西武(★4対12☆)オリックス =リーグ戦15回戦(2020.09.10)・メットライフドーム=
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ORIX
060411000121600
西武
20000100141131
勝利投手:竹安 大知(1勝0敗0S)
(セーブ:吉田 一将(1勝1敗1S))
敗戦投手:平井 克典(5勝4敗0S)

本塁打
【西武】スパンジェンバーグ(10号・6回裏ソロ)

  DAZN
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◆オリックスは2点を追う2回表、杉本、伏見、福田の3者連続適時打などで6点を挙げ、逆転に成功する。その後は4回に、西野の適時打が飛び出すなど、終わってみれば16安打で12得点を挙げた。投げては、先発・竹安が今季初勝利。敗れた西武は、投手陣が崩壊した。

◆西武は今月に入ってリーグトップタイの6勝2敗。8試合で45得点と打線の調子が上がってきた。今月30打数12安打で打率4割と好調の源田壮亮内野手(27)が今日も打線を引っ張るか。

◆オリックスのアダム・ジョーンズ外野手(35)が5回に左中間への適時二塁打を放ち、日米通算2000安打を達成した。 「しっかりと振って捉えることができたから、ヒットになってくれると思っていたよ。最高の気分の中で走っていたけど、タイムリーの場面だったから、正尚がかえってこれるか少し気になっていたね(笑い)」 8点リードの5回2死一塁、西武武隈の5球目、137キロ直球を捉えた。打球は左中間を割り、一塁走者の吉田正は本塁生還。ジョーンズは二塁ベース上で笑顔を見せた。 「ここまでMLBで13年間、日本で1年間、高いレベルの中で大きなケガもなく、健康でやってこれたことに感謝したいし、2000安打を達成することができてよかった。この喜びを家族と分かち合えることにも感謝したいと思う。こうして成功できたのも、ここまで携わってくれたチームメートや監督、コーチ、トレーナーやスタッフ、自分に関わってくれたすべての人達のおかげだと思っているし、感謝したいね」 二塁ベース上でチームメートの宗から記念ボードを受け取ると、場内から拍手が起きた。ジョーンズはヘルメットを取り、ファンにペコリと礼をした。 記念のボードを宗に返す際は、左足でグイッと宗を蹴り上げて、ファンをわかせた。 ジョーンズは日本で61本目のヒット。メジャーで1939本のヒットを積み重ねていた。

◆西武は1回、栗山の適時打などで2点先制。オリックスは2回、同点に追いつき、満塁から福田が3点三塁打。一挙6得点を奪う。 オリックスは4回に杉本の適時内野安打などで4点を加え大量リード。西武は6回にスパンジェンバーグの10号ソロで1点返した。 オリックスは安打、得点ともに2ケタで快勝し、連敗は2でストップした。大敗を喫した西武は、連勝が3でストップ。 オリックスは竹安が今季初勝利、西武は平井が4敗目。

◆今季初登板初先発したオリックス竹安大知投手が5回5安打2失点(自責0)で、今季初勝利を挙げた。 「今日は野手陣に感謝しかありません。最後まで自分らしいボールを投げられなかったですし、良くないボールも多かった」とまず反省を口に。ただきっちりと試合を作った。昨年11月の右肘手術を経て、ジョーンズの日米通算2000安打が飛び出したメモリアルゲームの勝ち投手となった。

◆西武平井克典投手が自らの失策をきっかけに炎上した。 2点の援護を受けた直後の2回、バント処理した後、三塁山川へ悪送球。失策でピンチを広げ、その回だけで6失点許し、3回降板した。チームも16被安打12失点いずれもワーストタイで大敗を喫した。平井は「2回の投球がすべて。自分のバント処理のミスでピンチを拡大してしまいました。試合を壊してしまって申し訳ない」と肩を落とした。 西武辻監督(16被安打12失点と、いずれも今季ワーストタイで大敗。先発平井に)「バント処理がすべてじゃない。あんなことしているようじゃダメでしょ。(先発で)次はいかないよ」

◆オリックスは、アダム・ジョーンズ外野手(35)の日米通算2000安打達成を記念して「ADAMETERグッズ」を発売することを発表した。 第1弾はネイビーのオリジナルデザインTシャツ(税込3000円)、オリジナルフェイスタオル(税込1500円)。いずれも数量限定で、球団公式オンラインショップで販売中。記念グッズは第2弾も予定されている。

