広島(☆4対0★)DeNA =リーグ戦21回戦(2020.09.28)・MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島=
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DeNA
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広島
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勝利投手:九里 亜蓮(5勝5敗0S)
敗戦投手:京山 将弥(1勝1敗0S)

本塁打
【広島】菊池 涼介(9号・3回裏ソロ)

  DAZN
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◆広島は初回、鈴木誠の犠飛で1点を先制する。その後は3回裏に菊池涼のソロ、5回には菊池涼の適時二塁打が飛び出し、リードを広げた。投げては、先発・九里が9回無失点7奪三振の快投。今季初の完封で5勝目を挙げた。敗れたDeNAは、打線が振るわなかった。

◆今季のDeNA宮崎敏郎内野手(31)はマツダスタジアムの成績が11試合で49打数22安打、打率4割4分9厘。 11試合すべて安打を放ち、26日が4安打、27日は3安打。得意の球場で自身初の3試合連続猛打賞を狙う。

◆DeNAタイラー・オースティン内野手(29)が、フェンスにぶつかりながらの好守を見せた。 「3番右翼」で先発。1回1死三塁、広島鈴木誠の右翼への大飛球をジャンピングキャッチ後、フェンスに激突した。犠飛となり1点は失ったが、ハッスルプレーで球場をわかせた。 捕球後、しばらくは倒れたままだったが、起き上がりプレーを続行。1回裏終了後、治療のためにベンチ裏へ向かった。状態が心配されたが、2回も元気に守備位置へ向かった。 オースティンは7月31日阪神戦(甲子園)の6回2死、右翼の守備で大飛球を追いフェンスに激突。その後もプレーを続けたが、脳振とうと、むち打ちにより、翌日からベンチを外れ、約1カ月半の戦線離脱を強いられた。

◆広島鈴木誠也外野手(26)が先制犠飛を放った。この日は4番ではなく、今季初の3番右翼でスタメン出場。 初回、先頭大盛が内野安打で出塁し、すかさず盗塁成功。田中広の進塁打で三塁まで進み、1死三塁で迎えた打席。追い込まれてから、DeNA京山の外角147キロ直球を捉えた。右翼席フェンス際まで運び、三塁走者が生還した。「大盛と広輔さんがいい形でチャンスを作ってくれたので、かえすことができてよかったです」。昨年9月27日中日戦以来1年ぶりの「3番」でいきなり結果を残した。

◆広島菊池涼介内野手(30)が9号ソロを放った。1点リードの3回先頭で、DeNA京山のスライダーを強振。打球は左中間スタンドに飛び込んだ。 「前で捉えることが出来ました。援護点になってよかったです」。直前の3回表1死一、二塁の場面で、ソトの一、二塁間の打球を好捕し、素早く二塁へ送球。併殺に仕留め、ピンチを切り抜けた。攻守で力投する先発九里をもり立てた。

◆広島は1回1死三塁から鈴木誠の犠飛で1点を先制。3回に菊池涼の9号ソロで加点した。DeNAは3回まで無得点。 広島は2点リードの5回1死一塁、菊池涼が左中間を破る適時二塁打で1点を追加した。DeNAは6回まで無得点。 広島は7回に九里の内野ゴロの間に1点を追加。九里は投げては今季初の完封勝利を挙げた。DeNA京山は今季初黒星。九里は5勝目。

◆広島は1回1死三塁から鈴木誠の犠飛で1点を先制。3回に菊池涼の9号ソロで加点した。DeNAは3回まで無得点。 広島は2点リードの5回1死一塁、菊池涼が左中間を破る適時二塁打で1点を追加した。DeNAは6回まで無得点。 広島は7回に九里の内野ゴロの間に1点を追加。九里は投げては今季初の完封勝利を挙げた。DeNA京山は今季初黒星。九里は5勝目。

◆DeNA4番佐野恵太内野手が4年目で初めて規定打席に到達した。 第1打席で今季の規定372をクリア。その後に2安打を放ち、打率を3割4分9厘まで引き上げ、リーグ首位打者を独走する。4番に抜てきしたラミレス監督は「すばらしい。このハイレベルな数字を残すには、いい球をスイングし、ボールを選び、四球を多くとること。スマートに結果を残して欲しいね」と満足そうな表情だった。

◆広島菊池涼介内野手が攻守に躍動した。 1点リードの3回無死から左中間スタンドに運ぶ9号ソロ。5回1死一塁からは左中間を破る適時二塁打でリードを広げた。守っては3回1死一、二塁でソトの一、二塁間へのゴロを好捕し、併殺に。6回1死ではオースティンのセンターへのライナーを横っ跳びでキャッチした。菊池涼は「打つ方がなかなか思うようにいっていない。『守備は』という思いはがある中で、投手、チームを救うことができたのはよかった」と語った。

