1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ORIX | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 | 9 | 3 | 0 |
ロッテ | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 4 | 3 | X | 9 | 10 | 0 | 0 |
勝利投手:美馬 学(7勝2敗0S) 敗戦投手:山田 修義(2勝3敗0S) |

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◆投打のかみ合ったロッテが快勝。ロッテは同点で迎えた7回裏、清田と安田の適時打などで一挙4点を勝ち越す。続く8回には、2死満塁からマーティンの適時二塁打で3点を挙げ、試合を決めた。投げては、先発・美馬が7回2失点の好投で今季7勝目。敗れたオリックスは、攻守に精彩を欠いた。
◆ロッテの4番、安田尚憲内野手(21)に久々の適時打が飛び出した。 1回2死二塁、フルカウントでオリックス張奕の内角146キロを左中間への先制二塁打とした。9月6日の2ランを除くと、適時打は8月21日のソフトバンク戦(ZOZOマリン)以来、19試合ぶり。 「打ったのはストレートです。久々にタイムリーが出てうれしいです。次の打席も頑張ります」とコメントした。 さらに3回2死一、二塁で迎えた第2打席。2ストライクから粘り、低め143キロを同じく左中間への適時二塁打とした。 2打席連続、二塁打で打点を挙げ「追い込まれていたので、逆方向を意識した結果がヒットにつながってくれたと思います。いい追加点になって良かったです」と振り返った。
◆先発はロッテ美馬とオリックス張奕。ロッテは1回2死二塁から安田の左中間二塁打で1点。3回も安田の左中間二塁打で2点目。 オリックスが5回1死二塁、T-岡田の右中間二塁打で1点。6回も1死二塁で吉田正が右越え二塁打を放ち、同点に追いついた。 ロッテが7回に清田の内野安打で勝ち越し。終盤7得点で突き放し、2連勝で貯金13。美馬7勝目。オリックスは2連敗で借金22。山田が3敗目を喫した。
◆雨ニモマケズ、ロッテ美馬学投手が7勝目を挙げた。雨天中止の前日12日からスライド。2度の中断を挟み、序盤はびしょぬれになりながら7回を無四球2失点にまとめた。 「(中断は)長い攻撃だと思えば大丈夫。今日も援護点が多くて、何なんですかね、この運の良さ」。離脱中の正捕手田村に代わり、柿沼との初タッグで粘投した。
◆オリックスは伏見の捕球ミスや悪送球など3失策が響き、ロッテに早くも14敗目(2勝1分け)を喫した。借金は今季ワーストの22。 中嶋監督代行は「ミスはつきもの。そのミスを補えなかったというのが(負けの)原因」と厳しい表情だ。同点の7回2死満塁では、代打清田を遊ゴロに打ち取ったかと思われたが、リクエストで一塁アウトの判定が覆って決勝点を献上。「判定なのでしょうがないです...」と苦い表情だった。 ▽オリックス張奕(前日気迫の投球を予告し、5回2安打2失点)「先発として長いイニングを投げられなかったことが悔しいです」
◆4番が復調の3適時打を放った。ロッテ安田尚憲内野手は1回2死二塁、オリックス張奕の内角直球を左中間へ。 「最近ずっとチャンスで打ててなくて、今日も試合前、緊張して。1本出てほっとしました」。3回2死一、二塁でも左中間を割り、2打席連続二塁打とした。 9月6日の2ランを除くと、適時打は8月21日以来19試合ぶり。張奕には同29日の対戦で3打数無安打に封じられた。「直球がいい。それに負けないように」と練習からイメージ。構えも戻した。「7月はヒットが打てていた。いい時を見返すと(最近は)どんどんトップが浅くなったり、構えが小さくなっていた」。 投手交代後の7回も左前適時打と、すべて逆方向へ。3カード連続勝ち越しと今季最多の貯金13をもたらした。3安打は今季3度目、4打点は自己最多タイ。「今はまだ"4番目の打者"くらいの成績。"4番打者"として活躍できるようにもっと頑張ります」。8連戦初戦を白星で飾り、首位ソフトバンクに1ゲーム差に迫った。【鎌田良美】 ▽ロッテ井口監督(終盤に7得点と畳み掛け、ソフトバンクに1ゲーム差) 相手のミスに付け込んで、1つでも先の塁を狙う走塁ができている。安打は少なくても四球を取ったり、塁にしっかり出ている。 ▽ロッテ清田(7回2死満塁で代打。遊ゴロでアウトと判定されたが、リクエストで覆り、勝ち越し適時打に) 打った瞬間にやっちゃったと思ったんですけど、とにかく全力で走りました。セーフになってくれて良かったです。
