1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ヤクルト | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 2 | 6 | 0 | 0 |
DeNA | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 4 | 0 | X | 6 | 11 | 0 | 1 |
勝利投手:ピープルズ(2勝1敗0S) 敗戦投手:吉田 大喜(1勝4敗0S) 本塁打 |
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◆DeNAは3回裏、ソトと宮崎の適時打で2点を先制する。1点差に迫られた直後の7回には、佐野の3ランなどで一挙4点を加え、リードを広げた。投げては、先発・ピープルズが6回2安打無失点の好投で今季2勝目。敗れたヤクルトは、投打がかみ合わず4連敗を喫した。
◆ヤクルト川端慎吾内野手(32)が、「6番一塁」で今季初のスタメンに名を連ねた。 27日の巨人戦で新打順を組んだ高津監督は、再び「2番二塁」山田哲人内野手、「3番左翼」青木宣親外野手の打順に戻した。「5番右翼」には4試合連続で雄平外野手が入った。 ルーキーの吉田大喜投手と中村悠平捕手の先発バッテリー。
◆DeNAネフタリ・ソト内野手が先制適時打を放った。 3回1死一、二塁からヤクルト吉田喜の外角高め直球を逆らわずに右前へ。「(先発の)ピープルズがすごくいいピッチングをしていたので先制することができうれしい。追い込まれていたのでボールを呼び込んでセンターから右方向に打ち返すイメージを持って打席に入りました」。 7月は打率2割1分9厘と低調。8月は上旬に腎盂(じんう)腎炎で欠場したが、試合前時点で3割1分1厘。2年連続本塁打王が復調の兆しをみせた。
◆DeNA先発マイケル・ピープルズ投手が、6回を88球、2安打無失点と好投した。 前回登板の20日広島戦で来日初勝利を挙げ「自分の感触としてもいい状態にある」という196センチ右腕は、最速150キロの力強い直球を軸に、カットボール、チェンジアップ、ナックルカーブなどの多彩な変化球で的を絞らせなかった。
◆ヤクルト広岡大志内野手が、代打で反撃の適時打を放った。 2点を追いかける7回2死二塁、カウント1-2からDeNA2番手石田の低めチェンジアップにうまく合わせ、左前打とした。 8月14日DeNA戦(横浜)以来となる今季5打点目をマーク。「追い込まれていたので、後ろにつなぐ気持ちでくらいついていきました」とコメントした。
◆ヤクルトドラフト2位ルーキー吉田大喜投手が、プロ入り後最多102球で6回を2失点と粘りの投球を見せた。 立ち上がりはストライク先行で、2回まで21球で抑えた。しかし3回、先頭の神里、梶谷に連続四球を与えると、主軸に適時打を許し2点を先制された。 イニングの先頭打者を出す悪い流れから失点したが、持ち直した。4、5回は3者凡退。6回は2四球と内野安打で2死満塁のピンチを迎えたが、神里をキレのある直球で押して左飛に抑え、追加点は許さず。グラブをポンとたたいて、ベンチへ下がった。 先発ローテーションの一角として7試合目と経験も積み、落ち着いた投球を見せた。「今日は先制点を与えないよう意識して立ち上がりは投げました。3回の四球は失点につながってしまいました。その後、切り替えて最少失点でなんとか粘りながら投げることができましたが悔しいです」とコメントした。
◆DeNAは3回にソトと宮崎の適時打で2点を先制。先発ピープルズは走者を出しながらも丁寧な投球で3回まで1安打無失点。 ヤクルト先発の吉田喜は3回以降立て直し、6回まで5安打2失点に抑えた。DeNAピープルズは6回2安打無失点で降板した。 DeNAは7回に佐野の10号3ランなどで4点を追加。逃げ切って2連勝。ヤクルトは4連敗。吉田喜が4敗目。 DeNAピープルズが2勝目。
