DeNA(★2対3☆)中日 =リーグ戦15回戦(2020.09.13)・横浜スタジアム=
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中日
2010000003801
DeNA
1001000002701
勝利投手:又吉 克樹(2勝0敗0S)
(セーブ:R.マルティネス(2勝0敗12S))
敗戦投手:大貫 晋一(6勝3敗0S)

本塁打
【中日】平田 良介(2号・3回表ソロ)
【DeNA】ソト(14号・1回裏ソロ)

  DAZN
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◆中日が接戦を制した。中日は初回、アルモンテの適時打とビシエドの犠飛で幸先良く2点を先制する。1点差とされて迎えた3回表には、平田のソロが飛び出し、リードを広げた。投げては、2番手・又吉が今季2勝目。敗れたDeNAは、打線が2得点と振るわなかった。

◆DeNAネフタリ・ソト内野手が14号ソロを放った。2点を先制された直後の1回2死。中日先発吉見の6球目、真ん中低め131キロを捉え左翼席中段に突き刺した。 「打ったのはスライダー。点を取られた後だったので、得点することができよかったです。タイミングを一番意識していて、ストライクゾーンに来たボールをしっかり捉えられました」と笑顔で話した。

◆「ハマの豆苗」ことDeNA大貫晋一投手が6回3失点で降板した。 1回、中日アルモンテの二塁ベースに当たる不運な適時打などで2失点。3回には平田にソロを浴びた。4回以降は味方の好守にも助けられ、持ち味の粘りを発揮。それでも「先発としてうまく仕事をすることができませんでした。積極的に振ってくる打者が多いなか、カウントを取るボールが甘くなってしまいました」と反省した。

◆中日は1回にアルモンテの適時打などで2点先制。その裏、ソトの14号ソロで1点をかえされるも、3回に平田の2号ソロで加点。 DeNAは4回に柴田の適時打で1点差に迫った。先発大貫は6回7安打3失点で降板。中日先発吉見は5回途中2失点で降板。 中日は5回途中から小刻みな継投で逃げ切った。DeNAは中盤のチャンスであと1本が出ず、自力優勝の可能性が消滅した。

◆DeNAは接戦を落とし自力優勝の可能性が消滅した。先発大貫が6回3失点の粘投も、打線は中盤の好機であと1本が出なかった。 開幕から74試合を終え、首位巨人とは11ゲーム差の3位。厳しい状況に追い込まれたラミレス監督は「大貫はすごくいい投球をしてくれたが、あともう1本が出なかった。今日でシーズンが終わりではない。デー・バイ・デーで、その日の試合に勝つことに集中していきたい」と話した。

◆中日平田良介外野手が3回に追加点となる2号ソロを放った。 7月11日広島戦以来、約2カ月ぶりで、ビジターでは今季初。昨季も横浜では打率4割1分7厘と好相性で「なぜかは分からない」と首をかしげた。本塁打については「体がうまく反応してくれた。常に全力でプレーしていきたい」と語り、5試合連続スタメンで存在感を見せ始めた。

◆中日の「勝利の方程式」が18年7月以来、2年ぶりに横浜でのDeNA戦カード勝ち越しをもたらした。 与田剛監督は先発吉見一起投手を1点リードの5回途中2失点で下げ、小刻みな継投を選択。これがはまった。「本当によく抑えてくれた。吉見を投げさせてあげたかったが、交代を正解にしてくれた」。又吉克樹投手らリリーフ5人による無失点リレーを称賛した。 7月28日広島戦から6回終了時点でリードしている試合では、2度の引き分けを挟んで17連勝している。大野雄大投手の5完投勝利を含むが、祖父江-福-R・マルティネスの勝ちパターンが機能しているのが大きい。 「7回の男」祖父江大輔投手は登板11試合連続無失点とし、17ホールドポイントでリーグ2位タイに浮上。「調子がどうこうでなく、与えてもらった場所で精いっぱい頑張ります」。8回を任される福敬登投手は2死から戸柱への初球でプロ最速の150キロをマーク。「余計なことを考えないでシンプルにいったら150キロが出ました」。こちらは15ホールドポイントで、守護神ライデル・マルティネス投手はリーグ2位の12セーブ目を挙げた。 この勢いに乗りたいかと問われた与田監督は「もちろん、もちろん。それは当然ですね」と声を弾ませた。7年連続のBクラスと決別できるのか。12球団で最も多く試合を消化する中日は残り45試合だ。 ▽中日谷元(3番手で6回の1イニングを1安打無失点で3ホールド目) ゼロで帰ってくることができて良かった。 ▽中日又吉(5回1死二塁で吉見をリリーフし2勝目) 与えられた数少ないチャンスをものにして、中継ぎで生き残りたいです。 ▽中日木下拓(先発マスクで6投手をリード) 吉見さん、又吉さん、谷元さんが攻めの投球をしてくれた。後半のDeNA打線に効果がとてもあった。 ▽中日アルモンテ(初回無死一、二塁から二塁ベースに当たる先制の左前適時打) 内野ゴロでもおかしくない当たりだったのに、ベースに当たってくれて今日は運があるかもしれない。先制もできたし、神様のおかげだよ。 ▽中日ビシエド(初回に右犠飛) 少し低めのボールだったけれど、なんとか犠牲フライになってくれて、最低限の仕事はできた。ナイスランをしてくれた(三塁走者の)平田にも感謝してるよ。 ▽中日平田(3回に7月11日広島戦以来、約2カ月ぶりの2号ソロ) 何とか打てました。体がうまく反応してくれたと思います。

