寧だった」

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
55274 0.671
(↑0.004)
M21
(↑1)
34407
(+5)
288
(+3)
104
(-)
52
(+1)
0.259
(↓0.001)
3.230
(↑0.01)
2
(-)
阪神
43404 0.518
(↑0.006)
12.5
(-)
33369
(+2)
348
(-)
89
(+1)
56
(+2)
0.245
(↓0.001)
3.530
(↑0.04)
3
(-)
DeNA
42435 0.494
(↓0.006)
14.5
(↓1)
30377
(-)
348
(+2)
90
(-)
22
(-)
0.266
(↓0.001)
3.680
(↑0.03)
4
(-)
中日
40445 0.476
(↓0.006)
16
(↓1)
31310
(-)
363
(+2)
52
(-)
22
(+1)
0.245
(↓0.001)
3.830
(↑0.01)
5
(1↑)
ヤクルト
34476 0.420
(↑0.007)
20.5
(-)
33367
(+2)
433
(-)
85
(-)
51
(+2)
0.251
(↓0.001)
4.600
(↑0.06)
6
(1↓)
広島
33468 0.418
(↓0.005)
20.5
(↓1)
33369
(+3)
419
(+5)
86
(+1)
38
(-)
0.261
(↓0.002)
4.460
(↓0.01)