◆DeNA新助っ人マイケル・ピープルズ投手が、6回2安打無失点の好投で2勝目を挙げた。 前回登板の20日広島戦で初勝利を挙げた身長196センチ右腕は、最速150キロの直球を軸に多彩な変化球で燕打線を翻弄(ほんろう)。「戸柱といいコミュニケーションを取り、カットボール、チェンジアップをうまく使い、スライダーを織り交ぜながら投球することができた」と振り返った。
◆ヤクルトが今季3度目の4連敗で、借金は最多の7となった。先発吉田喜はプロ最長の6回を最多102球と粘ったが、3回に連続四球から先制点を献上。 高津監督は「(3回)先頭9番にストレートの四球を出し、走者を置いて上位を迎える非常に不利なイニングになった。反省をしないと」と厳しい表情。川端を今季初めてスタメン起用したが、打線は6回までピープルズの前に2安打と沈黙。最短で30日にも自力優勝の可能性が消滅する。
◆ヤクルトは今季3度目の4連敗で、30敗となった。 打線は、DeNA先発ピープルズから6回まで2安打のみとチャンスを作れなかった。しかし2点を追う7回2死二塁、DeNA2番手石田から代打広岡が左前打を放ち1点を返した。 1点差に迫り、追い上げムードになったところで7回に2番手星がDeNA佐野に3ランを許すなど4失点。高津臣吾監督は「やっと点を取って、さあこれからという時だったので、非常に痛い3ランだった」と振り返った。 今季初めて川端をスタメン起用。試合前の円陣で、野手ではなく2年目の中継ぎ清水が声出しをするなど、流れを変えようとしたが、連敗を止められなかった。打線について、指揮官は「できることは、こちらも全力でやっているつもり。選手も一生懸命やってくれている。しっかり相手投手の研究もして、個々のレベルを上げること、状態を上げることもすごく大事だと思う。全力で、やっつけてやろうという気持ちでグラウンドに立つことが何より大事だと思います」と前を向いた。
◆セ界の灯は消さないん弾! DeNA佐野が、自身初の2桁となる10号3ランを放ち、チームを2連勝に導いた。1点差とされた7回1死一、三塁、明大の同期ヤクルト星の5球目、150キロ直球をバックスリーンへ突き刺す推定飛距離138メートルの特大3ラン。試合を決める文字通りの"大きな1発"を「2桁本塁打はここ数年目標にしてきた。60試合目で達成できたのはうれしく思います」と素直に喜んだ。 ここ6試合は打点0。「チャンスで回してくれているのに情けない」と奮起して臨んだ節目の試合で、主砲の意地をみせた。「他のチームを見れば同世代か、年下が4番を打っている。4番のプレッシャーに負けないように打席に立っています」。3打数2安打で打率3割3分5厘とし、首位打者にも返り咲き。同学年の広島鈴木誠、年下の巨人岡本、ヤクルト村上に負けない存在感を示している。 チームはシーズン半分の60試合を終えて貯金3の2位。首位巨人とのゲーム差を4・5に縮め、9月1日からは直接対決3連戦(東京ドーム)も控える。「今年はCSもないし、直接対決が非常に重要。チームを鼓舞できるように頑張りたい」。猛暑の続く8月。不動の4番佐野が、セ界をさらに熱くする。【鈴木正章】
◆セ界の灯は消さないん弾! DeNA佐野恵太内野手が、自身初の2桁となる10号3ランを放ち、チームを2連勝に導いた。 1点差とされた7回1死一、三塁、明大の同期ヤクルト星の5球目、150キロ直球を打球はバックスクリーンの得点表示の「9回表」に突き刺す、推定飛距離138メートルの特大3ラン。 試合を決める文字通りの"大きな1発"を「2桁本塁打はここ数年目標にしてきた。60試合目で達成できたのはうれしく思います」と素直に喜んだ。 ここ6試合は打点0。「チャンスで回してくれているのに情けない」と奮起して臨んだ節目の試合で、主砲の意地をみせた。「他のチームを見れば同世代か、年下が4番を打っている。4番のプレッシャーに負けないように打席に立っています」。3打数2安打で打率3割3分5厘とし、首位打者にも返り咲き。同学年の広島鈴木誠、年下の巨人岡本、ヤクルト村上に負けない存在感を示している。 チームはシーズン半分の60試合を終えて貯金3の2位。首位巨人とのゲーム差を4・5に縮め、9月1日からは直接対決3連戦(東京ドーム)も控える。「今年はCSもないし、直接対決が非常に重要。チームを鼓舞できるように頑張りたい」。猛暑の続く8月。不動の4番佐野が、セ界をさらに熱くする。【鈴木正章】