◆先発の広島九里亜蓮投手(29)が9回7安打無失点の力投を見せ、自身2度目、今季初完封で5勝目を挙げた。最速148キロの直球を軸に、強力DeNA打線から4者連続三振を含む7三振を奪った。今季最多1万5602人が駆けつけた試合で、魂の133球。チームの最下位転落危機を救った。133球目、渾身(こんしん)の直球で押し込んだ打球が左翼野間のグラブに収まった。九里は右の拳で思いっきりグラブをたたき、ガッツポーズで満面の笑みを浮かべた。9回7安打無失点。昨年6月25日楽天戦以来、プロ2度目の完封勝利を飾った。「今シーズンは長いイニングを投げられた試合がなかったので、長いイニングを投げられてよかったです」と喜んだ。 直球がさえ渡った。最速148キロの切れ味鋭い直球を武器に、スライダー、フォークを低めに集め、強力DeNA打線を手玉に取った。初回2死の佐野から立て続けにバットを振らせ、4者連続の空振り三振を奪った。3回1死一、二塁からソトの一、二塁への打球を菊池涼が好捕し、併殺でピンチを脱した。再三の好プレーをみせた守備の名手に九里は「ヒットになるような当たりも取ってくれた」と感謝した。 「9番打者」としても奮闘した。「自分は打つセンスがない。投げていても粘られているのは嫌なので、そこを徹底していこうと思った」。5回1死二塁の打席では空振り三振に倒れたものの、6球ファウルを打つなど粘った。7回1死三塁で迎えた打席では山崎康の直球にくらいつき、内野ゴロで追加点を奪った。 小さな"ファン"のエールに心を動かされた。試合に向かう時のことだった。「しゃべれるようになった息子が初めて『頑張ってきてね』と言ってくれた。その言葉を忘れずに、いいところをみせられるようにと思った」と明かした。2歳の長男の一言が、完封勝利の原動力となった。【古財稜明】 ▽広島佐々岡監督(完封勝利を挙げた九里に)「粘り強く投げてくれた。完封は本人にとっても、チームにとっても大きいと思う。(3回の)キク(菊池涼)のプレーがすごく大きかった」

◆今季初めて「3番」で先発した広島鈴木誠也外野手(26)が、決勝犠飛を放った。 初回、先頭大盛が内野安打で出塁し、すかさず二盗に成功。田中広の一塁ゴロで三塁まで進み、1死三塁で迎えた打席。追い込まれながら、DeNA京山の外角147キロ直球を捉えた。右翼席フェンス際まで運び、三塁走者をホームに迎え入れた。「大盛と広輔さんがいい形でチャンスを作ってくれたので、かえすことができてよかったです」と振り返った。 ここまで82試合で「4番」に座っていたが、この日は昨年9月27日中日戦以来1年ぶりの「3番」でのスタメンだった。佐々岡監督は「いろいろと考えてね。初回に3人目で必ず回ってくる。1番良いバッターの打席数が増える。本来なら3番を固定できたらいいんだけど、そこができていない分ね。(今後も3番は)あると思う」と説明した。

◆広島・鈴木誠也外野手(26)が今季初めて4番を外れ、「3番・右翼」でスタメンに名を連ねた。3番でのスタメン出場は昨年9月27日の中日戦(マツダ)以来367日ぶり。4番には打撃好調の松山が入った。

◆セ・リーグ打率トップのDeNAの佐野が4年目で初めて、シーズンの規定打席をクリアした。節目の打席となった一回は空振り三振したが、続く四回は二塁へのゴロを菊池涼が捕球できず記録は安打に。九回にも二塁打を放ち、同じくトップを走る安打数を117に伸ばした。  ラミレス監督から米大リーグに移籍した筒香の後釜に抜てきされ、開幕から全試合に4番で先発出場中。指揮官は「素晴らしい。ここからはスマートに、四球を多く選べば高打率を維持できると伝えた」とタイトル獲得を期待した。(マツダ)

◆小刻みに得点した広島が連敗を2で止めた。先発の九里は7安打を浴びながらも7三振を奪い、今季初完封で5勝目(5敗)を挙げた。DeNAは先頭打者が4度出塁したが、得点に結び付けられなかった。  広島は一回、1死三塁で鈴木誠がフェンス手前まで運ぶ右犠飛を打ち上げ先制。三回には先頭の菊池涼が左中間スタンドに運ぶ9号ソロを放った。五回にも菊池涼の左中間への適時二塁打で差を広げ、七回にも1点を加え4-0とした。

