中日(☆3対0★)DeNA =リーグ戦12回戦(2020.08.23)・ナゴヤドーム=
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DeNA
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中日
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勝利投手:大野 雄大(4勝3敗0S)
敗戦投手:国吉 佑樹(2勝2敗0S)
  DAZN
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◆中日が同一カード3連勝。中日は3回裏、アルモンテの適時打で先制に成功する。そのまま迎えた5回には、代打・平田の2点適時打が飛び出し、リードを広げた。投げては、先発・大野雄が9回無失点の快投で今季4勝目。敗れたDeNAは、打線が5安打無得点と沈黙した。

◆中日大野雄大投手(31)は3試合連続で「完投勝利+2桁奪三振」を記録中。対戦するDeNAとは通算12勝7敗、昨季も2桁奪三振を記録したが、このカードで完投勝利の経験はなし。DeNA戦初完投勝利、2桁奪三振で4戦連続の快記録なるか。

◆中日平田良介外野手(32)が緊急昇格にこたえた。1-0で迎えた5回1死一、二塁。井領の代打に起用されるとDeNA平田の甘いカットボールを強振。左中間フェンスを直撃する2点二塁打となり、二塁ベース上で右拳を突き上げた。 「打てる球だけ打とうと思って打席に入りました。甘くきた球を逃さず打つことができました」と平田。福田が22日に足の違和感を訴え途中交代。下肢コンディショニング不良でこの日出場選手登録が抹消され、急きょ1軍に呼ばれての最初の打席で最高の結果を出した。 平田は開幕から打撃不振が続き、7月20日には右肘痛の影響もあり登録抹消されていた。降格時点での成績は67打数11安打で打率1割6分4厘、1本塁打3打点だった。

◆中日は3回、DeNA2番手国吉からアルモンテが中前適時打を放ち1点先取。先発大野雄は3回まで無安打1四球無失点。 中日は5回、代打平田の2点適時二塁打で3-0。大野雄は4回、5回と単打は許すが6回まで3三振を奪い得点は与えない。 大野雄は4安打完封で4試合連続完投勝利。3連勝の中日は借金が1となり2位DeNAに1ゲーム差とした。国吉が2敗目。

◆DeNAが2試合連続完封負けで今季2度目の同一カード3連敗に沈んだ。好調を維持する中日大野雄の前に散発5安打にとどまった。 ラミレス監督は「大野はこの試合前に3試合連続完投している。この試合も素晴らしい投球だった。何とかベストを尽くしてトライはしたが報われなかった」と完敗を認めた。 今カードは3試合でわずか1得点。3位中日に1ゲーム差に迫られた。21イニング連続無得点と苦しむが本拠地で巻き返す。 ▽DeNA伊勢(ブルペンデーの先発を任され、2回を3安打無失点)「相手の先発がエースの大野投手ということで、ロースコアの展開に持っていかないといけないとミーティングで言われていた。1人1人、丁寧に打ち取っていく意識を持ってマウンドに上がり、結果無失点で抑えることができた」

◆中日大野雄大投手が今季初の完封勝利。奪三振は7で、90年の野茂英雄(近鉄)に続く4試合連続完投勝ち&2桁奪三振は逃した。 完投勝利は継続しており、次回登板で55年石川克彦、61年権藤博、06年佐藤充に並ぶ5試合連続完投勝利の球団記録に挑戦する。連続試合完投勝利のプロ野球記録は89年斎藤雅樹(巨人)の11試合連続。 4試合連続完投勝利は24勝0敗だった13年田中(楽天)が7月9日~8月2日に記録して以来、7年ぶり。 06年以降を見ると、4試合以上続けたのは06年5月25日~6月28日佐藤充(中日)5試合、09年4月7~29日田中(楽天)4試合、09年9月3~25日帆足(西武)4試合、13年田中4試合、20年大野雄4試合しかおらず、セ・リーグでは06年佐藤充以来、14年ぶりとなった。

◆中日平田良介外野手が緊急昇格に応えた。1点リードの5回1死一、二塁で代打起用され、左中間フェンス直撃の2点二塁打。大野雄を援護する貴重な追加点に、二塁ベース上で右拳を突き上げた。 福田の故障を受けて前夜、2軍遠征先の甲子園から名古屋に戻っていた。ナゴヤ球場で残留組練習に参加していた午前、1カ月ぶりの1軍昇格が伝えられ、昼過ぎにナゴヤドームに合流しての"駆けつけ復活打"だった。「コールされた時の大歓声に感極まりました。緊張で足もガクガクしていた。打率はまだ1割台。やり返したいと思います。倍返しです」と興奮気味に話した。

