1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
DeNA | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 1 | 2 | 4 | 0 | 10 | 14 | 0 | 1 |
広島 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 6 | 2 | 1 |
勝利投手:ピープルズ(1勝1敗0S) 敗戦投手:K.ジョンソン(0勝5敗0S) 本塁打 |
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◆DeNAは4回表、嶺井の適時打と柴田の犠飛で3点を先制する。その後は7回に佐野と倉本の適時打、8回にはソトの3ランが飛び出すなど、終わってみれば14安打で10得点を挙げた。投げては、先発・ピープルズが5回1失点で来日初勝利。敗れた広島は、投打ともに振るわなかった。
◆広島堂林翔太内野手(29)が12年以来、8年ぶり2桁本塁打となる10号ソロを放った。3点を追う5回1死。DeNA先発ピープルズの高めに浮いた118キロのナックルカーブを豪快に振り抜き、左翼ポール際のスタンドに着弾。「いい反応で捉えることが出来ました」。2戦連発で追い上げを開始した。
◆序盤3回までは両軍無得点。広島K・ジョンソンは2安打された1回を切り抜け、DeNAピープルズは3回まで1安打。 DeNAが4回1死満塁から嶺井の二塁打と柴田の犠飛で3点先制。広島は5回に堂林が10号ソロも、6回にDeNAが1点追加。 DeNAが終盤に突き放した。先発ピープルズが来日初勝利。広島は3連敗で借金は最多タイの7。K・ジョンソンは5連敗。
◆「武士道」で来日1勝! DeNA先発マイケル・ピープルズ投手が初勝利を挙げた。多彩な変化球を低めに集め5回を3安打1失点。新渡戸稲造の名著「武士道」の考え方に共感し、左腕に「武」のタトゥーを彫り込む196センチの新助っ人は「非常に良かったと思います。楽しむことができました」と控えめに喜んだ。 「武」は3年前に施した。映画で「侍」の存在にひかれ、自ら調べるうちに「武士道」にたどり着いた。「日本では侍という生き方そのもの、存在があると知って、そこからさらに興味がわいた」という。「規律、細かな所作、ミスをおかさない精神。アメリカでは細かいことは気にしない傾向があるが、侍の考え方はすごく印象に残ったし、侍という生き方に興味を持ちました」と共感。「自分の考え方の根本」として「武士道」の本は来日時にも持参している。 エース今永が左肩違和感で離脱し、平良も背中の違和感で抹消。先発陣の両輪を欠く中、「侍魂」を持った助っ人が価値ある1勝をもたらした。【鈴木正章】 ▼DeNAラミレス監督(ピープルズの好投に)「すごく安定していたね。来週も(先発で)いく可能性が高いと思います」 ▼DeNA嶺井(4回に先制2点適時二塁打)「最低でも犠牲フライを打つ気持ちでいきました。うまく風に乗ってくれました。ピープルズを援護できよかったです」
◆広島は投打振るわずの大敗で、引き分けを挟み3連敗を喫した。 先発K・ジョンソンが昨年までコンビだった石原慶と今季初めてバッテリーを組んだ。だが6回途中8安打4失点と試合を作れず、開幕5連敗となった。 佐々岡監督は「流れを変えるために、いろいろやってみた中での今日だった。やってもらわないといけない選手。次も頑張ってもらいます」と左腕の巻き返しに期待した。中継ぎの中田も2失点し、矢崎も4失点の誤算。攻撃陣も得点は堂林の1発だけでつながらず、借金は今季ワーストタイの7。首位巨人とは今季最大の10ゲーム差が開いた。早ければ23日にも自力Vが消滅する危機に陥った。 ▽広島石原慶(今季初バッテリーの先発K・ジョンソンに)「まだ今年勝てていなかったので、少しでも力になってあげたい気持ちで臨んだんだけど、残念な結果になった」
◆DeNA新外国人のマイケル・ピープルズ投手(28)が、来日初勝利を挙げた。1カ月ぶりの先発で、5回を78球、3安打1失点の好投を見せた。 身長196センチの技巧派右腕が、持ち味の打たせて取る投球で広島打線を翻弄(ほんろう)した。エース今永が左肩違和感で戦線離脱。"右のエース"平良もこの日、登録抹消。先発ローテを支えてきた2人が不在の中で貴重な白星だ。 ピープルズは「チェンジアップ、スライダーの調子が良く、他の球種も交えながらボールの出し入れをして、ゴロアウトを取ることができました。野手の守備にも多く助けられ感謝しています。浮いてしまった変化球を捉えられることもありましたが、チームメートのおかげでリードした状態でリリーフ陣につなぐことができよかったです」と冷静に振り返った。
◆DeNAのアレックス・ラミレス監督が20日、広島戦(マツダ)前に取材に応じ、腰の張りを訴えていた中継ぎのパットンは「腰部捻挫」であることを明かした。 「そんなに大きな故障ではない。日々、様子を見ながら判断していきたい」と重症ではないと説明した。 パットンは18日の広島戦の八回に登板したが、先頭打者に7球投げて四球としたところで、腰の張りを訴えて降板。前日19日には広島市内の病院で検査していた。
