DeNA(☆8対4★)ヤクルト =リーグ戦19回戦(2020.09.29)・横浜スタジアム=
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ヤクルト
2002000004711
DeNA
30211001X81012
勝利投手:坂本 裕哉(3勝0敗0S)
敗戦投手:小川 泰弘(9勝4敗0S)

本塁打
【ヤクルト】山崎 晃大朗(2号・1回表ソロ)
【DeNA】佐野 恵太(14号・1回裏3ラン),梶谷 隆幸(16号・4回裏ソロ)

  DAZN
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◆DeNAは先制を許した直後の1回裏、佐野の3ランが飛び出し、逆転に成功する。5-4となって迎えた4回には、梶谷がソロを放ち、リードを広げた。投げては、先発・坂本が今季3勝目。敗れたヤクルトは、初回に山崎のソロなどで2点を先制するも、先発・小川が振るわなかった。

◆ヤクルトは2連敗で、今季最多タイの借金15となった。 先発ローテーションを再編し、エース小川泰弘投手が初めてカード初戦に先発。今年8月にノーヒットノーランを達成した横浜スタジアムのマウンドだったが、高めに浮いた球を痛打され、今季最短3回で降板。5失点、61球で4敗目を喫した。高津臣吾監督は「制球、配球、投球、ミスはあった。これだけ点を取られているからもちろんだけど、彼ならもう少しできることはあったんじゃないかなと思う」と振り返った。 初回は佐野に逆転3ラン、3回は連打や四球で2失点と、立ち直れなかった。指揮官は「ここというところでボールをコントロールして、相手にスイングさせない、バットの芯に当てさせないというのが小川のスタイル。粘れるところがいいところだと思っているので、今日はそれができなかったと思う」と課題を挙げた。

◆ヤクルトエース小川泰弘投手が今季初めてカード初戦に先発したが、今季23度目の逆転負けを喫した。 勝負どころでのわずかな制球の乱れで失点を重ね、今季最短の3回5失点で降板。火曜の試合は9連敗で、通算で2勝11敗と週の始まりにつまずく流れ。借金も最多タイの15で、高津監督は「そのカード、その週をいい形で進めていこうと思っているが、なかなか勝てないのが現実」と話した。

◆ヤクルトは初回に山崎の先頭打者弾などで2点を先制。DeNAはその裏、佐野が逆転3ラン。さらに3回にも2点を追加した。 ヤクルトは4回に2点をかえしたが、DeNAはその裏、梶谷が16号ソロ。5回にも1点を加えて再びリードを3点とした。 DeNAは7回パットン、8回エスコバー、9回石田とつないで勝利。先発のルーキー坂本が3勝目。ヤクルトは小川が4敗目。

◆ヤクルトの2番手として4回からマウンドに上がったマット・クック投手(29)が、右手中指から出血するアクシデントに見舞われた。 4-6で迎えた5回無死一塁、DeNA佐野に対しカウント2-0となったところで、斎藤投手コーチとトレーナー、通訳がマウンドに駆け寄った。右手中指からの出血のため、1度ベンチ裏に戻って手当を行った。マウンドでの投球練習で確認をし、プレー可能と判断。2回を投げきり、被安打2の2失点で降板した。

◆DeNA梶谷隆幸外野手が4安打を放ち、今月通算41安打。DeNA選手の月間41安打は90年8月のパチョレック、96年5月の佐伯に並ぶ球団最多となった。 月間7度の猛打賞も07年8月の金城に並ぶ球団最多。今日30日のヤクルト戦で、2リーグ制後のプロ野球最多となる月間8度に並ぶことができるか。

◆タレント菜々緒がDeNA-ヤクルト19回戦(横浜スタジアム)の始球式に登場。 ワンバウンドでヤクルト1番山崎晃大朗外野手に当ててしまい「毎回緊張するんですけど、なんとデッドボールしてしまいました。すみません...」と話した。

◆ヤクルトのエース小川泰弘投手が、今季最短の3回を5失点、61球で降板した。 今季初めてカード初戦に登板。2点リードの初回、佐野に高めの直球を3ランとされ、3回はロペスに捕手西田の構えより浮いた直球を痛打されさらに失点。制球力がわずかに乱れ、ベンチで斎藤投手コーチと話し合う姿もあった。 「ランナーを出してから粘りの投球ができず失点していまい、いい流れに持っていけませんでした」とコメントした。

◆DeNAの主砲佐野恵太内野手が価値ある14号逆転3ランを放った。 ヤクルトに2点を先制された直後の1回1死一、二塁で小川の直球を左中間スタンドへ運んだ。8月15日にノーヒッターを許し、同30日にも敗れている相手エースを打ち「チャンスだったので、何とかランナーをかえそうと強い気持ちを持って打席に向かいました。コンパクトなスイングを心掛け、最高の結果となりうれしいです!」と話した。