◆中日の大野雄大投手(32)が今季初完封で4連続完投勝利を飾った。DeNAの強力打線に連打を許さず散発5安打。奪三振は7で、野茂英雄の4戦連続完投星&2ケタ奪三振のプロ野球記録にこそ届かなかったが、2位DeNAに3連勝で1差ゲーム接近を導いた。次戦では「権藤、権藤、雨権藤」で知られる権藤博らが持つ、球団タイ記録の5戦連続完投勝利に挑む。最後は147キロの直球だった。今季初の完封劇は空振り三振で締めくくった。ミスター完投となった大野雄はマウンドで左腕を小さく突き上げた。 「きょうは3連勝がかかっていたので絶対に負けられへんと思っていた。うれしいです」。自身の記録よりチームの勝利に集中。その結果が5安打0封。球団タイ記録にあと1と迫る4試合連続完投での4勝目につながった。 「体の疲れ具合から(完投は)無理だと思っていた」と振り返る。だが、1回9球、2回8球。序盤の球数の少なさが完投への道を広げた。「12球団NO・1だと思っている」と語る守備陣への絶対的な信頼が、エースの疲労を吹き飛ばす。「内野ゴロさえ打たせておけばアウトになると思っているので。今日もゴロアウト多かったと思います」。堅守に支えられた10個の内野ゴロが快投を後押しした。 近鉄野茂が90年に記録した4試合連続完投勝利&2ケタ奪三振のプロ野球記録もかかっていたが、3回まではすべて打たせて取った。「そんなん無理です。三振を取るということは球数も増えます。序盤に(三振が)取れなかったのでドキドキせず、気持ちよく投げられました。ちなみに何個やったんですか?」。7奪三振の結果すら知らなかった。 開幕戦から6試合勝利なく0勝3敗発進し、7月31日にようやく初勝利。そこから完投ショーが始まり、同時にチームも逆襲に転じた。今回は2位DeNAに3連勝してついに1ゲーム差に接近。最大9あった借金も1となった。「今はみんながどんな相手にも勝ちにこだわっている。勝利にこだわってやっていきたい」。次週登板が予想される巨人戦では、55年石川克彦、61年権藤博、06年佐藤充に並ぶ、5試合連続完投勝利の球団記録がかかる。だがエースの目標は完投ではなく、チームの勝利であり、優勝だ。【安藤宏樹】

◆中日の大野雄大投手(32)が今季初完封で4連続完投勝利を飾った。DeNAの強力打線に連打を許さず散発5安打。奪三振は7で、野茂英雄の4戦連続完投星&2ケタ奪三振のプロ野球記録にこそ届かなかったが、2位DeNAに3連勝で1差ゲーム接近を導いた。◆大野雄の59・8% この日も最速151キロをマークした直球が威力を発揮した。112球のうち67球が直球。そのうち43球をストライクゾーンに通し、安打にされたのはわずかに1球だった。球威があり、ゾーンの中で勝負できるから球数を抑えられ、完投を重ねられる一因となっている。前回登板となった16日の巨人戦でも117球中70球が直球。今回と全く同じ59・8%の割合だった。これは先発投手では国内トップ級の多さだ。

◆中日・平田良介外野手(32)が23日、DeNA12回戦(ナゴヤドーム)の五回に代打で登場。左中間へ2点二塁打を放った。  「打てる球だけを打とうと思って打席に入りました。甘くきた球を逃さず打つことができました」  1-0の五回1死一、二塁の場面で、中日ファンから大歓声が沸き起こった。代打としてコールされたのはこの日、下肢のコンディショニング不良で離脱した福田に代わって昇格した平田だ。1-1からの3球目、内寄り高めに浮いたカットボールを振り抜くと打球は左中間フェンスに直撃。好投を続ける二走・大野雄と、一走・大島をひと振りでホームへ招き入れ、リードを広げた。  7月中旬に右ひじ痛を訴えて2軍に降格した。2軍戦では13試合に出場し、打率・364(33打数12安打)、2打点。後れを取り戻す活躍に期待がかかる。  六回以降は右翼の守備に就き、プレーを続けている。

◆中日・大野雄大投手(31)が4試合連続完投勝利を完封で飾った。3位・中日はこのカード全勝。2位・DeNAとのゲーム差を1に縮めた。  中日は四回、アルモンテの中前適時打で1点を先制すると、五回1死一、二塁の場面で代打として送り出された平田が左中間へ2点二塁打を放ち、2点を追加。中日の先発・大野雄は150キロ近い直球と鋭い変化球でDeNA打線を翻弄。スコアボードに0を並べ、9回を5安打無失点に抑えた。  奪三振は7。大野雄は前回登板した16日の巨人戦(東京ドーム)で、球団初となる「3試合連続完投勝利&2ケタ奪三振」を決めており、4試合連続を達成すれば1990年の野茂英雄(近鉄)に並ぶプロ野球記録だった。  ◆中日・与田剛監督 「(大野雄について)本当に安心して見ていられました。最後までよく投げ切ってくれたと思います。このところずっと安心、安定した投球が続いている。本当に頼もしい」

