楽天(★0対5☆)ソフトバンク =リーグ戦12回戦(2020.08.09)・楽天生命パーク宮城=
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ソフトバンク
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楽天
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勝利投手:板東 湧梧(2勝1敗0S)
敗戦投手:福井 優也(0勝1敗0S)

本塁打
【ソフトバンク】柳田 悠岐(12号・8回表ソロ),甲斐 拓也(4号・9回表3ラン)

  DAZN
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◆ソフトバンクは1点リードで迎えた8回表、柳田のソロで1点を追加する。続く9回には、甲斐の3ランが飛び出し、試合を決めた。投げては、2番手・板東が4回2安打無失点で今季2勝目。敗れた楽天は先発・福井が試合をつくるも、打線がわずか3安打と沈黙した。

◆楽天福井、ソフトバンク笠谷が上々の立ち上がり。福井は3回まで1安打無失点で4奪三振。笠谷は3回無安打無失点で4奪三振。 ソフトバンクが6回に先制。二塁打と四球などで福井を攻め、2死一、三塁の好機をつくり、2番手宋家豪の暴投で1点を奪った。 ソフトバンクは8回にも柳田の12号ソロで追加点。連敗を2で止めた。4回から2番手で投げた坂東が2勝目。敗れた楽天は先発福井が1敗目。

◆楽天は好投した先発福井に、今季初勝利をプレゼントすることはできなかった。三木監督は険しい表情で「やることをしっかりやった負けではなく、しっかりできなかったことが多かった」と苦言を呈した。 両軍無得点の5回無死一、三塁で、足立が初球スクイズを失敗。同監督は「ミスはつきものですが、1回で決めるとか、状況判断して役割を果たせるかというところは、強いチームであろうと思ったら大切な部分」。再びソフトバンクに同率首位で並ばれた。 ▽楽天福井(今季2度目の先発で好投も勝利ならず)「気の抜けるバッターがいなかったので後半疲れてしまったんですけど、ある程度できたと思う」

◆ソフトバンクの番傘ならぬ「バンカサ」コンビが窮地を救った。中2日でこのカード2度目の先発となった笠谷俊介投手(23)が3回を無安打無失点。2番手の板東湧梧投手(24)も4回無失点でつないだ。楽天6連戦は2勝4敗で負け越したが、2勝ともこのコンビが勝ち取った。チームは同率首位に食らいつき、福岡に戻る。今週2度目のオープナー役を務めた笠谷は燃えていた。初回こそ2死一、二塁のピンチを背負ったが、5番島内を空振り三振。2、3回は3人ずつで抑え、3回まで無安打無失点。「こういうポジションでチャンスをもらえてありがたい。0でつなぐことができて良かったです」と役割を果たした。 2番手でバトンを受けたのは、2日前にプロ初勝利を挙げた板東だ。5回無死一、三塁も涼しい顔で切り抜け、7回までの4イニングを無失点。自身2勝目を手にし「笠谷がリズムよくいい流れで投げてくれていたので、それに乗せてもらいました」と振り返った。 チームにとって窮地だった。石川の登板間隔を空ける関係で先発枠が空いていたが、チームに新型コロナウイルスの感染者が出た影響でファームは5日まで活動休止。数日間は練習もできておらず、代役を昇格させることが難しい状況になっていた。その谷間を埋めたのが「バンカサ」コンビだ。 一緒にバス釣りにも出かける仲良しの2人は、このカードここまで唯一の勝利だった6日も、同じ順番で登板し2人合わせて5回1失点と試合をつくった。コンビ登板の日には笠谷が「0でつなぐので、ちゃんとお願いしますね」と板東の尻をたたくという。中2日のこの日は前回を上回る快投でチームの連敗を止め、貴重な今週2勝目をもたらした。 敗れれば楽天とのゲーム差は2に広がり、ロッテにも並ばれる状況だった。土俵際でなんとか粘り、同率首位のまま本拠地の福岡に戻ることができる。工藤監督は「中2日という中で2人ともよく投げたと思います。これから経験を積んでいってほしい」と目尻を下げた。【山本大地】

◆ソフトバンク9番甲斐拓也捕手がダメ押しの4号3ランを放った。 2点リードの9回2死二、三塁で右中間への1発。「打ったのは直球。ピッチャーが頑張って投げてくれていたので、何とかしたい気持ちでした」。7月17日オリックス戦(京セラドーム大阪)以来、17試合ぶりのアーチは、7回まで無失点の笠谷、板東の好投に報いる一打になった。

◆ソフトバンク柳田悠岐外野手が、特大の12号ソロで勝負にケリをつけた。1-0で迎えた8回の第4打席。2死走者なしで、内角よりの直球をとらえた打球が、大きな弧を描いて右翼上段に突き刺さった。 「打ったのは直球。自分のいいスイングで、しっかり芯でとらえることができました。なかなか点が取れなかったので、追加点になってくれて良かったです」と納得の表情を浮かべた。 この楽天6連戦は連日内角攻めにあった。それでも、7日に則本昂から放った135メートル弾を含め、6試合で24打数9安打3打点2本塁打、打率3割7分5厘と結果を残した。チームは負け越したが、打率3割7分7厘で首位打者を走る男に「内角攻め」も通用しなかった。 この日、高校野球の独自大会で母校広島商が県で優勝。「優勝おめでとうございます。広商が優勝した日に自分もホームランを打てて良かった」と自分のことのように喜んでいた。

◆ソフトバンクが同率首位に並んだ。六回に暴投で1点を先制。八回は柳田のソロで加点、九回に甲斐の3ランで突き放した。先発の笠谷が3回無失点。4回無失点の2番手板東が2勝目を挙げた。楽天は零敗を喫した。

◆リーグトップの241得点を誇る打線が継投にかわされた。楽天は開幕3戦目の6月21日以来、今季2度目の零敗。痛恨だったのは0-0の五回だ。無死一、三塁で足立がスクイズを失敗し、捕邪飛に倒れる。後続も2者連続三振に終わって流れを手放した。  11日からは敵地での6連戦が2カード続く。三木監督は「帰ってきたときに少しでもいい形でプレーできるように、しっかり戦ってくる」と気持ちを切り替えていた。

DAZN

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(1↑)
ソフトバンク
24191 0.558
(↑0.01)
-
(↓1)
76191
(+5)
166
(-)
47
(+2)
26
(+2)
0.243
(↓0.002)
3.640
(↑0.08)
1
(-)
楽天
24191 0.558
(↓0.013)
0
(-)
76241
(-)
185
(+5)
48
(-)
31
(+1)
0.271
(↓0.004)
4.000
(↓0.03)
3
(-)
ロッテ
23201 0.535
(↑0.011)
1
(↑1)
76189
(+4)
194
(-)
39
(+1)
36
(-)
0.246
(↓0.001)
4.280
(↑0.1)
4
(-)
日本ハム
22202 0.524
(↑0.012)
1.5
(↑1)
76176
(+2)
187
(+1)
37
(-)
23
(-)
0.237
(-)
3.890
(↑0.07)
5
(-)
西武
18231 0.439
(↓0.011)
5
(-)
78177
(+1)
198
(+2)
40
(+1)
25
(+1)
0.239
(↓0.002)
4.560
(↑0.05)
6
(-)
ORIX
15254 0.375
(↓0.01)
7.5
(-)
76160
(-)
204
(+4)
32
(-)
36
(+1)
0.246
(↓0.002)
4.340
(↑0.01)