◆ヤクルト山崎晃大朗外野手が、先頭打者弾を放った。 午後6時のプレーボールがかかった次の瞬間、先制の2号ソロを放った。DeNA先発坂本の初球、真ん中低めの直球をとらえ、左翼スタンド最前列へ運んだ。 12日巨人戦以来のスタメン出場で「久しぶりのスタメンだったので、とにかく初球から積極的に打ちにいこうと決めていました。いい角度で上がってくれて、先制ホームランを打つことができてよかったです」とコメントした。 今季1号も8月29日DeNA戦(横浜)で放っている。

◆DeNA梶谷隆幸外野手が一挙4安打で、4年間一緒にプレーした先輩と肩を並べた。 ヤクルト戦の4回、この日3安打目となる左翼ポール際への16号アーチ。これで月間40安打とすると、6回には右中間への二塁打。90年パチョレック、96年佐伯貴弘と並ぶ球団タイ記録の月間41安打をマークした。今月7度目の猛打賞も球団タイ記録。 「僕の尊敬する佐伯さんに肩を並べたのはすごい喜ばしいこと。コツコツ自分のことを必死にやっていた。ああいう野球を一生懸命やっていた方と同じ記録ができたのがすごいうれしい」と笑顔を見せた。 今季12度目の猛打賞、4度目の4安打で打率も3割2分まで上昇。好調の要因は1月からずっと取り組んできたという逆方向への打撃だという。この日も本塁打と1打席目の安打はレフト方向。「1月から徹底してやってきた。そこが少しずつでも身になってきている」と手応えを口にした。ラミレス監督も「球を良く見て、引きつけてしっかり捉えることができている。だから逆方向に打てる」という。首位巨人の背中は遠いが、梶谷は先輩佐伯のように日々懸命にバットを振り続ける。【千葉修宏】 ▼梶谷が4安打を放ち、今月通算41安打。DeNA選手の月間41安打は90年8月のパチョレック、96年5月の佐伯に並ぶ球団最多となった。月間7度の猛打賞も07年8月の金城に並ぶ球団最多。30日のヤクルト戦で、2リーグ制後のプロ野球最多となる月間8度に並ぶことができるか。 DeNA坂本(球団では86年相川以来の新人で開幕から無傷の3連勝)「先頭打者に本塁打を打たれた後、うまく切り替えることができず追加点を与えてしまいました。投球リズムも悪く守備の時間が長くなってしまったことは反省点」

◆DeNAの伊藤光捕手(31)が、1軍に復帰した。  昨季はチームの捕手では最多の84試合に出場し、今季も開幕スタメンでマスクをかぶるなど正捕手としてプレーしたが、ラミレス監督から「きょう捕手を1人抹消しないといけなかったので、マスクをかぶったときの防御率などを見て、残念ながら彼という決断をした」とリード面を理由に7月19日に抹消となっていた。

◆DeNAは横浜スタジアムでの応援方法を、この日から一部緩和した。  これまでは禁止されていたメガホン、カンフーバットの使用が可能に。さらに私設応援団による応援活動が開始され太鼓や電子ホイッスルが導入。飛沫(ひまつ)感染を防ぐ観点から、大声を出しての応援の禁止は継続されているが、ファンは応援団が奏でるリズムに合わせてカンフーバットや手拍子で選手を応援した。  トランペットの音はこれまでと同様、別の場所で演奏しているものがリモートで流されている。

◆ヤクルト・山崎晃大朗外野手(27)が「1番・中堅」で先発し、自身初の先頭打者本塁打を放った。  「久しぶりのスタメンだったので、とにかく初球から積極的に打ちにいこうと決めていた。いい角度で上がってくれた」  一回、プレーボール直後の初球を左中間スタンドまで運ぶ2号先制ソロ。12日の巨人戦(東京ドーム)以来、14試合ぶりのスタメン起用に応えた。

◆DeNA・梶谷隆幸外野手(32)、佐野恵太内野手(25)が一回にともに安打を放ち、球団の月間安打数記録を射程圏内にとらえた。  球団記録は1990年8月のパチョレック、96年5月の佐伯貴弘がマークした「41」。梶谷、佐野は28日時点でともに月間37安打をマークしており、この日のヤクルト戦の一回に梶谷は左前打、佐野も14号3ランを放ち、この時点で球団記録まで「3」とした。  さらに梶谷は三回の第2打席で二塁内野安打を放ち、記録へあと「2」。佐野の第2打席は四球だった。  DeNAは30日にもヤクルト戦を行う。

◆DeNA・梶谷隆幸外野手(32)が1試合4安打を放ち、9月の月間安打数を「41」とし、1990年8月のパチョレック、96年5月の佐伯貴弘がマークした球団記録に並んだ。 9月は37安打としていた梶谷は、一回に左前打、三回の第2打席で二塁内野安打、四回にはヤクルト、クックの外角への直球を「ボールに対して素直にバットを出せ、いい感じでとらえることができました。ルーキーの坂本が頑張っていたので援護できて良かったです」と左越え16号ソロ。  六回には右中間二塁打を放ち、1試合4安打で月間41安打とした。

