オリックス(☆5対0★)西武 =リーグ戦20回戦(2020.09.30)・京セラドーム大阪=
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西武
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ORIX
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勝利投手:増井 浩俊(1勝2敗0S)
敗戦投手:浜屋 将太(2勝1敗0S)

本塁打
【オリックス】ジョーンズ(11号・3回裏ソロ)

  DAZN
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◆オリックスが3連勝。オリックスは2回裏、ロドリゲスの適時二塁打などで2点を先制する。続く3回には、吉田正の犠飛とジョーンズのソロで2点を挙げ、リードを広げた。投げては、先発・増井が6回2安打無失点の好投で今季初勝利。敗れた西武は、打線が沈黙した。

◆西武栗山巧外野手(37)が、通算1900安打に到達した。 5番左翼で先発し、2回先頭の打席で初球を左中間へ運び二塁打。6回には左翼線二塁打を放ち、節目の2000本安打まで残り99となった。

◆オリックスのアデルリン・ロドリゲス内野手(28)が貴重な先制タイムリーを放った。2回無死一、二塁で打席へ。 西武先発浜屋の外角チェンジアップをリーチを伸ばしてとらえ、左翼線にライナーで適時二塁打を放った。「甘いボールが来たらしっかりととらえていこうと打席に入っていたよ。いい当たりではなかったけど、先制のタイムリーになってくれてよかったし、しっかりと自分の仕事ができてよかったね」。モヤの活躍で出番が減っていたが相手先発が左腕でチャンスが巡ってきた。24日ソフトバンク戦以来、5試合ぶりの先発で結果を出した。

◆オリックスのアダム・ジョーンズ外野手(35)が快気祝いの一発だ。 3回、リードを3点に広げて、2死走者なしで打席へ。西武浜屋の速球を完璧にとらえ、左翼席に大きなアーチを架けた。腰の張りで9月17日に出場選手登録を抹消されており、復帰3戦目。8月30日ロッテ戦(京セラドーム大阪)以来、出場15試合ぶりの本塁打だった。「感触もよかったし、打った瞬間、入ってくれると思ったよ。とにかくいい内容の打席になるように心掛けていたから、ホームランになってくれてよかった」と話した。

◆オリックス先発の増井浩俊投手(36)が6回無失点と好投した。 走者を出しながらも要所を締める内容。4点リードの6回2死一、二塁では外崎に速球をきっちり内角高めへ投げ込み、詰まった三飛に仕留めた。140キロ台後半の速球を軸にフォークなどを織り交ぜてベテランらしい丁寧なマウンドさばきだった。 「四球でランナーを出してしまったり、毎回のようにランナーを背負いながらのピッチングになってしまい、内容にはそんなに納得できていません。ただ、甘い球もありましたが(松井)雅がうまくリードしてくれましたし、バックが難しい打球を捕ってくれたりと、なんとか6回を0で抑えられたことはよかった」。 この日、1軍昇格し、今季3度目の先発だった。ここまで2戦2敗。開幕当初は救援陣の一角を担ったが、チーム事情で先発に転向。先発白星なら、日本ハム在籍時の16年9月24日楽天戦(札幌ドーム)以来、4年ぶりだ。

◆オリックスは2回、ロドリゲスの適時打などで2点を先制した。3回も吉田正の中犠飛、ジョーンズの11号ソロ本塁打で加点した。 オリックスは先発増井が6回無失点の好投で西武打線を寄せ付けなかった。西武先発浜屋は6回途中4失点で降板した。 オリックスは増井が今季初勝利で3連勝に延ばし、9月を勝ち越した。西武は2戦連続完封負け。浜屋はプロ初黒星を喫した。

◆オリックス佐野皓大外野手(24)がスイッチヒッターに再挑戦だ。 この日は1軍昇格すると「2番中堅」で先発。4点リードの8回無死一塁で左打席へ。手堅く投前への犠打で、安達の適時打をお膳立てした。それまでの3打席は右打ちで、1回には中前に運んでいた。 佐野は14年ドラフト3位で投手として入団。1軍登板がないまま、17年オフに育成選手として野手に転向した。18年7月31日に支配下選手登録され、同8月20日に右打ちから両打ちに登録を変更した。昨オフから右打ちに専念していたが、9月14日に登録も両打ちに再び変更していた。

◆西武山賊打線が沈黙し、2試合連続無得点で敗れた。これで19回連続無得点。2試合連続は18年5月以来、2年5カ月ぶりとなった。 辻監督は「練習見てるとそんなにみんな悪くない。でも打たなきゃって気持ちが強すぎたり、力みが入ったり、チャンスで強引にいったり、打ち気がはやってというところ。もうちょっと大胆にいってもいいかなと思うけど」と頭を悩ませた。

◆オリックス増井浩俊投手が6回無失点と快投し、3連勝で9月の勝ち越しを決めた。140キロ台後半の直球やフォークを駆使。 5回2死から2四球を与えたが、松井雅に「ここで振り絞っていきましょう」と激励され、スパンジェンバーグを高め直球で空を切らせた。 背水の陣だった。「リリーフがダメで先発でチャンスをもらえると思っていなかった。あのままシーズンが終わってもおかしくなかった」。5四球を与えたが耐え、日本ハム時代の16年9月24日楽天戦(札幌ドーム)以来の先発白星だ。開幕当初は救援だったが不振で先発へ。今季3度目の挑戦で今季初勝利だ。 03年7月以来の5カード連続勝ち越し。中嶋監督代行体制では発足当初の8月下旬以来の貯金1だ。指揮官は「最初の方があまりにも悪かった。立て直した方だと思う。平均的にそういう戦いをできれば」と言う。最下位を感じさせない戦いになってきた。