◆異国の地で通算2000本目の安打を放っても、オリックスのアダム・ジョーンズ外野手(35)は自然体だった。5回に西武武隈から左中間へ適時二塁打を放って偉業達成。胸を張って記念パネルを掲げた。 「ここまでMLBで14年間、日本で1年間、高いレベルの中で大きなケガもなく、健康でやってこれたことに感謝したい」 マリナーズ時代の06年7月14日に初安打。その後14年間でメジャー通算1939安打を放って、海を渡った。自宅でオーディー夫人とは何度も話し合った。最後は妻が勧めてくれ、家族と大きな決断をした。「この喜びを家族と分かち合えることにも感謝したい」。 守るものがある。愛用するグラブには、息子のオーガストくん(6)ら家族の名前を刻む。ポケット部分には背番号10をつけたアメフト選手のロゴ。今でもアメフト中継が始まれば、かじりつく。童心を忘れない。幼い頃に憧れた夢を、今も胸のどこかにもっている。 10歳で野球に熱を持った。その頃に「リーダーでありなさい。あなたらしく生きなさい。何事にも立ち向かいなさい」と祖母や母から金言を授かった。左肩には「最愛の人」と表現する2人の名前をタトゥーで刻んでいる。 「これまで応援していただいたファンの皆様に感謝します。ここまで携わってくれたチームメートや監督、コーチ、トレーナーやスタッフ、すべての人のおかげです」。 見た目はゴツイが、中身は少年そのもの。初心を忘れない。近所の公園で野球を始めた頃のように、純朴に仲間を大事にする。だから、ジョーンズは愛される。家族やファンからも、野球にも。【真柴健】 ◆外国人選手の日米通算2000安打 日本で到達したのは13、14年に楽天でプレーしたアンドリュー・ジョーンズ以来。ロッテに2度在籍したフリオ・フランコは最初に来日した95年に米通算1922安打を記録しており、日本で大台に到達している。来日時に大リーグ通算2000安打以上を記録していた選手は、83、84年に巨人でプレーしたレジー・スミスら4人がいる。

◆オリックスのアダム・ジョーンズ外野手(35)が5回に左中間への適時二塁打を放ち、日米通算2000安打を達成した。 ◆外国人選手の日米通算2000安打 日本で到達したのは13、14年に楽天でプレーしたアンドリュー・ジョーンズ以来。ロッテに2度在籍したフリオ・フランコは最初に来日した95年に米通算1922安打を記録しており、日本で大台に到達している。来日時に大リーグ通算2000安打以上を記録していた選手は、83、84年に巨人でプレーしたレジー・スミスら4人がいる。

◆西武平井が2回、自らの失策をきっかけに炎上し6失点。辻発彦監督のコメント。 「バント処理がすべてじゃない。あんなことしているようじゃダメでしょ。(先発で)次はいかないよ」

◆オリックスのジョーンズが2安打を放ち、日米通算2千安打に到達した。7-2の四回1死二塁で遊撃内野安打をマークして追加点につなげ、五回2死一塁では左中間へ適時二塁打。記念のボードを掲げ、拍手にヘルメットを脱いで応え「チームメートに支えられ、こういう結果を出せて本当に幸せ」と喜んだ。  米大リーグ通算1939安打、282本塁打の実績を持つ。新たな環境に徐々に順応し「これまで応援していただいたファンに感謝します」と殊勝に話した。(メットライフ)

◆オリックスが今季最多の12得点で大勝した。0-2の二回に福田の3点三塁打などで6点を奪い、四回も4点を加えた。今季初登板の竹安が5回2失点で白星。吉田一は4回2失点で4年ぶりのセーブ。西武は連勝が3で止まった。

