ロッテ(★3対5☆)日本ハム =リーグ戦15回戦(2020.09.10)・ZOZOマリンスタジアム=
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日本ハム
3000101005711
ロッテ
0200001003610
勝利投手:村田 透(1勝1敗0S)
(セーブ:マルティネス(1勝4敗1S))
敗戦投手:岩下 大輝(4勝5敗0S)

本塁打
【日本ハム】中田 翔(24号・1回表2ラン)

  DAZN
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◆日本ハムは初回、中田の通算250本塁打となる2ランなどで幸先良く3点を先制する。その後1点差に迫られて迎えた5回表には西川の犠飛で1点を加え、リードを広げた。投げては、最後を締めたマルティネスが来日初セーブ。敗れたロッテは、終盤の好機であと1本が出なかった。

◆日本ハム上原健太投手が、前回の快投を再現する。10日ロッテ戦(ZOZOマリン)に先発。今季初登板の前回2日楽天戦で5回2安打無失点と好投し、大きな反響があったという。 ツイッターを通して、上原浩治氏(日刊スポーツ評論家)からもエールを受け「もう1回、ああいう姿を見せられるように、今年は毎試合初登板の気持ちで投げられたら」と気合十分だった。

◆日本ハム中田翔内野手(31)が24号2ランを放ち、史上64人目となる通算250本塁打を達成した。 1点を先制した直後の1回1死二塁の第1打席。ロッテ岩下の2ボールからの3球目、143キロの速球を逆方向へと振り抜き、右翼ラグーン席へ運んだ。「打ったのは真っすぐ。昨日は風にやられ、今日は風に助けられました。(ゲームの)早い段階で打てて良かった。ここから追加点も取ってチームが勝てるように頑張ります」。 現役選手の250本塁打は、中村(西武)、バレンティン(ソフトバンク)、福留(阪神)、松田宣(ソフトバンク)に次いで5人目となった。節目の記録達成に「本当は(本拠地)札幌ドームのファンの前で打ちたかったけど、ここにもたくさんファンの方が来てくれているし、いろんな(応援)ボードを掲げてくれているのが見えていたしね、本当に感謝しかないです」と話した。

◆日本ハム西川遥輝外野手(28)が貴重な追加点をもたらした。 1点リードの5回1死三塁から、ロッテ岩下の146キロ速球をはじき返し、中堅への犠飛。三塁走者ビヤヌエバをホームへ迎え入れた。「追加点が欲しい場面で最低限の仕事はできたかなと思います。次は得点につながるヒット、勝利につながるヒットを打ちたいです」とコメントした。

◆日本ハムは1回に中田の通算250号となる24号2ランなどで3点を先制。ロッテは2回に敵失で2点を返した。 日本ハムは5回に西川の犠飛で4点目。ロッテ岩下は6回4失点で降板。日本ハムは上原-村田の継投で追加点を許さず、終盤へ。 日本ハムが7回に犠飛で加点して逃げ切り、連敗が3でストップ。村田が今季初勝利、マルティネスは来日初セーブ。ロッテは連勝が6で止まり、先発岩下は5敗目。

◆来日3年目の日本ハム・マルティネス投手が、日米通じて自身初セーブ。 2点リードの9回にマウンドへ上がり、2四球もあって1死一、二塁。アウトは全て三振で、最後の4番安田をチェンジアップで見逃し三振に仕留めると、両拳を突き出しほえた。本調子ではなかったが「翔さん(中田)が250号を打った試合を勝利で終えることができたことが何よりもうれしい」と、喜んだ。

◆ロッテが初回の3失点をひっくり返せず、連勝が6で止まった。 先発岩下が1回先頭に四球を出したところから犠飛、2ランを被弾。けん制悪送球や暴投などミスも目立った。攻撃は2回、7回と満塁で中軸に回したが、3番清田が2三振、4番安田は3三振するなど無安打。井口監督は「あと1本というところ。岩下は球自体は良かった。もったいない内容」と話した。