◆DeNAは今季7度目の零封負け。9月の月間負け越しが決定した。試合前の時点でチーム打率・323、11本塁打と打ちまくっていたマツダスタジアムでの今季最終戦で、一転して自慢の打線が封じ込められた。  以下、ラミレス監督の主な一問一答  --先発の京山は5回3失点  「全く悪くない。むしろよかった。残念ながら援護できず勝ち投手にできなかったが、援護があれば展開も変わっていた。ストレートも変化球もよく、少し変化球が高めにいくこともあったが、全体的にはよかった」  --佐野が初の規定打席到達  「本当に素晴らしい。きょうも2本打って、ここからはスマートに結果を残しながらいってもらえれば。きょう彼と話をしたが、このハイレベルな数字を残し続けるためには、いい球を打って、四球を多く選ぶことが重要になる」  --九里に抑えられた  「きょうは九里がすごくよかった。スライダー、フォークも精度が良く、ストレートも145~8キロをコンスタントに投げていた。特にフォークはわれわれの予想していたよりも多く、低めの軌道も素晴らしかった」  --オースティンが無安打  「確かに打撃に関しては結果が出ていない。今月は打率・150くらい。ただ、明日からはホーム。ホームでは彼は・340以上打っているので、明日からまた打ち始めてくれればいい」

◆広島の菊池涼が攻守で躍動した。三回に左中間スタンドに9号ソロを運ぶと、五回は適時二塁打。2安打2打点の活躍に「次の打者が投手なので思い切りいかないといけない。きょうは結果的に良かった」と振り返った。  二塁守備では、三回のピンチで一、二塁間のゴロを素早く二塁へ送球して併殺を完成。六回は二塁ベース後方への飛球を好捕した。今季は無失策と堅実さも光り「打つ方は思うようにいっていないけど、守備という思いはずっとある」と話した。 佐々岡監督(九里に) 「球に力があった。完封は本人にとっても、チームにとっても大きい」 鈴木誠(一回に先制犠飛) 「大盛と広輔さん(田中広)がいい形でチャンスをつくってくれたので、かえすことができて良かった」

◆広島が完封勝利で連敗を2で止めた。試合後の佐々岡真司監督(53)の主な一問一答は以下の通り。  --九里が完封で今季5勝目(5敗)  「よく粘った。菊(池涼)のプレーがすごく大きかった。きょうは球に力があった。(三回は)先頭のピッチャーにフォアボールがあった。気が抜けるところあるが、菊が助けてくれた。完封は本人、チームにとっても大きいと思う」  --八回表が終わりにベンチで九里に何を伝えていた  「行くぞと。本人の気持ちが出ていた。完投するとチーム全体に良いリズムが生まれる」  --鈴木誠を今季初めて4番を外し、3番で起用した  「いろいろ考えた。(打順が)早めに(まわってくる)というところ。3番を1年間固定したいと思っていたができていない。その流れもある。今の野球は2番が最強というのがあるが、3番もそういうところがある。一番良いバッターの打席数が増える」

◆握った拳の大きさに試合に懸ける思いの強さがにじんだ。広島・九里亜蓮投手(29)が133球の力投で、9回7安打無失点。今季最多の1万5602人が入ったマツダスタジアムで入団7年目の本拠地初完封を飾った。  「朝に息子が『パパ頑張ってね』と初めてしゃべった。良いところを見せたかった」  昨年6月25日の楽天戦(楽天生命パーク)以来、2度目の完封劇。2児のパパはお立ち台で2歳になった長男との心温まるエピソードを披露した。  1-0の三回無死一、二塁では147キロの直球で梶谷を見逃し三振、ソトの一、二塁間の打球は二塁・菊池涼が好捕で救ってくれた。九回無死二塁の場面も四球で走者は出したが、三つのフライアウトで得点を許さなかった。  前回21日の巨人戦(東京ドーム)では4回6失点でKO。負ければ、最下位転落となる一戦で、背番号12が意地を見せた。「もうふがいない投球はみせたくない」と九里。投手コーチ時代から指導してきた佐々岡監督も「よく粘った」とたたえた。 (柏村翔)

DAZN

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
53264 0.671
(-)
M24
(-)
37395
(-)
280
(-)
103
(-)
51
(-)
0.260
(-)
3.260
(-)
2
(-)
阪神
41394 0.513
(-)
12.5
(-)
36360
(-)
336
(-)
86
(-)
53
(-)
0.246
(-)
3.550
(-)
3
(-)
DeNA
41415 0.500
(↓0.006)
13.5
(↓0.5)
33366
(-)
337
(+4)
88
(-)
21
(-)
0.267
(↓0.001)
3.700
(-)
4
(-)
中日
39425 0.481
(-)
15
(-)
34298
(-)
354
(-)
51
(-)
20
(-)
0.245
(-)
3.850
(-)
5
(-)
広島
32448 0.421
(↑0.008)
19.5
(↑0.5)
36361
(+4)
407
(-)
84
(+1)
36
(+2)
0.263
(-)
4.480
(↑0.05)
6
(-)
ヤクルト
32466 0.410
(-)
20.5
(-)
36356
(-)
422
(-)
83
(-)
48
(-)
0.252
(-)
4.630
(-)