◆広島・石原慶幸捕手(40)が20日、DeNA11回戦(マツダ)に「8番・捕手」で今季初スタメンを飾った。 プロ19年目のベテランは試合前時点で今季7戦未勝利(4敗)の先発のK・ジョンソンの復活を託される。2人がバッテリーを組むのは昨年9月27日の中日戦(マツダ)以来329日ぶり。リーグ3連覇(2016-18年)時のような輝きを取り戻せるか。
◆DeNAのネフタリ・ソト内野手(31)が20日、広島戦(マツダ)の八回1死一、二塁から左中間席へ飛び込む9号3ランを放ち、梶谷、宮崎、佐野とともにチームトップに並んだ。 昨年まで2年連続本塁打王のソトの一発は、8月1日の阪神戦(甲子園)以来43打席ぶりだった。「腎盂腎炎(じんうじんえん)」で8月7~14日まで6試合を欠場していただけに、「オヒサシブリデース!(日本語)』追い込まれていましたが、しっかり押し込むことができました」と笑顔をみせた。
◆DeNA・倉本寿彦内野手(29)が20日、広島戦(マツダ)で今季初の3安打1打点をマークし、チームの10-1の快勝に貢献した。 「コンパクトなスイングで捉えることができました。次の1点が大事になると思っていたので、ランナーをかえすことができよかったです」 5-1で迎えた七回2死三塁から放った右前適時打を振り返った。四回には中前打、六回には右越え二塁打を放っており、倉本の1試合3安打は、4打数4安打を記録した2018年5月9日の広島戦以来834日ぶりとなり、今季は27試合の出場ながら打率・333と貢献している。
◆チームを救った。DeNAのマイケル・ピープルズ投手(28)が広島を5回3安打1失点に抑え、4度目の登板で来日初勝利をマークした。 「グレート。ここからさらに勝ちを挙げていけると思います」 196センチの体から角度のある直球やツーシーム、カットボールなど、相手打線に的を絞らせなかった。今季インディアンス傘下3Aから加入。外国人枠の関係で登板機会が少ない中、「野球が大好き」と前向きに練習に励んだ成果を出した。 左腕に漢字で『武』とタトゥーが入っている。3年前に映画で知った侍の姿に感銘を受けた。調べるうちに「武士道」という言葉を知り、「侍の強さ、所作を大事にする細やかさにひかれた」という。一方で、登板前にはピザを食べる米国人らしいルーティンも大事にするが、今回は遠征中でメニューも限られており、「おいしいステーキを食べたよ」と笑った。 ラミレス監督は「体に問題なければ、来週も投げてもらうと思う」と評価を上げた。16日にエースの今永が左肩違和感、この日は平良が背中の違和感で出場選手登録から外れた。先発の軸の2人が離脱した中で、価値ある好投となった。(湯浅大)
◆14被安打10失点と投壊し、今季ワーストタイの本拠地4連敗を喫した佐々岡監督は「地元でこういう結果ならいろいろ言われる。選手は一生懸命やっている」とかばった。今季ワースト借金7となり、首位巨人とのゲーム差は最大の10に広がった。23日にも自力優勝の可能性が消滅する。
<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
巨人 |
30 | 17 | 3 | 0.638 (↑0.008) | - (-) |
70 | 230 (+2) | 161 (-) | 71 (-) | 28 (-) |
0.250 (↓0.001) | 3.170 (↑0.06) |
2 (-) |
DeNA |
27 | 23 | 3 | 0.540 (↑0.009) | 4.5 (-) |
67 | 224 (+10) | 199 (+1) | 57 (+1) | 10 (-) |
0.273 (↑0.002) | 3.560 (↑0.06) |
3 (2↑) |
ヤクルト |
22 | 24 | 5 | 0.478 (↑0.011) | 7.5 (-) |
69 | 225 (+7) | 257 (+3) | 42 (+3) | 34 (+3) |
0.250 (↑0.001) | 4.600 (↑0.03) |
4 (1↓) |
中日 |
23 | 27 | 4 | 0.460 (↓0.009) | 8.5 (↓1) |
66 | 181 (+3) | 222 (+7) | 32 (-) | 13 (-) |
0.242 (-) | 3.810 (↓0.03) |
5 (1↓) |
阪神 |
22 | 26 | 3 | 0.458 (↓0.01) | 8.5 (↓1) |
69 | 206 (-) | 206 (+2) | 45 (-) | 37 (-) |
0.238 (↓0.002) | 3.640 (↑0.03) |
6 (-) |
広島 |
19 | 26 | 6 | 0.422 (↓0.01) | 10 (↓1) |
69 | 218 (+1) | 239 (+10) | 52 (+1) | 22 (-) |
0.268 (↓0.002) | 4.270 (↓0.12) |
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