◆日本ハム中田翔内野手(31)がロッテ15回戦(ZOZOマリン)で史上64人目となる通算250本塁打を達成した。1点を先制した直後の1回1死二塁、右中間のホームランラグーン席へ本塁打キング争い独走となる24号2ランを打ち込んだ。打点も12球団断トツの79に伸ばした「レベチな大将」の活躍で、チームは連敗を3でストップ。西武が敗れたため、1日で4位に再浮上した。中田の願いは、幕張の風が成就させてくれた。「行ってくれ...」。初回1死二塁。143キロの外角直球を素直にバットに乗せた。高く舞い上がった打球は、左翼からグラウンド方向へ吹くZOZOマリン特有の強風にも乗った。「昨日は風にやられ、今日は風に助けられました」と右中間のホームランラグーン席へ飛び込む24号2ラン。前夜、引っ張った打球は押し戻されたが、自然体で流した打球は通算250本塁打のメモリアルアーチとなった。 史上64人目の偉業も、中田は自然体で受け流した。 中田 いやいや、これからどんどん(達成者が)出てくると思うし。250本でね、満足できる本数では、当たり前ですけど、ないですし。もっともっと上を目指して。通過点だと思っているので。 12年の監督就任以来、4番として起用し続けた栗山監督に、中田は223本目のアーチを届けた。「打てない自分も監督が使ってくれた。そこからの250本。感謝したい」と指揮官への思いも明かした。 栗山監督はうれしさを心に秘めて、あえて厳しいノルマを課した。 栗山監督 250号も本当に大変だと思うけど、もっともっとペース加速して、ホームランを増やせるバッターなので。1000本くらい、見たい。 大きな数字に乗せた思いは、中田の力を信じ続けてきたからこそ。今季から"レベチ"に覚醒した中田なら、夢物語もかなえるかもしれない。 中田の1発で3連敗中の嫌な流れを振り払い、チームは連敗ストップで4位に再浮上した。中田は「何度も言うように、打点の方がうれしいので」と、チームを勝利に導いた2打点も素直に喜んだ。今季79打点で24本塁打とともに打撃2冠を独走。残りは49試合で、まだまだリーグ優勝の目も残る。「今日の試合をきっかけに、これからどんどんどんどん巻き返していけたら」。中田のバットで、混パに割って入る。【木下大輔】 ◆日本ハム中田の投手別本塁打数 250本塁打のうち、もっとも多くの柵越えを放っているのは、今季からロッテに移籍した美馬で7本。すべて楽天時代の昨年までに記録したものだ。続いて楽天塩見が6本。阪神西勇(対戦当時はオリックス)と西武十亀からは5本塁打している。また現在はチームメートの金子からは3本塁打、秋吉からも1発を放っている。

◆日本ハム2番手の村田透投手が2回をパーフェクトに抑えて、18年9月22日楽天戦(札幌ドーム)以来、2年ぶりの白星を手にした。 今季は第2先発としての起用を主に、ロングリリーフ要員として12試合に登板。状況に応じて出番は変わるが「気にしないように。自分のリズムで投げるのがテーマ。チームが勝てばいい」と、頼もしかった。

◆日本ハム・杉谷拳士内野手(29)は、出場選手登録が9年に達し、海外フリーエージェント(FA)権の資格取得条件を満たした。  帝京高(東京)から日本ハムひと筋12年目の今季は貴重なユーティリティープレーヤーとして、試合前の時点で49試合出場、打率・220、2本塁打、6打点。杉谷は権利の行使について明言を避けたが「プロ野球選手として育てていただいた球団には、すごい感謝の気持ちでいっぱいです」と変わらぬ"ファイターズ愛"を強調した。  一方、周囲からはいじられ放題で、矢野外野守備コーチ兼打撃コーチ補佐は「なに偉そうに取材受けてんだよ。海外FA? いけいけオラ」、鶴岡バッテリーコーチ兼捕手は「チームのために行使してくれよ」。  栗山監督にいたっては「拳士、海外合うかもしれないね。無類の明るさは人間にとって一番大事な要素だから。(大谷が在籍する)エンゼルスに行くのかな? 聞いとくよ」と面白がっていた。