◆ヤクルト・川端慎吾内野手(32)が28日、DeNA13回戦(横浜)に「6番・一塁」で今季初スタメン出場した。 1月に腰の手術を受けたが、7月25日の巨人戦(神宮)では九回1死満塁でサヨナラの左前適時打を放ち、復活を印象づけた。今季は29試合に出場して打率・179、2打点。
◆DeNA・佐野恵太内野手が、2-1の七回1死一、三塁で、バックスクリーンの上部にあるスコアボードを直撃する特大3ランを放った。 「絶対に自分のバットでランナーをかえすんだと強い気持ちを持って打席に向かいました」 明大の同級生だったヤクルト・星の150キロをとらえ、自身初の2桁本塁打となる10号に到達した。球場のトラックマンデータによると打球速度は170キロ、推定飛距離は138メートルだった。
◆DeNA先発のピープルズが6回2安打無失点で好投すると、打線も援護して快勝。DeNAがセ・リーグ2位をキープした。 DeNAは三回1死一、二塁で、ソトが先制の右前適時打。さらに2死一、三塁で宮崎が左前適時打を放ち、2点目を挙げた。1点を返されて迎えた七回には、佐野に10号3ランが飛び出し、大和の右中間への適時二塁打などで6-1とした。 ピープルズはヤクルト打線を6回2安打無失点と好投。2番手・石田が七回に1点、4番手・山崎が八回に1点を失ったが、九回はエスコバーが三者凡退で締めた。
◆苦しむチームを象徴する序盤となってしまった。前カードの巨人戦で今季初の同一カード3連敗を喫したヤクルトは、ドラフト2位・吉田喜(日体大)が先発。懸命に腕を振ったが、先制点を許した。 一、二回は無失点で抑えたが、三回は先頭の神里を四球で歩かせると、続く倉本にも四球。その後1死としたがソトに右前適時打を許し、2死一、三塁から宮崎に左前適時打を浴びた。 高津監督が「やっぱり先発だね。全てといったらあれだけど、投手、その中の先発ピッチャーというところが...」と26日の巨人戦(神宮)の後に話した通り、前日27日までの直近10試合全てで三回までに失点し、9試合で先制点を献上。主導権を握れない試合が続いている。 組み替えた打線も機能しなかった。27日の巨人戦(神宮)では今季初めて2番・青木、3番・山田哲の並びとしたが、この日は開幕戦から最も多い組み合わせとなる2番・山田哲、3番・青木に戻した。さらに6番に川端を今季初めて起用したが、DeNAの先発・ピープルズに六回まで得点を挙げられなかった。 それでもルーキー右腕は崩れずに踏ん張った。武器のカットボールを駆使し、四回以降は走者を許しながらも無失点で踏ん張った。(横山尚杜)
◆ヤクルトのルーキー吉田喜は6回2失点と好投しながらも4敗目を喫した。悔やんだのは先制点を奪われた三回の投球。9番神里にストレートの四球を与え、続く梶谷も歩かせると1死からソトに、2死から宮崎に適時打を浴びた。「四球が失点につながってしまって悔しい」と唇をかんだ。 7日にプロ初勝利を挙げたが、その後は3連敗。高津監督は「先頭打者の9番に四球を出して上位打線を迎えては不利になる。そこは反省しないと」と力なく話した。
◆DeNAのピープルズが6回2安打無失点で2勝目を手にした。危なげない内容で勝利をたぐり寄せ「状態の良かったカットボール、チェンジアップをうまく使い、時折スライダーを織り交ぜながら投球することができた」と納得の様子だった。 今永や平良が離脱している中、来日初勝利を挙げた前回登板に続く好投。ラミレス監督は「素晴らしい投球をしてくれた。穴を埋めてくれている」と目を細めた。 ソト(三回に右前へ先制打) 「追い込まれていたので、球を呼び込んで中堅から右方向に打ち返すイメージを持って打席に入った」 大和(七回に適時二塁打) 「前の打席で得点圏に走者を置いた場面で凡退していたので、いい形で後ろにつなぐ気持ちで行った」
◆今季3度目の4連敗。1-2の七回に2番手・星が佐野に10号3ランを浴び、突き放された。佐野に浴びた本塁打は今季5本目となった。先発投手が10試合連続で三回までに失点。そのうち9試合で先制を許し、主導権を握れないゲームが続く。高津監督は「やっつけてやろうという気持ちでグラウンドに立つことが何よりも大事」と奮起を促した。