◆ロッテが終盤の猛攻で快勝した。2-2の七回2死満塁で代打清田の内野安打で1点を勝ち越すと続く安田の2点適時打が失策を誘ってこの回計4得点。美馬が7回2失点で7勝目。オリックスは粘ったが、守備の乱れが響いた。
◆オリックスは2-2の七回に守備が乱れて大量に失点した。1点を勝ち越されてなおも2死満塁。安田の左前打で吉田正からの返球を受けた捕手の伏見が本塁に滑り込むマーティンにタッチしようとして球がミットからこぼれてマウンド近くまで転々とする間に一塁走者の生還も許した。 ピンチを招いたのは2死一塁での守備。加藤の打ち上げた打球を、遊撃手と中堅手がお見合いして二塁打にしたことが失点につながった。中嶋監督代行は「ミスはつきものだがそこを補えなかった」と厳しい表情だった。
◆ロッテの美馬は7回2失点で5連勝を飾り、チーム単独トップの7勝目を挙げた。2-2の七回無死二塁のピンチをしのぐと、その裏の攻撃で味方が4点を挙げて勝ち越した。今季は援護点が多く「『何なんだ、このラッキーは』と常に思っている」と感謝しきりだった。 試合序盤は降雨のために2度の中断があったが「意外と時間が短かったので、イニングの合間くらいの気持ちで」とベテランらしく全く動じなかった。8連戦の初戦での好投に、井口監督は「しっかりと切り替えて投げてくれた」とたたえた。
◆雨が降る中でも集中していた。ロッテの若き4番、21歳の安田尚憲内野手が3本の適時打を放ち、プロ3年目で初の1試合4打点を記録した。 「最近は打てていなかったので、試合前も緊張していた。まさか3本も打てるとは思っていなかった」 まずは一回。フルカウントからの速球を左中間へ運び、先制の適時二塁打とした。三回にも左中間への適時二塁打。七回は清田の適時内野安打で勝ち越した直後、左前へ2点打。結果を求めるあまり「構えが小さくなり、余裕がなくなっていた」との反省から7月の好調時の打撃フォームに戻したことが奏功した。 7月に4番打者に抜擢(ばってき)され、この日まで47試合連続で先発出場。重圧を感じる中、休日は米プロバスケットNBAのプレーオフなどを見てリラックス。シーズンMVPを4度獲得したレイカーズのエース、レブロン・ジェームズ(35)のファンで「リーダーシップやメンタリティは勉強になる」と憧れのスターから刺激を受けている。 不振脱却の兆しが見えた安田の活躍で、チームは2連勝を飾った。さらにZOZOマリンスタジアムでのオリックス戦は、開幕から負けなしの8連勝。対戦成績を14勝2敗1分けとした。 4番で起用し続けている井口監督は「(雨天中止だった)昨日は室内で練習前から打ち込んでいた。4番の仕事をしてくれた」とご満悦。再び首位ソフトバンクに1ゲーム差に迫り、安田は「優勝の戦力になれるように頑張っていく」と言い切った。(石井孝尚)
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ソフトバンク |
43 | 28 | 3 | 0.606 (↓0.008) | - (-) |
46 | 322 (-) | 257 (+1) | 89 (-) | 47 (-) |
0.241 (-) | 3.160 (↑0.03) |
2 (-) |
ロッテ |
42 | 29 | 2 | 0.592 (↑0.006) | 1 (↑1) |
47 | 311 (+9) | 319 (+2) | 62 (-) | 60 (+1) |
0.242 (↑0.001) | 4.180 (↑0.03) |
3 (-) |
楽天 |
36 | 34 | 3 | 0.514 (↑0.007) | 6.5 (↑1) |
47 | 367 (+14) | 335 (+6) | 75 (+1) | 43 (+1) |
0.265 (↑0.003) | 4.390 (↓0.03) |
4 (1↑) |
西武 |
33 | 37 | 2 | 0.471 (↑0.007) | 9.5 (↑1) |
48 | 318 (+1) | 328 (-) | 75 (+1) | 48 (-) |
0.246 (↓0.001) | 4.410 (↑0.07) |
4 (-) |
日本ハム |
33 | 37 | 3 | 0.471 (↓0.007) | 9.5 (-) |
47 | 313 (+6) | 325 (+14) | 57 (+1) | 37 (+1) |
0.253 (-) | 4.070 (↓0.14) |
6 (-) |
ORIX |
23 | 45 | 5 | 0.338 (↓0.005) | 18.5 (-) |
47 | 263 (+2) | 330 (+9) | 46 (-) | 54 (-) |
0.241 (-) | 4.270 (↓0.06) |
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