◆日本ハム・中田翔内野手(31)が一回1死二塁で、ロッテ先発の岩下から右越え24号2ランを放ち、プロ野球64人目の通算250本塁打を達成した。  4日の西武13回戦(札幌)で四回に西武先発のニールから左中間23号ソロを放ち、250本塁打に王手をかけていた。  中田は大阪桐蔭高から2008年高校生ドラフト1巡目で日本ハムに入団して今季13年目。初本塁打は10年7月20日のロッテ14回戦(札幌)で、五回に大嶺祐太投手から記録した。

◆日本ハムが連敗を3で止めた。一回に近藤の犠飛と中田の24号2ランで3点を先制。五、七回にも犠飛で加点した。村田が五回から2回無失点で2年ぶりの勝利、マルティネスが来日初セーブを挙げた。ロッテは連勝が6で止まった。

◆ロッテは打線が再三の好機を生かせず、連勝が6で止まった。2-5の七回無死満塁から押し出し四球による1点にとどまると、九回1死一、二塁では代打角中、安田が連続三振に倒れた。井口監督は「形はしっかりつくったが、あと一本というところだった」と悔しがった。  9日に右手に投球を受けて途中交代した正捕手の田村が人さし指の剥離骨折で戦列を離れ、主力の負傷離脱に歯止めがかからない。井口監督は「いるメンバーでやるしかない」と話した。(ZOZOマリン)

◆前日9日に70試合目を消化し、首位ソフトバンクに0・5ゲーム差の2位につけるロッテに試練が訪れた。  同日の日本ハム戦で、田村が人さし指に死球を受けて交代。一夜明けたこの日、球団は右手第2指末節骨剥離(はくり)骨折と発表し、シーズン終盤へ向けて不動の正捕手が離脱することになった。  この日は柿沼が先発マスクをかぶったが、一回にいきなり先制点を奪われた。先発の岩下は、先頭の西川に許した四球から無死一、三塁とされ、近藤に先制の左犠飛を喫した。さらに岩下の一塁への牽制(けんせい)が悪送球となって1死二塁とされ、中田に24号2ランを喫した。  四回には2死二塁から暴投で走者を三進を許した。この回は無失点で踏ん張ったが、五回無死二塁から再び暴投でピンチを広げ、西川の中犠飛で4点目を失った。  「バッター一人一人、アウトを一つ一つしっかりと積み重ねていければと思います」。こう意気込んでいた岩下だったが、ミスも多く、6回5安打4失点でマウンドを降りた。  田村の復帰時期が見えない中、これからさらなるバッテリーの踏ん張りが求められる。(湯浅大)

◆日本ハムは一回、四球と平沼の右前打で無死一、三塁とし、近藤の左犠飛で先制。岩下の牽制悪送球で走者が二進した後、中田が右越えに24号2ランを放った。  ロッテは二回、2安打と四球で1死満塁とし、藤岡の二ゴロを渡辺が悪送球する間に2点を返した。  日本ハムは五回、ビヤヌエバの二塁打と暴投で1死三塁とし、西川の中犠飛で加点。七回にもビヤヌエバの右犠飛で1点を加えた。ロッテはその裏、押し出し四球で1点を返した。  ZOZOマリン特有の強い風に乗った打球はぐんぐん伸びて、右翼のホームランラグーンへ。日本ハム・中田が一回、プロ野球64人目となる通算250本塁打となる24号2ランを放った。  「本当は札幌ドームのファンの前で打ちたかったけど、ここにもたくさんファンが来てくれる。いろんなボードを掲げてくれているのが見えていたしね。本当に感謝しかないです」  一回に1点を先制し、なお1死二塁からロッテ先発の岩下の直球を捉え、5試合ぶりの一発。ホームインして三塁側ベンチ前で祝福されると、左翼席に陣取る日本ハムファンに向けて、記念ボードを胸を張って高々と掲げた。  チームは前日9日に3連敗を喫し、30試合ぶりに5位へ転落した。その沈滞ムードを一掃する一打は「きのうは風にやられ、きょうは風に助けられた」と風を味方につけたひと振りだった。  この日を含めて残り50試合。栗山監督は試合前、「残り30試合だったらいろいろなこと考えなきゃいけないけど、まだ50試合ある。行けるはず。ここからや」と逆襲を誓った。まだまだ、諦めるわけにいかない。(山口泰弘)

