巨人(★3対5☆)中日 =リーグ戦13回戦(2020.08.28)・東京ドーム=
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中日
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巨人
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勝利投手:岡田 俊哉(2勝2敗3S)
(セーブ:R.マルティネス(1勝0敗9S))
敗戦投手:鍵谷 陽平(0勝1敗0S)
  DAZN
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◆中日が逆転勝ち。中日は3点を追う6回表、代打・堂上の適時打などで3点を挙げ、同点とする。続く7回には、阿部が2点適時打を放ち、勝ち越しに成功した。投げては、3番手・岡田が今季2勝目。敗れた巨人は、8回に一打同点の好機をつくるも、あと1本が出なかった。

◆巨人岡本和真内野手が先制の適時二塁打を放ち、打点をリーグトップの49とした。 4回1死三塁から中日松葉のチェンジアップを「気持ちで食らいついた」ととらえ、左中間フェンスに直撃。18本塁打とともにリーグ2冠をキープした。丸は5回に適時打を放ち、連続試合出塁を16に伸ばし、状態の良さを示した。

◆中日が逆転勝ちで連敗を3で止めた。0-3の6回に代打堂上の適時二塁打などで3点を挙げて追い付き、7回に阿部の2点二塁打で勝ち越した。3番手の岡田が1回無失点で2勝目。巨人は投打がかみ合わず、連勝が2で止まった。

◆両左腕が無難な立ち上がり。巨人田口は3回まで3四球を出しながら2安打無失点。中日松葉は3回まで1安打無失点に抑えた。 巨人は4回に岡本と中島の適時打で2点を先制。5回にも追加点を挙げたが、中日は6回、堂上の適時二塁打などで追い付いた。 中日は7回に阿部の適時二塁打で2点を勝ち越し。連敗を3で止めた。3番手の岡田が2勝目、R・マルティネスが9セーブ目。巨人鍵谷が1敗目。巨人は連勝が3で止まった。

◆中日は負ければ自力V消滅の試合を逆転勝ちし連敗を3で止めた。 与田剛監督は「甲子園での悪い流れをなんとか断ち切りたいと今日移動してきたが、選手一丸となってのこの勝ちは大きい」。

◆中日が阿部寿樹内野手の2本の二塁打で連敗を3で止め、自力優勝消滅の危機を脱した。 7回1死一、二塁で勝ち越しの2点二塁打。3点を追う6回にも同点劇を演出する二塁打で貢献した。「チャンスだったけど自分も後ろにつなぐ気持ちで打席に入ったのがいい結果につながったと思います」と阿部。今回の首位巨人との3連戦は1つ負ければ自力Vが消滅する。負けられない戦いが続く。

◆菅野、戸郷以外の先発投手に27日間勝ちがつかない。 巨人は3点を先取しながら、3連敗中の先発田口が6回に先頭への死球など2死球2安打で追い付かれ、7回は鍵谷が2四球後に勝ち越し打を許した。2位に4・5ゲーム差で首位を走るが、8月に4勝ずつを挙げた2人以外では、1日に田口が勝利を挙げたのが最後。6回まで託した原監督は「何とか勝たせてあげたい。白星を付けたいというのはみんなが思うところ。自分でつかまないと」と奮起を期待するが、結果が伴わない試合が続く。 田口は計7四死球、3連投の鍵谷は3四球で計10四死球。指揮官は「せめて4つくらいにしてくれれば」と苦笑いし「フォアボールは計算してないんだよね。出す上で。四球も野球の1つだけど、計算していたら送り出せない」と言った。対中日は5勝7敗1分けで唯一の負け越しが続いている。   巨人田口(6回5安打7四死球3失点。4戦連続勝ち星なし)「立ち上がりから3人で抑えることができずに、リズムを作ることができませんでした」 巨人宮本投手チーフコーチ(7四死球の田口について)「四球はただで塁をあげる。塁をあげないのがピッチャー。次回、復活した田口を期待したいです」

◆中日が逆転勝ちで連敗を3で止めた。0-3の六回に代打堂上の適時二塁打などで3点を挙げて追い付き、七回に阿部の2点二塁打で勝ち越した。3番手の岡田が1回無失点で2勝目。巨人は投打がかみ合わず、連勝が3で止まった。