◆西武D2位・浜屋(三菱日立パワーシステムズ=現三菱パワー)が初先発勝利からの3連勝とはならなかった。  「今日は球に力がなく、弱かった。同じイニングでいくつも四死球を出してしまって、苦しい投球になってしまった」  一回は佐野に中前打を許すも、続く安達を併殺打に仕留め、三者凡退。二回に2四死球で無死一、二塁のピンチを招き、ロドリゲスに左越え適時二塁打、杉本の内野ゴロの間に2点を先制された。三回にもジョーンズに左越えソロを許すなど、三回までに4失点。  前回23日の日本ハム戦(メットライフ)と同様に六回途中で降板。5回1/34失点(自責2)で白星を手繰り寄せることはできなかった。

◆オリックスが3連勝。二回にロドリゲスの適時二塁打などで2点を先制し、三回に吉田正の犠飛とジョーンズのソロ、八回に安達の適時三塁打で加点した。増井が6回無失点で4年ぶり先発勝利。西武は2試合連続の零敗を喫した。

◆先発した西武D2位・浜屋(三菱日立パワーシステムズ=現三菱パワー)が5回1/3を4失点(自責点2)で、初先発初勝利からの3連勝とはならなかった。  「今日は球に力がなく、弱かった。同じイニングでいくつも四死球を出してしまって、苦しい投球になってしまった」  一回は佐野に中前打を許すも、続く安達を併殺打に仕留め、三者凡退。二回に2四死球で無死一、二塁のピンチを招き、ロドリゲスに左越え適時二塁打、杉本の内野ゴロの間に2点を先制された。三回にもジョーンズに左越えソロを許すなど、三回までに4失点。前回23日の日本ハム戦(メットライフ)と同様に六回途中で降板。3度目の白星を手繰り寄せることはできなかった。  打撃陣では「5番・左翼」で先発した栗山が二回にオリックス先発・増井から1900本目の安打となる中越え二塁打を放ち、通算2000安打まで残り100本とした。六回にも左翼線への二塁打を放ち、1901本目の安打をマークした。  昨年8月に石毛宏典のもつ球団記録を更新する通算1807安打目を放つなど、現在も球団記録を更新中だ。西武一筋19年目の37歳ベテランが大台にまた一歩近づいた。(樋口航)

◆西武の栗山が2安打をマークし、通算安打数を1901に伸ばした。大記録まで残り2桁と迫ったが「正直、特に何も感じない。これからも一本一本、積み重ねていくだけだと思っている」と淡々と語った。  増井から二回に左中間への二塁打を放ち、六回も左翼線への二塁打。チームはこの2安打だけで2試合連続の零敗となった。苦戦が続く中、「チームみんなで一つになって、この状況を乗り越えていかなければいけない」と語気を強めた。

◆三度目の正直だ。先発転向後、3試合目となる先発のマウンドに、オリックス・増井が上がった。4年ぶりの先発白星へ、丁寧に西武打線を打ち取った。  「前回の楽天戦でもランナーを出してから苦しんだので、やはり先頭(打者)を頑張りたい。ランナーを出してからも慎重になりすぎず、大胆にいきたいと思います」  前回17日の楽天戦(ほっと神戸)は4回を3失点と苦しい投球。その反省を生かした。一回、先頭の源田にストレートの四球を与えるが、登板前の言葉通り、その後も大胆に攻めた。スパンジェンバーグを三ゴロ、森は中飛、メヒアは空振り三振と後続をキッチリ仕留めた。二回も先頭の栗山に中越えの二塁打を許すが、本塁は踏ませず。ベテランらしく、ピンチでも冷静に対処した。  守護神奪還に燃える気持ちを封印し、新たなスタイルで勝負をする右腕を、打線が援護した。  二回無死一、二塁からロドリゲスが左翼線へ適時二塁打。5試合連続となる先制点を奪うと、杉本の二ゴロの間に1点追加。2-0とした。三回にも吉田正が中犠飛、ジョーンズが11号ソロと序盤にはやくも4得点。野手陣の奮起に増井も応え、六回まで無失点と好投。先発として、日本ハム時代の2016年9月24日の楽天戦(札幌ドーム)以来、1467日ぶりの白星を挙げた。(西垣戸理大)

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
48364 0.571
(↓0.007)
-
(-)
32375
(+3)
317
(+9)
98
(-)
63
(-)
0.244
(-)
3.260
(↓0.07)
2
(-)
ロッテ
49372 0.570
(↑0.005)
0
(↓1)
32368
(+2)
379
(+1)
71
(-)
66
(+2)
0.243
(-)
4.130
(↑0.04)
3
(-)
楽天
43423 0.506
(↑0.006)
5.5
(↑1)
32421
(+9)
392
(+3)
92
(+1)
50
(+1)
0.258
(-)
4.270
(↑0.02)
4
(-)
西武
40442 0.476
(↓0.006)
8
(-)
34361
(-)
395
(+5)
83
(-)
57
(-)
0.243
(↓0.002)
4.420
(↑0.01)
5
(-)
日本ハム
40453 0.471
(↓0.005)
8.5
(-)
32378
(+1)
385
(+2)
67
(-)
47
(+1)
0.256
(↓0.001)
3.960
(↑0.03)
6
(-)
ORIX
33496 0.402
(↑0.007)
14
(↑1)
32340
(+5)
375
(-)
68
(+1)
70
(-)
0.247
(-)
4.040
(↑0.05)