◆2位のDeNAは28日、ヤクルト13回戦(横浜)に6-2で快勝した。主将の佐野恵太内野手(25)が七回、明大で同期だった星知弥投手(26)からスコアボードを直撃する10号3ランを放ち、プロ4年目で初の2桁本塁打に到達。チームは首位・巨人とのゲーム差を4・5に縮めた。 安倍"首相"の辞意表明で日本中が揺れた日、DeNAの"主将"の佐野が節目となる特大弾を放った。 「2桁本塁打は、ここ数年の自分の目標にしていた。前半戦の折り返しの60試合目で達成できてうれしい」 1点差に迫られた直後の七回、ヤクルト・星の150キロの速球を完璧に捉えた。打球は横浜スタジアムのスコアボードを直撃。過去3年間で通算10本塁打だった男が、プロ4年目で初の2桁到達となる10号3ランだ。トラックマン(高性能弾道測定器)のデータで138メートルの飛距離を計測する特大弾だった。 「星とは今年で3回目(の対戦)ですが、前回はゲッツーだったので、いいところで打ててよかったです」 2016年秋のドラフト会議。明大で同級生だった星はヤクルトから2位指名され、佐野は支配下選手で87人中84番目、セ・リーグでは最後の9位でDeNAに指名された。プロ入り時の評価は違ったが、佐野は新主将&4番としてチームの顔に成長した。 「他のチームも自分と同世代、年下の選手が4番を打っている。4番のプレッシャーに負けたくない。4番だから打てないと思いたくもない」 20歳のヤクルト・村上、24歳の巨人・岡本、26歳の広島・鈴木誠と若き4番が席巻するセ界。2安打を放った佐野は打率・335で再びリーグトップに。76安打と合わせて"2冠"だ。 「まさに4番という一発だった」とラミレス監督。25歳の4番打者は試合後も、照明が消えたハマスタのグラウンドで黙々とバットを振った。飽くなき向上心が、心技体を成長させる。(湯浅大)
<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
巨人 |
33 | 21 | 3 | 0.611 (↓0.012) | - (-) |
63 | 268 (+3) | 196 (+5) | 77 (-) | 37 (+1) |
0.257 (-) | 3.420 (↓0.03) |
2 (-) |
DeNA |
30 | 27 | 3 | 0.526 (↑0.008) | 4.5 (↑1) |
60 | 241 (+6) | 222 (+2) | 60 (+1) | 13 (+1) |
0.268 (↑0.001) | 3.550 (↑0.03) |
3 (-) |
阪神 |
27 | 28 | 3 | 0.491 (↓0.009) | 6.5 (-) |
62 | 247 (+3) | 230 (+4) | 55 (+1) | 40 (-) |
0.243 (-) | 3.590 (↓0.01) |
4 (-) |
中日 |
27 | 30 | 4 | 0.474 (↑0.01) | 7.5 (↑1) |
59 | 204 (+5) | 248 (+3) | 33 (-) | 15 (-) |
0.240 (↓0.001) | 3.750 (↑0.02) |
5 (-) |
広島 |
24 | 28 | 6 | 0.462 (↑0.011) | 8 (↑1) |
62 | 251 (+4) | 262 (+3) | 62 (+2) | 24 (+1) |
0.267 (↓0.001) | 4.120 (↑0.02) |
6 (-) |
ヤクルト |
23 | 30 | 5 | 0.434 (↓0.008) | 9.5 (-) |
62 | 251 (+2) | 304 (+6) | 52 (-) | 36 (-) |
0.248 (↓0.001) | 4.850 (↓0.03) |
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