1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
西武 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 0 | 0 |
ORIX | 1 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | X | 3 | 6 | 0 | 1 |
勝利投手:山本 由伸(7勝3敗0S) (セーブ:ディクソン(0勝3敗11S)) 敗戦投手:髙橋 光成(5勝8敗0S) 本塁打 |

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◆オリックスは初回、吉田正の適時打で先制する。その後は、2回裏に伏見がソロを放つと、そのまま迎えた5回には吉田正の適時打が飛び出し、リードを広げた。投げては、先発・山本が8回無失点の快投で今季7勝目。敗れた西武は打線が山本の前に沈黙し、連勝は3で止まった。
◆オリックスのスティーブン・モヤ外野手(29)は3試合連続本塁打中。 連続試合本塁打の球団記録は87年石嶺の6試合だが、左打者では76、78年加藤秀、90年門田、07年ローズの4試合が最長。今日も打って3人の記録に並べるか。
◆オリックス山本由伸投手(22)がエースの快投を見せつけた。西武戦でプロ最多の1試合14奪三振。目標の2桁勝利に射程圏内の今季7勝目を挙げた。お立ち台で「冷静に熱く投げました」と叫ぶ。8回無失点でマウンドに仁王立ちした。 登板前、いつも言い聞かせていることがある。「初回がとにかく大事」。1回からストライクゾーンの高低をフルに使う。先頭源田にはすべて高め速球だ。150キロ超であっさり追い込み、空を切らせた。2死後は巧打者の栗山と対決。ファウルで粘られて7球目は外角高め149キロを当てられたが8球目は外角低めにフォークを落とし、空振り三振だ。球威がある分、高低に揺さぶる球に打者の目線はついていけなかった。 1回は3者連続空振り三振。3回から5者三振を続けて奪った。この日は実に17度も3球以内で追い込んだ。山本は「ストライク先行の結果、しっかり打者を圧倒できている。練習してきたストレートが空振りを取れるおかげで、変化球も空振りを取れるようになって1つ1つの球の質が上がっている」と話せばリードした伏見も「フォークが素晴らしく良かった」と絶賛。夏場は1カ月以上、勝てなかったが自身3連勝だ。 防御率2・43と123奪三振は堂々のリーグ2冠で10勝もうかがう。先発転向2年目も着実に進化する。チームは9月の月間勝率5割以上を確定。中嶋監督代行体制下で勝率5割に戻した。指揮官は「(カード)頭を取ってくれると勇気が出る」と感謝。速球の軌道から落としたり曲げて打者を惑わす、大黒柱の独壇場だった。【酒井俊作】 ▽オリックス伏見(2回に5号ソロ、守っては山本を好リード)「(アーチは1-3から)四球を出したくないだろうと思って。由伸『さん』のリズムを崩さないように。ストライク先行にできるのは、由伸という投手のレベルの高さ」
◆西武は15三振を喫し山賊打線が空転した。オリックス山本に初回から3者連続空振り三振。 2回、3回に得点機をつくったものの、あと1本が打てず4安打無得点に終わった。完封負けは8月1日以来約2カ月ぶりで今季5度目。辻監督は「山本はそれだけの投手だから。最初に甘いところを確実に仕留めないといけない。なかなかうまくいかなかった」。連勝は3でストップした。
◆オリックスは1回、吉田正の二塁適時内野安打で1点を先制した。2回は伏見の左翼への5号ソロ本塁打で追加点を挙げた。 オリックスは5回、吉田正の右前適時打で加点。先発山本は6回まで11奪三振の無失点で、西武打線を寄せ付けない好投を見せた。 オリックスは継投で逃げ切り、山本は8回無失点14奪三振で今季7勝目、9回を締めたディクソンが11セーブ目を挙げた。西武は打線が振るわず、3連勝で止まった。先発高橋光は6回3失点で8敗目。
◆オリックス伏見寅威捕手(30)が貴重な追加点を挙げた。1点リードの2回1死走者なし。西武先発高橋光の速球をとらえ、左翼に5号ソロ本塁打を放った。 「感触もよかったですし、追加点になってくれてよかったです。まだまだ序盤なので、これからしっかりと守れるように頑張ってきます」。9月は4発目と持ち前の長打力を発揮している。
◆オリックス吉田正尚外野手(27)が4番の働きだ。1回1死二、三塁の絶好機。渋い二塁内野安打が先制適時打になった。打率はリーグトップの3割5分超え。 オリックスでは14年糸井嘉男以来の首位打者を狙う。西武先発高橋光とは前回対戦の8日に1安打完封負けの屈辱を味わっていた。この日は幸先よく先手を奪った。
◆オリックスは山本が自己最多の14三振を奪い、8回4安打無失点の快投で7勝目を挙げた。一回に吉田正の内野安打で先制し、二回に伏見の5号ソロ、五回に吉田正の適時打で加点した。西武は打線が振るわず、連勝が3で止まった。
◆西武の高橋光は6回3失点で、両リーグワーストの8敗目を喫した。一回に先頭打者の二塁打と四球から1死二、三塁を招き、吉田正の内野安打で先制を許す。二回は9番打者の伏見に速球を左越えのソロとされ、五回も失点した。 球に力がなく「調子はめちゃくちゃ良くなかった」と言う。丁寧に低めを意識することで大量失点を防いだが、相手の先発が好投手の山本だけに、序盤の失点が痛かった。「先に点を取られるとリズムがあっちにいってしまう」と反省の言葉を並べた。
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ソフトバンク |
48 | 35 | 4 | 0.578 (↑0.005) | - (-) |
33 | 372 (+6) | 308 (+2) | 98 (+1) | 63 (+1) |
0.244 (-) | 3.190 (↑0.01) |
2 (-) |
ロッテ |
48 | 37 | 2 | 0.565 (↑0.005) | 1 (-) |
33 | 366 (+4) | 378 (+3) | 71 (+1) | 64 (+1) |
0.243 (↑0.001) | 4.170 (↑0.01) |
3 (-) |
楽天 |
42 | 42 | 3 | 0.500 (↓0.006) | 6.5 (↓1) |
33 | 412 (+2) | 389 (+6) | 91 (-) | 49 (-) |
0.258 (↓0.001) | 4.290 (↑0.01) |
4 (-) |
西武 |
40 | 43 | 2 | 0.482 (↓0.006) | 8 (↓1) |
35 | 361 (-) | 390 (+3) | 83 (-) | 57 (+1) |
0.245 (↓0.001) | 4.430 (↑0.01) |
5 (-) |
日本ハム |
40 | 44 | 3 | 0.476 (↓0.006) | 8.5 (↓1) |
33 | 377 (+3) | 383 (+4) | 67 (+1) | 46 (-) |
0.257 (-) | 3.990 (↓0.01) |
6 (-) |
ORIX |
32 | 49 | 6 | 0.395 (↑0.007) | 15 (-) |
33 | 335 (+3) | 375 (-) | 67 (+1) | 70 (+1) |
0.247 (-) | 4.090 (↑0.05) |
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