◆DeNAの大貫は7月10日以来の3敗目を喫した。一回に2点を失うと、三回には平田に初球カーブを左翼席に運ばれた。6回3失点と粘りはしたが「積極的に振ってくる打者が多い中、カウントを取る球が甘くなってしまった」と反省した。  自身の連勝は6で止まって自己最多の7勝目とはならず、チームも自力優勝の可能性が消滅した。「次回登板までに慎重に投球できるよう調整したい」と気持ちを切り替えた。

◆中日・平田良介外野手(32)が四回に左翼越えのソロ本塁打を放ち、勝利に貢献した。  「反応して打てたな、という感じ。当たった瞬間、入ると思いました」  2-1の三回1死だ。相手先発・大貫が高めに投じた初球のカーブを完璧にとらえた。一塁への歩みが物語る、スタンドインへの確信。余韻に浸るようにダイヤモンドをゆっくりと一周した。  7月11日の広島戦(ナゴヤドーム)以来となる今季第2号で勝利を手繰り寄せ、チームは2018年7月9-11日以来、2年ぶりとなる敵地・横浜でのカード勝ち越し。3位のDeNAには2・5ゲーム差に迫った。まずはAクラス返り咲きへ、背番号6は「1試合1試合、負けられない試合が続く。最後まで勝つ気持ちを持ってプレーしていきたい」と先を見すえた。

◆中日が三回までの3得点を継投策で守り抜き、敵地・横浜で2年ぶりとなる勝ち越しを決めた。  先発・吉見一起投手(35)が粘りの投球を披露していたが、3-2の五回に、先頭・梶谷に二塁打を浴びピンチを招いた。続くオースティンは三直に抑えたが、与田監督はこのタイミングでベンチを出て、球審に交代を告げた。この決断に指揮官は「四回の倉本のレフトへの飛球もそうだし、内野の頭を超えるような打球が増えてきていた。ここはとにかく勝つということを最優先に考えた結果」と説明。右腕の投球数はまだ80球だっただけに「勝ち投手の権利がかかるあのところで、吉見を本当に投げさせてあげたかった気持ちも当然あった」と断腸の思いだったことを明かした。  ここでバトンを受けた又吉がピンチを脱し、六回以降も谷元、祖父江、福、R・マルティネスがそれぞれ1回ずつを無失点にしのいで、勝利。「その交代を正解にしてくれたのはあの選手たち」と救援陣へ惜しみない賛辞を贈った。

◆接戦を落とし、首位・巨人と11ゲーム差。同時に、今季74試合目にして自力優勝の可能性が消滅した。ラミレス監督は「仕方がないこと。ただ、今日でシーズンが終わりではない。Day by Dayで、その日その日の試合に勝っていくことに集中する」と話した。この日は二回1死一、三塁、四回1死一、二塁の好機で3試合ぶりに8番に入れた投手の打順に回り、指揮官はともに送りバントを指示。9番の倉本も3度の得点機で凡退した。

DAZN

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
45224 0.672
(↑0.005)
-
(-)
49339
(+3)
229
(+1)
93
(+2)
43
(+1)
0.258
(-)
3.170
(↑0.04)
2
(-)
阪神
36324 0.529
(↑0.007)
9.5
(-)
48305
(+7)
290
(+6)
72
(+1)
48
(+1)
0.245
(↑0.001)
3.520
(↓0.04)
3
(-)
DeNA
35345 0.507
(↓0.008)
11
(↓1)
46322
(+2)
293
(+3)
73
(+1)
14
(-)
0.273
(↓0.001)
3.780
(↑0.01)
4
(-)
中日
33375 0.471
(↑0.007)
13.5
(-)
45250
(+3)
305
(+2)
41
(+1)
19
(-)
0.239
(-)
3.760
(↑0.02)
5
(-)
広島
27378 0.422
(↓0.007)
16.5
(↓1)
48310
(+6)
345
(+7)
71
(+1)
30
(+3)
0.264
(-)
4.410
(↓0.03)
6
(-)
ヤクルト
26406 0.394
(↓0.006)
18.5
(↓1)
48298
(+1)
362
(+3)
65
(-)
44
(+1)
0.251
(↓0.001)
4.610
(↑0.01)