◆DeNAは23日、中日12回戦(ナゴヤドーム)に0-3で敗れ、7月17-19日の巨人戦以来今季2度目の同一カード3連戦3連敗を喫した。  打線は中日・大野雄に対して、5安打無得点。2試合連続の零封負けで、3連戦でわずか1得点に終わった。ラミレス監督は「ベストを尽くしてトライしたが、報われなかった」と振り返り、本拠地に戻る25日以降の1、2軍野手の入れ替えについても「大きく変えることはない。広島ではいい形だった。毎回打つわけではないので、状態が戻れば問題ない」と否定的だった。

◆中日・大野雄大投手(31)が4試合連続完投勝利を完封で飾った。  大野雄はヒーローインタビューで「きょうは(チームの)3連勝がかかっていたんで、絶対に負けられないと思ってマウンドに上がった」と力強い口調で語った。勝因については「直球での空振りは前回よりは取れていなかったんですけど、要所要所のコントロールは良かったと思います。それが最後まで投げられた結果につながったと思う」と分析。  前回登板した16日の巨人戦(東京ドーム)で3試合連続の完投勝利を飾った大野雄は、「先週、投げ終えた後は絶対に無理だと思っていたが、自分が投げていない1週間のうち6日間の試合で、僕以外の選手が必死にプレーしているのを見ていたら、だんだんと力が沸いてきて。もう一回(完投)したいと思った」。チームメイトの活躍が今日の完封につながった。  最後に「2位が目標ではない。ホンマにドラゴンズはこんなもんじゃない。もっともっと上がって行ってみなさんと勝利を分かち合いたい」と声を張った。

◆中日は23日、DeNA12回戦(ナゴヤドーム)に3-0で勝利し、今季2度目の同一カード3連勝。先発した大野雄大投手(31)が5安打7奪三振で今季初、昨年9月14日の阪神戦(ナゴヤドーム)でノーヒットノーランを達成して以来となる完封勝利を挙げた。  「きょうは3連勝がかかっていたので、絶対に負けられへんと思ってマウンドに上がったので勝ててうれしいです」  三回まではノーヒッター。四回以降は安打を浴びながらも、最速151キロの直球にツーシーム、スライダーなどを交えて的を絞らせず、要所を断った。  前回登板した16日の巨人戦(東京ドーム)で、2リーグ制(1950年)以降、球団では初となる3試合連続の「完投勝利&2桁奪三振」を記録。この試合は1990年に近鉄・野茂英雄が記録したプロ野球記録に挑戦する登板だったが「序盤に全然、三振が取れていなかったので『これで無理や』と思いながら。そのおかげで気持ちよく投げられました」。打たせて取る投球で三回まで奪三振ゼロ。完投続きで疲労も完全に抜けたわけではないなか、奪三振にこだわれば球数は増える。最優先はチームの勝利。立ち上がりで欲を捨てることができたのも、好投の大きな要因となった。  「まだチームは借金もありますし、2位が目標ではない。来週も連勝を伸ばしていけるように全員で戦っていきます。ホンマにドラゴンズ、こんなもんじゃないと思うし、もっともっと上がっていって、みなさんと勝利をもっともっと分かち合っていきたいと思っているので、どんどん勝っていきましょう」  お立ち台ではこの勢いを加速させていくことを誓った。とにかく目の前の一戦を、懸命に腕を振って勝ちにいく。

◆中日は23日、DeNA12回戦(ナゴヤドーム)に3-0で勝利し、今季2度目の同一カード3連勝。この日、昇格した平田良介外野手(32)が五回に代打で出場し、左中間へ2点二塁打を放った。  「自分のコールがかかったときに、本当にこのお客さんの数なんかなというくらい大声援をいただきまして、あの時は本当に、感極まりました」  1カ月ぶりとなる1軍の舞台。しかも1-0の五回1死一、二塁というチャンス。数多くの大舞台を踏んできた平田であっても足が震えるほどの緊張感。独特の雰囲気が漂う開幕戦のようにも感じられたという。そんな場面で1-1からの3球目、内寄り高めに浮いたカットボールを振り抜き、打球は左中間フェンスに直撃。貴重な2点を追加した。  2軍は甲子園で連戦中で、平田も帯同していた。ただ、1軍では22日に福田が足に違和感を感じ、途中交代。それを伝え聞いた平田は同日中に名古屋に帰ったという。  1軍昇格が伝えられたのは当日の朝。ナゴヤ球場に午前8時半に到着し、残留練習を行っている間に"切符"が渡された。ナゴヤドームに到着したのは試合開始の約1時間半前。それでも「いうほどドタバタではなかった」と、心身共に準備はできていた。  「個人としてもチームとしても、まだ借りをたくさん作っております。借りを倍返ししてやったろうと思います」  打率はまだ1割台。だからこそ浮上のきっかけにしたい。高視聴率連発中の大人気ドラマ「半沢直樹」のように、どん底からはい上がってみせる。