◆中日の堂上が今季初安打となる適時二塁打を放ち、勝利に貢献した。1-3の六回1死一、三塁から代打で登場し、田口の速球を右越えへ運んでこの回の同点につなげ「しっかり準備して頭を整理して打席に入った。絶対打ってやろうと思っていた」と喜んだ。  今季は右肩の故障で戦列を離れ、15試合の出場にとどまっている。「いいところで使ってもらったので結果を出せて良かった。今まで応えられなかった分、これから取り返せるように頑張る」と巻き返しを誓った。

◆球界の「アベ」が中日を窮地から救った。阿部寿樹内野手(30)が3-3の七回、2四球でつくった1死一、二塁で、低めのフォークボールを右中間へ。勝ち越しの2点二塁打を放った。  「自分は右方向に行きやすいので、そっちを意識しながら打席に立った」。昨季、定位置奪取を支えた得意の右打ち。3点を追う六回無死一塁でも右中間二塁打で好機を広げ、同点の足場をつくった。明大出身の30歳は3安打2打点に「自分も後ろにつなぐ気持ちで打席に入ったのがいい結果につながった」と納得の表情だった。  チームは今月に入り5カード連続で3連戦に勝ち越して一時は3位に浮上したが、甲子園で阪神に3連敗。負ければ自力優勝が消滅していた試合に逆転勝ちし、与田監督は「なんとか踏みとどまりたいと思っていた」と安堵した。

◆投手陣が制球を乱してまさかの計10四死球。連勝は3で止まり、巨人・原辰徳監督(62)は「四球も野球のひとつだが、四球を出すという計算はない。そこを計算していたら使えない。少々はいいさ。しかし限度はある」とあきれ返った。  先発・田口が被安打5ながら4四球3死球。特に3-0で迎えた六回は先頭に死球を与えて流れを手放し、2本の長打などで追いつかれた。続く七回は2番手・鍵谷が3四球と自滅し、2点を勝ち越されて勝負あり。田口は「(六回は)先頭の死球から失点してしまった。より先頭打者を大事にしなければいけなかった」と反省した。  先発の柱の菅野(9勝無敗)と戸郷(7勝2敗)は週の前半の登板で、週末が裏ローテとなっている巨人は8月の金、土、日で2勝9敗1分け。8月の勝敗が12勝10敗1分けだけに週末の勝率の悪さが際立つ。指揮官は「四球を怖がっちゃいけませんよ」と、いっそうの奮起を促した。 (伊藤昇)

◆巨人投手陣に求められているのは、菅野、戸郷に続き、勝ち星を稼げる先発だ。その筆頭候補の田口が、またも勝てなかった。  週の前半で貯金を増やし、後半で吐き出す。このパターンの繰り返しは、独走・巨人といえども、怖いはず。もし菅野と戸郷で試合を落とすと、大きな連敗につながる危険があるからだ。  田口は4四球に3死球と、制球を乱した。自分にプレッシャーをかけすぎているのか...。  もう一つ気になったのは、スライダー。低めのよいコースに決まったように見えても、打者に手を出してもらえないケースが目立った。曲がりが大きすぎるのか...。  いずれにしても、田口自身が、しっかり見直すべきポイントだろう。  調子がよくない中、五回までなんとかしのいだ以上、リードを保ってリリーフにバトンを託さないといけなかった。  先発の駒不足を救う上でも、リリーフ陣の登板過多を防ぐ意味でも、奮起を望みたい。 (本紙専属評論家)

DAZN

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
33213 0.611
(↓0.012)
-
(-)
63268
(+3)
196
(+5)
77
(-)
37
(+1)
0.257
(-)
3.420
(↓0.03)
2
(-)
DeNA
30273 0.526
(↑0.008)
4.5
(↑1)
60241
(+6)
222
(+2)
60
(+1)
13
(+1)
0.268
(↑0.001)
3.550
(↑0.03)
3
(-)
阪神
27283 0.491
(↓0.009)
6.5
(-)
62247
(+3)
230
(+4)
55
(+1)
40
(-)
0.243
(-)
3.590
(↓0.01)
4
(-)
中日
27304 0.474
(↑0.01)
7.5
(↑1)
59204
(+5)
248
(+3)
33
(-)
15
(-)
0.240
(↓0.001)
3.750
(↑0.02)
5
(-)
広島
24286 0.462
(↑0.011)
8
(↑1)
62251
(+4)
262
(+3)
62
(+2)
24
(+1)
0.267
(↓0.001)
4.120
(↑0.02)
6
(-)
ヤクルト
23305 0.434
(↓0.008)
9.5
(-)
62251
(+2)
304
(+6)
52
(-)
36
(-)
0.248
(↓0.001)
4.850
(↓0.03)