◆日本ハムの村田が2年ぶりの白星をつかんだ。2点リードの五回から2番手で登板し、コースを丁寧に突いて2回を完璧に抑えた。「勝ち運がないと思っていた。(中田)翔も250本塁打を打てたし、そんな日に勝ちが付いて良かった」と喜んだ。  細かい継投策を駆使するチームの中で、貴重なロングリリーフとして存在感を示している。「真っすぐの状態もいい。自分の投球ができているので、このまま続けたい」と意気盛んだった。(ZOZOマリン)

◆五回から2番手で登板した村田が、2回を無安打無失点。一昨年9月22日の楽天戦以来、2年ぶりの白星を挙げた。当の本人は「僕に(勝利が)ついたんですか?」と試合後に知った。右肘痛、腰痛から復帰した今季は「ここのところ、いいピッチングができている。続けていきたい」と、さらなる活躍に意欲をみせた。

◆日本ハムは10日、ロッテ15回戦(ZOZOマリン)に5-3で競り勝ち、連敗を3で止めた。中田翔内野手(31)が一回、24号2ランを放ってプロ野球64人目の通算250本塁打を達成。主砲に一発が出たチームは、4位に浮上した。  外角低めの直球を逆らわずにはじき返した。打球はライト後方のホームランラグーンに着弾。中田が一回、メモリアルアーチを放った。  「打った瞬間、行ってくれ!と。風のおかげで入ってくれました」  5試合ぶりの24号2ランは、プロ通算250号。ホームインした後はファンが陣取る左翼席に体を向け、記念のボードを高々と掲げた。  初本塁打は大阪桐蔭高から入団して3年目の2010年だった。日本ハムひと筋13年目の記録到達。「調子が悪いときも使ってくれた監督に感謝です」としみじみ振り返った。  シーズン中に幾度も繰り返す言葉は「打点の方がうれしい」。8月15日から本塁打と打点の2冠をキープしているが、24本塁打よりも、79に伸ばした打点に高い価値を見いだしている。  例年以上に勝利への執念を感じた出来事は、コロナ禍により実施されたハードな同一カード6連戦だった。「みんな苦しい中で、一試合でも多く勝とうといっていた」。強い使命感を抱いた主砲は、初の6連戦だった6月下旬の楽天戦(楽天生命パーク)で4発と活躍して量産態勢に入った。  「喜ぶのはきょう一日だけ。また、明日から取り組んでいきたい」  連敗を3で止めて借金を2に減らし、再び4位に浮上した。11日からは8本塁打を放っている楽天との3連戦。中田のバットがチームを上昇気流に乗せる。(山口泰弘)

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
41273 0.603
(↑0.006)
-
(-)
49310
(+9)
250
(+2)
87
(+2)
45
(-)
0.240
(↑0.001)
3.180
(↑0.04)
2
(-)
ロッテ
40292 0.580
(↓0.008)
1.5
(↓1)
49300
(+3)
317
(+5)
62
(-)
58
(+1)
0.243
(↓0.001)
4.270
(↓0.01)
3
(-)
楽天
34343 0.500
(↓0.007)
7
(↓1)
49348
(+2)
325
(+9)
73
(+1)
42
(-)
0.263
(-)
4.260
(↑0.06)
4
(1↑)
日本ハム
33353 0.485
(↑0.007)
8
(-)
49303
(+5)
306
(+3)
56
(+1)
36
(-)
0.253
(-)
3.930
(↑0.03)
5
(1↓)
西武
32352 0.478
(↓0.007)
8.5
(↓1)
51311
(+4)
316
(+12)
70
(+1)
47
(+1)
0.250
(↑0.001)
4.430
(↓0.07)
6
(-)
ORIX
23435 0.348
(↑0.01)
17
(-)
49261
(+12)
319
(+4)
46
(-)
53
(-)
0.243
(↑0.002)
4.270
(↑0.03)