◆DeNAが打ち合いを制した。梶谷はホームランを含む5打数4安打の猛打賞。球団の月間安打数記録に並ぶ活躍でチームの勝利に貢献した。  DeNAは一回、いきなり2点を失うも、その裏、1死一、二塁の好機で佐野が逆転の14号3ランを放つ。すぐさま試合をひっくり返すと、三回はロペスの中前適時打などで一気に5-2とリードを広げた。  四回はヤクルトに5-4と詰め寄られたが、その裏、梶谷が16号ソロを放ち、突き放した。五回は相手のエラーで1点を追加。八回には神里の適時三塁打で8-4とダメ押しした。  六回以降は国吉、パットン、エスコバー、石田の投手リレーでスコアボードに0を並べ、ヤクルトに反撃を許さなかった。  敗れたヤクルトは5年ぶりの2桁勝利が懸かっていた先発・小川が誤算。3回5安打5失点の乱調で4敗目を喫した。

◆ヤクルトの小川は直球を痛打される場面が目立ち3回5失点で4敗目を喫した。5年ぶりの10勝目はお預けとなり「走者を出してから粘りの投球ができず、失点してしまい、いい流れに持っていけなかった」と肩を落とした。  一回に2点を先制してもらいながら、その裏に1死一、二塁とピンチを招いて佐野に直球を捉えられて逆転3ランを浴びた。三回も先頭打者から2連打を許すなど2点を失った。高津監督は「粘れるのが小川のいいところ。それができなかった」と残念そうに話した。

◆DeNA・梶谷隆幸外野手(32)が1試合4安打を放ち、9月だけで41安打を放ち、1990年8月のパチョレック、96年5月の佐伯貴弘がマークした球団記録に並んだ。  「尊敬する先輩の記録に並べたことは光栄です。うれしいですね」  ここまで月間37安打で試合に臨んだ梶谷は一回に左前打、三回には二塁内野安打、四回に左越え16号ソロを放つと、第4打席で右中間二塁打を放ち、記録に到達。5打席目は三振だった。  安打数記録だけでなく、猛打賞(1試合3安打以上)も9月は7度目で、07年8月の金城と並ぶ球団記録となった。DeNAは30日にもヤクルト戦(横浜)がひかえており、梶谷が本拠地のファンの前で記録を更新できるか注目される。

◆D2位の左腕・坂本(立命大)は一回、先頭の山崎に初球を本塁打にされるなど、5回4失点(自責点3)と苦しみながら3勝目を挙げた。球団の新人による開幕から無傷の3連勝は1986年の相川英明以来34年ぶり。それでも「先頭打者に本塁打を打たれた後、うまく切り替えることができず、追加点(一回の2失点目)を与えてしまいました」と反省を口にした。

◆右に左に打ち分けた。DeNA・梶谷隆幸外野手(32)の"打ち出の小づち"が止まらない。9月だけで3度目の1試合4安打をマークし、パチョレック(1990年8月)、佐伯(96年5月)の持つ月間41安打の球団記録に並んだ。  「正直、記録のことは知らなかったんですけど、40本が近くなったときに目標にして、そこをクリアして尊敬する佐伯さんの記録に並んだことはうれしいです」  月間37安打で迎えたこの日、一回に左前打、三回に二塁内野安打、5-4に迫られた四回には左越えに貴重な16号ソロ。3打数3安打で記録に王手かけた六回の4打席目は右中間二塁打で、一気に月間41安打とした。  「佐伯さんは人としても尊敬している。練習の取り組み方もコツコツやっていて、自分のことを必死にやるということが若い自分にもヒシヒシと伝わってきた」。新人だった2007年から4年間ともに汗を流した先輩に追いついたことに胸を張る。猛打賞(1試合3安打以上)も今月7度目。07年8月に金城が樹立した球団記録にも並んだ。  「アンビリーバブルな活躍が続いている」と、ラミレス監督も驚きの好調ぶり。9月は打率・383、5本塁打、13打点の梶谷は、30日のヤクルト戦で球団記録更新を狙う。(湯浅大)

DAZN

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
54264 0.675
(↑0.004)
M23
(↑1)
36401
(+6)
281
(+1)
103
(-)
51
(-)
0.260
(-)
3.230
(↑0.03)
2
(-)
阪神
42394 0.519
(↑0.006)
12.5
(-)
35367
(+7)
339
(+3)
88
(+2)
54
(+1)
0.247
(↑0.001)
3.510
(↑0.04)
3
(-)
DeNA
42415 0.506
(↑0.006)
13.5
(-)
32374
(+8)
341
(+4)
90
(+2)
22
(+1)
0.268
(↑0.001
3.700
(-)
4
(-)
中日
39435 0.476
(↓0.005)
16
(↓1)
33301
(+3)
361
(+7)
51
(-)
20
(-)
0.245
(-)
3.890
(↓0.04)
5
(-)
広島
32458 0.416
(↓0.005)
20.5
(↓1)
35362
(+1)
413
(+6)
84
(-)
36
(-)
0.262
(↓0.001)
4.490
(↓0.01)
6
(-)
ヤクルト
32476 0.405
(↓0.005)
21.5
(↓1)
35360
(+4)
430
(+8)
84
(+1)
48
(-)
0.251
(↓0.001)
4.670
(↓0.04)