日本ハム(3対3)楽天 =リーグ戦9回戦(2020.08.20)・札幌ドーム=
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楽天
00000000303701
日本ハム
10010010003801
勝利投手:-
敗戦投手:-

本塁打
【楽天】島内 宏明(5号・9回表3ラン)
【日本ハム】中田 翔(19号・4回裏ソロ)

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◆日本ハムは1-0で迎えた4回裏、中田のソロでリードを広げる。一方の楽天は、3点を追う9回に島内が3ランを放ち、土壇場で試合を振り出しに戻した。その後試合は延長戦に突入するも、10回の攻防はともに無得点に終わり、規定により引き分けに終わった。

◆日本ハム中田翔内野手(31)がリーグ独走の19号ソロをマークした。 1点リードの4回1死の場面。カウント1-1から松井の149キロ速球を完璧にとらえ、左翼スタンド上段へと突き刺した。「打った感触は完璧。初回、1点は取れたけど、打ち損じていたから、いいところで打ててよかった。もっと投手陣を楽にさせられるように頑張りたい」。 1回1死一、三塁では先制点をもたらす遊ゴロで打点1。これでこの日2打点とした。

◆日本ハムは1回、楽天先発松井の立ち上がりを攻め、中田の遊ゴロの間に先制。先発マルティネスは、3回まで3安打無失点。 日本ハムは4回中田の19号ソロで1点を追加した。楽天は4回に1死一、二塁のチャンスを生かせず、6回まで無得点。 楽天は3点を追う9回2死一、二塁、島内が日本ハム秋吉から起死回生の同点3ランを放った。試合は延長戦に突入した。 楽天は10回、得点圏に走者を進めるも得点を挙げることはできなかった。試合はそのまま引き分けに終わった。

◆強烈な1発も、空砲に終わった。本塁打&打点の2冠に立つ日本ハム中田翔内野手が4回、楽天松井の内角149キロをフルスイング。「打った感触は完璧」という一撃は、札幌ドーム左翼席上段への19号ソロとなった。 1回には遊ゴロで先制点をたたき出し、5打数2安打2打点。しかし、土壇場の9回に同点とされ迎えた、延長10回1死一、二塁のサヨナラ機で中飛に倒れて肩を落とした。

◆日本ハムの先発ニック・マルティネス投手(30)が、5回4安打無失点と好投した。 楽天打線に的を絞らせない気迫の投球。2点リードの5回2死走者なしで、辰巳の強烈なピッチャーライナーを捕球した際、右手に打球を受けて降板。アクシデントに見舞われたが、先発投手として最低限の役目を果たした。試合中に札幌市内の病院で精密検査を受け、右手薬指の打撲と診断され、大事には至らなかった。 前回5日西武戦で5回途中5失点でKO。9日に出場選手登録を抹消され、登板間隔は中14日空いて臨んだマウンドだった。「試合前に清水捕手と入念にプランを立てて試合に挑み、その通りの投球ができていた」と相手打者の研究の成果を発揮。4回には四球から1死一、二塁のピンチを招いたが三ゴロ併殺打に打ち取り「野手のみなさんのナイスプレーのおかげ」と感謝した。本拠地・札幌ドームでの2年ぶり白星は逃したが、体を張ってアウトを取りに行く姿には、観衆から拍手が巻き起こった。