◆DeNAは、中日に2試合連続の零封負けで7月17-19日の巨人戦以来、今季2度目の同一カード3連戦3連敗を喫した。大野雄に5安打完封を許すなど、打線が低調で21イニング連続無得点。3試合で1得点に終わり、アレックス・ラミレス監督(45)は「大野は素晴らしい投球で、もちろんわれわれもベストを尽くしてトライしたが報われなかった」と肩を落とした。  貯金は1に減り、3位・中日に1ゲーム差と迫られたが「打線も広島ではいい形だった。毎回打つわけではないので状態が戻れば問題ない」と、2軍からの"起爆剤"投入には否定的。25日の広島戦から始まる、本拠地6連戦での巻き返しを期した。(浜浦日向) プロ初先発で2回無失点のDeNAのD3位・伊勢(明大) 「一人一人、丁寧に打ち取っていく意識を持ってマウンドに上がり、無失点で抑えることができた」

◆上昇ムードの膨れ上がるチームを、その左腕でさらに押し上げた。中日・大野雄がベイ打線を散発の5安打に抑え、今季初完封。球団の左腕に限れば1994年の今中、山本昌以来26年ぶりとなる4試合連続完投勝利だ。  「きょうは3連勝がかかっていたので、絶対に負けられへんと思ってマウンドに上がった。勝てたのでうれしいです」  三回までは打たせて取る投球で無安打に抑える上々の滑り出し。四回以降は安打を浴びながらも、最速151キロの直球にツーシーム、スライダーなどを交えて的を絞らせることなく要所を締め、スコアボードに9個のゼロを並べた。過去6度、阻まれてきた登板4連勝の壁も打ち破った。  「体の疲れ具合からして『次(4連続完投)は絶対に無理や』と思っていた」  球団で14年ぶりとなる3試合連続完投星を挙げた16日の巨人戦(東京ドーム)後、体は悲鳴を上げていた。それでも調整期間中にチームメートの必死なプレー、勝利の喜びを分かち合う姿を目にし「力が湧いてきてきた。もう1回(完投)したい」と刺激をもらった。トレーナー陣には普段よりも入念にマッサージをしてもらい、睡眠を十分にとるなどコンディション調整を重視。ナゴヤドーム登板前日に食べる愛妻カレーも、忘れず口に運んだ。  「まだ借金もありますし2位が目標ではない。ホンマにドラゴンズ、こんなもんじゃないと思うし、もっともっと上がっていって、みなさんと勝利をもっともっと分かち合っていきたい。どんどん勝っていきましょう」  お立ち台で力強く叫んだ。今月4-6日に敵地で3タテを食らった2位・DeNAにやり返し、1ゲーム差に接近。この勢いに乗り、まだまだ上へと突き進む。(須藤佳裕)

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
30203 0.600
(↓0.012)
-
(-)
67240
(+1)
180
(+2)
73
(-)
29
(+1)
0.248
(↓0.001)
3.370
(↑0.02)
2
(-)
DeNA
27263 0.509
(↓0.01)
4.5
(-)
64225
(-)
210
(+3)
57
(-)
10
(-)
0.267
(↓0.002)
3.590
(↑0.01)
3
(-)
中日
26274 0.491
(↑0.01)
5.5
(↑1)
63192
(+3)
223
(-)
33
(-)
15
(+1)
0.244
(-)
3.630
(↑0.06)
4
(-)
阪神
24273 0.471
(↓0.009)
6.5
(-)
66222
(+2)
219
(+4)
48
(-)
37
(-)
0.240
(-)
3.650
(↓0.01)
5
(-)
ヤクルト
23265 0.469
(↑0.011)
6.5
(↑1)
66238
(+4)
273
(+2)
47
(+1)
34
(-)
0.250
(↑0.001)
4.640
(↑0.05)
6
(-)
広島
22266 0.458
(↑0.011)
7
(↑1)
66237
(+2)
249
(+1)
58
(+2)
22
(-)
0.269
(-)
4.180
(↑0.06)