◆西武は一回無死一、三塁から捕逸で先制。さらに栗山の右翼線二塁打で2点目を奪った。  オリックスは二回無死一、二塁から敵失で1点を返し、なお無死満塁から杉本、伏見の連続適時打で逆転。さらに無死満塁で福田が右中間へ三塁打を放ち、この回一挙6点を奪った。  四回は2つの敵失に乗じて4点を追加。五回にも2死一塁からジョーンズの日米通算2000安打となる左中間二塁打で1点を加えた。  西武の先発、平井は3回6失点で降板した。  自滅だった。プロ3度目の先発となった平井は3回6失点で早々と降板した。  「二回の投球が全て。自分のバント処理ミスでピンチを拡大してしまった。先に点を取ってもらったのに、すぐに逆転を許し、試合を壊してしまった。申し訳ないです」  2-0の二回に無死一、二塁のピンチを招くと、中川の送りバントは投前へ。完全に三塁封殺できるタイミングだったが、送球は6年ぶりに三塁守備に就いた山川のグラブをはじき、ファウルグラウンドを転々。1点を返され、なお無死二、三塁と傷口を広げた。続くT-岡田に四球。ここから3連打を浴びて、瞬く間に6点を奪われた。  プロ4年目、登板211試合目で初先発となった8月20日のオリックス戦(京セラ)は5回無失点で勝利投手。その後は救援を経て、3日のロッテ戦(ZOZOマリン)で先発した。今回は前カードの札幌遠征に帯同せず、ランニング量を増やすなど先発としての調整に専念。「しっかり時間を与えたもらえたので、結果を求めて投げたい。先発で試合をつくる面白みはすごく感じているし、週1度の登板なので責任感もある」と話していたが、3度目の先発は最短降板となった。(東山貴実)

◆西武のスパンジェンバーグが六回に吉田一の初球の速球を捉えて右翼席へソロを放った。来日1年目で10号本塁打をマークしたが「数字は特に気にしていない」と淡々と語った。  八回にも二塁打を放ち、2試合連続で複数安打を記録。大差で負けている状況でもしっかりと快音を響かせ「こういう試合展開だったけど、自分の打席に集中して臨むことができた」とうなずいた。(メットライフ)

◆西武の平井が先発して3回6失点と乱調でチームの連勝が3で止まった。2点を先制してもらった直後の二回に無死一、二塁で投前へのバントを処理したが三塁へ悪送球して1点を献上。さらに四球で満塁とされてから3連打を浴びてこの回だけで6点を失い「二回の投球が全て。試合を壊してしまって申し訳ない」とうなだれた。  11日から首位ソフトバンクと3連戦に臨む。辻監督は「気持ちを入れ替えて、負け越さないようにやっていく」と巻き返しを誓った。(メットライフ)

◆記念のボードを掲げ、メットライフドームに響く拍手に、ヘルメットを脱いで応えた。オリックス・ジョーンズが日米通算2000安打に到達。米大リーグ通算1939安打、282本塁打の実績を誇る超大物助っ人が、日本の地で、節目の記録を刻んだ。  「チームメートに支えられ、こういう結果を出せて本当に幸せ」  7-2の四回1死二塁で遊撃内野安打をマークして追加点につなげ、大台に"リーチ"をかけると、すぐさま決めた。続く五回の第4打席。2死一塁で、カウント2-2から西武・武隈の137キロの直球を捉えた。左中間へ適時二塁打。一走の吉田正をホームに迎え入れ、二塁ベース上で笑顔を見せた。

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
41273 0.603
(↑0.006)
-
(-)
49310
(+9)
250
(+2)
87
(+2)
45
(-)
0.240
(↑0.001)
3.180
(↑0.04)
2
(-)
ロッテ
40292 0.580
(↓0.008)
1.5
(↓1)
49300
(+3)
317
(+5)
62
(-)
58
(+1)
0.243
(↓0.001)
4.270
(↓0.01)
3
(-)
楽天
34343 0.500
(↓0.007)
7
(↓1)
49348
(+2)
325
(+9)
73
(+1)
42
(-)
0.263
(-)
4.260
(↑0.06)
4
(1↑)
日本ハム
33353 0.485
(↑0.007)
8
(-)
49303
(+5)
306
(+3)
56
(+1)
36
(-)
0.253
(-)
3.930
(↑0.03)
5
(1↓)
西武
32352 0.478
(↓0.007)
8.5
(↓1)
51311
(+4)
316
(+12)
70
(+1)
47
(+1)
0.250
(↑0.001
4.430
(↓0.07)
6
(-)
ORIX
23435 0.348
(↑0.01)
17
(-)
49261
(+12)
319
(+4)
46
(-)
53
(-)
0.243
(↑0.002
4.270
(↑0.03)