◆楽天が土壇場で追いつき、今季3度目の引き分け。3位へ後退したが、同率首位のソフトバンク、ロッテに0・5差と迫った。 先発松井が6回2失点と試合を作ったが、打線が日本ハム投手陣をなかなか捉えきれない。先発マルティネスには4回まで毎回安打も無得点。5~8回は全て3者凡退に倒れた。 ただ"あと1球"から息を吹き返した。9回2死。島内が日本ハム秋吉にカウント1-2と追い込まれた。4球目の真ん中高め直球を右翼席へ運んだ。5号3ランで追いついた。 10回も1死二塁と好機をつくったが、辰己、小深田が連続見逃し三振。勝利までは届かなかった。 三木監督は「島内がよく打ってくれたという思いと、最後のところ若い2人でしたけど、見逃し三振2つだったから悔しい。本人たちも悔しいと思う。このことをしっかりまた胸にたたき込んでまた力に変えてもらいたい。試合をやっている以上負けなかったけど、勝てなかったことが悔しい。でも野手もピッチャーも頑張れたところは頑張れた。そこは評価したい」と振り返った。 敗戦濃厚から今季3度目引き分けへ持ち込んだ。「最後まで野球は何が起こるか分からないということでチームでやっている。リードしていても隙を作らない。ビハインドでも諦めないということを徹底してやっている中で、選手がそのことを全員が取り組んでくれている証しかなと。結果はなかなか左右できないけど、そういう気持ちは持てる。しっかり全員で取り組みたい」と見据えた。

◆おったまげ~ 楽天島内宏明外野手が「みんなびっくり、びっくり打法」で"あと1球"から追いついた。3点を追う9回2死一、二塁。日本ハムの守護神秋吉にカウント1-2と追い込まれた。4球目。真ん中高めの147キロ直球を振り抜いた。悲鳴まじりの観客の声を切り裂き、打球は右翼席中段へ一直線。おつりなしの5号3ラン。徳俵いっぱいから今季3度目の引き分けまで持ち込んだ。 本人もおったまげ~。「正直、誰も期待していなかった。一番期待していなかったのは当の本人の僕なので、みんなびっくり、おったまげですね。『みんなびっくり、びっくり打法』です」。12球団トップのチーム打率、得点を誇る打線も8回まで三塁を踏めず。それでもチーム全員の思いが島内へ届いた。三木監督も「最後まで野球は何が起こるか分からない。全員が取り組んでくれた証し」とたたえた。3位後退も同率首位ソフトバンク、ロッテに0・5差と縮めた。

◆4番の19号ソロは、空砲に終わった。日本ハムは20日楽天9回戦(札幌ドーム)で、延長10回の末、今季3度目の引き分け。中田翔内野手(31)の2打点の活躍もあって9回2死まで3点リードも、守護神の秋吉亮投手(31)がカウント1ボール2ストライクから3ランを浴び、土壇場で追い付かれてしまった。勝率は5割のまま。21日から仕切りなおしの3連戦に臨む。まさかの同点劇にも、一塁上の中田は冷静を装った。試合は序盤から日本ハム優位の展開。1回1死一、三塁から自身の遊ゴロで1点を先制し、4回には楽天松井から「打った感触は完璧。いいところで打てて良かった」という自画自賛の19号ソロを、左翼席最上段へぶち込んだ。本塁打&打点で2冠をひた走る4番が打撃を引っ張り、3-0で迎えた9回2死の守り。試合終了まで、あとストライク1つというところで、勝利はするりと離れていった。 9回、土壇場で守護神の秋吉が同点3ランを浴びて、勝負は延長戦へ。10回1死一、二塁で、打順は、ここまで4打数2安打2打点の中田にまわった。フルカウントからの6球目。ブセニッツの変化球に合わせたが、捉えたのはバットの先だった。打球は左中間へ。滞空時間が長かった分だけ、中堅手の辰巳は悠々と捕球。絶好のサヨナラ機を逃し、背番号6は肩を落とした。 主砲の1発を「素晴らしかったね」とたたえた栗山監督だったが、逃した勝利は痛かった。今季3度目の引き分けで、貯金生活は21日以降に持ち越しへ。1週間前には4・5と離れていた5位西武との差は、いつの間にか1・5に縮まった。指揮官は「いい形で3点、取れたけど...。全て割り切って、明日(21日)から楽天との3連戦が始まると思って、しっかりやります。オレも必死になっているよ」。多くを語らず、反攻の糧にする。【中島宙恵】

◆日本ハム玉井大翔投手が連続試合無失点を20に伸ばした。 3番手で7回に登板。6月27日に敵地で3ランを浴びていた先頭の浅村から、146キロの外角直球で見逃し三振を奪うなど3者凡退に抑えた。「(浅村に)前回シュートでやられていた。入りは(自分の得意な)シュートで入って、そこからうまく外に持っていけたという感じです」。16年に宮西が記録した29試合連続無失点も見えてきた。

◆楽天・茂木栄五郎内野手(26)が20日、日本ハム戦(札幌ドーム)に「3番・遊撃」で先発し、一回の第1打席で自打球を当て、一回裏の守備には就かずベンチに退いた。  一回1死一塁。相手先発、マルティネスの4球目、142キロのカットボールを振り、右ひざ付近に自打球を当てた。そのまま打席に立ち、二ゴロ併殺打に倒れた。  攻守交代時、場内には「治療中」のアナウンスが流れたが、茂木に代わって二塁先発のD1位・小深田(大阪ガス)が遊撃に回り、控えの渡辺佳が二塁で起用された。

◆楽天が土壇場で追い付き、引き分けに持ち込んだ。0-3の九回2死一、二塁で島内の5号3ランで同点とした。日本ハムは四回に中田が19号ソロを放つなど八回まで試合を優位に進めたが、抑えの秋吉が誤算だった。

◆楽天の島内宏明外野手(30)が20日、日本ハム戦(札幌ドーム)に「5番・左翼」で先発。3点を追う九回に右越え同点5号3ランを放ち、延長十回の末に"執念のドロー"に持ち込んだ。  球団広報を通じて、「正直、誰も期待していなかった。一番期待していなかったのは当の本人の僕。みんなびっくり、おったまげですね。"みんなびっくり、びっくり打法"です」とコメントした。

◆楽天・島内宏明外野手(30)が九回に起死回生の5号同点3ランを放ち、延長十回の引き分けに持ち込んだ。  「正直、誰も期待していない。一番、期待していなかったのは僕。みんなびっくり、おったまげですね。"みんなびっくり、びっくり打法"です」  3点を追う九回2死一、二塁。秋吉の147キロの直球をたたき、右翼席へアーチをかけた。楽天ベンチはお祭り騒ぎ。"黒星"が消えた先発、松井の笑みも弾けた。  島内は四回には中前打を放ち、2安打3打点。スタメン落ちの主砲ロメロに代わり、チームのピンチを救った。  「良く打ってくれた」と三木監督。島内の一撃で、首位で並ぶロッテとソフトバンクに0・5差の3位。まさに"混パ"の様相を呈してきた。(広岡浩二)

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
29222 0.569
(↓0.011)
-
(-)
67230
(+4)
198
(+5)
58
(+1)
36
(+2)
0.240
(-)
3.460
(↓0.02)
1
(1↑)
ロッテ
29222 0.569
(↑0.009)
0
(↓1)
67235
(+5)
242
(+4)
48
(+3)
46
(-)
0.247
(↑0.001)
4.400
(↑0.02)
3
(1↓)
楽天
28223 0.560
(-)
0.5
(↓0.5)
67292
(+3)
237
(+3)
58
(+1)
36
(-)
0.274
(↓0.001)
4.220
(↑0.03)
4
(-)
日本ハム
25253 0.500
(-)
3.5
(↑0.5)
67228
(+3)
239
(+3)
47
(+1)
26
(-)
0.246
(-)
4.090
(↑0.03)
5
(-)
西武
23262 0.469
(↑0.011)
5
(↑1)
69228
(+6)
238
(+4)
51
(-)
32
(+1)
0.251
(↑0.004)
4.510
(↑0.01)
6
(-)
ORIX
16334 0.327
(↓0.006)
12
(-)
67187
(+4)
246
(+6)
35
(-)
39
(-)
0.244
(↑0.001)
4.380
(↓0.03)